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ギルドスレッド

待ち惚けの館

アルヴァの個人部屋②

アルヴァが普段過ごしている部屋。
窓からは森の木々が見え、いつも湿っぽい。

改装当時は片付いた綺麗な部屋だったが、航空猟兵のタスクと装備の整備を溜め込み過ぎて書類や装備パーツが散乱し、本人の片付け嫌いも相まって足の踏み場もない部屋になっている。

◆◆◆内装◆◆◆
・全て木造で、木の匂いがする部屋です
・家具はそれなりに揃っており、お湯を沸かすための焜炉がある
・地面は装備のパーツが沢山転がっており、足の踏み場がない
・机の上には本や書類が山積みになっており、作業不可能
・寝るためのベッドだけが安全地帯

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――はぁ……。
(目元を右の袖で拭うと、独りぼっちになった部屋を見渡しため息を吐く)

馬鹿だな、俺も。
素直になっちまえば楽だろうに、変なプライドばかりでそれを良しとできねえ。
……なあ姉さん。アルヴィだったら、こんな時どうするんだ?
っ……。
(少し苦い顔をすると、ゆっくりと横になって意識を手放した)
(ドアをノック)
お早うございます。
朝御飯、置いて置きますね。
もう、こんな時間か……(もぞもぞと起床)
ああ、朝飯……冷めっちまってるな。
(羽根ペンを取り出し『仕事の関係上、不規則なので朝飯は不要』とメモ書きを扉に貼り付けた後、冷め切ってしまった朝ご飯を平らげ部屋を後にした)
(扉に『承りました。』の張り紙をぺたり。)
(ふよ、と外から窓拭きに降りて)…ふう…ん?
この窓、鍵が開いてますね…不用心な…
(中の扉とは反対側にあるベランダへふわりと降り立った)

……ふぅ、少し疲れた。
(身体に付いた泥を右手で払って、口に付けたマスクを下へずらす。愛奈にはまだ気づいていない様子で)
全く。最近はヒトの出入りも増えると言いますのにあの人は…(カタカタと音を立てながら外から窓拭き
ん……?
(物音で愛奈に気付く。声をかけようか少し迷ったあとで)

掃除は程々でいいって言ったはずだぞ、愛奈。
(迷った結果声をかけることにしたらしく、不愛想な声色でベランダから)
(声を掛けられ、声のした方へ目を向けながら)
あら…いらっしゃったのですね。
今始めたところですから…しなくていいなら隣の部屋へ移りますよ?
……なんでもいいから、入ってこい。
(そう言って靴を脱いでから、ベランダに直結する自分の部屋に入って)
(…よっぽど気に障ったのでしょうか…?)
…はい。お邪魔しますね。(おずおずと窓を開けて部屋の中へ)
やれやれ。中の掃除は良いとして、外の掃除は程々にしてくれ。
館の外をあまり弄ってないのは、この館が隠れ家としても機能してるからなんだ。
(足元に気を付けながら自室を歩いていき、愛奈の方を見ながらフードを外して)

ここは鉄帝との国境が近い。元の用途は違うが、非常時に備えてここは見つかりにくい外観にわざとしてるんだ。
ああ…成程。文字通り隠れ家セーフハウスなのですね。
承知しました。今後は気を付けます。
変に小綺麗になれば不審がられますね、確かに…
こんな立地の悪い森の中に位置してるってのもな。
飛行して移動するなら関係ないが、道がないから徒歩だと苦労する場所にある。
(散らかった部屋の物をずらしながらスペースを作りつつ、黒服を――)

…………。
(――脱ごうとしたが、身体に絡まってうまく脱げない)
(ああ確かに。と頷き)
私も初めて見つけたときは半ば偶然でしたからね…

…お手伝いしましょうか?
…………。
(ちょっとむくれながら、右手を差し出した)

ちょっとベルトをキツく締めすぎた。
カモフラージュの性能は高いが、着るのも脱ぐのも大変だこの服は。
(絡まっている衣服を慎重に解き)
私もあの戦闘服を作ってもらったときに思いましたが、性能を発揮するためにはどこかしらの利便性が犠牲になりがちですよね…
左腕が無事なら、こんな事で苦労はしないんだけどな。
無いものねだりしても仕方ねぇし、あるもので何とかするしかないのはそうだが。
(間近で見ると黒い服はそれなりにボロボロで、切り傷や穴が空いている)
(そっとフードを上げようと)
義手とかは…飛ぶには邪魔ですかね。

…また危ない仕事をしてきたんですか…?
(フードを上げられて)

俺らの仕事に危険は付き物だろ、今更だ。
(そう言った彼の腰には金貨の入った袋がぶら下がっており、十中八九それは奪ってきたものだ)
(一瞬袋に目を遣り――しかし、顔を見て)
それは、確かに。危険の無い仕事の方が少ないですね…
それに、俺は俺の団員の生命を保証しない。
同じように、仕事が俺の生命を保証してはくれない。
(黒服を脱いで、インナーの上にいつものジャケットを羽織り)

つまり、自分の生命を賭けれない奴じゃ、仲間を纏めるなんて到底できないってことだ。
まあ…それは。ローレットとイレギュラーズ我々の関係から言っても、仕事を受ける受けないは自由ですからね。

管理職はどの世界でも同じですね…
まぁ、死ぬ程状況が悪くない限り、俺は仲間にそんなことさせないけどね。「一緒に死んでくれ」って。
(普段の表情に戻りながら、金貨を机の上にジャラジャラさせ)
もうその域になると作戦云々ではなくなってそうですね…(ふむ、と想像しながら)
そりゃぁ、そうだろう。
今後そういう無茶苦茶な場面がないとも言い切れないし、前線へ行けば行くほど可能性も高くなるだろうさ。航空猟兵が今のまま、あんまり知名度無く終わるなら話は別だけどね。

少なくとも俺は、それじゃ満足できない。
例の幻想での一悶着もその類でしょうしね…
報告書リプレイは目を通すようにしていますが、大分インチキですし…

数の利があるとはいえ、注意せねばなりません。
アレはまあ、命があれば儲けもんみたいな感覚の方が気が楽だぞ。
その境地に至れるヒトは中々の剛の者だと思いますよ…
相手との力量差が分かるからな。相手からすりゃ、コバエを叩き潰す感覚だろうし。
まあ…そうなんでしょうけども。
だからこそ此方は全力で挑まなければなりませんからね…
なるようになるさ。届かないなら、此方の力が足りなかっただけ。
つまるとこ、気負ったり心配するだけ無駄なんだよ。
むう…まあ、そうですね…
我々に出来る事は限られていますからね。
そゆこと。まぁ、少なからず帰ってこない可能性はあるから、もし最悪の事態が起きたらその後のことは頼むよ。
(今回はブランシュも連れてくし、どう転ぶかわからんといった感じで)
承知しました…が、帰ってきてくださいね。
組織運営なんてやったことないんですから私…(軽く溜息をつきながら
何、もしそれが出来なきゃ航空猟兵が潰れるだけの話さ。
――とはいえ、共倒れするなんてことにはならないと思うけどね。
だからと言って無謀に突っ込むのは無しですよ全く…
夢檻の時といい2人ピンナップこの間の仕事といい、偶には自分の身体も顧みて下さい…
心配すんなって、俺はこれでも悪運だけは良いんだ。
言ったろ? 死ぬのは怖いって
ええ…まあ。確かに仰ってましたが。
それにしては前のめりなんですよ貴方に限らず皆…(溜息
ビビッて、本来持ってる力を100%出せなきゃそっちの方が不味いだろ。
ましてや、今回なんて120%出して勝てるかどうかって相手だぜ?
――理屈では理解しています。
ただ…この心配性はもう私の性分ですね…
心配性すぎると足元掬われるぜ?
ちょっとは信じてもらってもいい、これでもそれなりに動けるつもりでいるんだ。
……まだ、ね。
(足元のものをよけながら、お湯を沸かしはじめ)
(ふう、と一息ついて)
信頼していますよ勿論。特に戦闘に関しては…教えて下さったのはなにより貴方ですしね。

それはそれとして、です。こればかりは私の心理的なモノですから…
全く、愛奈はいつからそんな保護者っぽくなったんだ?
(コーヒーの匂いが部屋一面に立ち昇っている)

割り切れない気持ちを否定はしないさ。
きっと俺だって、愛奈の立場なら同じように心配すると思う。
(それはそれ、これはこれだけどね、と勝手に持論を述べつつも続けて)

けれど、ね――人って、そういう存在を作っちまうと、それが弱点になっちまうんだ。
分かるか? 足元を掬われるってのはそういうこと。
――きっと、失いたくないモノが増えたんでしょうね。(珈琲の香りに少しリラックスしたようだ)

難しいですね。
弱点足りうるのは仰る通りですが…そのヒトの為に想定外の力を出せるのもまたヒトだと思います。
特異運命座標我々なんて、まさにそういう可能性の生き物ですし。
……。
……なら、守り通す力を身につけることだな。
(そう言いながらコーヒーの入ったカップを右手で差し出して)

残酷なことを言うだろうが、今のお前からは
――まあ、それはそうでしょう。
なんたって、私は未だに自分の事で精一杯ですから…
(カップを受け取り、一口。少し渋い顔をしながら)

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