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ギルドスレッド

unknown

三日月曰く爛れよ混沌

某日某所。
我等『物語』は退屈なのでを流動させて在った。肉体言語や肉体膨張。数多の術を試したが、此れでは詰まらぬ壁以下だ。闘技場でも筆を揮い憑くし、地獄の如き世を歩むのだ。

「ああ。貴様は如何に思う。如何に望む。戦に心身を捧げる、貴様等『美少女』とは――」

美少女(種族)様との個別。
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「さて。此処……個々で遭うのは初めてか。改めて。我等『物語』はオラボナ=ヒールド=テゴス。物語への肯定で在り、神話への復讐劇だ。宜しく頼む。種族の噂は常々街角で聞くのだが、本人の思考と嗜好は真に理解し難い。故に此度。招待する文を投擲したのだ。何。手合わせだと。それは闘技場で成すべきだ。現時点での我等『人間』は獣の数字だが、人類を逸脱する事は不可能よ。機嫌は如何に」
んむ?
(なんかよくわかってない感じで首傾げ)
……んむ!
(わかんねーけどまぁいいやって、鷹揚に頷いた)
いかにも、吾は美少女。咲花・百合子である。よしなに。
吾は大抵ご機嫌である故、伺いは不要である。オラボナ殿とお呼びすればよいか。
そうは言うが、貴殿、美少女の心髄は争いよ。戦わなくてどうするのである。戦いを忘れた美少女は死体か、そうでなければ愛を知って女になったかの何方かよ。
吾は死体でも、女でもなく美少女なれば。
「成程。酷く判り易い存在だが、解るには長い時が必要らしい。貴様等の存在は物語に値する。否。素晴らしき物語に繋がる。ああ。肉体言語。好いだろう。貴様との対話は『此れ』に決めた。焼肉は好きか。獲物を捕らえる快感は堪らないか。ならば我等『物語』を抉って魅せよ。勿論、反抗は成すぞ。餌も一個の生命体なのだ。三日月から爛れた、混沌の悦を啜るが好い。何て……Nyhahaha!!!」
吾は貴殿のお言葉がようわからぬ。
しかしながら焼肉は好きである。焼肉は女子力が低いが腹に溜まる。そうさな、女子力補給に小鳥を裂いて食うこともあるが、やはりパンケーキには劣ろう。血の如き木苺のソースが生クリームにかかる様子は実に女子ぢからがつよい。喰らえば我が美少女力も滾ろうというもの。
(ふうむ、と其方のいう事を吟味するように顎に手を当てて首をひねり)
……ようするにオラボナ殿掴み取り大会という事であるか?
(じっと口だけある顔を見上げる。おおよそ倍ほどある身の丈のよくわからない生物を見て、「取れる」と思った。
普段この段階で、誘いまで駆けられていればノーモーションで攻撃の一つや二つ繰り出しているが、不思議と「殺せる」との確信までは至らなかった。
それだけが引っかかって、少しばかり会話を延長させていた)
「何。甘味の方が『好み』だと。此れは嬉しい誤算だ。我等『物語』もホイップクリームとの戦闘経験が遭ってな。奴は己の臓物で我等『物語』の肉を貪り続けた。最終的には此方の臓物と成り果てたのだが。ああ。我等『物語』の掴み取りだ。問題なのは少々肉の量が落ちた事と再生能力の消滅だな。無限焼肉は不可能の状態。さて。貴様ならば……貴様等『イレギュラーズ』ならば我等『人間』の一個体など容易く捕食に到れる筈。何よりも。可能性だけに潰された、獣など『術』には敵わぬ」
つかみどりっ!
(頭の中でホイップクリームおいしそうだなとか、全身が口だったら食べるのも攻撃も同時にできて便利そうだなぁとか、無限焼肉出来なくて残念だなぁとか。
本来ならば出てきそうな言葉が全て後ろに追いやられる。
たった一言の同意が、美少女の感情をほんの少しだけ「とりあえず殴ってから考えよう」の方に動かしたのだ。

均衡は崩れ、美少女は嬉々としてオラボナの腹に手を伸ばす。
何のことはない。掴み取りと言われたので、腹をむしり取ろうとしただけだ。)
むしり……擬音は『もう少し』グロテスクに思考すべきか。兎角。美少女の腕は文字に満ちた腸を咲かせるだろう。子供に囚われた玩具の如く、儚げな泡のように。されど肉は『未だ』在る。三日月は爛れるほどに悦びに揺れて。嗤う。呵呵々。
「ならば復讐だ」
のぞり……己の流動する『左腕』を構え無しに『断つように』揮う。素人に毛の生えた程度。美少女ならば躱すのも容易だろうか。されど物語は哄笑する。
「好い。好いな。実に王道的な遊戯だ。肉の壁以外の方法も味わうべきだった。素敵な遭遇と思考回路に拍手を。片方では不可能だがな」
(腸をむしり取った。
人なのかそれを模した何かなのかよくわからないが、触感は人に似ていたと思う。ちがうと言われれば違うのかも程度の違和感はあったが、美少女的に考えて動いて攻撃を加えてくる楽しいものであるのは間違いないのでやっぱり深くは考えなかった。
むしり取った肉は、とりあえず片手で乱暴に口の中に放り込んで、もっちゃもっちゃと咀嚼する。
お口の端に塗料だか血液だかが滴っちゃうのはお茶目要素である。かわいいって言え(女子力))
ふん?ふうん。
(対処は十分にできる攻撃。最初に思ったのはどこに当てようかな?である。
己がこのようにご馳走してもらっているのであるから、自分もどこか差し出さねばならぬかと、そう考えたのだ。
立場が敵味方であればただ蹂躙するのみであるが、これはただの饗応である。
コンマ1秒以下の思考の末に、左腕を少々削ぎ与えることにした)
口紅は確かに『塗料』の味だろう。兎角。此れは詰まらない。己が蹂躙される姿を想像したが、美少女は受ける事を選択した。自身の腸を……三分の一程度削れた。ならば削がれた嗜好を利用すべき。右腕を『穴』に突っ込んで、鞭の如く『それ』を扱おうと。足りないのだ。愉悦が。
なんだ、食わぬのか!美少女の血肉といえば珍味であるのに!
(左腕からだくだくと血を流しながらからからと笑う。
常にご機嫌との言葉通り、対照的に美少女は楽しそうであった。
振るわれるはらわたの鞭をきゃあきゃあ言って躱しながら、一つなぎのソーセージを振るわれた犬の如く食らいつく。
闘争というよりもじゃれ合いだ。その一撃一撃に容赦はないが、殺意もない。)
「随分と可愛らしい娘だ。我等『物語』の眼前に現れる『もの』は総て『可愛』を携える。喰うだと。貴様。此れは遊戯だ。確かに食事とも呼べるが、店員が先に飯を貪れるものか。仔犬」
腸は尽きた。ならば次は胃袋だ。膨らみを忘れた物体を握り、右拳を掲げて魅せよう。先程とは違う『命中』させる為の一撃だ。如何に受け止める。
「まあ。我等『物語』は仔犬も『悦ばせ』難い、戦闘的には未熟の獣」
なるほど、道理である。弁えねばならぬのは吾であったか。
(じっと、まさしく子犬のように体勢を引くしてはらわたをむさぼっていた。しかし、次なる催しに僅かに目を細める。
一撃にかける密度が違う、重さが違う。あれは「攻撃」だ。)
それを言えば皆、道半ばである。
イレギュラーズ同士の殺生は禁じられておる故、良い余興であった。
(意図的に削がせて傷ものになった左腕を盾のように差し出して受ける。肉薄する。
左腕は砕かれたか、絶たれたか、それは問題ではない。
この命は、その後、右から繰り出される加速し続ける拳――3連、それを全く同じ位置に抉りこむように叩きつける為に)
「好いぞ。殴られる。殴り返す。此れは我等『物語』にも刻まれた、王道の歴史だ。故に我等『人間』は貴様に敬意を払う。否定する事を失くす。真に美しいものよ」
 攻撃したのは『初めて』だろうか。依頼他に己を投擲したが、大抵は遊戯か壁の所業。此処まで破壊する『精神』に成ったのは【美少女】の在り方に中てられた故だ。
 連続。されど総てが威力を携えた、殺戮の拳――勿論、殺す気には視得ぬ――を覚える。受けたのか。否。躱せたのか。否。何処の芸術家が『本物』を勝るのだろう。

 ――弾ける。
(己の拳圧で長髪が羽を広げた黒鳥の如くに広がる。その刹那の事)
さて、これは美しいのであろうか。
(文字通りの肉壁が拳の威力を吸収する一時の静寂。その合間の事)
しかし、美しいのであろうな。
(「塗料」が外圧を受けて猛烈に膨張し弾ける最中。その散弾の中)
貴殿よ、そこまでおっしゃるのなら、なぜ美少女にならぬ。
「簡単な話だ。我等『物語』は既に物語なのだ。確かに貴様等『美少女』を刻み込む事は可能だが、著しい冗長に胸が焼ける。先程の胃袋が逆流して仕方がない。清々しいものは不相応なのだ。ああ。美しいぞ。羨ましいほどだ。此処まで一貫した存在も『まず』居ない。此れは呪いだ。祝福だ。暗黒に娯楽を注ぎ込んだ、人間どもの喝采だ。故に我等『物語』は貴様等『美少女』に至れぬ。故に我等『物語』は貴様等『物語』に到れぬ」
 欠けた肉体は凄惨なもので、再生を失った現在『回復』には時間が必要。
「ふむ。可愛いとも思考可能だ。先程の笑顔は悪くない」
???ふぅん?ふむ?ほう?
(「祝福」「呪い」「物語」、咲花百合子の浅い脳みそでは「美少女にはならないと言っているらしい」ということしか分からない。
戦闘中は高速で相手の動きを読み、体を動かすための指令を出し、的確に指示を出す癖に、文字通り「子犬(ここでは純粋に犬の子供という意味)」程度の認識しか行えない。
しばらくどういう意味だろうと首をかしげていたが、放っておけば興味がすぐに飛び散った肉片に映って爪先で軽くつついたりし始める。)
であろー?吾、美少女であるからして!
(先ほども見せたからりとした笑顔を向ける。童女のように何も考えていない笑顔)
美少女はよいぞ、生きて戦って死ぬだけである故!
「AHAHAHAHAHAHAHAHAHA――此れは。此れは。真に。我等『物語』では敵わないな。叶わない相手と説くべきか。取り敢えず。抱き合っても好いか。抱かれても好いな。手折るように。潰されるように。小鳥を掴むように」
 真面目に言の葉を投擲する。愛らしい貌と死生への姿勢。一度は呑み込んで魅せたいものだ。因みにオラボナ=ヒールド=テゴスの声は『女性』で在る。痩身巨躯の黒は容易く折れるだろう。されど痛みは悦びだ。其処に人間性が在るならば。
「たまらない表情だ。強さを求めて如何に成る。そのままでも充分」
引退していない美少女に抱かれるなど背骨が折れ、ちんこはちょんぎれるのであるよ。いや、本当に。
まー貴殿なら平気そうであるが。……やるであるか?
(にぎにぎと手をうごめかせ抱きしめるぞ、抱きしめるぞ、と誘いをかける)
うむ!吾はこれでも元世界では生徒会長よ、武の極みよと言われておってな。
故に、この未熟なる体を元の体へと鍛え上げ、その暁に――吾の遥か頭上を飛ぶ鳥を見たい。
吾が生涯をかけ、死力を尽くしても届かぬものが見たい。
手を伸ばせど手を伸ばせと空を切るばかりで登りえぬ断崖に挑みたい。
きっと真に美しいものとはそれであろう。
「何方でも好いが、貴様の抱擁に耐え切れる真の『愛』に任せるべきか。愛を知った美少女は『女』に成る。此れも一種の結末だろう。可能性が在り、冗長を殺戮する設定は至高の極み。ああ――それも無理か。貴様の欲望。願いは実に真直ぐだ」
 生える寸前の腕を振る。
「三日月曰く爛れよ混沌。貴様の場合は届くだろうな。爛れる前の混沌世界に」
至る前に野に朽ちる事もあろう!
吾も散々にやった故な。因果が回ればそのような事もありうる。
なに、どうなっても吾は笑って死ぬとも。貴殿は如何か。
(クハッと息を吐き出す様に笑うと)
うむ、祝福であるな。福音であろうか。
まぁ、吾も貴殿も道半ば、どこにたどり着くとてまずあるかねばならぬ身よ。

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