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三日月曰く爛れよ混沌

某日某所。
我等『物語』は退屈なのでを流動させて在った。肉体言語や肉体膨張。数多の術を試したが、此れでは詰まらぬ壁以下だ。闘技場でも筆を揮い憑くし、地獄の如き世を歩むのだ。

「ああ。貴様は如何に思う。如何に望む。戦に心身を捧げる、貴様等『美少女』とは――」

美少女(種族)様との個別。
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吾は貴殿のお言葉がようわからぬ。
しかしながら焼肉は好きである。焼肉は女子力が低いが腹に溜まる。そうさな、女子力補給に小鳥を裂いて食うこともあるが、やはりパンケーキには劣ろう。血の如き木苺のソースが生クリームにかかる様子は実に女子ぢからがつよい。喰らえば我が美少女力も滾ろうというもの。
(ふうむ、と其方のいう事を吟味するように顎に手を当てて首をひねり)
……ようするにオラボナ殿掴み取り大会という事であるか?
(じっと口だけある顔を見上げる。おおよそ倍ほどある身の丈のよくわからない生物を見て、「取れる」と思った。
普段この段階で、誘いまで駆けられていればノーモーションで攻撃の一つや二つ繰り出しているが、不思議と「殺せる」との確信までは至らなかった。
それだけが引っかかって、少しばかり会話を延長させていた)

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