PandoraPartyProject

ギルドスレッド

即席事務所と喫煙所

【RP】103号室:アルクの仕事部屋

デスクとソファー、簡素なベッドのある部屋。

デスクの上には情報収集用に練達から取り寄せたジャンク品から組み立てたパソコンが。
どうやら情報系列への観覧には使える様子。(今後機能がグレードアップする可能性あり)

ちなみに、手芸用品はクローゼットの中に綺麗に整頓されている。
(暗器系は分かり難い所にしまい込んで居る様子)

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……良く言われるが…、…俺は優しいつもりはない。俺のエゴで動いている。(今まで何度も言われてきたが未だに受け入れられない。なにせ自分は既に何人も殺めてきているのだから…)

……『グレシアス』で、居たかったんだがな。

…。(手を握りしめられて目を見開いた。次いでリゲルのいう言葉に一度頷き)
そうして、くれ。俺にはそれが一番ありがたい…

…ああ。(”視る”という意思を持つとリゲルの眼を真っ直ぐに見た。脳裏に直接伝わる天義…いや、『友人のリゲル』にはあの国はどう映っていたのだろうか…?)
(国に守られた民は、幸せでした。神を崇拝し、団結して正義を守る。それはまさしく、理想の形。騎士達は、「法」という名の「正義」を信じて、「神」という名の「国」へと忠誠を捧げ、剣を奮いました。

任務への不自然な隔絶も、帰還した同僚の血も疑問に思いつつ。その真意を見つける事ができず。
突然、父が失踪してしまう。
何故?どうして?俺を置いて突然消えてしまったのか?
「魔種化」し、国の「外敵」と成ったのだとの噂も流れた。そんな馬鹿な?
違和感に気付いたものから「没落」していく。
民に気付かれない様、国にとっての「危険人物」は「消されていく」

知らない者は、みな幸せ。
気付いたものは、幸せであった世界を、強制的に閉ざされる。
どちらが幸せ?幸せとは一体?

作られた幸せは、**なのか?
傀儡のように動かされ、箱庭の中で生き続ける事が幸せなのか?
本当に、この国の人たちの笑顔は輝いているのか?

全てが**というのならば。いっそ全部*してしまえ。
父上が魔種化した原因がこの国であるというのなら。
その原因を**してやる――――――――――!!!!! )

……ッ…?!(自分でも想定していなかった感情が、溢れ出てしまい)
………。(リゲルに頬を抑えられながら、自分の脳裏に映る感情を視て、「矢張りあの国はそういうものか」。そう思った。しかし、次第にドス黒くなるリゲルの感情が伝いはじめ、静止の声を出そうと口が動く)
―――リゲル!!
――――――!!!
は……はぁ、はぁ…ッ…。あ、あれ…?
み、見えました、か?望みのものは…ッ…。(汗をぬぐい、懸命に笑顔を作って)
…リゲル、…アンタまでそう言うのに染まらんで欲しいんだがな…(目を伏せて言い)

大体は、分かった。…アンタの父親が魔種化してるとしたら…アンタ含め家族も無事で済むか分からんぞ。天義は神に仇成す存在を忌み嫌う。知ってるだろ?そういう国だ。

……たとえ国民でも、それが王族だとしてもあいつらは魔に下った者に慈悲は与えない。
(国の教えを奴隷時代に滾々と聞かされた。そこから察することはたやすいことで…)
染まるも何も…。今は、国を出て、ローレットから…外側から、あの国を観察している所です。

そう、ですね…。
仮に父上が本当に、魔種となってしまったならば。
……その時は、俺が止めずして、誰が止めるのか。
それまでは、何があろうとも。…たとえ国が相手となろうとも。生き延びてみせますよ。
……俺は、機が見えれば潰しにかかる。俺の力がイレギュラーズとして、前よりもあるのなら…あの国を潰すことも叶うかもしれない。

…ただ殺すのは、しないだろうが。それをしたら、アンタみたいな…何も知らない民を手にかけることになると気が付いた。それがどういう事かは俺が一番身に染みている。…見ないようにしていたが、俺の変化はそれを許せない

…出来る事ならアンタの手伝いができると良いんだが。

――…父と対峙しても死ぬなよ、リゲル=アークライト。その時に、アンタの帰りを待つ奴はきっといるんだ。アンタはそう言う人を惹きつける事が出来るんだ。
幾ら大きな力を得られたとしても。…個としての力は、集団を前にしては弱いもの。
それが戦争です。ですが……暗殺術であれば、確かに。どうでしょうね…。

良い変化であると、思いますよ。
…少なくとも、俺は嬉しいよ?アルクさんの回りには、沢山の友人がいる。
俺達が初めてであった時とは、全く状況が違っている。
……それをとても、嬉しく思いますよ。

俺の案件は……まだ、解決するにしても、時間がかかるでしょうね。
お言葉は嬉しいし、頼もしいなっ!

……死ぬ気は、ないですよ。勿論。
ちゃんと無事に帰らないと。俺はアルクさんの幸せを取り巻く、友人の一人でもあるのですからね?(明るく笑顔を返して)
……戦争、か。俺もその時にはまた変わっているのかもしれん。…未来なんてわからないからな…

…そうか。……俺も、……そう言ってもらえて、嬉しい(かなり言うのに時間がかかるツンデレ具合。目を逸らしては居るが尻尾は嬉しそうに動いている)

それを聞いて安心した。……友人として見てくれて、ありがとう(目線を合わせるように努力はした。しかし言葉を言い終わるとフイ、と背けてしまう)
今は確実に、良い方向に変わっています。だから信じましょう。
未来に希望がある、といったら楽観的になるのが恐いかもしれないけれど。
絶望しかないなんて、ある訳がない。

(なんだろうこの愛らしいユキヒョウは?!なんて顔で眺めている)

ははっ、こちらこそ有難う、ですよ。
立場がこれ程までに違うのに…アルクさんと友人になることができて良かった。
これからも、よろしくお願い致しますねっ!(明るい笑顔で敬礼…をしそうになって、ガッツポーズをとった)

……っと、じゃあ。今日はそろそろ戻ります。
またお会いできる日を、楽しみに。では、また!
……絶望しかなかったせいで中々そう考えられないけどな…。

…ああ、俺も。(ここまで素直にされるとどう返せばいいのか分からなくなるが自分も素直に言ってみる。照れが入っているのか顔が見れない)

…あ、ああ。また、な。(帰るという相手にハッとなり、顔を見ながら。尻尾をゆらりゆらりと嬉しそうに揺らし、見送る)
(出先から雪豹黒変種の姿で帰って来て)

国に属してなかった俺からしたら貴族連中は特に傲慢にしか思えん…(人型に戻るとシャワーを浴びてベッドへと。胸元に下げた一対の指輪をぎゅっと握りしめて目を閉じた)
……さて。(起きた後に暫く動かずにボーッとし、その後に上着を羽織って庭へと向かう)
(戻って来た後に上着を脱ぎ、雪豹黒変種の姿になると丁寧に毛繕い。)

…♪(毛繕い中は結構機嫌がいいらしい)
(毛繕いした後そのまま寝ていた雪豹黒変種。口元の尻尾を咥えながら目を開ける。)
……くぁ…(欠伸をしながら寝ぼけ眼で窓からの日光に気持ちよさそうな顔)
んん、あったけぇ…(ぽかぽかと日の光で黒い毛並みが心地よい様子。これからの季節は雪豹故寒さには強いがやはりネコ科。暖かいほうが好みらしい。練達で見た炬燵があれば入り浸る可能性。誰か作ってくださいとかそんな気分。)
……。(コンコン、と軽いノックの音が入り口から響く)
……んぁ?(「折角人が気持ちよく昼寝してんのに…」)
……?誰だ?(のそっと起き上がると入り口の犬猫通用口からにゅっと顔を出してノックをした人物を確かめる)
よっ。(顔を出した相手を見下すのは、どこかで見たことあるかもしれないし、ないかもしれない。
右目を眼帯で隠した中年の男。口に黒の紙巻きたばこを咥えたまま、軽く機甲の右手を挙げ)
お前さんに渡してる部屋の鍵、差し込む部分が歪んじまってたのを思い出してな。
開け閉め困ってねぇか気になって、スペアを持ってきたんだが。
(などとナチュラルに話しかける)
…………(「知らないやつだ」と警戒心駄々洩れの雪豹黒変種。普通に話しかけられた上になんか知ってるような気配に顔を顰めて凝視)

…まさかだが、大家?(何度か感じたランベールの言う「大家の霊」と気配が似ている。顰めた顔のまま)
窓から入ることが主だし確かに偶にやり難かったが無問題だったぞ(器用な奴)
まさかも何も、そのものズバリだ。(それ以上に誰がいる?と言わんばかりに肩をすくめてみせる。それからようやく合点がいったように、顎に手を当て)
あぁ、そうか……ちゃんと身体ある状態で会うのは初めてだったな。

おいおいモロに影響出まくりじゃねぇか。なんだ、悪い事しちまってたなぁ。……ほれ、新しい鍵だ。(腰の鍵束から一本取り出し相手の方へ差し出す)
…とりあえず、人の姿になる(顔を部屋に引っ込めると人型になって扉を開けて鍵を受け取り)

つか、生きてたのか…てっきり死んでんのかと
(ちなみに上着(装備)は脱いでから雪豹になって毛繕いしながら寝に入ったので着ていない。服装はファンタジーでよくある旅人の服な感じ。少々何時もより眠たげな顔をしていた)
へいよ。(相手が準備を終わるまで腕を組んで待ち。扉を開けられると相手の様子を上から下まで見下す)なんだ、もしかして寝てるところだったか?いやぁ悪ィなー。(相手の頭を撫でようと無骨な手が頭へ伸びる)

生きてるって言ったんだがなぁ、やっぱ誰も聞こえてなかったか。動けなくなってたところを、お前さんとアリスが助けてくれたんだぜ?
……(くしゃくしゃと頭を撫でられ無言。「子供じゃないんだが…」と思いつつも撫でられるのは嫌いではなく、むしろ好きなので尻尾がゆらゆらと揺れ。ふわふわな猫っ毛なので相手にとって触り心地は良いかと。)

…助けた?(受け取った鍵をポケットにしまいながら聞き返した)
(生命に近い左手は、大きくて温かい。温もりと愛情の篭った撫で方が人の良さを窺わせるだろうか)
髪の毛柔らかくて気持ちいいな。さすが獣種ってか?いつまでも撫でたくなっちまうぜ!

おう。お前さん達がこじ開けた倉庫には、特殊な封印が外側からかけられていてなぁ。内側からは開けられなかったんだ。
閉じ込められたまま、随分と時間が経ったが、二人が開けてくれたおかげでこうして出て来れたって訳さ。(人前に出れるまでに回復するまで時間がかかったけどな、と付け足し笑う)
……親から貰ったモンだ。……撫でたきゃ勝手にどうぞ(撫でられるのが好きだとかは言わないツンデレ。相手の撫で方等が気に入った様子)

…だから鍵開けてもダメだったのか。…あ、扉はベコベコにしたが新しいのを付けておいたぞ(ついでに犬猫用通用口も取り付け済み)

…あと、アンタが来た時には起きては居た。寝ぼけてただけだから気にするな
そうかそうか、じゃあ今度から好きなだけ撫でさせて貰うようにするわ。わははは(最後にぽむぽむと軽く叩いてから手を離す)

しっかりしたやつが付いてたよな。でもあれたまに、野良猫が迷い込んで追っ払うの大変だったんだぜ?そのおかげで動けるようになったから結果オーライだったけどな。
(自分を下敷きにしていた練習用ゴーレムが、野良猫の悪戯で動いたおかげで脱出できた。一連の流れを思い出して、被っていたテンガロンハットを押さえる)

寝起きなら腹減ってんだろアルク。ほれ。(腰に下げていたズタ袋から干し肉とウォッカの入った水筒を取り出し目の前で軽く振る)
昼間っからの酒は格別だぞ?よけりゃつきあえ。
…おう。(撫で方が好みゆえに断らない。喉が鳴る一歩手前だった)

ああ、そりゃ悪いな。今度猫除けでもしておくか…(「あと、寒い日にその猫たち呼んで陽だまりで猫玉になって昼寝しよう」)
(思っていることの方が本命。何時の日か雪豹黒変種と猫数匹が庭の倉庫近くでのんびりとしている様子が見れるかもしれない)

……いいのか?(干し肉の匂いを嗅ぎ分けると雰囲気が嬉し気に。ぱあぁ、という感じになっているのがわかるかもしれない。)

えっと、…どうぞ?(部屋へ招き入れる態)
見てる分には可愛いんだけどなぁ。
元フィアンセの家にボーダーコリーが居てよ。つい犬派を公言してたが、いやぁ猫も触れ合ってみたら可愛いもんだ。
避ける代わりに居座りやすい場所でも別に作っとくか。
(もしもそんな猫玉の群れに気づいたら、顔からつっ込みに行くかもしれない。動物は結構好きな方だった)

もちろん。出庫祝いをひとり寂しくあげんのも寂しいからよ。(相手の表情を見て、誘ってよかったと歯を見せて笑う。招かれるがままに部屋の中へ)刻むからナイフと……あとコップを用意してくれ。
…俺はそう言うのは特にないな。ただ単に同じネコ科の方が触れ合いやすいってだけで
強いて言うなら魚肉派だが肉の方がもっと好きだな。(何故か食べ物の話になった)

(部屋に招くとガラスのコップを二つ出して、デスクに置くと自分は窓を開け窓枠に腰を掛けた)
…ん。(ナイフは懐から出したものを一つ相手に放る。刃はきちんとカバーがされていて出ていない)

…フィアンセが居たのなら国に帰りたいとかないのか?(鉄騎なら自分の15歳まで住んでいた場所から近いんだろうか?とハインツを見て思案する)
同族嫌悪とかはねぇんだな。他のやつと仲良く出来るのはいい事だ。
俺も肉派だが、さらに言えば酒派だなぁ。
(コップに水筒を傾けるとウォッカが満たされてく。氷もないようなストレートの状態で並々と注いで)
さーんきゅ。
(投げられたナイフを受け取ると、干し肉を厚めに切っていく)よし、こんなもんか。
それじゃあ出庫を祝して乾杯!(軽くコップを掲げた後にグイグイ飲み)
ぷはーっ!シャバの空気の元で飲む一杯は格別だなぁ!

……別れたよ。「仕事と私どっちか大事なの」なんて言われちまってさ。俺は考古学者なんだぜ?探究心を捨てちまったら俺じゃない。て事でお断りしたのさ。
逆に言うと同族でも必要なら殺すともいうんだがな
(物騒なことをさらりと。現在ランベールから承ってる金華猫にも同情やらの類はない。暗殺者をやっていると自然とそういう事が出来るようになっていた)

(自分も注いでもらったコップを手にするとクイ、と上に軽く上げて「乾杯」と呟いて口に運ぶ。豪快な呑みっぷりではないが水を飲むように平然と喉に流していく)

……そうか。それで別れたなら互いにそんなものだったんだろ。(干し肉に手を伸ばしつつ)
こーら。物騒なことを平然と言うもんじゃない。
(軽く額を叩こうと手を伸ばした)

(乾杯の後はペースも早い。飲み進めて、熱い息を吐き出し)おっ。アルクもいい飲みっぷりだな。

まぁなー。なかなかいい女性ってのは巡りあわないもんだ。まぁ色んな世界から色んなやつが来てるからな。お前さんはどうだアルク。年若いんだしいい奴はいないのか?まわりに。(ほろ酔いで顔が少し赤い。ニヤニヤと口元を緩ませ)
……。(軽く叩かれるとキョトンとしたまま動かない)
…こういう事をされたのは15歳以来だ。(ぽつりと懐かしむように)

……そうか?(本当に水を飲むかのようにアルコール度の高い筈のウォッカを飲んでいる。呑み方がジュース感覚な感じだ)

……ん、好きになったやつは居る。…友人でも、良いかとは思ってるけど…。というか、俺よりも幸せにできるやつは居るし‥‥(コップを両手で持ちながら、何故か幸せそうな表情で。自分は「友人としての関係」が今は幸せだから、それ以上を望むよりは他の、自分の友人が自分が好きになった奴を幸せにしてくれれば自分はその友人たちを見て居られるし、友人も幸せだし…そんなことを考えながら干し肉を噛んでいた)
おい、どうした?(ぼーっとした様子に、一瞬なにかやらかしたかと冷や汗になる。心配していると返ってきた言葉に、あーと納得して)
よく「お前は親戚の叔父さんみたいに馴れ馴れしい」とか言われるからな。身内っぽい?御節介すぎる?
とりあえず助言ってのは受けとけ。何だって、ためになるぞぅ。

(相手の飲みっぷりがいいので、減るとすぐに「どうだ?」なんて聞きながら注ごうとする)

なんだなんだ、男の勝負は先にイモ引いた方の負けなんだぜ?他人と自分を比べるんじゃなくて、俺が幸せにしてやるんだって気持ち一個背負ってぶつかりゃいいんだよ。お前さんいい歳なんだから、そろそろ家庭を持った方がいいんじゃないのか?(干し肉は食べ応えがあるくらい弾力がある。ワイルドに噛みちぎって咀嚼し)
……俺の事情は霊体?の時に聞いてたとかは無いのか?覗き見的に
俺の、両親はもうこの世に居ない。15歳の時に、目の前で。…だからそれ以来こういうことされたのは無かったんだ。

(酒よりも肉らしく、鋭い牙で噛みちぎりながら酒をつまみのような割合として干し肉を主体に食べている)

…俺は、幸せにどころか巻き込むことをしそうでな…。それなら、引いたほうがいい。
俺が幽体になって移動できる範囲は限られてるってのと、他人のプライベートを勝手に覗き見する趣味ねぇからさ。事務室みたいな共有スペースで起きた事以外は見てねぇんだわ。
しっかしなぁ……そうかい。ご両親をね。
(相手を引き寄せようと腕を伸ばす。抱きしめられたら頭を思い切りわしゃわしゃ撫でてやろうと)
辛かったろうなぁ。それでんな、他人に気遣っちまうようになっちまったんだよな。

お前さんはもう楽にしていい。自分自身の幸せのために、他人を巻き込んでいいんだ。
お前さんみたいにいいやつなら、きっと相手も応えてくれる。
…、……(拒否はしないでわしゃわしゃ撫でられるが、「巻き込んでいい」の言葉を聞くと拒絶するようにハインツの身体を押し)

…巻き込んでいいわけがない。俺の、今感じている幸せは友人が居ないと感じられないが、だからこそ巻き込むことはしない。

俺の”巻き込む”ってのは幸せ方面にじゃないんだ…。俺は、父さんと母さんを俺から奪った国に憎悪を抱くのをやめることは出来ない…
難儀な性格だな。いい意味でも悪い意味でもお前さんは純粋すぎる。

(身体を押されると、あっさりと身を離す。相手の話に「若いなぁ」なんて内心思いながら酒を煽り)
そうかい。それでお前さんの気がすむなら、やりたい事を全力で頑張ればいい。応援するぜ。
…否定はしない。自分でも、持っち違う性格だったらと思う事はあるからな…

応援、か…。…人を絶望させようとしてる奴の応援はしない方が良いぞ。(コップを見つめ、握る手に力を込めて)
…悪い、乾杯なのに辛気臭い話になって
(耳が良ければ誰かがガチャリ、ガチャリ、と周辺の部屋の扉を開けては閉めて回っている音が聞こえるかもしれない)
(有栖が倉庫からなくなった備品(=ハインツ)を探している音である)
(有栖は部屋にアルクがいる間は調べずスルーするので、放っておけばアルクの部屋を通り過ぎる)
俺だって自分のエゴのせいで周りにゃ色々迷惑かけてるから人のことは言えないさ。
……それでも貫きたいんだろ、やりたい事を。
(復讐を肯定するなんて珍しいかもしれない。それでもこの男は眩しいくらい前向きな声をかける。軽く相手の背中を叩こうとしながら)
なら説得なんて絶対無理じゃねーか。俺に出来るのは、お前さんが無茶しすぎないように支えてやることだけだ。
まぁ気にすんな、わははは!
…変な奴だな。……すまん、ちょっと待ってくれ(外でドアを開け閉めする音がした。部屋のドアを開けると有栖を呼びこもうと声をかける)
有栖、どうした?
ああ……今朝のことなんやけど、倉庫の備品を確認しとったら2つ消えとってな

多分アルクもチラっと見とるかもしれへんけど、部屋の隅に置かれとった岩のゴーレムと機械人形や

岩のゴーレムの方は庭で見つけたんやけど、機械人形の方が未だに見つかっとらへんねん
あー…其れ、居るぞ。……えっと、……。(部屋中に居るオールドワンの幽体の大家を見ていたので普通にすんなり受け入れていたがまだ名前を聞いていない。とりあえず部屋の中を有栖に対して「こいつだ」と指をさすようにして伝えようと)
よっ。(アルクに出会った時と同じノリで、ぬっとアルクの後ろからアリスへ声をかけようと立ち上がる。
その姿はきっと、探していた物そのものだ。
ただし服装は簡素な白衣のような姿から、新調されテンガロンハットにシェリフ風の出で立ちになっている)
…………(やっぱりこっちも独りでに歩きだしとったんかい)

(チラッと部屋の中を見たときに酒盛りをしているらしいと察して、飲み食いするということはただの機械人形ではないのだろうと推測する)

……もしかして、オールドワンの方だったのですか?

(ただし大家だとは分かっていない)
…なあ、そういやアンタの名前聞いてないわ。ランベールも「大家」としか言って無かったし(後かに立っているハインツに首だけ振り返りながら)
あぁ、そういや自己紹介がまだだったな。
俺はハインツ=S=ヴォルコット。練達出身のオールドワンで、ついでに言うとこの事務所の家主。

倉庫で動けなくなって生霊として事務所をさ迷ってたんだが、お前さん達の活躍でこの通り復活したって訳だ。
(両手を広げると、帽子を手に取り優雅に一礼し)
改めて礼を言わせてくれ。助けてくれてありがとう。

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