PandoraPartyProject

ギルドスレッド

即席事務所と喫煙所

【RP】103号室:アルクの仕事部屋

デスクとソファー、簡素なベッドのある部屋。

デスクの上には情報収集用に練達から取り寄せたジャンク品から組み立てたパソコンが。
どうやら情報系列への観覧には使える様子。(今後機能がグレードアップする可能性あり)

ちなみに、手芸用品はクローゼットの中に綺麗に整頓されている。
(暗器系は分かり難い所にしまい込んで居る様子)

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第一回、倉庫物色大会!でしょ?僕もあの倉庫は気になってたけど一度も開けてないからね。
わかった。僕は夜忙しいかもしれないから、軽い顔だしくらいになりそうだけど…やる気が出たら同行するよ。
(忙しいというかダルい。後半本音をダダ漏らしつつ部屋から去る)
……(「昔見たランベールとはマジで別人だな…」)(とか思いつつ尻尾を軽く揺らして見送り)

…まあ、もう少ししたら見に行くか(紙煙草を一つ作ると咥え、窓の外を見ながら)
……身の回り、ねぇ…。(煙草に火をつけるとフー…と煙を吐き)
俺がやると口煩くしかならんぞ…(「覚悟しとけよあの野郎」)
……片手がまだ本調子には程遠いしな…有栖に手伝いを頼むか。(二本目の煙草を灰皿に押し付けて火を消すと上着の前を留め、有栖の部屋(101号室)へと向かう)
……ふむ(起きてから何時の間にか部屋にあった本を見ていた。白紙が多いのだが…)

…ランベールに昨日の報告がてら聞いてくるか(本を持って事務室へ)
(部屋へと入ると上着を綺麗にしてからシャワーを軽く浴び、直ぐにベッドへと沈んだ。そのまま静かに寝息を立て、就寝)
……、……っ、…!!(眼を見開くように起床。汗だくの状態で荒く呼吸を繰り返す)
…………俺は…。(両親の首が離れ、足元に転がり何もできない。それをただ見る事しか出来ない。手を伸ばそうとしても届かない。夢の中の自分は”大人”で――…)

…… (俺の眼が気に入ったと拾ったアイツが…師が、教えてくれた術で生きてきた。ラサでも人と関わらないようにしてきた。人が恐いのではなく、巻き込みたくないが為に。『話しかけたい』。幼い頃から両親しか知らずに育った自分は本来好奇心旺盛で、明るかった筈だ。何時も関わりたいと思いながら他人を眺めていた。)

……(「…俺の憎悪には、巻き込んだらダメだろ…。」)
(一定の距離を置いて付き合え。踏み込ませるな。関わらせるな。人を巻き込むな。……………………助けて欲しい。)
……、今更、だろ。俺は、自分の憎悪で…人を殺めてるんだ。(「俺の意思で殺ったんだ」)
(呼吸が落ち着く頃には思考の荒波も穏やかな水面へと変わる。恐らくは両親が殺された瞬間から『俺』は『グレシアス』ではなくなった。あの頃の俺はもう居ない。あの頃の平穏は戻らない。)

………………(「――嗚呼、やはり直ぐに平常心へと戻るんだな、俺は」)
(「それでも、根っこはグレシアスなんだよな…。俺は、『グレシアス』と呼ばれると嬉しくなる。父さんと母さんが付けてくれた名前だから…」)

俺を鎖で繋いでいるのは…俺自身、なんだろうな…。(ぽつりと呟くとゆっくりと起き上がり、上着を羽織り何処かへと風にあたりに行った)
(室内へ入ると扉を静かに閉め)
……異様に耳見られてたな…。(「大方つまみ食いとか言ってたし種族柄敵視された感じか…」)
(察しがついたが依頼された事で摘んだことは無い。軽くため息をつき、ふとこの間の書物へと手を伸ばす)

……増えてるな…しかも秋刀魚……秋刀魚だが、抜刀斎…?……何だコレ
(いつの間にか本を開いたまま眠っている)
…………(目を覚ますと寝ぼけがとれるまでは動かない)
(動かないが自分の尻尾を咥えたりそのままあぐあぐと甘噛み。寝ぼけたままだとこうなるので動いて外へ行かない様にしている)

……ん、目、覚めた。(尻尾を咥えるのをやめ)
…さて、俺は先に金華猫を捜さないとイカンのだが…夜の方が探しやすいのかね…月の光を取り入れるとかあったし
(帰って来てそのままの状態で紙煙草を作ると窓を開けてマッチで火をつけふかし)
アルクさん、今日は!ちょっとそこまで来たから、寄ってみたんだ。
元気していましたかー?はいっこれ!差し入れです!(洋菓子セットを手渡して)
……お、おう。(いきなりの声に煙草を落としてガクッと乗っけていた顎が手から落ちた。)
上がってきたらいい。どうせカギ閉めて無いだろこの事務所の入り口…(窓から外に居るリゲルに)
では、お言葉に甘えて!(部屋へと入ってきて)
…煙草、ですか。煙たくならないのかな?煙草もお酒も、ちょっと羨ましくなるな。まだ3年も、御預けなんですよね。…最近、調子は如何ですか?先日は冒険にも来ていた様でしたね。
……(煙草を拾い上げて咥えなおすと羊羹を受け取った)

昔吸ってたんだが、最近此処の所長が使わないものを貰ってな。(紙煙草を作成する機械をポケットから出して見せ)
(【 https://www.tsugepipe.co.jp/ryomyo_column_basic.html 】参照URL)
へえ…面白いものもあるんですね。そういえば、ここの事務所も賑わっているみたいで。
…なんだか、初めてアルクさんに会った時の事をおもいだすな。あの時はお互い初対面で。それでも何故か、波長があっていましたよね(懐かしそうに笑って)

……今日はちょっと疲れたな。昔の事を、思い出しすぎた。
ああ、こう言うのは趣向品で練達に結構出回ってる。
(上着のポケットにしまい、煙いのがダメだろうかと灰皿に押し付けて煙草の火を消し)

…合っていたか?(そうとは思わないので聞き返し)

―――此処の事務所が主に俺を縛ってるんだろうな…。(表情は特に変えずに真剣な声色で。言いながら椅子を出して自分はベッドに座った)
嗜好品は、人生を豊かにしますよね。…って、すみません、わざわざ消して頂いて。
俺は大丈夫ですよ。貴族の方々も、葉巻を良く吸われておりました。

ええ。だって。会ってその日に、古戦場にきてくださったじゃないですか(嬉しそうに笑って)

あ。有難うございます(勧められるがままに椅子に座り)
縛る、だなんて。それは「居場所」というのではないですか?
居場所を見つけたのならば…大切すればいいじゃないですか。
…そういや騎士だったな。…俺はその辺はとやかく言わんし気にするな

俺が興味が出ただけだ。そうでなけりゃ寄り付かない。それだけ人を惹きつけるんだろう、アンタがな…(笑っているリゲルからは目を逸らすが尻尾は嬉しそうにゆらんと一度動いた)

……俺の目的が、やり難くなる。それに、俺は巻き込みたくないから避けることしかできない。
(ため息をつき)俺を縛っているのは俺自身だがな……
そんな、恐縮です。俺はたまたま、運がいいだけですよ。
良き人に出会い、力を貸して頂いて。…今の自分は、本当に幸せだと思っています。
勿論、アルクさんに来て頂いたことも含めて。幸運でした。

目的?巻き込む?
……大切な、目的なのですか?この、「居場所」よりも?
縛りつけていると自身で自覚しておられるならば…その自縛を、解くわけには行かないのですか?
…………無理だな。
(他の言葉に返す事無く)

俺の目的は、俺の平穏が崩れ去った時から変わらない。あの頃以上の幸せが無いんだ。(多くは語る気がない様子。相手が誰であれ基本こうなのだ。………ある一定を除いては。)

…………今、近いものは多少感じてるからこそ…巻き込みたくないんだよ…(暗い声色だが噛み締めるように言う。それだけ大事なことなのだ。)
……解りました。それほど深い事情がおありなのですね…。
幸せ、か。アルクさんの傍には、幸せがあるように思えるんだけどな…。

幸せ、じゃないけれど。俺も真っ暗だった時代はあったな。
今日の模擬じゃないけれど、天義の要人を守る任務に就いたりして。
なんでそんな仕事が回ってくるのか、なんて思うでしょうが。
若い方が油断を誘える時もあるんだとか(遠くの方を眺めながら)
―――…あ”?(話しを聞いていたら「天義」の単語が聞こえて殺気が一気に溢れた。そのまま両の眼はリゲルへと憎悪を向けている)

騎士ってのは…そういう事か…リゲル=アークライト。(『目の前の男が天義の要人を守る事をしていた』事実。それがわかった瞬間全身の毛が逆立った。そんな感覚…――。)
えっ?アルクさん…?!一体どうしたんですか!?
(突然の変貌に驚いて、本能的に椅子から降りて後ずさり)

な、何か気に障ることをしてしまいましたか…?
……リゲル=アークライト。お前に一度だけ問う。
――『アンタは天義・ネメシスに今も属する者か?』
(立ち上がると懐に手を入れ、「問いに嘘をつけば何時でも殺す」と睨み付ける。右手は既にナイフを握っていた)
…………。(その様子を、真っ直ぐに見据え)

俺はあの国を出て、今はこの通り、ローレットに所属しています。
ですが…。今は失踪中である父が、ネメシスに帰るというのであれば。
俺はその「居場所」で在らなければありません。

父が何故失踪したのか。あの国の本質は、本当に正義なのか。
答えを見つける事はできていません。だからこそ。
……俺はまだあの国を、捨てきる事ができていないと、言えるでしょうね。
……――なら。(懐からナイフを”リゲルの直ぐ首横を狙いナイフを投げた”)
(動かないのなら当たることはないように。リゲルの後方の壁に突き刺さったナイフは震えるように余韻で振動していた)
……”今の俺”は”今のアンタ”をどうこうする気は無い。

…………あの国が、俺のすべてを奪った過去を”視たいか?”
知りたいのなら、視せてやる。俺のギフトでな…
……ッ(アルクさんを見据えたまま、ナイフをやり過ごして)

まさか…執行したというのか。
アルクさんが奪われた相手って…そんな…。

わ…解りました。視せて下さい。
それが俺の責務、なんでしょう…?
(緊張した面持ちで、アルクさんへと歩を進めて)
…座れ。(一言言うと自分もベッドへと上着(装備)を脱ぎ、腰を降ろした)

俺のギフトは目を双方の同意の上で5秒以上目を合わせないと成立しない。
…その分、成立したら俺の視せたい記憶を、その時の五感、感情全てを伝えてくれる。

………相手が拒否をするなら解けるという制限付きだ。一方通行ではない(説明をし終わると相手の同意を待った)
……は、はい…(この鎧を脱ぐのが礼儀だろうか。だが正直時間がかかりすぎる。
それに着脱の音が煩くなるだろう。…考えた末、そのまま座る事にした)

…わかりました。目を合わせれば、いいんですね。
(逃げるわけには行かない…と、真っ直ぐとアルクさんを見て)
……(一度目を閉じて開き、相手の目と合わせ)
(先ずリゲルに見えるのは幼い目線からの、アルクに生えているような、白い耳と尻尾の夫婦。その二人に撫でられ、叱られ、共に生きた記憶が徐々に高くなる目線と共に脳裏に直接伝わるだろう。)

(その時のアルクの記憶からの感情は「平穏な幸せ」。極々一般的な、裕福とも言えないが穏やかな家庭的な記憶。)

(そして、場面は切り替わり、遠くで馬と行進する足音――。リゲルには「不安感」という物が伝わるだろう。)
……(これは…見てはいけない記憶だ。見てしまったら、後戻りはできなくなる。
だが、それでも…逃げては、いけないんだ…)
(嫌な予感に汗をにじませながら、確りと見据えて)
(ノックの音が3度。礼儀正しく鳴り、それを開け、礼儀正しく応対する両親の姿が遠巻きに見え、…リゲルの視ている視点は床に近く、少年のアルクが頭を下げていることが分かる)


(両親が布袋をネメシスの兵士に渡しているところで、急に兵士が母親に何かを言っているのが分かる。父が庇う様に前に出るがその時に「平民の、子供にすら慈悲を与えぬ神など神とは言えない」。その言葉が強く、鮮明に響いた。そして、兵士の「食料は無いと嘘をついた上に、我らが神をも愚弄するか!!」その一言を火蓋に、剣が鞘から抜かれ、少年の、アルクの目に映ったのは――…)


(両親の、胴と離れた…首。)


(首のない、身体)(血飛沫)(血だまり)(血…)



(その瞬間、記憶は絶望に塗り替えられた――…)
う…ぐ、ッ……!!
(現地にいるかのようなリアリティに、動悸が激しくなり。
それでも目を逸らすわけにはいかない、という一念のみで。
強く握りすぎた拳から血を零しながら、気を保ち続ける。)
(リゲルが記憶伝いに感じるのは絶望――…。ただ、ひたすらに自分のすべてだった世界が崩壊していく虚無と絶望。ただ、それだけだった)
(そこで終わればいい記憶が、いつの間にか場面が、感覚と取れるものが、疲労と、憎しみ、憎悪に切り替わる)
(掌の大きさは変わらないがマメがいくつもできている手に変わっていることが分かるだろう)
(――…アルクの、両親を失ってからの奴隷としての時代。この頃の記憶は既にどうでもいいのだろう、かなり場面が切り替わるのが速い)

(その後は行き倒れていたところを、通りかかる人間に向けた、憎しみと憎悪に満ちた眼差し。それを気に入ったのか青年は、拾われた)
(元々器用だったアルクは憎しみと、何時か自分の両親の首を刎ねた、兵士を遣わせた国にその恨みをぶつける為に暗器を主に使う事を教わり、身に着けた。)


(その後は天義に憎悪をただ只管に。それだけを考えて傭兵時代を過ごす記憶が伝わった…)
……っ、ぁ……(映像が終わる頃には汗だくで。顔色を蒼白へと変えて)

こんな…余りに、酷い……ッ。
これが天義の…成してきた業なのか……。
父上はもしかして…この事実を何度も目の当たりにして、
国を、家を、家族を…全てを捨てて、失踪したというのか…?

(アルクへと声を掛けるべき状況下だが、関係者であるが故に、全く余裕のない様子で)
―――…(『視せる』という想いを消し、ギフトを解除するとやけに冷めた目でリゲルを見るだけだ。見るというよりは虚を見ているに近い。目には光が灯っていない状態で、ただ見ているだけ。)

…………事実だ。(暫くしてぽつりと)

俺の両親は、アンタたち天義の思想に殺された。(感情の籠らない声で己の現実をリゲルへと叩きつける)
(荒い息をついた後、なんとか冷静さを取り戻そうとし…)

れ…冷静になんて、なれるわけが……。
ごめんなさい……アルクさんがこれほどまでの過去を抱えていたなんて、
全く知らなくて……ッ…。

(フラ付きながら立ち上がり、謝ろうとし―――そのまま、倒れてしまう)
……、と。(反射的にリゲルを抱きとめた)…………。…俺自身、変わったらしい。(相手がリゲルだからだろうか?親しい間柄でもこの前は攻撃を止める事はなかった筈だ。やはり、自分は変わった。そう自覚せざるを得ない)

…(ベッドに寝かせると頭を優しく撫でようと手を伸ばす)
う…うう……ごめんなさい…ごめんなさい…ッ…。
(ぐったりと横たわり、抵抗する意思もなく、ただ魘され続け。
謝る以外に、何ができようか。どう償う事ができるのか。答えを探すほどに、思考が迷走し)
――…リゲル。(苦しそうな相手を見て鎧の胸元部分を器用に外し)

…現実は、俺の両親を殺したのが事実だ。だが、俺の考えは、……。…アンタが今こうやって苦しい顔をしていることが、俺にはとてつもなく苦しい。

無理に笑えとは言わない。アンタが天義に産まれ、その思想を植え付けられて育ったのは理解できる。
アンタは現実を知った。受け入れて、後は歩め。俺も、歩んでるから。
…アンタ自体が騎士時代に殺したかどうかまでは知らない。俺はその頃にアンタの護るべき人物を殺すために、他を殺した。
…………憎悪に駆られて非道的な事をしてるのは俺だ。それでも、俺は……。
俺は、あの頃の幸せが欲しい。欲しくて、仕方がない。…友人は俺にとってその欠片なんだ。
だから、アンタは間違わないでくれ。(祈りを込めて言葉伝えた)
……ん、っ…(胸元の重石が消え、優しく介抱されて表情が和らいで)

(騎士の家系の出自――貴族でありながらも、父の教育方針として、
一般兵と同様にして騎士の道を歩んだ。だが時折、不自然に任務から隔離されることがあった。
帰還した同僚は、決まって血で汚れていた。
…父の、計らいだった?人を殺める事へと手を染めさせない為に?
しかしそれでは、自分だけが、余りに、無知で―――)

…ぅ……あ、あれ…ここは……。―――――!!
(アルクの姿を視認すると同時に、飛び起きて。先ほどの惨劇が、脳裏に蘇り)

あ、ああ……す、すみません…ッ…。
何も、知らなくて……国を、止められなくて……ッ!
お、俺は、一体どうすれば……ぅ、ゲホ、ゲホッ…!
(あまりにリアルな光景を思い出し…体の震えが止まらず、吐き気を堪えて)
………リゲル、俺の言葉聞こえてすら居なかったかもしれんが、俺はアンタが苦しい顔してるのが嫌だ。(ハッキリと言葉に出して相手に聞こえやすく話す。普段あまりしない事だが伝えるときは伝えなければ…)

…(側にあった適当な紙袋を取ると相手の胸の前に出し)
苦しいなら一度吐け。俺は体裁なんてモノは気にしない。アンタは俺の仲間で友人だ。……天義の騎士ではない。(母国の騎士というのを否定したように聞こえるか「俺は復讐よりもお前が大事だ」と聞こえるかは相手次第だが自分は後者のつもりで述べた)
………現実は目の当たりにしたら辛い事だらけだ。俺の記憶を視せてすまなかったな。……アンタのは視てないから安心しろ。俺が視たいと思ってもアンタが思わなければ成せんからな…
(さり気無く天義の民の過去を見てみたいという言葉を。自分を虐げていた奴らはどんな生活をしていたのだろうか?どう思って生活していた?今まで考えもしなかったことだった。知りたくもない、知らなくてもいい。そう思っていた―――…)
…――絶望に叩き堕とすだけなら、殺すだけならどうでも良かったんだがな…(ポツリと零した)
う、っく……アルク、さん……?
(苦しさから涙目になりながらも、ハッキリと紡がれた言葉に、顔を上げ

本来なら…こんな過去を背負わされたのならッ……
俺なんて、今すぐ殺されてもおかしくないですよ?
それなのに、友人とまで言って貰えて。それほどまでに優しくしてくれて…。
尚更、どうしていいのか…解らなくなるじゃないですかッ…。
(せめて苦し気な表情を見せまいと、俯き

(大丈夫だ、と言わんばかりに。アルクさんの手を取り、下ろさせ)
…現実からは、逃げられません。目を背けるか見定めるかの、違いがあるだけです。
謝る事なんて、ありません。気づかせてくれて、感謝している位ですよ?
……俺は今まで、向かい合う事すらできなかった。
それなのに、これ以上逃げるなんて、とてもできない…ッ。

天義の民の過去を…?
俺の視点でよければ、お見せしましょう。俺はどうすれば、いいですか…?
(ただ、目を見つめれば良いのだろうか?と、そっと顔を上げ
…嗚呼、殺したいさ。本当なら、無残な姿にしてしまいたい。天義の奴等は皆、全て。親しい奴すらも目の前で殺して、俺のように絶望した後に…。
……でも、俺が、そうできない。…『アルク・ロード』は、それが出来なくなったみたいだ。
『グレシアス』でもなければ、『俺』は一体今…なんなんだろうな?(静かに自問自答するように。答えは言葉に出せないが…出てはいる。それを認めることが、まだ出来なかった)

…俺も、どうして貰いたいとかが今はない。ただ、俺はアンタや他の奴等とこの些細な幸せを噛み締めて居たい。…今まで、出来なかった分少しでも長く…

(手に触れた時自分の体は少々震えていた。過去を鮮明に思い出し浮かべて伝えたからか、目の前の相手への行動からの戸惑いか。恐らくは両方だろう)

………俺と目を合わせて、”視せる”と思いながら思い出せばいい。こればかりは感覚だからそうとしか伝えられない(説明を終えるとじっと相手を待つ)
アルクさん……貴方は、根が優しいのですよ。
どんなに業に身を窶しても。その優しさは覆ることがなく、その内にある。
貴方は『アルク・ロード』でもあり、『グレシアス』でもある。
人間は、自分以外の者に模倣しようとすることはできるけれど。…成り代わる事はできません。

友と、共にいる事を幸せだと、認識して下さっている。
本当に、有難い事ですね…。ならば俺は、その幸せを継続していけるよう。身を粉にして働きますよ?
……それが、…償いではないけれど。友として、出来る事、だ。

(手の震えに気付いて、その手を握りしめて)
我が国が愚かで…いえ、俺自身も、救えない存在で。
何も救えなくて、本当に…本当に、すみません……。
だけどこれからは、少しずつでも。幸せだと思える未来を手渡すべく。やれることをやっていきたい。

…はい。では、行きますね…。
(アルクさんの両頬を取り、真っ直ぐ瞳を見据える。……”視せる”のだ、と。)

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