「その顔でアリスちゃんは無理でしょ」
「いきなり失礼であるな」

　面接である。何のって言われれば、ギルドの入団面接である。
　ギルド、遥か夏のカプリチオは来るものを拒むことはない。なんなら申請があったときには受理が確定しているくらいだ。

　ならばなぜ、面接などしているのか。それは、ギルドオーナーが入団希望者の人となりを実際に見てみたいから、ということにほかならない。

「履歴書にさぁ、アリスちゃんとかママとか書いてあるからさぁ。美少女層が熱くなるなって思ってたところにこの仕打ですよ」
「無礼はもう一旦置いておくとして。履歴書とは何のことであるか」

　所謂ステータスシートである。キャラシートとも言うね。このギルドでは皆さんのステータスシートが履歴書としてギルドオーナーに確認されているという設定があります。テストにはでないので覚えなくても結構。そもそもテストなんてもんがねぇよ。

「まぁ、人柄に問題もなさそうだしさぁ。帰れとか言わないし歓迎は心からするけど私の心のダメージも考慮してほしい」
「考慮したところでどうしろと。衣装だけでも美少女にするであるか？」
「私の全存在をかけて否定するわ」

　人はそれを追い打ちと言うだろう。

「まぁ、いいや。言ってても目の前に美少女が現れることなんてないんだから」
「そもそもなんでそんな美少女にこだわっているのであるか」
「だって、美少女だよ？」

　このギルドオーナー、どこか壊れているのかもしれない。
　ローガンは少し不安になりつつももはや逃げることはできない。このギルドは来るものを拒まない。それは裏を返せば近づいたものは何人たりとも逃さぬ地獄であるとも言える。

　あなたの選択に、後悔のないことを願う。










というわけで今回の入団者。
『当たり前の善意を』ローガン・ジョージ・アリス
さんです。

ママーーーーーーーーー！！！！！
ステシからねぇ善良さがものすごい漂ってるんですよね。
よくこのギルドに来る気になりましたね、こんなアンダーグラウンドに。
まぁ来てくれた以上は歓迎しますよ。
死の歓迎会だがなぁ！！！！

冗談ですよ？

そんな感じ。
では以後よろしく。

鉄騎仲間が増えました

入団受理、感謝するのである。美少女衣装は無しでいいであるか、初依頼で使ったウィッグと化粧品は仕舞っとくである。
そういう訳で鉄騎のローガン・ジョージ・アリスである。
ローガンでもアリスでも好きに呼んで欲しいである、ジョージって呼ばれると反応遅れるであるから。
何はともあれ、よろしくお願いするのである！

アリスさん、素敵な名前だね。
僕はクリスティアン・ベーレ。
呼びにくいならクリスって呼んでくれると嬉しいな。
宜しく頼むね

今回のはだいぶ真実味のある内容だが…
邪神もどきのマカライトだ。よろしく

鉄騎仲間さんですね。ローガンさんはよろしくおねがいします。

フィクション、フィクションです。口調とか言動に何の責任も持てないんで

鉄騎仲間っすー♪エミリアっす。
よろしくおねがいするっすよー。

ボスじゃないけどアリスちゃんが来るって聞いて駆けつけたらおじさんだー！？
でもアリスって呼んでいいんだね！　よろしくね、アリスちゃん！！
ところで両腕カッチカチだけど異世界的なマジカル義手！？　かっけー！！

はじめまして、ユゥリアリアと申しますー。
応援（支援）が得意な歌唄いですわー。どうかお見知りおきをー。

鉄騎の方が多いのは、きっと過酷耐性があるからですわー。（燃え盛る溶岩と吹き出る毒霧を眺めながら

皆さん歓迎ありがたいのである、まとめてで恐縮であるがよろしくお願いするのである。
おじさん……うむ、確かに吾輩ももう１８であるからな、大人の魅力というのは隠しきれていないかもしれんである。
鉄騎多いんであるな、そうなると、真に凄いのは過酷耐性無しで此処にいる他種族さん達……？

エクスマリア＝カリブルヌス、だ。
過酷耐性は、無い、が、慣れれば、大抵、いける。

まぁ確かにそこらへんの成人の方々よりよっぽど大人らしいよね

ゼシュテルは厳しい気候の土地ですもの。大人らしくなければ、生き残れないのでございますわっ！
と、さりげなく故郷を持ち上げる鉄騎のヴァリューシャですの。どうぞよろしくね。

ヴァリューシャは、適応できなかったの、だな

なるほど、どうりでよく死ぬ

酒で適応力をあげてるんじゃないのか？

ぶっちゃけ吾輩も現住所ゼシュテルじゃないであるがな！
酒ってすげーであるな、いつかは飲んでみたいである。

シッ！あのシスターの前で滅多なこと言うんじゃないですよ！

オールドワン仲間！
アリスサン、リュカシスと申します！どうぞよろしくおねがいいたしマス！

ボクは過酷耐性もあからせっかくなら火山に飲まれたいけど
そう思っているときに限ってクリティカルに回避してしまうんだ。難しいです。