PandoraPartyProject

ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

【団体RP】ある日のサヨナキドリ

そこは不思議な場所。
望めば困難なモノも手に入るかもしれない場所。
対価はもらうけどね。

(特定の人のみ発言を許可します)

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……フーガ……クウハ……。
(この場から離れた二人を目で負う、が)

……まあ待てヨ。お前が気にすることじゃねぇサ、大地。
そいつ等のことを気がかりに思うんなラ、今はクールダウンさせてやりナ。知ったかぶって動いても押し付けがましいだけだゼ?
……フーガの方もよく知らんガ、特にクウハ。アイツとの距離感を間違えちゃダメだゼ。
『オトモダチ』になりたイ……とかいうのは止めんガ、もっとじっくり彼等のことを知ってからでも遅くないだロ?

(そんな大地を、赤羽は柔らかく制した)
魔女狩り……って言うと、ジャンヌ・ダルクとかのアレ?
(大地は歴史の授業などで少し聞きかじった程度なのだろう、その言葉への反応は薄い)

……魔女、なァ。俺はとんとそういうのには縁がなかったガ……『押し付けられて』死んだ連中の声が聞こえることがあったかナ。
まァ、そういう魂も俺に取っちゃあ良い『協力者』になるんだけどサ。
あの聖女か、まぁ代表的なのはそれだろうな。
……あれも複雑だよなぁ。宗教問題が混じってくると話がややこしい。
最後には着る服を奪われたり性的暴行から身を守るためとして男装をしていたことが”異端”だとされて死刑判決だ。
めちゃくちゃな話だよなぁ。

魔女、魔女、うーん、実際定義付けが曖昧なんだよな。広義すぎて。
面倒臭ぇから魔女だって自称するやつだけを魔女だと思ってるよ俺様は。
……あまりにも白すぎるがゆえに魔女として認識されなかった本物の魔女、なんてのもどっかにいたしな。

『協力者』ねぇ……怨嗟の声が強いやつとかのほうが扱いやすかったりするのか?
決して善いモノとは言い難いからね、アタシも。
アタシが登場人物だとしても、それはほんの少しの「何か」のきっかけとしての役回りさ。
性質としてはキミの言う「介入者」が近い。先輩と名乗れるほど大したモノじゃないよ。

(出てきた名前に微かに眉を顰めつつ)
死霊術に使うにはうってつけだからね、そういう魂は。
んー……まぁ、それは表裏一体でもあるから、なぁ。
邪神、てのも存在はするけど、上位存在は無邪気イノセンスなだけなのも多いし。
……その最たるものが身内にいるし。(ぽつり、と)

あーあ、『フリーパレット』が関わらなきゃあ、舞台に上がるつもりなんてなかったんだけどなぁ。
可能性も否めねぇけど……。
……ま、いいさ。『介入』も物語の展開によっては必要なものだし……俺様だって、間接的な介入はしたことがあるしな。
……そうかい? 学ぶところは多いと思うがね。(ヘラヘラと)

ふーん……聞き分け悪そうな印象があったが、あれか、交渉を持ち掛けやすいってことか。なるほど。
(ファニーの疑問に頷き)
商人の言う通リ、術を使うには都合が良いんだヨ。
まァ、我が強いやつほど注意が必要だガ……その分、味方にさえつけられれば頼もしいゾ。
特に俺の術式ハ、そういう連中の怨嗟の声だのを抽出したリ、凝縮・昇華して攻撃的な魔術に利用することが多いからナ。

別に放っておいても良いんだけド……マ、関係ねぇところで暴発されても面倒だしナ……。
そぉ?そういうものか。
(骸骨のコの言葉に鷹揚に頷く)

死霊術の他には呪術に使いやすいかな、そういう魂は。
方向性を与えてやれば手軽な呪詛になる。
……そう、なの? もっと前から……商人だったのかと、思ってた。
あ、魔法使いは……ルミエールも確かに、言ってた……ね。
(悪魔、と呼ばれていた事に一瞬口を噤むも)

……じゃあ、そこに在るだけだった時は……名無しの人ジョン・ドウ、誰でもない人だったの……かな。
あれ、でも……商人っていうのは、名前とは……違う。……商人のひとの名前って、何ていうの?

(いい子、という言葉に不思議そうな表情を浮かべるも、その後に続いた言葉に対し嬉しそうな反応を示し)
……うん。ありがと、ファニー。
もしもまた、怖い……とか、不安……思ったら。頼る、させてもたおう……かな。

その……聖女ジャンヌっていう人も、『魔女』にされてしまった人、なんだ。
……そういう人達の魂が、呪詛とかに使いやすくなってしまうのも。何だか、複雑……かも。
そうだね、誰でも無い何か。
"生まれた"時にヒトリだったモノに、名は付けられないだろう?──だから無いよ。
正確に言えば真名は無い。故にこう言うのさ。
「観測したままに呼ぶがいい」と。
なるほどねェ。
呼ばれて初めて名前を得タ、あるいは言われたとおりに振る舞うようになル……って感じカ?

……銀月さんは……赤羽の逆なのかな。
赤羽は一応、親に当たる人にそう名前を付けられて……元の体なんてとっくに残ってないって言ってたけど……器を転々として、俺のところにいる今でも、そう名乗ってるし……。
どんな姿になっても……真名本質は変わらない……みたいな……。
概ねはその様な感じ。
とはいえガラリと変わるかと言うとそうでもなく、あくまで“方向性”に影響するくらいだが。(くすくす)
……名付ける人がいなかったから、本当の名は……ない。なる、ほど。
(商人の言葉に納得した様に頷く。そしてふと、『大地』が呼んだ銀月という言葉に気づくと)

……そいえば、ルミエールはクウハの事……紫苑の月って呼ぶ、してたっけ。
商人のひとが嫌じゃ、なければ。おれも……そういう風に、呼ぶ……しても、いい?
赤羽バネ』みたいな……感じに。
名前、か……
呼ばれて初めて意味を持つもの……便宜上の些細なもの……でも大切なもの……
真名に捕らわれずに済むという意味では羨ましくもあるが、それは持つ者の傲慢なんだろうな……

(嬉しそうにするチックを見て)
おう、頼れ頼れー?
ひとりで抱えてるともっと怖くなっちまうからな。
そういうふうに意味づけられたから、そうなったって感じか。
ふむふむ成程。

名前は一番短いおまじないやからね。本当やったら知られたらアカン。
けど、もう、意味はないかなあ。今んとこ炉。
……おや。構わないよ。
どんな名前で呼びたいんだい?

なに、悪いことばかりでは無いよ。
こうして時たま、名付けをくれるコたちもいるからね。
仮初の名といえど嬉しいものさ。
(骸骨のコにゆるりと微笑んで)
(ファニーの言葉にこくりと頷いて)
……ん。誰かを頼る、してもいいの……特異運命座標イレギュラーズになって、友達や仲間……出来て。知ったこと。頼る、すると……。怖いの、薄れる……同じ様に知れた。
……もしも、おれにお兄さんがいたなら。ファニーみたいな人、いいなって……思う、した。

! あり、がと。……ん、と。
(俯きつつ暫し思案してから)
……それじゃおれも、銀月って呼ぶ、したい……かな。銀色の髪、とても綺麗だなって感じた……から。
んー、それは……………………、
(たっぷりと悩んだ後)
……そのコが先に考えてくれたから、基本的には名付けてくれたコにしか呼ばせないのだけど……どうだい、大地の旦那。渡り鳥のコに使わせるのは。
そうだな、名前は一番最初に貰うプレゼント……それに自分のルーツを示すものでもあるからな。
尤も、それを窮屈に思う人だって……居てもおかしくないか。

(銀色の髪。確かに自分もそこに目が行ったような覚えがある。チックの言葉に確かにというふうにこくんと首を動かして)
俺は……銀月さんが良いなら良いよ。
(要するに快諾だ)
んん………、名付けた大地の旦那がいいと言うなら問題無いか。
(ソレも頷いて)
……そうか、そうだな。
世界に一つだけの特別な名前だ。宝物みたいなものだな、それは。(どこか安堵したように微笑み)

んー……窮屈ってわけじゃねぇんだけど。
彩陽が言うようにおまじないとして自分を縛ってしまったり、逆にそれに縋り付いてしまうやつもいるんだよ。
極端な話ををすると、『炎』って名前なのに『氷』の魔法のほうが得意、とかだとコンプレックスになったりとかな?

heh、よせやい。
そうか、チックはここで、色んなことを知れたんだな。
俺様も、ここでおまえに会えてよかった。ミザリィのことも含めて、これからもよろしくな。
まあ、だからこそ、仮の名もあるわけやしなあ。
自分で名付け直したらええやん?って。なったなあ。自分は。
それも一理あるんだよな。
名前がないから自分で名付けて周りにもそう呼ばせてる、っていうやつは俺様も知り合いにいるよ。
まぁ、指標がないと難しい部分はあるんだけどな。
彩陽は名付け直すときに何か参考にしたのか?
んー……本名やで?(なんかちょっとうさん臭い笑顔で)
うん。嬉しいこと……悲しいこと、他にも沢山。色々な事、知る……出来たよ。
……ふふ。ありがと、ファニー。
おれも、君に会う……出来て。知る事、出来て。良かったって、感じてる。こちらこそ……よろしく、ね。
(名前といえば。思いついた風に口を開く)
……そういえば、今更だけど……『赤羽』って『赤羽』しか知らないけど……俺の『三船』みたいに……苗字ファミリーネームはあるのか?

ハッ、あんな家の生まれを名乗るなんて真っ平御免だネ。
……というカ、忘れちまったヨ。そっちを名乗る機会自体、そもそもとんと無かったもんでネ。
ぁ……、そうだったんだ。ごめん、ね……知らなかったから、大丈夫かと思って……呼ぶ、しちゃった。
(商人と『大地』の言葉に、少しおろおろと慌てた様子で)
ううん、商人のひとが……決めている、その……掟?大切にしてること。『大地』が折角考える……して、呼んでる名前。どちらも守るしたい、から……。おれ、ちゃんと自分で考える。

(そう伝えてから、先程よりもじっくりと考え込む様子を見せる。
彼──或いは彼女の美しい銀色に惹かれ、自分も其れに倣おうとした。それでも良い、けれど。
これまで彼の人が辿ってきたであろう永い時が、頭を過って)

──久遠くおん
久遠は……どう、かな。
……ふむ、「久遠」。
素敵な名だね。
ではその様に、キミからの名を賜ろう。
改めてよろしく、愛らしい渡り鳥。
……へぇ?(彩陽に対し自分も笑顔で返し)
ま、そう言うならそういうことにしといてやるよ。

(大地から発せられた『ファミリーネーム』の単語と、赤羽の反応を見て)
あー……家名、一族の名前な、そういうのもあるよな。
血筋とか身分とか諸々詰まってるから、そっちのほうが呪いだったりする場合もあるんだろうな。
そーそー。商人はんので、願いがかなったとしても、もうあの家には興味もなんもないし……
せやから、自分はこの名前でええんよ。火野彩陽じぶんでつけたこのなまえでな。
──興味はないのに願うんだ?
それも、魂を天秤に乗せるくらい。
(ゆっくり、視線を火野の旦那に向けて)

血はねぇ、意外に大事だよ。
情報が色々詰まっているし……何らかの魔術が継がれるとしたら、血からやってくる。
(取り扱い注意だね、とどこか自分に言い聞かせる様に)
矜持。後は……仕返しぃ?
(にやりと笑みを浮かべつつ武器商人の問いに答える)
(見上げた双眸が、前髪の奥で鬼火の様に揺らめいてニィ…と笑う)
……いいね。そういうの、大好き。
(ファニーの言葉に、然りという風に頷き)
そうそウ。仕立屋テイラー大工カーペンター、みてぇに代々の生業を表したモノ。
竹田サンとか山下サンとカ、単に住んでた場所を示すモノ……色々あるけどナ。

堂々と自分の身分を明かす人間なら良いガ、わざわざ家名を名乗らずに生きてるヤツにそこんとこを聞いたラ、知らずに人のコンプレックスにふれちまう場合も多々あり得ル。
……俺だから別に良いけド、他のやつに聞くときは気をつけねぇとなァ?
(からからと笑う)

……わ、悪かったって。
(彩陽の話も少し気になってはいる様子だが……追求はしないよう、そっと口を閉じた)
(商人──"久遠"からの言葉に、ほっとしたような笑みを浮かべて)
……うん。良かった。
こちらこそ、改めてよろしく……ね。……久遠。

苗字ファミリーネーム……。そんなに深く考える……したこと、なかった。
思ってたよりも、重要……なんだ。名前も、血筋の……方も。
自分らが手放したのが一番のヤバイ原石って分かったら絶対地団駄踏んで悔しがると思うから嫌がらせしたろかなって。
随分大きくでたねぇ。
こりゃあ原石どころか、ブリリアンカットにしてしまってもいいかもだ。
ヒヒヒヒヒ……!
(面白可笑そうに笑って火野の旦那に近付くと、ちょっと背伸びして火野の旦那の頭を撫でようと)
……銀月さんの目が、えらく輝いているように見える……。
(本気でドン引きしてはいないのだろうが、小さく『うわあ……』と声が漏れる)

そりゃそうサ、『商人』やってるヤツの目の前にンな面白いモンが現れてみロ。笑わない方が無理ってモンだゾ。
……彩陽、いい性格してんなぁ。(くつくつと笑って)
不要だと切り捨てたものが実はとんでもなく価値のあるものだった、なんてよくある話だよな。
慌てて手のひら返したところで今更遅ぇっていう。

そうだな、あらゆる体液の中じゃ血液が一番魔力や情報が詰まってるな。
どこかの世界では血と知識を掛けて『血識』と呼ぶらしい。

混沌でもフルネームで名乗ってないやつは結構いるよな。
本当に名前なのか怪しいやつもちらほらと。
アタシも羽根や髪より血の方が魔力が多いみたいだしね。
……実験に付き合わせているあのコには苦労をかける。(独り言の様に呟き)

(ゆるりと"外"へ意識を向けて)

"外"は結構いい時間みたいだね。
皆、洋館から来たのだろう?
それほど遠くないとはいえ、あまり帰りが遅いと他の住人たちも心配するんじゃないかな。
渡り鳥のコも一度、お土産をカゾクに渡したいだろうし……。
どうだろう、今日はお開きといかないかい?
(ゆるりとそこにいる全員を見渡して)
ああ……(武器商人に倣って外を見る。確かにもういい時間かもしれない、と思った)

そうだな。そろそろお暇、しようか。今日はありがとう、銀月さん。

……俺等はいいけド、クウハは大丈夫かねェ。
マ、最悪俺等が先に行ったっテ、地力で帰れるだろうガ。
……フーガん奴モ、今外に出たら一緒に帰れるかねェ?
…ン、大丈夫。
休んで帰る気があれば普通に帰すし、もしも帰る元気が無くても此処にあのコ用の部屋は用意してあるからね。問題無いよ。
……ン、アンタがそう言うんじゃあ安心かねェ。
またいずレ、個人的な興味で に来るかもしれんガ、そん時ァよろしく頼むヨ。

(言って、ゆっくりたとうとする。他の皆が去るタイミングで自分も出るつもりだ)
ふっふっふ。……ここまで来るのに何年かかった事やら。(ひとりごちて、撫でるならそのままされるがまま)

ん。お暇了解。じゃあ、またくるわ。商人はん。
(全員帰るタイミングで帰ろうかなと。)
……ん、つい話し込んじまったな。(絵本を抱え、緩慢な動作で席を立ち、椅子を直す)

今日は、悪かったな。
クウハにも後で改めて詫びを入れるよ。

……絵本を、選んでくれてありがとうな。
クリーム・ティー楽しかったぜ。元居た世界に同じ習慣があったからよ、懐かしくなっちまった。
……アンタさえ嫌じゃなかったら、また話がしたい。
(ゆるむ目元に、当初の警戒心は微塵も残っていないようだ)
…ふむ?もちろん構わないよ。
また丁重にもてなさせてもらうとしよう。
(軽く首を傾げながらも、穏やかに笑んで頷き)
……heh、ありがとよ。
じゃ、今日は帰るわ。またな。
(軽く会釈をして左手をひら、と振ると、振り返ることなく店を後にする)
……ぁ。もう、そんなに時間……経つ、してた?
思ってたよりも、沢山話し込む……しちゃってたんだ、ね。
(二人と同様に外に目を向ければ、驚いた様にぱちぱちと瞬きし)

……ん。そ、だね。お開き、するの……賛成。
大事なお土産……あの子達に渡す、しに行かなくちゃ……だから。おれは一旦、家に帰る……しようと、思う。
(クレヨンセットとフルーツタルト、桃のレアチーズケーキが入った箱をいそいそと持ち帰る準備をして)
クウハとフーガの……二人についても、帰るの……大丈夫そう、聞いて。安心、した。

今日は、色々と……ありがと。久遠。
皆と……それから君と、沢山お話出来て。楽しかった。
サヨナキドリにはまた……お買い物、来たいなって思う……してる。もしまた会えたら、よろしく……ね。
……それじゃ。また、ね。

(そう言って席から立ち上がり、店の出口へ足を進める。小さくお辞儀をしてからサヨナキドリから出ようと)
ケーキとお茶も美味しかったよ。
今日はありがとう、銀月さん。
またローレットなり、どこかしらで。(ペコリとお辞儀したあと、ファニー、チックに続いて出ていく)
みんな、またおいでねぇ。
(ゆるりと手を振って見送る。それからパチンと指を鳴らして片付けをすると店の奥へ)
ほな、またね。
(皆に続いて出ていく)

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