PandoraPartyProject

ギルドスレッド

造花の館

執務室(鬼楽)

豊穣風の屋敷との奥にある、半ば私室と化した執務室。
畳と土壁に囲まれた部屋には、幻想風の調度品が並べられ、見る者が見れば時代錯誤な調和を思わせるだろう。

セレマは訳知りの個人的客人はこちらに通すらしい。
いつ来ても部屋いっぱいに焚かれた香(のような独特の香り)があなたを出迎えてくれるだろう。
然るべき客人であるならば。


●やってはいけないこと
・知らない声が聞こえても返事をしてはならない
・執務机の載せた天秤はアンティークではないので触れてはいけない


●過去(練達)
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(一応は、応接室ということになる部屋で、美少年はさむがっていた。
 囲炉裏に火をつけて襦袢にくるまっていた。
 さっぶい。いやなめてたっつーか練達に慣れ過ぎてたわ。
 空調ってすげえ発明だったんだな。)
(やっぱり荷物が少ないと風通しが良くて冷えますよね……


 と、隣で執政官が言った。
 再現性東京出身のこいつは、初めての外界で寒さに苛まれているにも拘わらず元気である。)
休日返上。
(若いからですかねー と言ったその顔に短く言い捨てる。)
(……しばらくすれば物流も整う。その頃には保温の手段も確保できるだろう。
 もう少しの辛抱である。

 というか執政官なにそれ。
 使い捨てカイロ?段ボールで?
 自費でなに買ってくれてんの。異世界に対してノリノリすぎやしねえか。
 寄越せよ。上司だぞ。)
(そんな文句を尻目に、執政官は今後の予定をまくしたてる。
 モンスターをこの目で見たいとか、知らない食べ物を食べたいとか、見たことない人種に遭いたいとか、魔法を使いたいとか、給金あげてください有給くださいとか……いやこいつ執政官じゃないかもしれねえ。ただの観光客かもしれねえ。観光客に払う金はないんだが?)
(果たしてこれで使い物になるのか不安でならない。
 住まいは用意してやったので少なくとも元は足りたいところである………。)
テメェ報告に来たかと思ったら、ボクが豆スープ作ってる光景だけで延々とツボに入ってんじゃねえぞ。テメェの笑いのツボは赤子か?カチ殺される前にとっとと書類見せろ。
(…どうにか運営も軌道に乗ってきた。現地の使えそうな人物にも目途がついたし、昔気質の支配を受け入れきらない連中もだんだんと見えてきた。あとはどう支配するか、あるいは対処してやるかだが……)

(書面に向き合いながらまるで、ゲームに興じるかのように、いい趣味とは言えない思考に没頭する人物が一人いた。古めかしい和装と洋装の入り混じる部屋は、芸術品の贋作に溢れかえり、見る目のないもの全員を欺k)
えっくしょぉいっっ、とくらぁ。(以下、チリ紙で鼻を噛む音)
これだからよぉ、北方はよぉ…いつまでも寒いからやなんだなぁ……。
(外は雪がちらついていた。
 厚い寒さ除けの布に包まれた何かを抱えて和洋折衷、ROOにおけるヒイズルにも似た街並みを行く。ぴゅうと寒風が寂しくなった肩口を揺らしても美少女たるものこのくらいでは顔色を変えないものだ。
 やがて一つの洋館の前に辿り着けば、何度か番地を確認するように周囲を見渡し)
 
(玄関の呼び鈴の音が鳴る)
ん、来たか…… せっかちなのか律儀なのか、わかんねえ奴だよなぁ、あいつもなぁ。
(部屋から出るのを嫌ったのか、窓から美少女の姿を確認すると)

おう、勝手に入れ。入ってすぐ広間の階段から、左側の一番デカい扉だ。
(2階から玄関口にいる来客に向かてそう呼びかけた。)

……さむ。へんなところで面倒くさがるもんじゃなかった…。
(外気に身を震わせると、薪ストーブの上に置いたヤカンを持ち上げて、ティーポットに注ぐ)
(予想外の方向から声をかけられて目を瞬かせた)

分かった。2階だな。

(以前は他の部屋を覗かないようにぴったりと案内されたものだが、これも慣れだろうか。
 言われた通りに執務室へとたどり着き)

邪魔するぞ。
……引っ越したばかりにしては片付いているではないか。
練達の時と違って、陳情に来る奴らが多いからな。
片付けとかねえと印象悪いし、なによりここは獄個人的な私物を置きづれえんだよ。そりゃ綺麗にもなるわ。
座るならそこに座っとけ。

(書物机前にあるテーブルと椅子を指示すると、ティーポットから紅茶をカップに注ぐ)
ふぅん。
ああそうだ。
(これ、と抱えている荷物を示して見せて)
どこに置けばいい?割とどこにでも合うものを選んできたんだが……。

(一旦床に置き、被せていた布を解けば冬にも鮮やかな緑色が見えるだろう。
 真っすぐな幹に沢山の葉をつけた観葉植物だ)
あ?
(床の上に置かれた、それなりに大きな荷物を見る。
 意味を測るのに少しだけ時間を置く。)

……お前、あれか。引っ越し祝いってこれか?
うん。
お前んち緑ないんだもん。

家の中の日当たりのいい所に置いて水やってれば何とかなる丈夫なやつだぞ。
あるだろうが緑ha……………
いやまてお前、それマジのやつか。本物の植物か。
めんっっどくせぇ…………。
お前、なんでまたそんな手のかかるもんを…………。
なんだ?美少女的風習かなにかか?
こちら側の風習でも新築祝いに植物を送るのは割と「ある」と聞いたが?
……これは強い方だから土が乾いた時に水だけやっておけばよい。
鉢を変えたりは吾がしてもよい。こういうの割合好きだし。

それにしたって、緑が全くないのはよくない。
維持するだけの余裕がない家だと舐められる事もあるかもしれぬ。
お前……本っっ当にもっともらしい理屈を並べるようになったよな。
図々しさもここまで来れば一周して社交性だろうよ。生意気がすぎるわ。
どっか適当なところ置いとけ。あとは知らん。
(怒るを通り越して、呆れが入ったような口ぶりで「好きにしろ」と言うと、テーブルの上にカップを2つ置いた。)
分かった。いい場所に置いておく。
(部屋の間取りをぐるりと見まわして、丁度いい日当たりの場所に植物を置いた。
 それから当たり前のような顔でカップの前のソファに座って)

此方へ来るのは初めてだが、結構室礼が変わったのだな。
土地に合わせたか。
そうなる。ボク向きの趣味とは言えないがな。
仮にもこの領地を預かる以上、民衆に寄り添う領主であることを示すために、様式を揃える必要がある。練達の時は事情が違ったから、そうはしなかったが……ようするに、これはそういうポーズだ。それ以上もそれ以下もない。

お前の方はどうだ。こっちを訪ねただけでも、注目と賞賛を浴びたんじゃないか?
こっちにはお前の武勲を吟うやつも多少はいるようだぜ。
ふぅん?
……どうだったかな。あまり覚えてないが。
(単純に興味が無くて記憶に残っていないのだろう。
 少しだけ思い出そうと考えこんだがすぐに諦めてしまった)

それを言うならお前の方こそだろう。
通り名もない吾よりも「鬼楽の英雄」殿への賞賛は尽きぬものかと思うが。
そりゃあもう。
住み心地の悪さとここまでの手間賃を差し引きして、将来的に多少の暴利で分捕ってやる程度で勘弁してやりたい程度には、気分のいい賞賛を浴びているさ。やっぱりああいう視線は気分がいいよな。質も量も豊富となれば殊更だろう。
質と量。……なんだか感情を食べる生き物みたいな事をいうのな。吾はああいうのめんどくさいから適当に暴君して線引きしてるが。
まぁ、適度に馴染んでいるようでよかった。下地作りの甲斐あったということか。
物の喩ではあるが然もありなんよ。
どうせこの国にいるやつらも、ボクがこなしてきた過去の事実と、ボクという人物に見ている勝手な妄想に対し信頼と安心感を得て、好き好んで支配されてくれてるんだ。自己陶酔で食っていってることに関してはどっちもそう変わらないだろ。

そしてこの件に関してはお前に対しても感謝はしてやってる。それも事実だ。
そうでなきゃあの観葉植物つっぱねてるからそこんとこ理解しとけ。

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