PandoraPartyProject

ギルドスレッド

パブ・ソリスト

【1:1】何もなかった依頼を終えて

応えてはならず、知ってはならない禁忌の地。私たちはそこへ行きましたか?いいえ行ってません。私たちは何かを見ましたか?いいえ何も見ていません。私たちは何かを聞きましたか?いいえ何も聞いていません。
何も見ず、何も聞かず、何処にも行かなかった。そういう事にした何もなかった依頼を終えた彼らの後日談。

依頼の帰り、あなたは寂れたパブにいた。年季の入ったカウンター、テーブルは二人用のが一つだけ。カウンターの上には小さなベルが一つ置いてある。店主を呼びたければそれで呼べということなのだろう。冷たい風が壁の隙間から入ってくるのか店の中はなんだか薄ら寒く感じる。
……客はあなたとここへと誘った彼だけのようだ。

あなたがこの店を見回しているうちに我が物顔のようにカウンターの裏から酒とつまみを漁っていた彼が戻ってきたようだ。

「かはは。そいじゃ乾杯といこうじゃねぇの。取り敢えずの依頼の成功とこの得難い縁にってな。」

ニコラス・コルゥ・ハイド(p3p007576)
ボディ・ダグレ(p3p008384)

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はい、ニコラス様。今回の依頼と出会いに乾杯をば(グラスを手に持つ)
……それにしてもこのような店があったのですね。混沌に召喚されて以来、様々な場所に行きましたが、知りませんでした。やはり混沌は未知に溢れていますね。
おうよ、乾杯ってな。(グラスの中身をグイッと煽る)

飯も不味けりゃ酒も不味い。そらに合わせて店主が宣伝する気なんざゼロなんだ。知らねぇのも無理はねぇ話さ。ここみてぇな寂れた店に来んのは初めてか?
そうですね。
私自身、あまり食事に適した機構が無く、例えば、

(ジャゴン、と喉元が空きポッカリと空間が覗く)

ここから食物を摂取する形ですので、あまり味という物が分かりません。
ですので、こうした料理を提供する店自体、馴染みが無いですね。
ただ、この機構のお陰か皆様と食事の場は共有できるのでありがたい物です
その頭でどうやって飯を食うのかすこーしばかり気にはなっていたがなるほど……。そこ開くようになってたんだな。

場の共有か。ああ、そりゃ大事だな。憩いの時間を一緒に楽しめるってのは仲良くなる上で大事なことだしよ。(今みたいによ、と呟いて)
味はわからないって言ってたが、酔ったりはできたりすんのかね。酩酊感なら行けそうな気もするが……。
酩酊感、ですか。
では(グラスの中身を一気に体へ入れる)
……どうやら意識自体は明瞭ですね。私の核はこの『匣』ですので影響が無いと予測されます。
体に関しても……(右手を握ったり開いたりを繰り返す。いつも通りに近い)
ふむ、死体ですのであまりアルコールが回らないのでしょうか。少し残念です。
ええ、そうですね。コレのお陰でニコラス様とも席を共に出来ています。きっとそれは良い事だと判断します。
あの依頼の後でしたら、なおさら
酔ぇねぇし味も分からねぇ。か。それはそれを知ってる俺からしちゃ耐えられねぇがよ。
かはは。酩酊感を感じてぇか!!そうだな、ら幾分か気分が軽くなるってぇ感じか。理性が弱って本能が滲み出てくるのよ。
……その後にくる二日酔いは痛いがな。

かはは!嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか。「あの何もなかった」依頼とはいえ一人で抱え込むにゃちと重ぇからな。……で、どう思ったよ。今回の依頼はよ。
二日酔い。苦労されるのですね、皆様(酩酊感出ないものかと思い更に酒を流し込んでみる)

……あの村ですか。
正直な所、私が受けた依頼の中で一番奇妙でした。
無くなっている村に何故入れたのか。夜妖とは異なる『怪異』という物。そして神
一歩進めど未知がある事しか分からない。『分からない』という事しか判明しない。
知り甲斐があるので、私としては喜ばしい物であると思考しますが、
……滝で一緒になった皆様は大丈夫だったでしょうか。

(懐からヒトガタを取り出す)
ただでさえ、こんな物がいつの間にかツいてしまっている異常が起きています。
何事も無ければ最良ではあるのですが
おうよ。苦労すると明日が辛くなると分かっていても飲んじまうのよ。馬鹿だよなぁ(カラカラと自嘲混じりの笑みを浮かべ、グラスを空にして)

それこそ「オカルト」なんだろうな。それで全部納得しろというようなのが嫌になる。だがそれが最善だとわかるのも腹が立つ。
少なくとも俺らは無事だ。……今の所はだがな。だから無事と願おうぜ。こっちから手を出さなきゃ意識しなけりゃ安全だろうよ。……多分。

それただのゴミとして捨てちまいたいよなぁ。捨てたら何か起きそうだから俺は何も無かったことにして押し入れの奥に放っておくがよ。

起きねぇよりも何か起きて欲しいがね。……オカルトじゃなくて暗躍してる奴に対してだがよ、俺らを使って何かをしようとしてる奴がいる。そいつらが動いてくれりゃぶん殴れるいい機会になるじゃねぇか。
前に実験をしたのですが、私のヒトガタは何処に放置しても、認識していない内に傍に落ちていたりする事態が観測されます。
譲渡も売却も不可能ですし、まるでオカルト話の呪いの人形のようだと思考します。
この不可解な事象も、ニコラス様の仰るように「オカルト」で納得をしなければいけないのでしょうね。

此方から手を出さなければ、応えなければ大丈夫、とは私も思考します。
……彼方からまたアクションが起きない限りはきっと

裏で糸を引いている者がいたら全力で撃滅を。相手方が何かしらの行動を起こしたら、ローレットで依頼が出てくれれば幸いですね。

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