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ギルドスレッド

Memoria

【1:1RP】淡紅芽吹く浜辺にて

穏やかに重なり合う波音が、繰り返し、海に木霊する。
初夏の訪れを予感させるかの様に、白い砂浜にはハマヒルガオが彩られていた。
吹き抜ける風は心地良く、ちょっとした散歩や羽休めにぴったりの場所。かもしれない。

澄み渡る海の色は、流れゆく空模様と共に映り変わる。
雲一つ無い晴天時には碧が交わり、星々瞬く夜には月影が揺れて。


***

それほど暑くない、ある日の出来事。
肩に小さな家族を乗せ、『埋れ翼』が砂浜に訪れた時の話。

-----*-----

※クロエ・ブランシェット(p3p008486)との1:1スレッド。
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(ざあ、と緩やかな波音が、誰もいない浜辺に響く。時折遠くで、海鳥達の会話が聞こえてくる様な。そんな気がした)
(紙袋を両手に抱えながら、白鳥はそっと砂浜に腰を下ろして)

……今日、お手伝い…した人から。色々、貰う…しちゃったね。ミィ。
しばらく、ご飯。困らない……かも。

(ぽつぽつと呟かれた言葉は、彼の肩に乗る『存在』に掛けられる)
(白と紺の小柄なブチ猫──ミィは、なぁう、と。相槌を打つ様に一声鳴いてみせるのだった)
(鼻歌を歌いながら散歩しているとやがて人影に気付き)
あれ?すごい、今日は先客さんがいますね。
真っ白な翼……。お仲間さんなのでしょうか……。

こんにちはっ。何してるんですか?
(自身に掛けられた言葉に気づき、ゆっくりと振り返る仕草を見せる)
(肩に乗っていた猫はぴょん、と降りると、青年の真似をする様に少女を見つめ)

……こん、にちは。んと、おれは……お手伝い、して。終わったから、休憩…してた。
君は……、よく此処に来たりする…の?
わぁ、可愛い猫ちゃん……!(顔をほころばせ)

そうでしたか……、お手伝いお疲れ様です。
この場所は最近見つけて、お花の様子とかを見に散歩に来たりしてます。
静かに休むにはちょうどいいかもしれません。
私はクロエ・ブランシェットと言います。よかったらお名前を聞いてもいいでしょうか?
(掛けられた言葉が嬉しかったのか。人懐こい性格の仔猫は、にゃぁ、と嬉しそうに鳴いてみせた)

ん……、ありがと。
ここ……綺麗、だよね。砂の所に、花…咲いてるの、珍しいな……って。
良い場所、また見つけられて……嬉し。(クロエの言葉にこくりと頷き)
おれは……チック。チック・シュテルって、いう。よろしく…ね、クロエ。
にゃーん(猫の鳴きマネ)えへへ、人懐っこい。
(触っても嫌がらないだろうか?と少しそわそわしている)

はい、こちらこそよろしくお願いします。
ピンクのお花……ええと確か、ハマヒルガオだったかな。
チックさんもここを気に入ってくれたなら私も嬉しいです。
またってことはチックさんは他にも素敵な場所を知ってそうですね?
(仔猫は少し瞬きをした後、ゆっくりとした動作でクロエの元へ近づく)
(背を向けた状態で、ちょこんと傍で丸くなった後。なぁお、と一鳴きする。その声に、警戒の色は含まれていない様子)

なる……ほど。この花には、そんな名前が……あるんだね。
(風に揺れる花達を見やった後、問いに対し反応する様にクロエの方を向いて)
他は、……んと。小さい花、咲いてる……森の中。星や月、きらきら見える……丘の上。
自然……?が、ある所。結構、お気に入りのこと。多い……かも。
クロエは……どんな場所、好き?
(警戒はされていないみたいだと感じ)
チックさん、この子のお名前は何て言うんですか?
ちょっとだけ撫でてもいい?(しゃがんで仔猫の背中を撫でようと)

森に丘……!いいですね。
森には動物がたくさんいるし、丘の上から見る夜空はきっと綺麗なんだろうなぁ……。
私も自然がある所が好きなので行ってみたくなります。他には海とか水辺が好きかもです。
その子は……ミィ。ミィっていう、名前。
ん……大丈夫。人懐こい子……だから、撫でる…したら。喜んでくれると……思う。
(穏やかな声音で答えに肯定するかの様に。ミィはもう一度、なぁーう、と鳴いた)
(背中を撫でられた事に対し、嬉しい気持ちを表すかの様に。ごろごろと、喉の鳴る音が続く)

クロエも……なんだ。……ん、一緒の場所。好きなの、何だか…嬉しい、かも。
水辺も……綺麗な青色と、心地良い音。する所、だから。結構…好き。今いる、此処みたいな…場所は。特に。
ミィちゃんって言うんですね。可愛い名前。
(ごろごろ鳴いているのを聞き嬉しげになでなで)
撫でさせてくれてありがとうミィちゃん(満足したように終える)

私もです。ここ、いいところですよね……波の音が落ち着きます。
そしたらチックさん、私達お友達になりませんか?
……ん。拾った時、折角だから…名前。つける、してあげたいなって……思って。
(撫でる手が止まった事に気づいたミィは、なぁう、なぁおと機嫌良く返事をし。そうっと離れて、チックの元へ戻っていった)

……? ともだち……おれと…? 良いの……?
それならチックさんがミィちゃんの親みたいな感じなんでしょうか……。
ミィちゃん懐いてるみたいですし、チックさん優しいんですね。

はい!あ、えと嫌じゃなかったら……。
色んなお話聞いてみたいですし、友達たくさん作りたくて、ですね……(言ってて恥ずかしそうに)
親……なのかな。友達、兄弟、……家族。
……うん。家族に近い、のかも。しれない。
(優しい、という言葉に対して、不思議そうに首を傾げた後。ありがとう、と微笑みながら呟く)

ん……。大丈夫、嫌…じゃない。
おれも…クロエと話す、して。楽しいって、思った。……それに。ミィにも、ちゃんと…接する。してくれた、から。
……その、「たくさん」の中に。なれるなら。嬉しいなって、思う。
(家族、という言葉がしっくりきたよう)
家族はあったかくていいものです。
ふふ、チックさんがいてくれてよかったねミィちゃん。

本当ですか!?やった……!チックさんと、ミィちゃんも私のお友達です(にこにこと)
今日はお友達ができてとっても嬉しい日です。ありがとうございます!
私はそろそろ行こうかな?また会える日を楽しみにしてますね(ゆっくりと立ち上がって)
ん……、家族……。家族は…大事。暖かくて、大切な…存在。
(ゆっくりと噛み締める様に、深く。肯定の言葉を零し)

おれの方こそ、……ありがと。ミィも、新しい友達……出来た事。きっと喜んでる、と…思う。
(なぁーう、と鳴いた仔猫の眼は、ほんの少し名残惜しそうで。また遊んでほしいとでも言いたげな、そんな感情を宿しているかの様だった)

……うん。また会える、出来た時も。お話……聞かせてくれると、嬉し。
それじゃあ、またね。クロエ。
(小さく手を振り、見送ってあげようと)
(少女の姿が見えなくなった頃合いで。仔猫はぴょん、と青年が持っている紙袋の中へ飛び込んだ)
(彼の猫よりもほんの少しだけ、一回り大きく空いた隙間。すっぽりと納まるには丁度良かった様で、なぁお、と此方を見て一鳴き)
(おなかがすいた。ごろごろしたい。動物と対話する術を持ち合わせていないものの、何となく、自分達も帰ろうと催促している様に思えた)

……そだね。お話して、時間も経った頃…だから。おれ達も、そろそろご飯……食べる。しに、行こっか。
同じ、白い羽の……人。会える……出来て、…嬉しかったな。


(ぽつりと呟いた後、紙袋をしっかりと抱え直してからゆっくりと翼を広げ、街並みの景色へ向かって飛び立って行く)

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