レイドイベント『(´・ω・`)』

オープニング

　(´・ω・`)
　(´・ω・`)(´・ω・`)
　(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)
　(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)
　(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)……

「よく来てくれた、イレギュラーズ！　大変な事態が起きたんだ！」
「何か嫌な予感しかしねーんだけど」
「朝から混沌中に謎の未確認生命体が現れた。
　そいつらが何時から動き出したのかは分からねぇ。
　そいつらが何者かも分からねぇ。見た目も何も(´・ω・`)としか言いようがねぇ！
　ただそいつらは今や混沌中に溢れかえり、その辺を我が物顔で占拠してやがるんだ！」
「……そうだね、ここ来る間もとんでもなく(´・ω・`)だったよね」
「奴等はクソ弱い。子供でも棒切れ一本で無双出来る位にクソ弱い。
　だが、奴等は最悪の能力を持っていやがるんだ！」
「……………増えるんだよね、ものすごく」
「そうだ。今こうしてる間にも秒間どれだけの(´・ω・`)が再生産されてるかわからねぇ！
　大急ぎで何とかしないと、混沌中(´・ω・`)で埋め尽くされるぞ！」

　紆余曲折の末、領地経営をする事になったイレギュラーズ。
　領地も順調だったりディストピアだったり色々、漸く落ち着いてきたかという昨今。
　遂に、そして突然に(´・ω・`)は現れた。
　未確認生物こと(´・ω・`)は恐ろしいスピードで自己増殖をするらしい。
　混沌が(´・ω・`)になってしまうか否かは対処手段を得た君達の手にかかっている！

リプレイ

「……はあはあ」
「ぜえぜえ」
「はあぜえ」
「ぜえはあ……」

　長い戦いを終えたイレギュラーズに残るのはやり遂げた爽快感ではなく恐ろしい程の虚無だった。
　彼等は色々な敵と相対してきたが、これ程までに歯応えの無い相手はこれまでになく。
　同時にこれ程までに『恐怖』を感じるシーンも多くは無かった。

「大丈夫だよな？」
「多分……」
「……もう、全部倒せたよな？」
「恐らくは……」
「い、一匹でも残っていたら」

　身震いをしたイレギュラーズはその先を考える事を拒否した。
　もしあれを一匹でも残して夜眠ってしまったなら……
　駆除の手を止めた後、打ち漏らしがあったとしたならば。

　……(´・ω・`)の恐怖は終わらない。それが(´；ω；`)となるその日まで……

参加者

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