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ノベルマスタープロフィール

唐草 稲荷

自己紹介 2019年11月05日 更新

唐草稲荷(からくさいなり)と申します。
皆様のご期待に沿えるよう力を尽くします。

得意ジャンルはほのぼのとした日常系です。バトルから甘々な雰囲気、シリアスなども書くことが出来ます。
ダークな雰囲気やホラー、ギャグ路線は得意ではないのですが、依頼された場合は精一杯頑張る所存です。性的な描写はお受けできませんのでご了承ください。

なるべく早く書き上げるつもりではありますが、多少お時間を取らせて頂きます。
どうぞよろしくお願い致します。

【発注文テンプレート】
・一人称or三人称の選択(一人称の場合、キャラクターの指定をお願いします)
・シチュエーションや雰囲気、ストーリーの大体の流れなど。
・台詞、入れたい描写など。

●サンプル●
記念すべき黒
雨が降り続く鈍色の空に千暁は鬱屈としていた。休みの午前中だというのにこうも雨が続くと気持ちも落ち込んで行く。ため息をついた時、ノックをし入ってきたあかりが声をかけた。
「千暁さん、アベスカさんが早く来いって。なにか約束してたんですか?」
その言葉に目を丸くする。いや、何も約束はしていなかったはずだけれど、と記憶を遡るが何も思い出せない。
「うーん、してなかったはずだけれど…分かった、ありがと」
服もそのままに学生寮の玄関に向かうと彼が立っていた。ベージュのジャケットの中には紺色のワイシャツ、暗めの赤いストールを首にかけている。珍しくメガネをかけている姿は新鮮だった。明らかに私服だが、当の約束が思い出せずに悩んでいると彼が千暁に気付く。
「遅い」
むすっと顔をしかめて言うアベスカに彼女は口ごもる。
「ご、ごめん…でも確か私、約束とかしてなかった…ような…?」
彼はその言葉を聞き、信じられないと言うような目で千暁を見た。アベスカは多くを語らない分、視線や仕草に感情が出やすい。これは何か大事なことを自分は忘れているなと千暁は失言を悔いる。
「…日付を見ても何も思い出さないか」
呆れたようにため息をついた彼が言う。今日の日付は6月2日。はたと気付いた。
「あー…えっと…あたしの誕生日?」
「本当に忘れているとはな…」
頭を押さえる仕草をするアベスカに千暁が苦笑する。いつもなら祝ってくれる家族もいないし、誕生日を教えた事があるのは彼だけだった。千暁自身、家族の記憶が無い為に誕生日に関しても大分反応が薄い。そこまで思い入れがなかった。
不意に手を取られアベスカに流れるようにキスを落とされる。一瞬の出来事に千暁は驚く暇も無かった。
「今日一日、お前さんと過ごしたい」
良いだろう?と問うその目は不安げに揺れる。小さく笑って千暁は頷いた。
「もちろん!」

服を着替え、雨が降り続く街へと向かう。憂鬱だった雨さえも彼と一緒なら楽しいものとなる。そんな些細なことが千暁には嬉しいものだった。学校内では恋人らしい事も出来なかったので、こうして隣を歩けるだけでも幸せだと思う。
観に行きたいと言っていた劇を観賞し、他愛のない事を話していた時だった。
「…千暁っちゃ?」
声をかけてきたのは友人である嘉晴だ。彼も制服ではなくシンプルな私服を着ていた。千暁が駆け寄って話しかける。
「嘉晴!買い物か?」
「んだ、それと図書館に本を返そうと思って」
彼の手元には手提げ袋があり中には本が数冊入っていた。読んだ事があるタイトルに千暁は声を弾ませる。
「ああ、この本って前に授業でやった所だろ?あたしも読んだ事ある、分かりやすいよな」
そう話を繋げる彼女に嘉晴は頷いた。
「確かに論文の所とか、上手くまとめられてて良かったな」
その言葉に頷く千暁は、隣にいるアベスカが見るからに機嫌が悪くなっている事に気づいていない。それに気づいた嘉晴が苦笑をし、彼女に教えるように話す。
「そろそろ行かねえとだ。お二人さん邪魔して悪かった」
「いや、大丈夫だ…ってこら、アベスカ!」
さすがに面白くないとアベスカが千暁の手を引き歩いていく。引っ張られながら千暁は嘉晴に手を振る。彼女は律儀だがその性格は付き合う上では大変そうだ、と嘉晴は苦笑し図書館へと足を向けた。
手を強く握られ千暁が痛みに声を上げると、彼はようやく手を離した。
「どうしたの、そんなに嫌だったのか?」
口を一文字に結んだアベスカは不機嫌そうに彼女を見る。目はとても悲しそうな色をしていて、千暁は言葉に詰まる。なにも言えなくなってしまうじゃないか。
「…恋人が異性と話してて良い気分になる者などいないだろう…」
ぼそりと呟いた彼は、嫉妬をしていたようだった。年上でいつも飄々としている彼が嫉妬をするなんてと彼女は少し驚いた。そして、少し笑って安心させるように言う。
「大丈夫、一番好きなのはボフミールだけだよ」
言ってから照れたように頬をかいた。そして、話を変えるように午前中に話題を戻す

「そういえば、ボフミールの誕生日はいつなの?」
聞いた事なかったよね、と言う千暁にアベスカは冷ややかな目を向ける。忘れたのかとでも言うような非難の目だ。
「…今日だ」
「えっ」
千暁が驚き、彼はため息を吐く。先程買ったのだろうコーヒーを飲み、アベスカは話し出した。
「もともと俺は誕生日の記録が残っていなかった。それを聞いたお前さんの提案だったというのに…忘れるとは呆れたものだ」
彼が少なからず楽しみにしていたのに、自分は…と千暁は肩を落とす。それを見たアベスカが彼女の頭を撫でた。
「…すまない、そんな顔をさせたい訳じゃない。誕生日なのだから笑ってくれ」
そう言うと困ったように小さく彼が笑う。

少し前のことだ。千暁がアベスカの誕生日の事を知り、名案とばかりに手を叩いた。
「それじゃ、あたしと一緒の誕生日にしよう!6月2日!そしたら二人とも一緒に祝える!」
一瞬、ポカンとしたアベスカは吹き出すように笑う。千暁は何故彼が笑うのかが分からず首を傾げた。彼はこうして自分を祝おうとしている彼女の存在が純粋に嬉しかった。その時が来たら、彼女と一緒に過ごしたい。今から楽しみになっている自分に少し呆れる。彼は千暁と新しい自分の誕生日を心待ちにするのだった。

記念すべき黒
(なんと喜ばしき日か)
●ここまで●

最後になりますが、誠心誠意頑張らせて頂きます。
何卒よろしくお願いいたします。

依頼結果

総依頼数:4

VERYEASY:0EASY:4NORMAL:0HARD:0VERYHARD:0NIGHTMARE:0

完全成功 :0大成功 :0成功 :4失敗 :0大失敗 :0結果待ち :0

リプレイ挿絵

SS発注

SSタイプ SS 制作日数 (概算) RC 現在 制作中 リクエスト
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リクエスト シナリオ - - - - リクエストシナリオは受付していません。

得意なSSジャンル

バトル/ほのぼの/恋愛/NL/BL/GL

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