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シナリオ詳細

奏音の鉄人修行!~破れ、鉄人魔砲拳!~

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●現れる鉄人
 覇竜領域デザストルには木人と呼ばれるモンスターがいる。
 地面から生えてきて集団で修行をして、やがて師範代、師範へと成長していく。
 そうして師範級まで成長したら覇竜の何処かへ旅に出るという、そんな訳の分からない生態のモンスターだ。
 例えるならば求道者、であるのかもしれないが。その適当な造形でなければ、もっとシリアスできたかもしれない残念モンスターだ。
 師範級まで成長した「木人師範」はそれぞれ固有の武術を極めており、その強さは尋常ではない。
 ワイバーンだって蹴り殺す、と言えばその強さは誰もが理解できるところではあるが……。
 その覇竜の奥地から、歩いてくる人影があった。
 いや、人ではない。人にも似ているが、顔のない人形じみたその姿。
 適当に作った人形のようなその姿は木人にも似ている。
 だが、違う。何が違うかといえば、材質だ。そう、その姿は……鉄人、とでも呼ぶべきだろうか?
 その佇まいも歩き方も、まさに武人そのもの。明らかに何らかの武術を収めている者のソレだ。
 しかし、この鉄人。何処へ向かうのか。
 まさか……武者修行だとでもいうのだろうか?
 それはまだ、分からない。

●道場破りされた!
「大変だ! 道場破りだよ!?」
「道場破り?」
 突然目の前にやってきた【鉄心竜】黒鉄・奏音 (p3n000248)に、『黒き葬牙』ベネディクト=レベンディス=マナガルム(p3p008160)は訝しげな声をあげる。
 道場破り。
 何処の道場が誰に破られたというのか。覇竜での心当たりを考えているうちに、ベネディクトは1つ思い当たるものがあった。
「まさか……木人道場か?」
「そうだよ! 鉄人がやってきたんだ!」
 聞いた瞬間、ベネディクトは自分の中でその情報を処理するのに時間がかかった。
 広い宇宙の中で茶太郎が面白い顔をしている光景を幻視した気がしたが……さておいて。
「そうか。その鉄人とは何だ?」
「鉄人は鉄人だよ! なんか木人道場に向かってるのを見たんだ!」
 よく話を聞いてみれば、奏音の修行場の1つでもある、木人の生える「木人道場」の方角に木人に似た、けれど金属製の別モンスター「鉄人」が向かっているのを見たのだという。
 ただ、この鉄人。今まで奏音も見たことがないような……いわゆる、初見のモンスターであるのだという。
 木人は性質として、自分達の修行場にやってきた余所者に襲い掛かる。
 だからこそ鉄人にも襲い掛かるだろうが……木人と同じ性質だと仮定すると、鉄人は恐らくは「師範」級。
 最大でも師範代級しかいない木人道場では敵わないだろう。
 これはつまり、修行のチャンスなのだと奏音は言う。
「木人も鉄人も叩きのめす! これって、凄い修行になりそうじゃない⁉」
 そうして見事倒すことができれば、久々に広い場所で皆で修行も出来るだろう。
 最近の緊迫した状況が続く中で……お気楽娘な奏音と一緒にこういうお気楽な依頼をこなすのも、あるいは大切なことである……かもしれない。

GMコメント

亜竜集落フリアノンに住む「黒鉄・奏音」からの依頼となります。
奏音の案内でフリアノンから近い山岳地帯を進み、岩肌に囲まれた「木人道場」を目指しましょう。
木人道場はワイバーンも外から入ってきにくい、岩場に囲まれた草地です。
皆さんが到着する頃には、木人たちと鉄人がやりあっています。
乱入してとにかくぶっ倒しましょう!
全部終わったら遊ぶも良し、奏音と修行するも良しです。

●木人道場
奏音命名。定期的に木人が生えてきますが原因は不明。

●モンスター(木人は木で作った雑な人形みたいな外見です)
・木人×20
ちょっと強いです。防御無視効果のある「木人破鎧掌」と「木人破鎧蹴」を使用します。

・鉄人師範×1
強いです。手の平から魔砲のような攻撃を放つ「鉄人魔砲拳」、更に強い「破式・鉄人魔砲拳」を使用します。なお近接技は胃にくる鉄人ボディブローです。どうして……

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • 奏音の鉄人修行!~破れ、鉄人魔砲拳!~完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2022年12月05日 22時20分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)
陰陽式
冬越 弾正(p3p007105)
終音
ベネディクト=レベンディス=マナガルム(p3p008160)
戦輝刃
アーマデル・アル・アマル(p3p008599)
灰想繰切
オライオン(p3p009186)
最果にて、報われたのだ
ルシア・アイリス・アップルトン(p3p009869)
開幕を告げる星
ユーフォニー(p3p010323)
竜域の娘
秦・鈴花(p3p010358)
未来を背負う者

リプレイ

●今、再びの木人道場へ
「今日も今日とて、木人道場。もうすっかりと定番になったな。木人相手の修行にも、大分慣れてきた頃合いだ――ここに来て更に、木人以外の新種が出てくるとは思いもしなかったがな?」
「凄いよね!」
「まあ、凄いが」
 『陰陽式』仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)と【鉄心竜】黒鉄・奏音 (p3n000248)が、そんなことを言いあう。
 木人道場に関わる事件は何度かあったが、流石の汰磨羈も鉄人は初めてだ。
「道場破りには道場破りをぶつけんだよ! という発想、悪くないな。ーマデルも一緒に来てくれているし、一緒に戦うための練習をしよう。いわゆるタッグ技というやつだ」
「えっ。あ、そうだな」
 『黄泉路の楔』冬越 弾正(p3p007105)に『灰想繰切』アーマデル・アル・アマル(p3p008599)が頷くが、早速打ち合わせをするあたり実に気が合っている。
「ぼくじんじゃなかった。もくじんだった、なるほど。この木人……動くぞ! 更に鉄人? 早く倒さねば、強者の気配にホイホイされて黄金とか金剛とかが来る前に……! ……と、ここまでが説明回だ。それにしてもポメ太郎殿の冬毛は素晴らしくもふもふだな……」
 そのポメ太郎の主である『黒き葬牙』ベネディクト=レベンディス=マナガルム(p3p008160)も「ああ、そうだろう」と頷きながら木人道場への道を行く。久々の木人道場だが、この事態は本当に予想外ではあった。それに……。
「奏音と修行の為に共に戦うのも少し久しぶりだな。お互いに以前よりは強くなっているだろう、楽しみだな」
「だね!」
「鉄人か。何処から現れたのかわからんが、俺達の修行の糧になって貰うとしよう」
「木人が生えてくる……それに鉄人か。中々に経験しがたい状況ではあるな。原理は兎も角、叩けば良いというのならば話は簡単だ。修練の一つとして利用させてもらうとしようか」
 『元神父』オライオン(p3p009186)もそう頷き、近づいてくる木人道場を眺める。
 その隣では『魔砲トレーナー』ルシア・アイリス・アップルトン(p3p009869)がフンフンと鼻息も荒くするほどに戦意が高い。
「木人の魔砲道場が襲われてるのでして! でも魔砲で道場破りをする、ということなら許せるのですよ! ただ……そのボディブローだけは見逃せないのです! 魔砲拳の【万能】はどうしてついているのかを一度ゆっくりと考えてみてほしいのですよ!」
 なんかもうルシアは飛んでいきそうな勢いだが、奏音が捕まえて、手際よくモフモフ不足に陥っていた『パンケーキで許す』秦・鈴花(p3p010358)に渡す。
「はい、仕舞っちゃおうねー」
「ああーっ、仕舞われちゃうのでして!」
 そうしてルシアを抱っこした鈴花は、逃がさないようにギュッとしながら声をあげる。
「ははーん、いい度胸じゃないの木人達! 奏音の作った道場に殴りこんで道場破りだなんて。あの子の作った道場に殴りこむってことは、アタシ達ドラゴニアに喧嘩を売ったってことよ。これはもう、拳でわからせるしかないわ!! いくわよ!」
「でしてー!」
「おー!」
「はい! 道場破りですね? 頑張りますよ、おーっ!!」
 『ドラネコ配達便の恩返し』ユーフォニー(p3p010323)も勢いよく手をあげる。
「木人さん……! 以前の報告書で読んだことあります。私、一度お会いして見たかったんです! さすが覇竜、他の国とは一線を画す種族がたくさんですね。そして新種の鉄人さん……! 木人さんも鉄人さんも動物疎通や無機疎通でお話しできるでしょうか。植物疎通はできないんですけど……何で修行してるのかなとか、どこへ旅立って行くのかとか、鉄人さんの生態とか……!」
 夢は広がるばかりだが……そんなユーフォニーの視線の先で、何かが木人道場に突入していく。
「む、いかん! 鉄人が先に突入したぞ!」
 汰磨羈の声に、全員が足を速めて。そうして全員が木人道場へと突入する。
「ところでアーマデル。道場破りたる者、倒せばその道場の看板を背負う事になる。それなりの礼節を持って破りにいこうか。まずは敷居を跨いだらアイサツだ。ドーモ、モクジン=サン。フユコシダンジョーです」
「挨拶は確かに大事だ。ドモークジンサン、アーマデラァルァマルデス」
 そう、挨拶は大事だ。なんか昔の本にもそう書いてある。というわけでフユコシダンジョーとアーマデラァルァマルがそうネタを挟んで。
「きっと掴みはバッチリの筈! 爆ぜろ平蜘蛛、全てを従え尽くすまで!」
「たのもー! じゃなかったえーとそっちは道場破りする方で待ち受ける方は……ちょーっと待ったー!」
 鈴花がちょっと混乱していたが……鉄人が早速暴れている木人道場へと全員が飛び込んでいく。
「既に戦いを始めているところ悪いが此処で俺達も混ざらせて貰うぞ」
 ベネディクトも黒狼の槍、そして直剣を構えながら戦いの場へと躍り出る。
「正々堂々という戦いでは無いが、これもまた被害を抑える為の一つの手段だ。奏音、修行のついでといっては何だが改めてその実力を見させて貰うぞ!」
「へっへー、任せてよ!」
 奏音も「ちょあー」と青龍刀を振るい、木人へと真っ先に斬り込んでいく。
「俺も負けてはいられんからな……いくぞ!」
 始まる戦いは乱戦。だからこそ、油断のできない戦いであった。

●VS鉄人
「目には目を、歯には歯を。そして、魔砲には魔砲だ! 威力にはそれなりの自信がある。勝負させて貰うぞ、鉄人師範!」
 汰磨羈の狙いは木人を一撃で破壊している鉄人師範だ。
 そのついでに、周囲の木人達も巻き込んでいこうというつもりだ。鉄人師範に襲われているとはいえ、木人もガッツリ敵なので当然だ。
 味方の動きに合わせて側面方向へ回り込み鉄人師範を軸として狙いを定め、複数体を巻き込める射線を確保して芒に月からの絶照・勦牙無極で薙ぎ払うことを狙っていく。
「いくら硬かろうと関係ない。その全てを容赦なくブチ抜く――その為の魔砲だ!」
 文字通りの鉄板焼きにしてやろう、と汰磨羈は笑う。
「まぁ、焼くどころか溶断するつもりでいかせて貰うが。魔砲だけだと思うなよ。両面攻撃使いならば、こういう芸当も出来るというものだ!」
 そんな中、ルシアは素早く辺りを確認して木人師範代が居ないことに気付いていた。
 まだ誕生していないのか、師範になって何処かに旅立ったのか。どうであるにせよ、そういうことならば。
「それなら一旦はルシアがここの師範代(仮)でして。さぁ! ありったけの魔砲拳でぶつかり合うのですよ!!」
 そう叫びながらルシアは練達のバトルものアニメであるビーム系の技を相殺し合うシーンっぽい感じに魔砲同士をぶつけ合おうとする。
「破式魔砲には破式魔砲の力! ……これがルシアの破式・魔砲拳でして!!」
 放つルシアの破式魔砲は、かなりの威力で放たれて。互いに互いを貫いていく。
 そう、木人は戦いの中で倒されていき、目に見える強敵は鉄人のみ……なのだが。この鉄人師範が凄まじく強い。
 だがそれでも、木人が弱いというわけではない。今回の木人たちは中々に厄介な技を使ってくるのだから。
「木人達の攻撃は強力だ。だが……攻撃は最大の防御! 俺達コンビに挑む奴はいないか!」
「来なくとも、こっちから攻め込めばいい……行くぞ、弾正!」
 弾正は無明魘魅からの三光梅舟を、アーマデルは英霊残響:逡巡からの蛇巫女の後悔を発動させていく。
(ふと気づいたんだが、こうやって連携をしっかりとって戦ってみると、明らかにアーマデルの方が俺より反応が高い。いつも俺が一番槍を入れて、それに合わせて貰っているが……ひょっとして俺が後からアーマデルに合わせて一発入れた方が効率よかったりするか?!)
 弾正がそんなことを考えているが……きっと、どちらでも良い結果を出せるだろう。コンビとはそういうものだし、この木人道場でそうした自分たちの成長のヒントに辿り着いたのは、素晴らしいことでもあるだろう。
「しかし鉄人、か……聞いたことがある」
「知っているのか弾正!」
「ああ。覇竜では最強の鉄人を生み出すための計画がかつてあったという。そして選ばれし28人の、おっと」
 木人の攻撃を回避したせいで弾正の解説が途切れるが、本当かどうかは不明だ。さておいて。
 オライオンもまた木人たちを相手取るべく魔導書を開き喚び出した入猫も騎乗し神気閃光を放つ。
「防御を貫いてくるならば、当たらないように動けばいい……それだけの話だ」
 そうしている間にも鉄人は仲間たちが対処している。ならばオライオンの今回の役目は木人への攻撃による、徹底サポートであったのだ。
「魔砲といえばルシアさん! 本場の魔砲を今日は間近で見れてますっ! 私も「勇気を灯す色」を付与して「殲光砲魔神」ずどーーーん!!! でして!! です!! 今井さん、とにかく連打、頼みました!」
 今日はルシアのフォロワーみたいになっているユーフォニーの殲光砲魔神が鉄人師範に叩き込まれ、鈴花がユーフォニーを狙った木人を黒顎魔王で叩き壊す。
「ありがとうございます、鈴花さん!」
「フォローは任せなさい! 必殺の拳なら、しぶとい木人がいたって一発よ!」
 そうユーフォニーに言いながらも鈴花は、保護結界を張るのを忘れてはいない。
(体を動かすのは好きだけど、ここは奏音が作った大事な場所だから。うっかりの事故で壊れちゃったら、悲しいもんね)
 そうして全ての木人は倒れ、残るは鉄人師範のみ。
「私の最大火力は「彩波揺籃の万華鏡」……見方によってはこれも魔砲、識別が無いのが玉に瑕です。でも今日くらいいいですよね? たぶんきっと避けてくれるはずです。私は仲間を信じてます! 万華鏡、いきますよーーーっ!!! 避けてくださーーーいっ!!!」
 いつもよりちょっとはっちゃけたユーフォニーの彩波揺籃の万華鏡が鉄人師範に炸裂した隙を狙い、ベネディクトが向かう。
「幾重にも見える残像を伴った攻撃だ、躱せるか!」
 ベネディクトの残影百手が鉄人師範に炸裂し、ルシアが一気に接近戦を仕掛けていく。
 そう、それはボディブローに対抗して今まで温めておいたとっておき
 これまでの数々の魔砲の修練の集大成。自らを魔砲に変えたり魔砲剣(拳)にしたり等……まあ、そういうアレである。
 これが練達のアニメなら背後にカットインが入っていくやつだ。
「とっておきの『殱光砲魔神拳』なのですよ!!」
 つまり至近距離からの殲光砲魔神。その一撃が鉄人師範にトドメを刺し……それが、勝利の決め手となった。
「さ、片付けて修行よ! え? さっきのは準備運動よ、ねえ? 奏音とーーさ、そこのちっこいの(ポメ太郎)も修行よ。アンタ冬だからってまんまるになりすぎよ。今日はブートキャンプよー!!」
「む……ベネディクト君の所のポメ太郎か。よしよし、そう悲しい顔をするものでも無い。適度な運動は心身共に大事な要素である。終わったら褒美のジャーキーでも買いに行こう。奏音君に聞き、何処か売ってそうな店があるか探してみようではないか。なに、如何に遠くとも、俺の灰猫に乗ればあっという間に着くだろうさ。腹ごなしが終わればそうだな……ベネディクト君に許可も貰って、運動がてら遊ぼうか。うちの灰猫もたまには表にだしてやるとしよう」
 鈴花とオライオンはポメ太郎にそう声をかければ、ベネディクトも楽しそうに笑う。
「どうした、そんなに嫌か? さっきまではやる気があっただろうに」
 何人か一緒に遊んでくれると言って居るぞ、と言えばポメ太郎の中での意識が切り替わったのか嬉しそうに尻尾を振る。
 そんなポメ太郎にベネディクトは「よしよし、頑張れ」と撫でてやって。
「良し、では俺も修行をするか。今日は改めて足腰を鍛える為にそこらを走るか……奏音はどうする? 何かする事が決まっていないなら、共に修行に励むのも良いのではないだろうか」
「うーん。じゃあまずは皆で走る?」
「いいわね!」
 即座に鈴花も賛成し、そんな仲間たちを見ながら弾正とアーマデルが訳知り顔で頷く。
「鉄人師範、手ごわい相手だった。しかし道場破りを撃退すれば、また新たな道場破りが門戸を叩きに来るもの……もしかしたら今頃、覇竜の何処かの地で「鉄人師範が敗れたか。だが奴は四天王の中でも最弱……」等と言われているかもしれない」
「せやかて弾正! あのレベルがあと3人居るいうんか⁉」
 そんな男2人の漫才をそのままに、汰磨羈は「うーむ」と唸る。
「ところで。少々、嫌な予感がしているのだが。木人と同じ性質で、且つこの鉄人が師範だというのなら。この辺りのどこかに『鉄人道場』もあるということだよな」
「鉄人道場⁉ 強そうだね!」
「……おい奏音、目が輝いているぞ。ステイだ奏音。言うなよ、『鉄人道場を探し出して殴り込みにいこう!』とか言うなよ!? このまま徐々にグレードアップとか洒落にならんぞ……ッ」
「最終的には何になるのかな⁉」
「知らん! フラグをたてるのはやめろお!」
 アーッと汰磨羈が声をあげるのを仲間たちは笑って見ていたが……そういうのが「有り得ない」と言えないのは、覇竜の怖い話では……あるだろう。
 でも、きっとそんなことにはならないだろう。たぶん、きっと。
「く、組み立てても直らないのでして!」
 鉄人師範を組み立てようとしているルシアを奏音が「はーい。仕舞っちゃおうねー」と運んでいくあたりでフラグは折れたはずだ。たぶん。

成否

成功

MVP

秦・鈴花(p3p010358)
未来を背負う者

状態異常

なし

あとがき

鉄人師範撃破!
おつかれさまでした!

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