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シナリオ詳細

<総軍鏖殺>悪しき強さを否定せよ

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●悪しき強さ
「ヒャッハー!」
「新皇帝さまのお達しだー!」
「もうお前等を助けてくれる奴等はいねえぞお!」
 モヒカン頭の如何にも悪そうな……頭も悪そうな男たちが、何処から略奪してきたものか、蒸気バイクに乗って暴れ回る。
「う、うわああああ!」
「ハハハ、この村は俺たちレーテン一家のもんだぜえ!」
「くそう、守れ! あんな奴等に好き勝手させるなあ!」
 村の自警団だろうか、門を閉めて矢を射かける男たちに、一際偉そうな恰好をした男が蒸気カーの上で欠伸をする。
 矢のうちの一発はその男に向かって飛んでいくが……男は必要最低限の動きでそれを避けてしまう。
「ハッ、つまんねえ攻撃だ」
「レーテンのアニキィ! 大丈夫ですかい!」
「おう、大丈夫だ。しかしまあ、ちょっと趣向を変えるか」
 レーテンと呼ばれた男が角笛を鳴らすと、レーテン一家のチンピラどもの動きが止まる。
「おい手前ら! 方針変更だ! 一匹も逃がさず捕まえろ! こいつ等全員俺等の奴隷にすっぞ!」
「うおおおおおおお!」
「何処までやっていいんすか!」
「殺さなきゃオッケーだ! 大事な奴隷だ、出来るだけ無傷で捕まえろよォ!」
 それはまさに悪党の所業。
 奴等の前に村の運命は今……風前の灯火であった。

●帝政派からの依頼
 帝政派。それは行方知れずとなっている前皇帝ヴェルス・ヴェルグ・ヴェンゲルズの復権を狙う勢力である。
 今回は帝位が魔種、それも『冠位憤怒』に奪われたため、皇帝が変わったことを……少なくとも暗黙下では認めていない。また最悪でも『魔種ではない者』が帝位にあるべきと考えているのだ。
 そんな帝政派の中心人物は鉄宰相バイル・バイオン。
 立場上、新皇帝バルナバスとは交渉どころか、従う余地すらないため、混乱の渦中にあるスチールグラードからの撤退を余儀なくされた状態でだ。
 現在は近隣の街『サングロウブルク』に仮の拠点を構え、残念ながら一方的な防戦を強いられている。
 これは、そんな帝政派からの依頼。そしてこの事態をある程度予測していた『ヴァイスドラッヘ』レイリー=シュタイン(p3p007270)へ届けられた急報でもあった。
「タモミ村への救援……?」
「そうだ」
 レイリーの元へやってきた急使は、端的にそう頷いた。
 タモミ村。細工業の得意な村であり、数多くの工芸品……そしてこれはあまり知られていないが、細かい細工を要する軍需物資の製造にも関わっている村でもあった。
 鉄宰相としては、この村に協力を取り付け僅かな……本当に僅かだが、戦力拡大の助けにしようとしていた。
 その矢先の襲撃である。
 幸いにもタモミ村はその「知られていない仕事」関連で防備が不自然にならない範囲で他の村より強固だったが、それももう限界であるだろう。
 村の門が打ち破られ、ならず者が蹂躙するまではもう間もなくのはずだ。
「急ぎ人を集め救援に向かってほしい。貴殿たちだけが頼りだ」
 その言葉にレイリーは是と頷く。
 悪に蹂躙されようとする人たちがいるならば、レイリーが立たぬはずはない。
 これは何の疑いもなく、正義が遂行されるべき事態なのだ。

GMコメント

皆様が辿り着く頃にはタモミ村の門が壊されレーテン一家が村へと突入しています。
自警団はほぼ壊滅状態ですが、僅かに、かつ散発的に抵抗しています。また、傷を癒すことが出来ればまだ戦える自警団がいるかもしれません。
レーテン一家は家を見つけるとドアを叩き壊し略奪しようとするので、あまり組織だった行動をしていません。
他の奴と同じところにいても旨味が減るからです。
連中を全員倒し、タモミ村を救ってください!

●レーテン一家
凶悪な盗賊団です。新皇帝の方針を受けて、かなり大胆に行動に出てきました。

・レーテン
レーテン一家の頭目。蒸気カーに乗って村の中央広場にふんぞり返っています。
荒くれ者を纏める程度には強く、斬撃を飛ばす技を使えるようです。

・レーテン一家×50
レーテン一家の雑魚ども。強さは様々ですが、レーテンには全然及びません。
蒸気バイクでの轢き逃げアタックや手に持った各種の武器での攻撃を行います。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はCです。
 情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。

  • <総軍鏖殺>悪しき強さを否定せよ完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2022年09月24日 16時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

リュカシス・ドーグドーグ・サリーシュガー(p3p000371)
無敵鉄板暴牛
イーリン・ジョーンズ(p3p000854)
天才になれなかった女
如月=紅牙=咲耶(p3p006128)
夜砕き
レイリー=シュタイン(p3p007270)
ヴァイスドラッヘ
ニコラス・コルゥ・ハイド(p3p007576)
名無しの
ウィルド=アルス=アーヴィン(p3p009380)
微笑みに悪を忍ばせ
ルシア・アイリス・アップルトン(p3p009869)
ょぅι゛ょ
アンバー・タイラント(p3p010470)
亜竜祓い

リプレイ

●レーテン村へ突入せよ
「ボク達の国で悪い奴らの好き勝手させてたまるかっ! 『新皇帝』とかいう奴が許しても、ボク達が許しません。レーテン一家は全員力一杯殴ります!」
 『無敵鉄板暴牛』リュカシス・ドーグドーグ・サリーシュガー(p3p000371)たちがタモミ村に辿り着く頃には、タモミ村の門は破られ、中から怒号と悲鳴が響いていた。入り口付近の建物はもう略奪済なのだろう、扉が叩き壊されているのが見える。
 近くには自警団の死骸も放置されており、此処で激しい抵抗戦があったことが充分に理解できた。しかし、だからこそ冷静に対応せねばならない。
 リュカシスは村の出入り口にマキビシとワイヤーと爆発物を仕掛けておくと、しっかりと態勢を整える。
 これがどの程度役に立つかは分からないが、何もしないよりは格段に結果をもたらすだろう。
「奪われるのは怖い。私はいつも恐ろしい。だから奪われる前に、捨てる覚悟をするべきよ。できなければ――撃ち落とされる」
 それこそが絶対不変の倫理。すなわち、神がそれを望まれる。
 そう宣言するのは『天才になれなかった女』イーリン・ジョーンズ(p3p000854)。
 今回の作戦にあたり、集団で動く集団班と単独で動く単独犯に分かれていた。
 それは今現在の略奪の始まった状況に臨機応変に対応する為であり、単独犯の面々はすでに村の中へと突入している。
「イーリン、拠点の確保はお願い。私は村を駆け回って、生きている人片っ端から助けてくるわ」
「全くどこもかしこも大騒動でござるな。まずは各地の混乱を収めるところから。着実に物事を進めてゆくでござるよ」
「大まかな救出、敵に対して目立つ行動は集団班が担ってくれてる。なら俺のすることは裏でこっそりとそのスキマを埋めることだ……つーわけで陽動は任せたぜ、司書さんよ」
「よろしくなのでして!」
「ええ、そっちも任せたわよ」
 『ヴァイスドラッヘ』レイリー=シュタイン(p3p007270)の操縦する馬車もイーリンたち集団班の横を駆け抜けていき、ワイヤーや縄、釘などを持った『夜砕き』如月=紅牙=咲耶(p3p006128)と『名無しの』ニコラス・コルゥ・ハイド(p3p007576)と『にじいろ一番星』ルシア・アイリス・アップルトン(p3p009869)も走り抜けていく。
 そしてほぼ同時に軽く打ち合わせを終えたリュカシスとアンバーも走り出す。
「では、そろそろ始めましょうか」
「ええ、そうね」
 『亜竜祓い』アンバー・タイラント(p3p010470)にイーリンも頷き、『微笑みに悪を忍ばせ』ウィルド=アルス=アーヴィン(p3p009380)に指示を出す。
「ふふ、では始めましょうか」
 まず最初の作戦は、ひっかけられる範囲でのレーテン一家をひっかけること。
 馬車に乗ったウィルドは最初の作戦を遂行すべく、声を張り上げる。
「村の方はこちらへどうぞ。鉄帝の混乱を聞き、幻想から支援物資をお持ちしました!」
 正義感あふれる貴族が村人のために貴重品を持ってやってきたといった形で喧伝し、レーテン一家を釣ろうというのだ。
 そんなウィルドは元々幻想貴族・アーヴィン家の現当主であるものの、そこに 貴金属類は多めに身につけ、貴族アピールまでしている。
「ヒャッハー!」
「馬鹿な奴が来やがったぜ、襲え襲えー!」
 そして、レーテン一家のバイクの音が響き数人のレーテン一家がそこかしこからやってくる。
 ウィルドは彼等を「馬鹿な野盗共」と称したが、本気でバカだったようだ。
「くく……っ来ましたねぇ、餌に釣られた野良犬共が」
 馬車から飛び降りたウィルドが名乗り口上を響かせれば、レーテン一家の1人が躊躇なくウィルドにひき逃げアタックを仕掛けてくる。
「……? こいつ、妙に硬ぇぞ!」
 そしてそこに『鋼鉄の女帝』ラムレイに乗り現れるのはイーリンだ。
「大丈夫よ、私が来たわ!」
 馬上で声を上げ、旗を……見果てぬ先『紅依』を掲げる。
「神の名の下全てを奪うシスターよ、覚えておきなさい」
 如何にも凶悪なレーテン一家にイーリンは全く臆した様子を見せはしない。
「何気取ってやがる! 馬で蒸気バイクに敵うとでも思ってんのか!」
 襲い掛かるレーテン一家の1人に、イーリンは臆さず絶海拳・珊瑚を撃ち込む。
「ぐっはあ⁉」
 バイクから転げ落ちるレーテン一家の雑魚を前に、イーリンは不敵に微笑む。
「で、まだやる?」
 戦端を開いたことで、此処にレーテン一家もある程度集まってくるだろう。
 此処で派手にやればやるほど、他がやりやすくなる。だからこそ、手を抜くつもりはなかった。

●レーテン村を奪還せよ
「確かに鉄帝はフィジカルと暴力と魔砲と、えーっと……何かよく分かんない色んなのが殆どな国ですよ? でもそれは全て「正しい力」であったのでして!! ……一部ホントに正しいか? ってなるやつもありますけども! ややこしくなるので一旦は正しいと「仮定しておく」のです!」
 周りには一切目もくれずに最速で中央に向かうルシアは、そう叫ぶ。
 ルシアが目指すはレーテンただ1人。相手が隠れもせずに中央にいることが分かっているからこその猛突進である。
 当然、それは周囲で略奪中のレーテン一家の注意を引くが、全く気にしていない。
「ルシアは今のこの鉄帝の国としての在り方に「てっていこうせん」の構えでいるのですよ……! 「鉄帝」で「光線」、つまりは魔砲でして!!!!! この言葉は正に今この時のために存在していたのですよ!!!!!」
 ルシアを知っている人であれば「こうせん」とか言い出した時点で「あっ」と思ったかもしれないが、やはりである。
 さておいて突き進むルシアの先には、蒸気カーとふんぞり返っているレーテンの姿がある。
「な、なんだあ!? ガキが1人で……!」
 流石に単騎で突っ込んでくるルシアにレーテンも驚いたのだろう。だがもう遅い。
「とりあえず魔砲は正しい力であることが確定的に明らかなのです!!!!! やっぱり魔砲は全てを解決してくれるのでして!!!!!」
 ルシアがレーテンに向けて、それを放つ準備を整える。この一撃で、全てをひっくり返すために。
「壊し甲斐のありそうないかした車でしてーー!!!」
 放つは殲光砲魔神。轟音と共に放たれたその一撃はレーテンの蒸気カーを見事に爆砕させる。
「ぐ、ぐわあああああああ!?」
「レ、レーテンのアニキィィィ⁉」
 まさかの一撃にルシアを追いかけてきたレーテン一家の面々が声をあげ、すぐに怒りをたぎらせて。
 しかし、ルシアの手には空想絡繰異聞録がある。
 世界に嘘をつき続け、痛みも苦しみも消し去る空想絡繰異聞録はルシアにこの状況を乗り切るだけの力を与えてくれる。
 そして……その轟音にルシアの作戦成功をリュカシスとアンバーは感じ取っていた。
「民を蹂躙せんとする不貞の輩……黙認など出来ようがありませんね……力が正義というのならば力をもって制してあげましょう! 我が名はアンバー! アンバー・タイラント! 我が刃恐れぬのならば掛かってきなさい!」
 名乗り口上をあげ大薙刀『屠龍』を振るうアンバーがレーテン一家を相手している間にリュカシスのヴァルキリーオファーが傷ついた自警団員を癒していく。
「助かった!」
「この野郎! 何度もやられると思うなよ!」
 流石に死んでいては助けられないが、怪我をしているだけの自警団員を助ければ彼等も戦線に加わってくれる。
 対するレーテン一家は略奪優先でバラバラに動いている為、各個撃破は難しいことではなかった。
「よし、集会所に変わらず敵は無し! 避難所に使えますよ!」
 襲撃された住人たちも怪我をしていたり恐怖におびえたりしているが、その為にリュカシスはFLASH-DOSUKOI02やドスコイマンモスを用意してきていた。
「負傷者がいたらドスコイマンモスとFLASH-DOSUKOI02に乗ってくださいね」
 このまま集会場へ住人たちを輸送し、バリケードを築く。ひとまずの目標はそれであり、仲間たちの援護によって成り立ってもいた。
「相手が組織立って動いていないのが幸いですね。各個撃破をもって駆除しこの地に安寧を取り戻すとしましょう」
「この調子でいけば自警団による防備体制も再度構築可能です。今のところ順調ですね」
「ええ、不意の強襲等警戒しつつ行動は迅速に。住民の保護は速やかに事を進めるといたしましょうか」
 アンバーとリュカシスは頷きあい、進んでいく。
 そう、この状況は全員の行動によって作られていた。
 入り口付近でレーテン一家を引き付けるウィルドとイーリン。
 中央にてレーテンを強襲したルシア。
 そして……馬車で村人の救出にまず専念するべく、村の端々を周るレイリーもそうだ。
「馬車ァ!? 何処の馬鹿だ、逃がすと思ってんのか!」
「おい待て、俺の獲物だぞ!」
 当然馬車は目立つし、レーテン一家の連中が寄ってくる。
 だからこそレイリーは<白騎見参!>を発動し大声で名乗りを上げる。
「ヴァイスドラッヘ、只今参上! 賊よ、正義の裁きをくらいなさい!」
 助けた村人の乗る馬車の前に立ちはだかり敵意を自分へ向けさせ、襲われる前の村人たちに馬車に乗るように促す。
「ハッ! よく分かんねえが……まずは痛い目にでもあいなあ!」
 ひき逃げアタックを仕掛けてくるレーテン一家の一撃をレイリーはデア・ヒルデブラントを発動させ、盾で受けて崩しランスで一突きする。
「ぐはあ⁉」
 レーテン一家をその一撃で仕留めれば、他のレーテン一家の連中の殺気も強くなっていく。
 殺さずに確保したいが火急の場では拘らず。そう決めているからこそ、レイリーの動きに迷いはない。
「安心しなさい、私が来たらもう平気よ。避難所作ってるから案内するわ」
 すでに避難所の予定地については事前に共有済だから迷うこともない。
 そちらはアンバーとリュカシスに任せ、レイリーは村を駆け回り自警団員や村人を救出したり他の人が助けた人を回収し避難所へ護衛することに集中すればいい。
 自分の役目に集中すればうまくいく。それは咲耶も感じていた。
「仲間たちの首尾もどうやら上々……さて、おいたが過ぎる賊共等にきついお灸を据えてくれよう」
 地図も事前に用意したからこそ、単独班の仲間と担当範囲を被らない様に分担して行動し効率よく立ち回れる様に心がけていた。
 幸いにもレーテン一家は煩いので、何処で何をやっているかも分かりやすい。
「ここからは時間との勝負。手早く行くでござるよ!」
 咲耶は村内を移動中に道の処々に蒸気バイクのタイヤを潰す為の釘を多めに撒いていた。
 そして家や障害物を抜けながらエネミーサーチを活用しながらレーテン一家を捜索……するが、これもまた連中が煩いので見つけるのにあまり苦労はない。
「ひぃ、ふう、みい……よくもここまで数を揃えたものよ。これも賊共の頭の人徳が故でござろうか?」
 見つけ次第忌呪手裏剣で仕留めてはいるが、数が多いので休んでいる暇はない。
 自警団と会えば救出、住民には仲間と取り決めた避難所へ向かう様に呼びかけを行い、見つけ次第奇襲を行う。
「鉄宰相殿から依頼を受けたローレットの者でござる。今すぐ皆は安全な場所へ避難されよ!」
 叫ぶ声を聞きながら、ニコラスも不敵に笑う。
「よく頑張った! お前らの抗いはちゃんと俺たちに繋がったぞ!」
 ニコラスは見つけたレーテン一家に奇襲を仕掛け、天魔覆滅を振るう。
「ぐあっ……」
 一撃で倒したレーテン一家をそのままに、ニコラスは破壊されかけた扉の奥にいる人々に呼びかける。
「こいつ等は俺たちが倒す! 集会場が避難所になってるから向かってくれ! あとは……そうだな、逃げそうなレーテン一家の連中を見つけたら鍋をおたまで三回鳴らしてくれると助かるが……ま、無理のない範囲でな」
「わ、分かりました! お気をつけて!」
 そうして集会場に向かっていく村人を見送り、ニコラスはまた別の場所へと走る。
「肉強食が常ならば、お前も喰われる覚悟はできてるよな? 流れはこっちへと傾いたぜ。さぁ終わりの時だ」
 その言葉通り、レーテン一家は初撃で見事最大火力にてレーテンを奇襲し仕留めたことでまとまりを欠いたレーテン一家を見事全滅させることで終わった。
 そして……イーリンの呼んだレイディ・ジョンソンが、炊き出しのついでに村人たちにとある提案をしていた。
「はぁい、ラドバウ自治区でおなじみ。炊き出しママの出張サービスよイーリ……シスターちゃん♪」
 レイディ自体の仕事は「戦闘不能になったレーテン一家ちゃんの拘束と数のカウント」であった。
 結果としてレーテン一家はその凶暴性から全員死に至っており……それは頭目であるレーテンも同じであった。
「私を手伝ってくれるならラドバウ自治区に紹介したんだけど……」
 しかしまあ、どのみち言うことは聞かなかっただろうし、野犬を躾けるほうがまだ言うことを聞くだろう。
「ここも直ぐに拠点の一つとなる筈。村人達と村内の片付けを手伝うとしよう。しかし……このままでは冠位への反撃もままならぬでござる。早くこの混乱が落ち着けば良いのでござるが」
「鉄帝のあんな勅が出るようだと、あんな奴らが出るわよね。それもたぶん、これじゃ終わらないほどに」
 咲耶にレイリーも頷き、溜息をつく。
「人の心根が試されるえげつない勅ですね……まったく」
 アンバーもそれに同意するが、まさしくその通りだろう。
 鉄帝の抑え込んだ闇の部分が溢れ出し、この事件はまさにその始まりに過ぎない。
 誰もがそれを……強く、感じていたのだった。

成否

成功

MVP

イーリン・ジョーンズ(p3p000854)
天才になれなかった女

状態異常

なし

あとがき

ルシアさんの火力が凄くてレーテンが一撃死しました。
火力は時として正義……!

ご参加ありがとうございました!

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