シナリオ詳細
<覇竜侵食>蹂躙機動のスレイプニール
オープニング
●1つの戦い
スレイプニール。そう呼ばれるモンスターが覇竜にはいる。
全長は10m。外見は白毛の馬のような姿。だが馬と比べれば、その大きさだけでなく筋肉量も段違いも多い。
その性質は傲岸不遜にして唯我独尊。
逆らうものは容赦なく踏み潰し、邪魔なものは容赦なく打ち砕く。
大抵の場所は踏破する身体を持ち、数万里を駆けても鈍らぬ足を持つという。
時折「外」にも出て目撃され、信仰の対象にすらなることもあるというモンスターだ。
なんとも凄まじいモンスターだがその性質は非常にストイックでもあり、覇竜に住む生き物の中では邪魔さえしなければ殺されることはない……と言われる程度には周囲に興味を持たないモンスターでもある。
優しいとか穏やか、ではないのは流石に覇竜の生き物といったところだろうか?
まあ、そんな生物はドラネコを筆頭に戦いとは無縁でも生きられるような生態をしているから別物なのだろうが。
ともかく、そんなスレイプニールだが……何かを引き連れて走っているのが見える。
いや、引き連れているというよりはスレイプニールを何かが追っている……のだろうか?
スレイプニールを引き離されても追い続けるのは、最近覇竜の地上に異例の進出をしてきているモンスター「アダマンアント」の群れだ。
近頃覇竜の他の生き物を狩って回っているアダマンアントだが、次はスレイプニールに目を付けたということなのだろうか?
速度で負けて引き離されても諦める様子は一切ないアダマンアントたちは……ここ数日の追跡で、スレイプニールの休憩所などを絞り込みつつあった。
それが最終的にどのような結果をもたらすかは……あまり、考えたくはない。
●スレイプニールを救え
「ここ数日、スレイプニールとアダマンアントどもが追いかけっこをしているようでの」
黒鉄・相賀はそう言うと、地図を広げる。
「スレイプニール自体はほぼ相手にしとらんようじゃが、アダマンアント共は違う。何としてでもスレイプニールを狩ろうとしとるようじゃ」
相手は豊富な戦力を持つアダマンアント。
その戦力を少しずつ削っているとはいえ、まだまだ油断はならない。
数を頼みにした作戦などは、彼等の得意とするところだ。
「幸いにもスレイプニールは目立つからの。大体の居場所などは割れとるが……問題は、アダマンアント共もスレイプニールの『日課』を把握しつつあるっちゅーことじゃ」
スレイプニールが気まぐれを起こして別の場所に行かない限り、そのルートなどは絞られてくる。
アダマンアントが数をもって調査すれば、休憩場所だって割れる日は近いだろう。
いや、今まさにこの瞬間、あたりをつけて襲撃の準備を整えていたとしても不思議ではない。
「勿論のことじゃが、スレイプニールを狩らせるわけにはいかん。あれは自分しか見とらん暴れん坊じゃから、進路近くは結構安定した安全領域にもなるんじゃよな」
覇竜に生きる者特有の「強い」生き方を見せながら、相賀は軽く笑うのだった。
- <覇竜侵食>蹂躙機動のスレイプニール完了
- GM名天野ハザマ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2022年04月05日 22時05分
- 参加人数10/10人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 10 人
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参加者一覧(10人)
リプレイ
●スレイプニールの休憩所へ
「此度がローレットにおける初仕事。初陣たる相手は、岩のように頑強な巨大アリ。その舞台が、故郷である覇竜というのは中々に思うところはありますね」
道中、『Cavaliere Rosa』クラリス・クロシェット(p3p010545)はそんなことを呟いた。
「ここは強きものが生きる世界。私はまだ歴々の実力を持つ皆様には劣るやもしれませんが、臆する気持ちはありません。共に戦い、勝利を収めましょう」
戦いにおいてはクラリスのような心意気が大事になる。だからこそ、誰もがそれに頷く。
特に今回の相手はアダマンアント。放っておけば世界を滅ぼしかねない勢いを見せている相手であり……だからこそ、臆していてはならないのだから。
「アダマンアントの執拗な追跡も意に介していないとは流石は覇竜の生き物ですね……ですがアダマンアントはそんな相手も倒せてしまうかもしれない数があります、蜂の群れは熊をも倒す、油断は出来ません。必ず守り抜きましょう!」
『白銀の戦乙女』シフォリィ・シリア・アルテロンド(p3p000174)が、そう叫ぶ。
地上に出てきているアダマンアントの今回の狙いはスレイプニール。全長10mの馬型モンスターだ。
時折「外」にも出て目撃され、信仰の対象にすらなることもあるというモンスターだが……そのスレイプニールが、今狙われているのだ。
「スレイプニールと呼ばれる馬の姿をしたモンスターか……ただ、モンスターとはいえ人に害をなさないようならわざわざ倒す必要もないし、アダマンアントを倒すためにも共に戦った方がいいだろう。さて、言語が通じる相手ではないかもしれないが、誠心誠意心を込めて交渉しようじゃないか」
「基本的に馬って甘いものが好きなんだよね。もちろん甘くてもチョコとかは止めた方が良いんだけど。とりあえず、食べ物を持って行って友好的に対応すれば良いかなぁ?」
『チャンスを活かして』シューヴェルト・シェヴァリエ(p3p008387)に答えたのは『赤い頭巾の断罪狼』Я・E・D(p3p009532)だ。
その背中には背負子を背負っているが、中身は詰められるだけの人参と林檎と角砂糖だ。かなりの重さではあるが、Я・E・Dに疲れたような様子は今のところ見受けられない。
上手くいくかは分からないが、必ず仲良くするという気合の表れにも見えた。
「先ずはスレイプニルの信用を得るのが大事って事だな」
『梅妻鶴子』梅・雪華(p3p010448)が頷けば、『にじいろ一番星』ルシア・アイリス・アップルトン(p3p009869)もそれに同意する。
「覇竜って、色んな生き物がいるのですよー。強ければ今回みたいな不測の事態にならない限りは自由なのです。知ってたけども改めてワイルドな場所なのでしてー」
そう、覇竜は強さが全てだ。強ければ大抵の道理は引っ込む場所だが、スレイプニールの自由な生き様もソレとということなのだろう。
そして雪華たちが辿り着いたのは、地図に記載されている「スレイプニールの休憩所」だ。
本来はそうではなかったのだろうが、あちこちに砕かれた跡があり広い空間になっているのが分かる。
「アダマンアントの連中、今度はスレイプニールに目を付けたのね。ホント、よくもまぁこうも一癖も二癖もある連中にちょっかいを掛ける気になるっていうか……こっちもそんな癖のある連中と毎回共闘しようとするんだからアレだけど」
『炎の剣』朱華(p3p010458)であれば、スレイプニールに手など出さないだろう。
外の世界には「馬に蹴られて死んじまえ」といった格言があるが、それで本気で蹴り殺しにくるのがスレイプニールだからだ。
「外の世界の馬とはまた違うんでしょうけど似通った部分もあるでしょうし、朱華は貢物としてニンジンやリンゴ、ハチミツだとかの甘いものを用意してみたわ」
そうして用意していたものを下ろす横で、地面や砂利の質を確かめていた『天を見上げる無頼』唯月 清舟(p3p010224)がポツリと呟く。
「土産は……やっぱ自然界で暮らしとんなら食い物が一番なんじゃろうか。聞いても……わからんしな。酒や果物、肉が良さそうか。ちょっと味見してもダメ? ダメ……はい……」
そんな冗談を清舟が飛ばす近くでは、ルシアは掃除を始めていた。
「もしかすると「砕いたそのままの景観がいい」というタイプかもしれないので、細かなごみを端の方に掃けておくのでして。家事全般での掃除の経験が活きたら嬉しいのですよー」
「暴れん坊とは暴れん坊なりの付き合い方があるっていうことだね。自然で生きる術……という感じがして、私としては素敵な関係だな、とも思っちゃうね。だからこそ、それを台無しにしちゃうアダマンアントにはおかえり願わないとね!」
『希望の蒼穹』アレクシア・アトリー・アバークロンビー(p3p004630)もルシアと共に掃除を進めていく。
そういった細かいところからも友好のきっかけになるかもしれない。
やれるべきことはなんでもやっておくのが正しい所作と言えるだろう。
「他に興味を持たないが故に敵意を向けなければ襲われる心配がない、ね。確かに、そういった存在は此処で生きていく上では重要でしょうから、このまま狩らせる訳にはいかないわね……とはいえ、このまま戦うと巻き込まれかねない。まずは此方が敵ではない事を示して、最低限の共闘が出来るようにしないとだわ」
「交渉事は任せる、が……強さが地位を築く此奴等の性質からして、言葉や貢物と同時に儂等の"力"っちゅうもんを見せるのも大事なんかなぁと思うわ。丁度良い奴等も居ることじゃ。見せてやろうじゃねぇの小さき者の強さってぇのを!」
『プロメテウスの恋焔』アルテミア・フィルティス(p3p001981)に清舟がそう応えれば、丁度捧げものの準備も出来て来たところだった。
大きな敷物を敷いて、その上に持って来た食べ物を山にしておく。
古来より捧げものといえば「こう」という、伝統のあるやり方だ。
「……あっ、何かが来るのですよ! 多分スレイプニールでして!」
ルシアのそんな言葉の直後。スレイプニールがヌッと崖を登ってくる。
垂直な崖でも全く意に介さないのは、流石としか言いようがないが……そのスレイプニールの瞳は、確かにルシア達をじっと見つめていた。
●スレイプニールと共闘せよ
「来たわね。スレイプニール、朱華達は貴方と話がしたいの!」
早速、そう朱華が呼びかける。
言葉で明確に会話が出来ない以上身振り手振り、それと態度に気を付けて会話を試みるしかない。
「朱華達は貴方を追っている連中に用があるの。今はまだ大丈夫かもしれないけど、連中何れは休憩所にも踏み込んでくるわよ。それは貴方だって嫌でしょう? いいえ、違うわね。貴方の邪魔をする連中を放っておけるの?」
(共闘が出来れば一番だけど朱華達に敵対する意思がない事が伝われば十分ね)
朱華の言葉をスレイプニールが理解しているかどうかは、正直分からない。
しかし何かやっていることは分かるのだろう。少なくとも、朱華を踏み潰そうとするような動きは見られない。
(おーおー、覇竜で応対する敵はデカブツが多いのう!)
現れたスレイプニールを見て、清舟はそんなことを考える。
(唯我独尊ということですから真心をもってしっかり向き合わなければ)
シフォリィが差し出したのはスモークテリヤキチキンと果物詰め合わせと、樽に詰め替えたヴォードリエワイン。
珍しいものを、という視点でのものだ。
「不埒にもあなたを追いかけるアダマンアントを私達に追っ払わせてください!」
身振り手振り、声も使ってのアピールだ。
(言葉が通じないので無茶かもしれませんが、気合いで! なんにせよ実際にやるところを見せなくては行けないので!)
そしてアルテミアも、その場に愛用の武器を置く。敵意がないアピールになることを期待してのことだ。
用意しておいた『特別純米大吟醸生原酒天之翡翠』を大きな盃に全て開け、他にも肉や果物といった食料をスレイプニールの前に差し出す。
見た目が馬だとしても、モンスターである以上はお酒も大丈夫なはず……だと考えてのことだ。
「言葉は通じないけど、とりあえず貴方とは敵対したく無いんだ。たぶんもうすぐここにも蟻が来ると思うのだけれど、その蟻を排除する時に、いっしょに居させて貰えないかなぁ?」
Я・E・Dはタテガミと尻尾用のブラシも用意している。
食べ物を気に入って貰えたら手入れもしようと、そういう算段だ。
特に尻尾は自分でも手入れするから手慣れたものであるのだが……。
「あげるのです。食べてほしいのですよ」
果物由来のお菓子を用意したルシアも、そうスレイプニールに話しかける。
(恐らく邪魔しなければ襲わない性格から積極的に狩りはしないから、肉よりは野菜や果物を好んで食べてくれると思うのです)
そして言葉が通じないのならば……とルシアは考える。
(今回のやることから、ルシアたちは中立の立場であることを表明しなきゃでして。言葉が通じればよかったのだけれども、多分通じないから……)
そしてルシアは地面に大きめの丸を3つに棒状の足をつけて簡単ながらアリを描いてから、『休憩中の所申し訳ないのですよー!』と大きく声を出して気を引こうとする。
それを魔砲……を撃とうとちょっと考えてから踏んづけてアリの落書きを消す。
「ルシアたちもアリは敵だと思ってるのです!」
そして雪華も、隠れないように心掛けていた。
(野の獣は隠れて近づいてくる奴は敵と思うからな。少なくとも敵と思って貰わなけりゃあそれで良い)
スレイプニールさえ心を許してくれれば鼠返しめいたバリケードを作ることもできるが……アリ相手に何処まで通じるかは不明だし、まだスレイプニールは動かない。
(聞く通りの生き方であれば守られるつもりは恐らくないでしょう)
自身も買ってきた肉を「勝利後の美酒代わり」として置いているクラリスも、そんなことを考える。
そして、アレクシアもスレイプニールの説得を開始する。
「やあ、あなたがスレイプニールだね!少しだけ騒がしくしてしまうけれど、ちょっと不届き者がやってくるみたいだからさ!少し手を貸してもらいたいんだ!」
勿論言葉が通じないことは分かっている。だからこそ他の面々同様に身振り手振りを交えつつ目的を伝えようとする。
話すときは臆せずに正面から相手の目を見据えて堂々と。そうすることで伝わるものもあると考えたのだ。
強烈な眼光と深緑バナナによって、只者ではないと思ってもらって、少しでも関心を引けるようにすることも忘れない。
ただし、あくまで自分達がお邪魔ものなので、そこだけは弁えようとも考えていた。
「これは、協力してもらうためのお礼と思ってもらって」
そう言いながらアレクシアは供物に視線を誘導する。
「あなたはきっと守られるほどに弱くはないと思うけれど、それでも私達も一緒に戦わせてもらえないかな?」
シューヴェルトも同様にスレイプニールの目を見つめ続けることで『この場は共に戦おう』という意思を伝える作戦に出る。
分かってもらえるまでは目を離さないつもりだったが……意外にも、スレイプニールが何処かに視線を向ける。
その意味は、すぐにЯ・E・Dが気付く。
「ん……何かが登って来る音がする。蟻達が来たみたいだね」
「ははっ、まずは一番槍じゃ!」
そうして清舟の名乗り口上が響く。
「肝要なのはスレイプニールへの狙いを全て此方に移すこと。向こうは少しくらいの怪我は問題ないかもしれんが此方の強さを見せるってぇなら通しちゃならんよなぁ?」
更にはЯ・E・Dの放った破式魔砲がアダマンアントに命中するが……ほぼ垂直な崖を何の障害もないかのように登ってくる姿は、ゾッとするようなものだった。
「やりましょう、皆さん! 此処からが本番です!」
オプスキュリテ・グラッセによる波動を纏いフルーレ・ド・ノアールネージュを握るシフォリィの言葉に、全員が自分の武器を握る。
「外来種がハバを利かせられるほど安い場所じゃねえとはいえ、さすがにちっと鬱陶しいな。可愛い子ちゃんならわんさか押し寄せてきても歓迎するのによ」
雪華が榊神楽を舞い、朱華も灼炎の剱を掲げる。
「状況次第ではスレイプニールの背を足場にする可能性もあるけれど、悪く思わないでね!」
この状況でスレイプニールが攻撃してこないのは、答えと判断していい。
だからこそアルテミアは登ってきたアダマンアントを覇竜穿撃によって甲殻を砕き、デッドリースカイで脚の関節を断ち斬ろうとする。
アダマンアントはどんどんと休憩所にやってきて、スレイプニールが不快そうに鼻を鳴らす。
アレクシアも転身の魔花を放つが、まだアダマンアントが完全集結するまでには時間があるし、それを待つつもりもない。
そして何より、スレイプニールの蹂躙機動がアダマンアントたちに叩き込まれていく。
その攻撃は、アレクシアたちを巻き込みはしない。
だからこそ、説得の成功を確信しアレクシアは叫ぶ。
「不届き者なおじゃま虫には、これ以上誰も傷つけさせやしないんだから!」
そして、そのスレイプニールの意図はシューヴェルトにも伝わっていた。
「スレイプニールよ、ここは一度僕らと共に戦う。そういうことなんだな」
シューヴェルトが厄刀『魔応』を振るい放つのは騎士式剣舞『此花咲夜』。
更にはルシアの破式魔砲も放たれ、クラリスもコンビネーション良く打撃を展開していく。
「あとはどちらかが倒れるまで、ひたすら戦うのみ……行きます」
四方八方から登ってくるアダマンアントとの戦いは、決して楽なものではない。
そんな中、飛行していた朱華はスレイプニールに飛び乗る。
「邪魔をするつもりはないわ。朱華がアンタに合わせてアンタの邪魔をする敵を焼き払う。それだけよ」
言葉と共に放つのは灼炎剣・烈火。スレイプニールはそんな朱華を振り落としはしなかったが……落ちても構わないという勢いで動き回る。
「こっちの方が戦力は多いんだから負けないよ」」
そんなЯ・E・Dの言葉通りに、アダマンアントの最後の1体をアルテミアの一撃がトドメを刺して。
もう用はないとばかりにスレイプニールは朱華を振り落とすと、捧げたものをガツガツと食べていく。
そんなスレイプニールの傷を、ルシアの癒式魔砲が癒す。
そして全てが無くなった頃合いを見て、清舟は問いかけてみる。
「よぉどうじゃ……中々やるもんじゃろう? その背、儂等は乗るに値するか。聞かせてくれや」
「背中に乗るのは、他の誰ぞに任せるぜ。そういうのは勇者の仕事だ。俺様はただの謎のイケメン枠なんでな」
雪華がそんな冗談も付け加えるが……勿論、スレイプニールからの答えはない。
ただ、今乗ってもすぐには振り落とされないような、そんな気はしていた。
「認めてもらえた……そんな気がしますね」
「ええ、そうですね」
クラリスにシフォリィもそう頷く。
スレイプニールとの共闘、それは確かに成った。
今後会った時にまたどうなるかは分からないが……満足いく結果であったことだけは、確かだった。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
スレイプニールと共闘し、アダマンアントを倒しました!
おつかれさまでした!
GMコメント
地図の示すルートに従い、岩山の頂上にある「スレイプニールの休憩所」に向かいましょう。
スレイプニールが砕いた結果、結構広い空間になっています。
待っているとスレイプニールが来るので、交渉時間です。
言語という機能をスレイプニールは所持していませんが、態度や貢物などで誠意を伝える事は出来るでしょう。
上手くいけば踏み潰さないでいてくれるので、襲ってくるアダマンアントを迎撃しましょう。
●モンスター
スレイプニール
全長10mの馬型モンスター。強くて速くてタフです。
周囲を走り回り相手を踏み潰す蹂躙機動、後ろ足で蹴り飛ばす馬蹴り攻撃を使用するようです。
場合によっては乗せてくれることもあるでしょうが「乗せるだけの価値」を示せないと振り落とされます。
アダマンアント(10体)
嫌になる程硬い巨大アリ。攻撃方法は岩をも溶かす酸を弾丸のように飛ばす技と、強靭な顎による振り回し&叩きつけ攻撃です。
スレイプニールを狙っているようですが、皆さんを狙わないわけではありません。
今回は岩山の外壁を登ってきたりして襲ってくるでしょう。アリの足には垂直な壁など地上を歩くのと同じであるようです。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
決められたルートを通る限り、想定外の事態は絶対に起こりません。
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