PandoraPartyProject

シナリオ詳細

お前ん家宴会場な! ~痴気痴気すごろく大酒宴~

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●無制限イベシナ? この間終わったばっかりでしょ
 夢見 ルル家 (p3p000016)の家(?)はメイドカフェだった。忍者らしい汚い目論見でめっちゃ繁盛していたそこはしかし、ルル家が長らくカムイグラから戻らなくても当たり前のように繁盛し、そして盛り上がり、オーナーである彼女がなんやかんや(<神逐>ってアレですごいソレしたって皆聞かされた)して帰ってきたことでまた盛り上がった。だが彼女がぶっちゃけ一歩間違えば死ぬトコだったのをどこぞの旅人含む大量の仲間の涙なしでは語れないアレでソレしたことは知られていない。
 そしていま。
「やってきました家庭訪問~。舞台は路地裏カプリチオ。
 ゲストは話題沸騰中の貴女でありますよ~?」
( ドンドンドンドン)
「 開けろよオラッ!」
「ルル家ちゃーん、お酒沢山もってきたわよぉ? 飲ーみましょっ!」
「ルル家ェ! 私が使う部屋は戻ってきてから綺麗にしたんでしょうね! 立ち入り調査しますわよ!」
「何なんでありますか!? 皆様揃いも揃って病み上がりの拙者の体にムチ打つ気でありますか?!」
「そうだが?」
 『実はハラスメントさせたらこいつが一番怖い』エッダ・フロールリジ (p3p006270)、『変幻自在の髪色と機嫌そして押し付けがましいハラスメント親切の化身』アーリア・スピリッツ (p3p004400)、『生きてることそれ自体が路地裏カプリチオへのハラスメント』ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ (p3p001837)の3人(と彼女らに引き連れられた飲兵衛とハラスメント自慢共)は、ルル家の部屋へ家庭訪問と言う名のカチコミに来ていた。
 ぶっちゃけ彼女がはーS・A(プライバシー保護)きゅんS・A(プライバシー保護)きゅん言って肉腫を空いた目にぐりぐりして無茶ぶっこいたことを心から怒っているのである。
 だからこそ彼女を甚振って(いたわって)虐めて(なぐさめて)一緒に酒でも飲もうやってハラなのである。
 いやこれただの嫌がらせじゃん。よくルル家こんな内容でOKだしたな。生きてる?
「お前うちのヴィーシャが随分やきもきしてたんでありますよ? これは生還祝ってパーティーすべきでは?」
「そうですねご迷惑をおかけしましたよ! 拙者だって反省してるんですよ! でもこの酒の量は眼鏡とかポテサ」
「呼んだかゆ。なんか竹林燃やしてたらオメーのパンドラが大炎上カムイグラデイティー(Daity≒多神教の神)ズだったらしいじゃねえかゆ。ちょっとポテサラでも食ってよく寝ろゆ」
「うわでた」
「ハムになゆか? お前」
 『ポテサラハーモニア』パパス・デ・エンサルーダ (p3n000172)もいた。なんで? リクエスト内容に一言も言及されてない胡乱の化身ナンデ? ルル家はこんらんした。
「ただパーティーするのもアレなのですごろくを用意したであります。さいころ振って出た目のマスに書いてある指示を実行するであります。実行するのは全部ルル家な」
「どういう事でありますか?!」
 エッダは止まらない。
 同行者2名ちょっと止め、アーッこいつら飲んでやがる! べろんべろんだ!
「冷蔵庫の中身でモノボケとかどうかしらぁ? 女の子ならルル家くんにキスしていいわよぉ?」
「面白いですわねー! S・A(プライバシー保護)きゅんにあげる純潔を散らしちゃいましょうPPP倫が許す範囲で!」
「拙者の意見はないのですか?!」
「まず心配させたことに対して必要なのは誠意ゆ。キリキリ支払うゆ。主におまえの人生で」
「今更ですけど拙者あなたと初対面なんですが?!」

GMコメント

 なんでこんなことになっちゃったんだろうな。神逐でエモ散らかしたのにな。

●達成条件
 ルル家を寝かせない

●ルル家生還記念パーティーって名前のアルハラ
 夢見 ルル家 (p3p000016)さんがS・A(プライバシー保護)さんの為に命を削ってなんとかギリ生還したので約束されたアルハラになったらしいです。何度聞いてもワケわかんねえや。考えないことにした。
 まあ小規模パーティーと洒落込みつつエッダさんが持ち込んだ胡乱な双六で遊びましょう。
 留まったマスに応じて大体ルル家さんに累が及びます。

●パパス
 なんかいました。
 ポテサラを進めたりハラスメントします。酒はアホほど弱いです。何が起こるんだ。

●情報精度
 Eです。だって参加者によって弾力的に変わるし……むしろ要る? ここ。

  • お前ん家宴会場な! ~痴気痴気すごろく大酒宴~完了
  • GM名ふみの
  • 種別リクエスト
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2020年12月13日 22時50分
  • 参加人数8/8人
  • 相談8日
  • 参加費150RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

夢見 ルル家(p3p000016)
夢見大名
※参加確定済み※
アルプス・ローダー(p3p000034)
特異運命座標
ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ(p3p001837)
願いの星
※参加確定済み※
マニエラ・マギサ・メーヴィン(p3p002906)
記憶に刻め
アーリア・スピリッツ(p3p004400)
キールで乾杯
※参加確定済み※
エッダ・フロールリジ(p3p006270)
フロイライン・ファウスト
※参加確定済み※
ヴァイオレット・ホロウウォーカー(p3p007470)
咲き誇る想いは
ジョーイ・ガ・ジョイ(p3p008783)
無銘クズ

リプレイ

●確定ロールはマナー違反(ただしトンチキを除く)
「ごくり……ここが噂のルル家ハウスか……」
「チキチキ! ルル家殿生還祝い飲み会開催! でありますな!」
 『策士』マニエラ・マギサ・メーヴィン(p3p002906)は口元を袖口で拭きつつ、 『良い夢見ろよ!』ジョーイ・ガ・ジョイ(p3p008783)はやってやる気満々といった様子で、それぞれ『離れぬ意思』夢見 ルル家(p3p000016)の家の扉に相対する。今日は彼女の快気祝いで集まっている……筈だ。だが、果たしてイレギュラーズ達にそんな慎ましい心遣いのようなものが存在するのだろうか? 甚だ疑問ではある。
「ルル家、今夜は寝かさないぞ」
「ルル家、逃げられると思ったでありますか? ここに可愛い可愛いヴァイオレット嬢が控えているのでありますよ? 今夜の飲酒乱闘(たくのみ)のトロフィーは彼女であります。分かっているんだろうなルル家ェ!」
「それでは!無事にルル家が帰ってきてくれたことを祝って!かんぱい」
「軒先で乾杯するんじゃありませんよ! それにヴィオちゃんはモノじゃありませんから! さあヴィオちゃんだけはずずいと拙者の家の奥まで!」
 謎のイケボで依頼(?)に対するモチベーションをありありと表現する 『キールで乾杯』アーリア・スピリッツ(p3p004400)、『木漏れ日の先』ヴァイオレット・ホロウウォーカー(p3p007470)を小脇に抱える格好でルル家を脅す『フロイライン・ファウスト』エッダ・フロールリジ(p3p006270)、そして軒先だというのに早速飲み会を始める『祈りの先』ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ(p3p001837)に喉輪をかけて邸内に投げ込むと、ルル家はそのままヴァイオレットを恭しく案内した。なお招き入れられたワケではないが、他の面々――『ポテサラハーモニア』パパス・デ・エンサルーダ (p3n000172)を含む――も普通に家に上がり込んでいた。
「ちなみにそこのアルハラ3人娘とわたちは既にハッピーアワーを経てわたち以外ベロンベロンゆ。精々覚悟すゆ」
「パパス様はブレーキ役に回ってくださらなかったので?」
「止めようとしたら多分わたち1人じゃ無理ゆ」
 ルル家はパパスからの衝撃の真実に表情を固くする。如何にバンブーハーモニアを一撃粉砕できるこの手練ハーモニアだろうと、トップクラスのアルハラ酒クズ女×3と対峙して平気で居られる保証なぞどこにもないのだ察せ。
「ところで、もうひとり来ると聞いておりましたが拙者の聞き間違いですかな? 8人枠にパパス殿が割って入って1人減ったのかな?」
「違ゆ。ドアはしっかり閉めとけゆ。でないと――」
「お邪魔しま――」
 パパスが何事かいいかけたところで、ドアが弾け飛び向こう側の壁が爆ぜたような音を立て、反射角70度程度の位置にあった壁も轟音を立てた。壁は壊れていない。なぜなら柱にぶち当たっていたからだ。
「――っす! あれ? ここはルル家さんのお宅では? 随分通気性がよいのですが」
「貴方のせいですよアルプス殿! 反応の呼吸だか極ノ番だか知らないけど限度があるでしょうが!」
「まあまあお詫びと言ってはなんですが好きな物飲んでくださいよほら質のいいガソリン!」
「ごめんゆアルプス、普通はガソリン飲めない生物ばかりゆ」
「反応の呼吸で凄いことになったし窓全開、換気しましょ換気」
 アーリアは素早く全ての窓を全開にするが外は極寒。塵肺と感冒性肺炎の二択である。地獄かな?
「今から酒まみれにされ、ゲロまみれにされ、バイクが突っ込んできたり爆発したりするところ……そう、ここは古戦場……」
[v]バイクがつっこんできた
[v]酒瓶まみれである
[ ]Re:vされてない
[ ]爆発はない
 ……ヨシ!
「ワタクシ帰還祝いと聞いてご一緒しただけなんですけど? なんですかこれ、監獄島の囚人だってもう少し弁えてますよ」
 多分ヴァイオレットがいった監獄島の死人共よりこいつらのほうがしぶといと思うよマジで。
「それではルル家殿の今後の活躍も祈ってかんぱーい! ささ、皆様どんどん飲んで食べてですぞー!」
「まあまあ、固いこと言わない言わない! こういう時は、ぱーっと祝うべきなのでございますわっ!」
 ジョーイの乾杯の音頭にあわせ、イレギュラーズは早々に酒瓶を空けて酒盛りを開始する。ジョーイが忙しなく動き回る背後、ヴァレーリヤは気分よく酔っている。
(この状況、アルハラターゲットはルル家殿に向いてますゆえ、適度にアルハラ組につまみや酒を運んでいくことでタゲをこちらにもむけてルル家殿の負担を軽減しますかな。男子枠は吾輩だけゆえ、吾輩が守護らねばでありますからな!)
 ジョーイの覚悟も相当なモンで、ルル家を守護(まも)る為に自分を差し出す覚悟をキメていた。
 お酌をするということは上下関係の確立、即ちやられる側に回るということである。最低じゃん。
「パパスちゃんそれ水じゃなくてウォッカ(確ロ)!」
「……ひっく? この、ひくっ、ガソリンは外にぶちまけゆ」
 パパス、ふらふらの足で外へガソリン持って出ようとした。コケる。ドアの前の石畳に装身具の金属がブチあたる。
 火花、可燃物、排気、その他――。
 カッ、と光が散った。
「待ってまだリプレイ1/3くらいじゃ」
 マニエラのメタ発言もなんのその。
 ルル家の家は、宴会開始直後に大爆発を起こしたのだった。爆発オチなんてサイテー!

●これで酒宴が終わると思ったか?
 ……となるわけもなく、一同は無事だったカプリチオの一部に移ってなんとか酒宴を続ける運びとなった。
 だってこんな連中、幻想の酒場に放り込めないじゃん。
「あらためて! 無事にルル家が帰ってきてくれたことを祝って! かんぱいかんぱーーい!」
「……マニエラがいなかったらあそこで全員重傷負ってルル家のなけなしのパンドラを半分くらい持ってってたゆ。とんでもねえことが起きたモンだゆ」
「……こうして笑える様になったのはよいことですよ、本当」
「アルプス殿いい話に持っていこうとしてますけど大体の原因貴方ですからね?? いやあマニエラ殿には足を向けて眠れませんねえ! サイコロ振るのはマニエラ殿ですけどね!」
 3度目の正直となったヴァレーリヤの乾杯の音頭にあわせて、爆発でウォッカが抜けた(ちょろい)パパスが回顧する。
 そう、あの時大爆発で全員パンドラ-10確だったのだが、マニエラの獣種としての本能が未然に回避に動いたことで全員がルル家の住居からハ〇ウo〇的脱出を敢行し、背中を軽く炙られてHP半減(メタ)ぐらいで済んでいたのだ。酔っぱらいでも命は惜しいってことだなハハハ。
 そしてその立役者のマニエラはといえば、サイコロを振らされ生着替えタイムだった。ジョーイの目はパパスのヘッドロックで隠れている。
「吾輩なんでこんな仕打ちを受けているのでありましょうなイダダダダダダ、パパス殿の物攻おいくつでありますか?!」
「おまえの神攻くらいは最低でもあゆ」
 手加減はしてゆ、と返したパパスの言葉にどこまで本気が混じっているのかわからない。ジョーイは命の危機を感じ始めたところで、唐突に解放された。
「メイド服だが? 痛くないが??? 三十路でも痛くないが????」
「え、ええ。非常に可愛らしいと私は思いま」
「うわキツ」
「ちょっ……っと……ねぇ」
「キツいゆ」
「中々前衛的でございますね!」
「僕は悪くないと思いますけど」
「眼福でございますぞー!」
「フフフフハハハヒャヒャヒャヒャ、サイコーですわマニエラ!」
 気遣いと気遣わないのとの二重螺旋はマニエラの精神と自尊心をいたく傷つけた。次はアルプスだ。
「僕ですか……2。これって」
「っしゃあ〇万ゴールドかけたこの練達製黒○危機一髪が火を噴くぞオラァ! 入れ!」
 そういうわけでアルプスはドキドキ脱出ゲーム(なお脱出不可能)の餌食となった。1人ずつ慎重に刺していく中、ヴァレーリヤが3本くらいいったので流石に反応の呼吸が発動した。
「次は吾輩ですな! ……4。ヴァレーリヤ殿がつけを払うマスでございますな!」
「は? 私が?? 支払う???」
「観念していただきましょうかヴァレーリヤ殿! 今までのツケが幾らたまっているか忘れたわけではないですよねェ?!」
 ジョーイGJ。そんなわけでヴァレーリヤは己の財布を全身で守護るべく丸まった。生き汚ェ。
「絶対に払いませんわよ! あっあっ、私のお財布を掴むの止めなさい!!私の酒代ーー!!」
「ヴァリューシャ、ここは観念するであります。どうせ領民から絞り上げるのでありましょう?」
「そうよおヴァレーリヤちゃん。傷は浅い時に凄惨じゃなかったわぁ精算! しといたほうがいいわよぉ」
(この時点でまだ全然マシな方でここからロクなことにならない未来しかないんですよねえ……)
 財布を奪われたヴァレーリヤはなおも追い縋ろうとするが、エッダとアーリアから即座に止められた。凄い連携力だ。そしてヴァイオレットはそこからさらに悪くなる未来を見ていた。
「次は私ねぇ……1?」
「私の出番ですわねビームですwおrrrrrrrr」
 ヴァレーリヤビーム:Re:version(隠語)。アーリアはバリア・システムで直撃を避けた。なお余波はルル家が被った。
「何故です?!」
「流れ弾は大抵主賓が受ける決まりゆ」
 理不尽!
「っていうか、これ拙者の快気祝い的な名目じゃなかったですっけ? もうちょっと取り繕う努力しても良いんじゃないですか? ていうか拙者6引かないと許されないって事ですか? ひどくない?」
 ルル家はサイコロを手に周囲に確認する。出目6、つまり罪が赦される、ルル家はS・Aきゅんのために命をかけてきたし仲間に心配も迷惑もかけたが、お疲れ様会で神引きしないと赦されないという拷問に遭っていた。ひでぇ。
「さあ出て下さい……出……」
「はぁぁぁぁぁァ6?! 何神引きしてるでありますかルル家? 誇らしくないの?」
 ルル家の一念天に通ず(割とマジで)。ルル家、すべての仲間から赦される「6」をこのタイミングで引き当てたのである! マジで!
 これにはアルハラトリオもがっかりだ。誇りの一撃に腹パンされて膝を折って倒れた感じ。
「ルルさんは大切な友人です。彼女が幸せだとワタクシは嬉しいです」
「ありがとうヴィオちゃん……へんな頬の歪み方をしているのは見なかったことにするであります……」
 ルル家の無事にヴァイオレットも喜んでいる。いるのだが表情がおかしいな?
「でもルル家ちゃん忘れてないかしらぁ? 双六だから『とまったマスの司令』もやるのよぉ?」
「さっきから誰も実行してないじゃないですか?!」
 アーリア、ここにきて忘れられかけていたルール(きょうけん)を発動する。まあ他の連中は後でやらせるから覚えとけよ。
「えっと……『カプリチオで闇ブロマイド販売』? なんですかこれ?!」
「闇ってことはブラインド商品かゆ。よく売れそうな闇商法ゆ」
「パパス殿はどこからそんな知識を拾ってくるでありますか?!」
 アーリアが仕組んだマスの内容はまさかのアレげな内容だった。一同総立ちだ。ジョーイのガッツポーズが映える。ヴァイオレットの表情から笑みがより深く刻まれた。
(でもルルさんがひどい目にあってるのを見て口元が歪むのもワタクシの避けようのない性なのです。ごめんなさいルルさん、申し訳ないですがドチャクソ愉しいです。こんなワタクシを赦して下さい……!)
 別にダイス振ってないのに勝手に心中で懺悔を始めるヴァイオレット。君「自業自得が無条件で味わえる監獄島ってなんていいところなんでしょうヒヒヒ」とか言ってたよね? 悔い改めて。
「さぁ次は私ですわー! ……3? は? 私が? 3?」
「ジョーイ殿は退室でございますね! さあこのコートを! 拙者達も寒空の下に放置は忍びないので!」
「ポテサラじゃ体暖まんねえからいももち焼いといたゆ」
「パパス殿さりげなくウチのキッチン占拠しないでくれまウワッ芋いっぱいじゃないですか!」
 ヴァレーリヤがまさかの3(嫌パン自己紹介)を引き当てた。なおマス目は? 「頭で樽酒を割る」! 只のご褒美じゃねーか!
「わ……私はクラースナヤ・ズヴェズダーのヴァレーリヤです……わ……! 私のコイバナは……」
「はいパーン!」
 エッダが樽酒を叩き割った。頭上で。
「ハイヴィーシャの話は終わりですよ終わり! これ以上は自分っていうジャーマネを通すであります!」
「……そうねぇ」
 アーリアの意味深な笑みが普段は笑えるのに自分に向けられた時の苛立ちと来たら! エッダは顔をしかめたが、不機嫌というより顔芸の域なので諍いは起きなかった。
「ワタクシの……コスプレ……?」
「ヴィオちゃんがコスプレですね! 衣装なら沢山ありますので好きなのをどうぞ!」
「私がメイドだったから別のがいいな。ルル家このキャリアウーマン風の格好とかどうだ?」
「ええ……確かにヒップラインは健康的でとてもよいですが褐色肌が隠れるのは……ここはやはりタンキニでは……?」
「流石に寒い中それは鬼だろう。間を取ってバニーガールで」
「異議なし!」
「ワタクシの意見は汲んでもらえないんですね……?」
 それは無理ですね(即答)。ルル家とマニエラのせいでヴァイオレットはバニーガール姿だ。なお着替え中はやっぱりジョーイが締め出された。
「誰だ! ルル家を陥れると言ったのにこんなマス用意したの!  自分でありますね!!」
 エッダはここで、まさかのヴァレーリヤツケ払いマスをおかわりしていた。ヴァレーリヤに借用書が発行された(非アイテム)。ヴァレーリヤが闇市で10万Gスッた時みたいな顔になった。
 未成年であるためシラフのルル家は酔いつぶれて眠る心配はないが、健全な子女なので健全に眠る心配があった。
 だが仲間達は花火を鳴らし、反応の呼吸で部屋をケムくし、罰ゲームのブン殴り合いでルル家を寝かせなかった。
「お金で解決出来る事は領地に重税を課したら何とかなるので我慢しますよ…… 腎臓も領民から提供します! さぁ、どうしますかヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ殿!? 出来る訳ないですよねぇ! 弱い者を救おうとしてきた貴方が! 圧政を助長するような選択肢を選べるはずがぁ!」
「圧政を敷くのは私ではなくてルル家なのでセーフなのでは????」
「ルル家嬢、楽しいでありますね!」
「楽しくないでありますよ!? 限度があるじゃないですか!!」
「え、楽しくない? それも結構。 楽しくないのも生きていればこそで! だからまあ、ほんとに。 生きていてよかったでありますね?」
「いい話にまとめようとしても所業が薄れるわけじゃねえんですよ? 何言ってるんですか」
「そろそろ夜があけそうでありますな、吾輩しじみ汁をもってきてありますゆえー、 皆さまよろしければ温めたのをどうぞでありますぞー」
「はァ……滲みるわぁ……ところでルル家ちゃん、このボタンなにかしらぁ?」
「は?」
「取り敢えず押すわねえ……ポチっと」
「ちょっ今アルプス殿のガソリン缶そこにあるし回りの空気も空気なのにやる気なのでありますか?「
「大改造!!劇的カプリチオビフ(ゲェェップ)ター! 大体何でも赦されるわぁ!」
「ルル家、生まれ変わったら――」
 ぽちっ。

「爆発しない落ちなんて最低ゆ」
「成功じゃないですか?」

成否

成功

MVP

夢見 ルル家(p3p000016)
夢見大名

状態異常

なし

あとがき

 酒を飲みながらじゃ書けないのでこれから酒を飲みます。

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 闇市にノービスアイテムが一種類追加されます。

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