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シナリオ詳細

<Common Raven>そうは言っても身体は正直なダンジョンR

完了

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●オーク「上の口ではそう言っても……下の口ではどうかな!」 下の口「せやで!」
 これまでのあらすじ。
 ラサに存在するファルベライズ遺跡群では願いの叶うお宝『色宝(ファグルメント)』が発見され大きな話題を呼んでいた。
 というのも、本来小さな怪我を治す程度のささやかな願いしか叶わない色宝たちであるにも関わらず、どんな願いでも叶うと誇張されてちまたに伝播しているためだ。
 さらにはパサジール・ルメスとそれを守っていた大精霊のおとぎ話とセットになっての話題である。なんでも、色宝は大精霊の力が砕けて散ったものだとも。
 そんな噂を聞きつけた自称大盗賊デッチーは、ファルベライズ遺跡群のひとつへとやってきていた。
「おれはデッチー。あまたの遺跡を攻略してきた遺跡ハンター兼大盗賊……」
 誰も聞いてないのに虚空に向けて自己紹介したデッチーは遺跡の石扉を力強く開いていく。
 丸太のような腕と怪物めいた巨漢。片目に走った刀傷。屈強な胸板は銃弾すら弾きそうな程だ。
 そんな彼にとって石壁などふすまと変わらず、その奥の床に書かれた『この先へ進む者にわざわいが降りかかるであろう』という文字も笑い飛ばすほどだ。
「ふん、見飽きた文言だ。この俺デッチーは、いかなる罠による敗退も起こらないと言っておこう!」

 ――二分後

「みゃあああああああああああああん!! にゃんこにゃんこにゃんこにゃんこおおおおおおおおおおお! もっふもふふっもふもふふふっも! ふふふっも! ふうううんっきゅきゅ! にゃんこかわいいにゃあんなんでちゅか可愛い星雲からやってきた可愛い星人なんでちゅかむちゅちゅちゅちゅちゅっちゅんーーっちゅむちゅっちゅちゅれろろろろろ」
 デッチーはひとしきり猫の幻に抱きついたあと、遺跡の外にぽいーんって放り出されたのだった。

●欲求には勝てなかったよ
「ふっふっふ、ボクは『天才情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)なのです。このボクは精神的動揺による情報ミスは決してないと思っていただk――わぁいキャンディ甘いのです!」
 あめ玉一個で即落ちしたユリーカ。
 そんな彼女がぱさぁって落としたのはファルベライズにある遺跡の一つ『そうは言っても身体は正直なダンジョン』の攻略依頼であった。
 さっき言い忘れてたけどファルベライズの色宝集めはラサ傭商連合から正式に受けたローレットへの依頼群でもある。世界的に中立なローレットに色宝を預けておくのが最善と彼らは考えたのだろう。といっても、さっきのデッチーじゃないけど色宝を狙って盗賊団が動いてるのも事実。
 うかうかしてたら横取りされちゃうってんで、次から次へダンジョン攻略が求められているのだ。
「あまあま……ハッ!
 ボクの調べによるとですね、このダンジョンでは入ったひとに幻を見せるトラップが発動するのです。
 これは『快楽の精霊』が起こした現実を区別がつかないくらい巧妙な幻術で、対象者が心からふにゃーっとなっちゃう幻を見せふにゃーってなってる間に遺跡の外に放り出しちゃうのです!」
 そう、この遺跡を突破するには、仲間達と力を合わせてっていうかほっぺをペチーンってたたき合って突き進まねばならないのだ。
「さあゆくのです! 色宝はすぐそこ! ほこりたかいイレギュラーズは幻なんかにぜったい負けたりしないのです!」

GMコメント

こちらはラリーシナリオです。
章構成は未定です。

■オーダー
 『そうは言っても身体は正直なダンジョンR』を攻略しましょう
 あなたはどんな幻に弱いのかしら

■グループタグ
 誰かと一緒に参加したい場合はプレイングの一行目に【】で囲んだグループ名と人数を記載してください。所属タグと同列でOKです。(人数を記載するのは、人数が揃わないうちに描写が完了してしまうのを防ぐためです)
 このタグによってサーチするので、逆にキャラIDや名前を書いてもはぐれてしまうおそれがあります。ご注意ください。
例:【もふもふチーム】3名

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●第一章
 皆さんはダンジョンへと突入しました。
 したはいいが早速快楽の精霊がトラップをしかけてきます。
 ……ということでプレイングに書くべき要素はこの二つです
・「自分だったらこんな幻見せられたらふにゃーってなっちゃうなー」という状況をプレイングに書いてください。
・誰か仲間がほっぺをペチーンってして幻覚状態を解除してくれるので、自分を放り出そうとするお仕置き精霊をやっつける戦闘プレイングを書きましょう。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

  • <Common Raven>そうは言っても身体は正直なダンジョンR完了
  • GM名黒筆墨汁
  • 種別ラリー
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2020年12月02日 03時47分
  • 章数1章
  • 総採用数13人
  • 参加費50RC

第1章

第1章 第1節

エルス・ティーネ(p3p007325)
祝福(グリュック)

 茜色のバーカウンター。ピアニストの奏でる穏やかなジャズと窓を叩く風だけが聞こえる夜のこと。
 『砂食む想い』エルス・ティーネ(p3p007325)は胸元の開いたカクテルドレスを纏い、ひとり椅子に腰掛けていた。
 ウィスキーの入ったグラスが半分ほど減っているが、一向に酔いが回った気がしない。
 ええいこんなものという気持ちで飲み干した、その時。
 無口なマスターがトンと新たなウィスキーを彼女の前に置いた。
 注文した覚えはない。そう述べようとしたところで、マスターはそっとジェスチャーした。
 『あちらのお客様からです』と。
 ピアノ演奏が転調し、振り返るエルスの目にはこちらへグラスをかざすD氏!
 かーらーのー! スイートルームのキー!
 かーらーのー!?

「……ハッ!? ここは!?」
 仰向けの姿勢からガバッと起き上がったエルスは彼女の両足を掴んでどっかに持っていこうとしていた労働精霊と目が合った。
「せいっ!」
 秒で出現させた鎌で労働精霊をぶった切ると、なにごともなかったかのように立ち上がった。
「さあ皆、幻なんかに惑わされてないでどんどん奥へ行くわよ! 私は幻なんてみてないから。なにも!! みてないから!!!!」

成否

成功


第1章 第2節

黒影 鬼灯(p3p007949)
やさしき愛妻家

「ほう、幻覚を見せる遺跡……か。やれやれ」
 『零れぬ希望』黒影 鬼灯(p3p007949)は眉間に指を当ててゆっくりと首を振った。
「これでも俺も暦の頭領。幻術など慣れたもの。甘い菓子を積まれようと諸肌の美女を並べられようと、俺の心を揺るがすことなどぜったいにない……!」
 今日イチ格好いいシリアスフェイスで振り返った鬼灯……の、目に。
「ほぉーずきぃー!」
 花畑の真ん中でこちらに手を振る章姫の姿が映った。
「章殿ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」
 座り、絵本を開いて読んでいるところのようだ。
 本から顔を上げ、こちらと目が合うと、優しく微笑んで手を振ったのだ。
 そして立ち上がり。
 そして歩き出し。
 そして自らのもとへ――。

「はっ、いかん!」
 うつ伏せの姿勢からオットセイみたいにがばってした鬼灯は素早く糸を放ち自分を運ぼうとしていた労働精霊をシュバッてっすると、膝とか手とかを払いながら立ち上がった。
「さすがは古代の精霊。高度な幻術だった……」
『どんな幻術を見せられたの?』
「章殿、あとで教え……あ、いや、コホン」
 鬼灯は咳払いをすると、仲間と共に遺跡の奥へと歩き出した。

成否

成功


第1章 第3節

ソニア・ウェスタ(p3p008193)
いつかの歌声

 うららかな春の日。『眼鏡ヒーラー』ソニア・ウェスタ(p3p008193)は巨大ウサギのおなかにうもれていた。
 なんか横向きにごろーんてしたうさぎに顔から埋まり、手足をばたつかせるという至高の行為である。
「大きなうさちゃん……ふわふわのもふもふ……」
 そのままよじのぼってみればもはやそれは巨大なベッドである。
 なんだか暖かくてゆーっくり膨らんだりしぼんだりを繰り返すそれに手足を投げ出し、お日様の温かさに触れながらお昼寝をするのである。

「……って、そうじゃなくて!」
 石の床でお昼寝しかけたソニアはがばっと手を突いておきあがった。
 あやうく風邪を引くところだった。もしくは今まさにソニアを担いで遺跡の外にポイしようとしていた労働精霊の手にかかるところだった。
「巨大うさちゃんなんてそんな都合がいい生き物がいるわけないでしょう! いや探せばいるかもしれませんが! いてほしいですけど! ぜひ実家に連れて帰りたいですけどー!」
 混沌に願いを込めて、い、あ必殺のソニアビームもといフリージングエッジが労働精霊たちを次々と貫いていく。

成否

成功


第1章 第4節

キドー・ルンペルシュティルツ(p3p000244)
社長!

「おっおいこのダンジョン既視感あるぞ。いやまさか……まさかな……」
 仲間達が次々と幻覚にやられてはぺちーんされていく中、『オギャって万馬券』キドー(p3p000244)は首をひねりながら遺跡を進んでいた。
 記憶に新しい……というにはだいぶ遠い去年の明けごろ。キドーは仲間と共に快楽の精霊が支配するダンジョンへ挑んだのだった。
 よくよく考えてみたらこのダンジョンも精霊が作ったものだしもしかしたらその幻想支店的なところに自分は入ったのではと思わなくもないキドーである。ってことはなに、あのてぇてぇ玉って……。
「まあ今回はあのバイクも来ないことだし、一度かかった風邪にはもうかからねえって言うし? 今日は安全にダンジョンを攻略させてもらいますかねっとぉ」
 キドーは全力のミ〇ワ顔をしながらナイフくるくる遺跡を進――

「バブウウウウウ! バッブバッブ! マーマァ! マーマ……マ……マァマァ……」
 仰向けで丸くなり手をにぎにぎするゴブリンがそこにはいた。
「ハッ! 俺は一体なにを!? うっかりサービスタイムの夢を見ていたぜ。フゥ」
 汗を拭い、おしゃぶりとまえかけを外してキドーは何事もなかったかのように再び歩き出した。
 ……仲間も見なかったことにしてくれたらしい。

成否

成功


第1章 第5節

白夜 希(p3p009099)
死生の魔女

 皆が自分を大切にしてくれた。
 学校の教室の、真ん中が自分の席。
 教室の扉をあけておはようと言えば、誰もが振り返って笑顔を向けた。
 自分はニコニコ笑顔で手を振り、男子も女子も集まってくる。自分は文字通りクラスの中心だった。

 大人になれば性別のかきねの更に先、おじさんも子供もおばあさんも自分に優しくしてくれた。
 人生は優しさでできてるんだと思った。
 皆と一緒にいることがなにより幸せで、なにより大切なんだと思えた。
 自分の生まれてきた意味がもしあるなら、きっとこのためなんだと。
 心から信じて。
 笑って。
 幸せで。
 いつまでも。

「………………」
 『白い死神』白夜 希(p3p009099)はひどくダウナーな表情で目を開け、引きつる頬抑えて口の中で舌打ちした。
 すぐそばでこちらを見ている労働精霊を、静かににらんだ。
「……」
 ずっと眠っていられればよかったのに。
 なぜ現実になんて戻してくれたんだ。
 ……などと。
「仕方ない、わね」
 深くため息をついて髪を整えると、希は再び歩き出した。
 この先に何が待つのだろう……と、思いながら。

成否

成功


第1章 第6節

ヴィクトール=エルステッド=アラステア(p3p007791)
懐中時計は動き出す
散々・未散(p3p008200)
魔女の騎士

「快楽の精霊? そう言われましても……」
 『L'Oiseau bleu』散々・未散(p3p008200)はグレーのソファに腰掛けて、背もたれに寄りかかりながら首をかしげた。
「ぼく達、欲とかそう云うものに薄いですし……ね、ヴィクトールさま?」
「そうですねえ、チル様」
 隣に深く腰掛け、足を組む『黒鉄の愛』ヴィクトール=エルステッド=アラステア(p3p007791)。
 背もたれに預けた首をそのまま傾けて、未散のほうへと顔を向ける。

 ソファの後ろにだらんと下げた筈の手が、未散の頭へと伸びる。
 まるで小動物に触れるみたいに優しく未散の後ろ髪を撫で、やがて円を描くように前髪を指でもてあそぶ。
「………………って、いきなりなぜぼくの頭を撫でているのですか! や、やめ、おやめくださいまし!」
 慌ててソファから立ち上がろうとする未散の手を掴み、優しくもしかし強引にソファへと引き戻す。
「やめてほしかった?」
「……あ、その……」
 やめないでと囁こうと開いた唇がすぐにきゅっと引き結ばれる、すこしだけ乱暴に頭を撫でたヴィクトールの目に、頬を赤く染めた未散の顔が映っている。
 視線をごく僅かにさげたなら、ヴィクトールのどこか物悲しい唇が『可愛いですね』と動いた。
「ハァン!?」
 未散興奮メーターが跳ね上がるどころか突き抜けて吹き上がった。

 一方でヴィクトールはといえば、ソファの上に子犬がいっぴきにひきさんびきよんひき、次々にぽーんぽーんとどこからか飛び込んできてはヴィクトールのまわりに群がった。
 はては人と同じくらい大きな犬やらガッシリとした体つきの犬やらが次々にあつまりヴィクトールをもみくちゃにしていく。
「あ、ああ……可愛いですね……」
 求められるまま犬をなでくりまわしなでくりまわしなでくりまわし尽くしたところで……。

「「ハッ!」」
 残りの生涯を犬で終えようとしていた未散とその頭を両手でなでくり回すヴィクトールがそこにはいた。
 咄嗟に飛び退く二人。
 その二人を真顔で見つめ続ける労働精霊の皆さん。
 『あ、どうぞ続けていただいても』みたいなジェスチャーをしてきたので、二人は精霊たちをグーでヤった。

成否

成功


第1章 第7節

カイロ・コールド(p3p008306)
闇と土蛇

 『ひねくれ神官』カイロ・コールド(p3p008306)はお金が好きだ。
 かけがえのないものじゃないから好きだ。
 愛だの恋だの夢だのと違って、一時手放そうとも全く同価値のものを取り返せる。場合によっては増やせるし、人知れずため込むことだってできる。
 わかりやすく数値化されるし、相対価値を膨らませることで増やしたり減らしたりだってできる。
 なので、率直に言えば。
「そう! 私は無限の金銀財宝が大好物なのですよ!」
 大量の金貨と宝飾品のプールから顔を出して、カイロはうっとりと目を閉じ……そして自分の頬をばちんと叩いた。

「しかしあいにくと、仮想資産に興味はないんですよ」
 わりと地力で幻覚からさめて起き上がったカイロは、労働精霊を蹴倒し杖の先端でがしがしとつつきはじめた。
「ブチ殺しますよ。お宝が本当は存在しないと分かった時のやるせなさ……貴方に分かりますか、ねぇ?
 ですが、私は優しいので許してあげてもいいですよ。
 夢の中にあった財宝分の金額を渡してくれたら……え、ない?そうですか。それならなおのこと許しませんよ」

成否

成功


第1章 第8節

マカライト・ヴェンデッタ・カロメロス(p3p002007)
黒鎖の傭兵
フラン・ヴィラネル(p3p006816)
ノームの愛娘
黎 冰星(p3p008546)
誰が何と言おうと赤ちゃん

「ふっ、あたしは絶壁のフラン。抵抗の高さとバストサイズをいじられることにかけては右に出る者のいない女だよ!」
 『緑の治癒士』フラン・ヴィラネル(p3p006816)は今日イチかっこいいフェイスをしたが、自分で言ってて悲しくなるエピソードだしなんなら抵抗ちょっと落ちてるのでだいぶ話を盛っていた。
 しかも幻術にはしっかりかかっていた。
「ハッ、ここは!?」
 いつのまにか水着姿で鏡の前に立っていたフラン。
 自分の顔の下には豊かな二つの丘と気合いの入った谷。
 どーゆーことかなと思って手で触れてみるとそこにある確かな実感。
「す、すごい! 毎日のんだ牛乳効果がいきなり出たんだね! これでいわしに壁にされることも某バイクに轢かれることも某たいやきに哀れまれることもなくなる! うへ、うへへ、幸ンブフォア!?」

 仲間のビンタで我に返ったフランを見下ろし、『パウダー・アクアの拳』黎 冰星(p3p008546)はフウと息をついた。
「幻覚ですかぁ? そんなもの、チョロいもチョロ過ぎです。黎冰星22歳、まだ誰のものでもありませんし、何ならここに来る前にお腹いっぱい食べてきましたし、この私に死角なんてありマタタビ!!!! これは!!!! マタタビの香り!!!!! クンカクンカスーハースーハー!! いいにおいだなあ! これは上質なマタタビだべろべろべろべろベロベロベロ――」
 一行堕ちという超反応で床ペロしはじめる冰星。
 が、しかし。
「うぉえっ!!!! これ床じゃないですか!! 土! 土の味!!!カァーッ! ペッ!!! これも幻術だったんですね……ふぅ。危うく騙されるところでした」
 復帰するのも一行だった。ものすごい自己完結の激しい男である。ほっぺにリスの手形(?)がついてるのはご愛敬。

「おいおい、皆幻術にやられすぎだろ。
 冷静に物事見据えればその程度の誘惑なんざ簡単に振り切れる。見てな」
 『黒鎖の傭兵』マカライト・ヴェンデッタ・カロメロス(p3p002007)は前髪をふぁさあってクールにかき上げて歩き出した。
 歩き出してからATMに寄って銀行のカードを入れ暗証番号をぽちぽちしてあー今月の家賃まだ払ってねえや給料から逆算して手元に残るのっていくらだろうもう考えたくねえなカップ麺でも買って帰ろ、とか思っていると表示された残高を二度見した。
「いちじゅうひゃくせんまんじゅうまんひゃくまん……えっ、え?」
 桁を数え、もっかい数え直し、更にもっかい数え直してからマカライトは停止した。
「やったぜこれだけありゃ寝具新調して新しい小説も買えるじゃん! そうだどうせだから依頼が終わったらちょっと高めの店に行って贅沢するかぁ! そうだな、他にも色々……ハッ!」
 気づけばマカライトは自分の通帳を開いていた。残高表示に『デデドン』と言う効果音がついたように思えた。
「そうかこれが幻術……じゃ、ねえええんんだよぉぉクソッタレェェェェェ!」
 オラァといって通帳を地面に叩きつける。
 今日はカップ麺買って帰ろう。

成否

成功


第1章 第9節

イーハトーヴ・アーケイディアン(p3p006934)
キラキラを守って
小金井・正純(p3p008000)
ただの女

「ふっ、どんな幻だろうと私の心を乱すことは叶いません」
 『不義を射貫く者』小金井・正純(p3p008000)はシリアスに振り返り、なびく髪を手で押さえ不敵に笑った。
「私の心を乱したければ星の声を届けてみ――スヤァ」
 とおもった次の時にはオフトンに入っておめめ瞑っていた。なんかアザラシのアスキーアートみたいな顔をしていた。

 みんなー! まさずみ幼稚園だよー!
「「ママー!」」
「こらこら。私はママじゃありませんよー」
 正純は保母さんルックで幼児たちを出迎えると、絵本を読み聞かせたりおやつを食べさせたり子守歌うたって寝かせたり迎えに来た親にバイバイしたりとばぶみの限りを尽くしていた。
 なんかぱっとみ快楽を与える側みたいに見えるしなんならお友達全員幼児化した幼稚園パロの同人誌が作れそうな風景だったがさておきィ――!

「憤怒(ふんぬ:明王像などにみられる恐ろしく険しい形相ならびにその感情。怒をヌと読むのは日本に伝来した仏教用語に多く見られる傾向)!」
 小指を曲げちゃいけない方向に『ぎゅ☆』てした正純はまさかの自力で幻覚を払い、まじかよって顔した労働精霊たちをまさずみパンチとまさずみキックでボコボコにしはじめた。
 そんな様子にプルプル震えていた『秋の約束』イーハトーヴ・アーケイディアン(p3p006934)……もすぐにスヤァっと幻の世界へ。
 インザオフトンしたイーハトーヴの幻風景を早速見てみよう。

「わああ、オフィーリア、君、動けるようになったんだね!」
 そうさ! と言わんばかりに立ち上がり手をくいくいって振るオフィーリア。
 オフィーリアは切り株の椅子へぴょんと飛び乗ると、テーブルの上にかかったクロスをひっぱってみせた。
 するとオシャレなティーセットとおかしのタワーが現れ、イーハトーヴは手招きするオフィーリアに促されるように向かいの切り株に腰掛ける。
「俺、君とおいしいものを分け合ってみたかったんだ。ほら、こっちへおいで、オフィーリア」
 膝をぽんぽんと叩くイーハトーヴに、オフィーリアはちょっぴり首をかしげると、すぐに意図を理解して彼の膝に飛び乗――。

「うわぁびっくりした!?」
 吹っ飛ばされてきた精霊が頭にごっちんしたことで目を覚ましたイーハトーヴ。
 身体を起こしてふとみると、オフィーリアはたしかにあったが流石に動きはしなかった。
「そうだよね。オフィーリアが幾らでも飲んでいいのよなんて言うはずがないもの。というわけで、ちょっと痛くするけどごめんね!」
 ごちんしてきた精霊にイーハトーヴパンチを浴びせて追い払うと、オフトン(これも幻だった)から這い出て遺跡の奥を目指して歩き始めた。

成否

成功


第1章 第10節

 幻の罠を突破し、遺跡の奥へとたどり着いたイレギュラーズたち。
 しかし大方の予想をはずれ、遺跡は途中で途切れるかのように忽然と行き止まりが現れた。
 石の台座の上にそっと置かれた色宝を手に取ると、まるでそれを待っていたかのように行き止まりの壁に文字が現れる。

 ――私の■■は奪われた

 その意図するところは、未だわかっていない。

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