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シナリオ詳細

<マジ卍体育祭2020>おかしなアニマル大玉転がし

完了

参加者 : 10 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●おかしなアニマル大玉転がし
 秋晴れの本日。幼稚舎から大学まで無数の学舎を内包する『希望ヶ浜学園』では体育祭が行われる。
 その名も『マジ卍祭』。

 希望ヶ浜学園のある再現性東京は平和な現代日本を再現した街だ。そして、この街も住まう人々もここに怪異があるとは認めない。再現性東京ではそんな安寧を護るため、危険な怪異をこの学園の特待生たち──ローレットの面々が日々人知れず排除し、『掃除屋』がその痕跡を隠ぺいしている。

「大玉転がしに参加の皆様~! 入場ゲート前に集まってください~!」
 高校生くらいだろうか、案内係の男子生徒が大声を張り上げている。胸元に掲げたプラカードには『おかしなアニマル大玉転がし』と書かれ、誰か生徒が付け足したのか可愛らしい絵柄で大玉を運ぶ動物たちが文字を囲むように描いてある。そして、そのプラカードの通り、入場ゲート前に並ぶ生徒たちは動物の耳のカチューシャと尻尾つきの短いマントを身に着けていた。
「あっ、選手の方ですか? 早く、衣装を着けて順番に」
 遅れて来た特待生たちを見つけた案内係の男子生徒はそう言って君たちを誘導しようとしたが、全員の袖に留められた揃いの腕章を見て動きを止めた。
「アレ……ああ、そういえばこの回は『救護班』がメインでしたね」
 どうやら案内係の男子生徒もまた特待生らしく、こちらの事情を把握しているようだ。
「平和で楽しいマジ卍祭のために、宜しくお願いします!」


●実は危険なアニマル
 競技の始まる少し前。救護班として登録した君たちは、突然、救護テントへの招集を受けた。
 テントの端をめくって中に入ると清潔な簡易ベッドの前に白衣を羽織った女教師が居た。日に焼けた肌の黒髪美人で、今日の体育祭の救護班を担当する教師のジュエンだ。
「急に呼び出して悪かったわ。あなたたちの担当は『おかしなアニマル大玉転がし』、それにアンカーとして参加することになってるわよね……」
 参加種目は前もって決まっていた。それに何か変更があるのかと思えば、変更ではなく、なにかトラブルが起きたらしい。
 ジュエンは少し難しい顔をしていた。

 大玉転がしの参加者は前半は普通の生徒だが、後半は能力値の高い亜人や特待生で固められている。
 そして、そのアンカーグループの中に牛型獣種(ブルーブラッド)の蓑田(ミノタ)姉弟がいる。
 名はウルコとタロウ。
 まだ小学二年生になったばかりの小柄で可愛らしく気の優しい双子の姉弟だ。
 いつもは幼いながらに真面目に学園に馴染むよう努力しているふたりだが、幼いゆえにかある致命的な欠点がある。ふたりは頭に血がのぼるとまだ自分を制御できなくて暴走してしまうのだ。
 特待生や掃除屋を抱える希望ヶ浜学園のイベントとは言え、幼稚舎から一般生徒を含めて通う学校でもある。
 特に幼稚舎と小学校低学年の保護者は当日を楽しみにカメラ片手に参加してくる。
『そこで、蓑田姉弟の参加種目をダンスとこの大玉転がしに絞って、大玉転がしの彼らのサポートを救護班が行うわけになったの』
 数週間前に行われた事前の説明ではジュエンはそう言った。大玉転がしのアンカーは二人以外は全員救護班の息のかかった特待生という厳重警戒態勢だ。
『まあ、暴走するって言ってもまだ幼いふたりだから、君たちの手にかかれば大した問題は無いと思うのだけれど』

 しかし、何らかのトラブルによって、どうやらそうはいかなくなったらしい。
「さっき他の特待生から連絡があって、退治直前に逃げたいまいましい夜妖がこの辺にいるようなの」
 憑依型の夜妖で獲物に襲い掛かって動き出すまでどこにいるのかわからないという。
「夜妖ギュウマ。そいつが、おそらく四体ほど」
 血を啜る恐ろしい夜妖だが幸いにも襲い掛かってから獲物を獲るまでに時間がかかるらしい。観客が大勢いる体育祭で特待生が大暴れするわけにもいかないが、正体を現してから対処しても充分間に合うだろう。
「競技中も警戒を怠らないでね。もし、何か異変があったらすみやかに対処すること。できれば、難しいだろうけどさり気なく処分を心掛けて、表だって大暴れをしないこと。多少の被害は掃除屋がフォローするけれど、競技中ならあくまで体育祭のイベントを装って」
 もちろん、と彼女は付け足す。
「蓑田姉弟のフォローも同時にお願いね?」


●大玉転がしスタート
 生徒たちは入場門から軽く行進してコースのスタート地点へと並ぶ。
 パン、とスターターピストルの軽い音がして、競技が始まった。
「がんばれぇえええ!」
「落ちついてぇー!!」
 応援席からも観客席からもきゃあきゃあという熱のこもった声援が飛び交う。ただ、懸案事項があるせいか、他の競技より明らかに競技コースは観客席から距離を取ったところに設置されていた。
 結構な人数が参加するのでアンカーまではまだまだかかりそうだが、走っている選手たちの実力は非常に拮抗していて離されてはすぐに追いつかれ、中々白熱している。


「最初は平均台だね!」
 白組の少女が大玉の向こうの見えないパートナーへ叫ぶ。
「うん! 僕が先に行くからね! ──わあああ!」
 後ろ向きで少年が平均台に登った瞬間、彼はずるっと足を滑らせた。
 ドボン!
「だ、だいじょうぶ!? 染井くん!」
 泥の中から半泣きになりながら這い出た少年は少女に気を付けてねと何度も繰り返した。
「なんかここ、ウナギいない?」
 慎重にゆっくり平均台を抜けた青年は赤い大玉の向こうにいる少女に声をかけた。
「ミライちゃん! 今度は並んで押そう」
「うん! あっ!」
 白いゾーンに踏み込んだ途端、赤いボールはビヨンと訳の分からない方向へと跳ねてゆく。いや、それどころか自分たちもぼよんぼよんとボールのように一歩ごと弾む。
「浮かせて運んじゃダメなんだよね!?」
「そ、そうだね! なんとか大玉にしがみついて……」
 選手不在で飛んでいった大玉は係員の生徒がさっと白いゾーンのスタート地点へと引き戻す。
「くっそー。なんか他に見えないスキルとかあったかな」
「あまり不自然じゃないものにしてね? あっ、他のみんながもう行っちゃう! いいよ、転んでもいいから大玉にしがみついていこう!」
 ごろごろびょんびょんと青年たちは大玉と一緒に弾みながらふわふわドームゾーンをクリアした。
 ちなみに、しがみついた人間も接地していると換算するらしく、選手が張り付いたままびょんびょん飛び上がる大玉はそのまま見過ごされた。
「ツッキー! あたしがネットを持ち上げてる間に大玉を中に入れて!」
 髪を高くお団子にした女の子がネットを持ち上げて叫ぶと、きりりとした顔の女の子が体当たりするようにして大玉と共にネットの中に飛び込んだ。
「レッキちゃん、なんかこのネットやたら絡みつくんだけど!」
 手足に絡みつくネットを身体を揺らして振り払いながら、女の子がボールを押す。続けざまに後を追ったネットを持ち上げていた女の子も彼女と並ぶようにしてボールを押す。
「やだ、なんか気持ち悪いね! でも絡まって首とか締まると大変だからそういう時はネット切ってくれるって先生が言ってたよ」
「そういえば、この競技、救護班の生徒多いし安心だね!」
 ゴールを目の前にした最終ゾーンで少年は目を丸くした。
「うおー! かっけえ!」
 ゴールまでの道の両側に炎と炎竜の立て看板が立っていて、「燃えろ! 紅組、大玉転がし!」「勝利の色に染め上げろ! 白組大玉!」という垂れ幕がかかっている。
「でも、あれじゃカーチャンたちから見えなくね?」
 相棒の男子が口を尖らせると、大玉を転がしながら興奮気味の少年は悪戯っぽい笑顔を浮かべた。
「じゃあさ、炎と炎の隙間から見える時に変顔しよーぜ!」
「いいなそれ! ウチ、父ちゃんとじいちゃんが別方向で録画してるから後でうちで観ようぜ!!」
 一メートルほどの幅のある立て看板が並んでおり、間は一メートル半ほど。パフォーマンスにはちょうどいいだろうと話しながら、少年たちは一位を目指してラストスパートをかけた。


 三番目のグループがスタートしたあと、アンカーグループの端から小さな声がかかった。
「あ、あのぉ……救護班の方々ですよね」
 黒髪のくるんと丸まったくせ毛が羊のような、ショートカットの小柄な少女が同じ列の特待生たちをおどおどと見回した。
「蓑田う、ウルコです。今日は弟とともによろしくお願いします……」
 ウルコの体操服の端を掴んだ同じくらいの背格好の、姉によく似た少年が小さな声で一生懸命真似してあいさつした。
「蓑田、タロウですっ。よ、よろしくおねがいします……っ」
 びくびくと自信なさげに緊張で震える姉弟はぺこりと頭を下げた。
「気をつけるけれど、わたしたち、とても力が強いから皆さんも気を付けてくださいね」

GMコメント

●目的
PCたちは「怪我の(すく)ない・怪奇を一般観客の目に晒さらない、健全な体育祭運営のため送りこまれた『救護班』です。
競技に参加しながら暴走する学園生をフォローし夜妖を退治して、体育祭をみんなで楽しみましょう!

救護班・選手としての目的:怪我人をなるべく出さない
・蓑田姉弟や特待生の多少の怪我は仕方ないが一般人の怪我人を出さない
・一般の観客にイレギュラーズの非能力をあまり見せないようにする
※ある程度は「おかしなアニマル」の演出として誤魔化せますがあまり派手な事はしないようにしてください
※怪我人は救護班として救護テントに運ぶと治療して貰えます



●プレイング
・B~Fどのチームで誰と組むか(赤ABC・白DEFの六組、一組二人ペア)※Aチームは蓑田姉弟です
・何の動物の仮装をするか(GMお任せ有)
上記記載の上、前半と後半の行動などをお願いします



●競技内容「おかしなアニマル大玉転がし」
場所は大学の広めのグラウンド。午前の部。
うさぎやクマなどの耳を付け、上半身用の短い尻尾などがついたモフモフマントを着けて、
障害物を乗り越えふたりで大玉を転がして運んでゴールをする
※明らかに持ち上げて運んではいけない。地面または選手・障害物に接着しているように見せること
大玉のサイズは直径170cm。赤と白があり、チームと同じ色を使う。

赤ABC・白DEFの六チーム(一組二人ペア)でグループごとに一斉にスタート。
グループがふわふわドームをクリアしたタイミングで、次のグループがスタートする。
赤白対抗で年齢関係なく混合参加。
グループごとに順位をつけて、それぞれの順位の点数を赤組白組へそれぞれ加点してゆく。
※後半参加選手は亜人もしくは特待生(イレギュラーズ)
※バレない範囲で競技中スキル使用可(バレると叱られます)、観客に目立たない武器防具も可)

コースには下記の通り。

(0)スタート(数メートル大玉を転がす)
(1)平均台(平均台に大玉と共に乗って大玉を挟んで前後でバランスを取りながら運ぶ)
ツルツルの杉の丸太で作った高さ一メートルの平均台。下には30cmほどの泥のプールが待っている。うなぎが混入しているとの噂
(2)ふわふわドーム(不安定な足場で揺れながら進む)
エアーを入れ過ぎた足場がトランポリンのようにふわんふわん揺れて足が取られて転んでしまう。とても楽しい
(3)ネットくぐり※1
3メートルほどあるネットの中を大玉と一緒に入って進むのだが……アンカーグループがふわふわドームをクリアした瞬間に前グループの最後のグループ(絡まって進むのが遅かった)がネットに化けた夜妖に襲われ始める(PL情報)
(4)ラストスパート(直線距離の障害物競争、コースの両側に段ボールで作った木の立て看板があり、その陰に隠れてスキル発動などできる)※2
ゴールした瞬間を撮るため、たくさんの人に撮影されている
アンカーグループがゴールするとすぐに赤白の得点が発表されるため、アンカーグループもついでに撮られている

前半は仲良く競技を楽しむもよし、仲間内で競うもよしです。




●登場
・救護班
ほぼ特待生(ローレット)で構成された体育祭の裏方のお仕事。
非常にハードな仕事のため何グループかの交代制。
腕に腕章が付いている。

※1<PL情報です! PCは知りません>
・夜妖 ギュウマ×4
知能は低いが精神のある憑依型夜妖、皮膚と肉を裂き血を啜る。
ネットくぐりのネットに憑依し、ネットをくぐるとグルグルぎゅうぎゅう締め付け徐々に力を増してくる。やがて縄は肌に食い込み、全身をズタズタにしてゆく。
ネットの強度は人間ならナイフを使わないと切れないくらい。
全体的にある程度ダメージを与えないと倒すことはできない。
他の特待生との戦闘で消耗しており、別な物に憑依して逃げる力はもうない。


※2
・双子の牛型獣種(ブルーブラッド)の蓑田(ミノタ)姉弟、赤組・アンカーグループ・Aチーム。
ウルコ(女、仮装は子リス)&タロウ(男、仮想はライオン) ともに小学校二年生
黒髪黒目、強めのくせっ毛の中に小さな角ふたつ生えているだけの見た目は小柄な子供の少年少女。
二人ともとても足が遅いので一生懸命一番最後を大玉を転がして走っている。
普段は内気だけど、興奮すると手がつけられなくなり中々正気に戻らない。
興奮時:高校生平均並みに足が速くなり力が強くトラック一台くらいは弾き飛ばす。
最近人気の漫画に嵌って気が高ぶっている時に「猪突モー進!」と叫ぶ。
ラストスパートで興奮して特待生の後ろから大玉そっちのけで突撃してくる。
避けると観客席に突っ込んで被害甚大。
体育祭をとても楽しみにしていた。
できるだけ二人も競技に参加させるようにして、問答無用で眠らせるなどは最終手段にしてください。


・夜妖に襲われる生徒
熊田 紋次郎(中学生男子)黒髪の体格の良い柔道部男子。泣き虫。
梨咲 ふね(中学生女子) 茶髪の細身のきつそうなギャル系女子。怖がり。
共に見た目は人間だが海種(ディープシー)。特筆するような能力はない。

・その他
人数が足りない時には名もなき特待生NPCが参加します。


せっかくの体育祭、楽しんでくださいね!

  • <マジ卍体育祭2020>おかしなアニマル大玉転がし完了
  • GM名
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2020年11月26日 22時05分
  • 参加人数10/10人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 10 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧 (10人)

仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)
流麗花月
エッダ・フロールリジ(p3p006270)
フロイライン・ファウスト
アルヴァ=ラドスラフ(p3p007360)
航空猟兵
伊佐波 コウ(p3p007521)
不完不死
メイ=ルゥ(p3p007582)
シティガール
セレマ オード クロウリー(p3p007790)
性別:美少年
ブレンダ・スカーレット・アレクサンデル(p3p008017)
猪突!邁進!
楊枝 茄子子(p3p008356)
羽衣教会会長
えくれあ(p3p009062)
ふわふわ
伽藍ノ 虚(p3p009208)
     

リプレイ

●序
「救護班……衛生兵か! では我々救護班にしかわからぬよう符丁を決めてやり取りするか。『赤』は夜妖出現、『黄』はトラブル発生、『緑』は異常無しでどうだ」
 赤いジャージを羽織ったブルマ姿の伊佐波 コウ(p3p007521)の案に了承の声が上がる。すると、『性別:美少年』セレマ オード クロウリー(p3p007790)が徐に進み出た。
「話は分かった。つまり、競技の華としてボクのような美少年の存在が求められているわけだね」
 あれ、そんな話だっけ? とジュエンは目を瞬かせた。
「ならボクへの称賛のためにも必ず成功させてやろうじゃないか。スポーツなんて毛ほども興味ないけども『素敵な王子様』を演じて見せるよ」
「では……僕は作戦がうまくいくようにセレマさんの引き立て役として尽力します……」
 そっと一言添えたのはセレマとペアを組む『     』伽藍ノ 虚(p3p009208)だ。控えめな彼を中心に引続き、夜妖の対策が練られていくのを見守っていたジュエンは確信を得て特待生達を送り出した。
「わかった。サポートはこちらで、現場は君達に任せるわ」
 コウは胸を叩く。
「ああ。全力を以てあたらせて貰おう! 運動会を邪魔する無粋な輩は捨て置けんからな」
 そうして、特待生たちは入場門へと向かった。

 スタートを目前に紅組白組の列は熱気に満ちていた。
 『シティガール』メイ=ルゥ(p3p007582)が得意気な顔で腕章を指先でなぞる。
「むふー! 腕章カッコいいのですよ! よーし、体育祭の平和はメイが守るのですよ!」
「まぁ、僕だって何にもなく無事に体育祭が終わるなんて思いませんでしたが──。一緒に怪我人の(すく)ない体育祭を目指しましょうか。……ところで、それは?」
 全身を覆うようなモフっとしたビスカッチャの仮装の『騎士の忠節』アルヴァ=ラドスラフ(p3p007360)が相棒の頭上に揺れる団扇のようなモノを見る。
「怪獣のお耳です! 爬虫類のお耳で発注したのですよ」
「爬虫類の耳」
 アルヴァは思わず反芻した。
「ぼく、いっしょうけんめいがんばるね、汰磨羈おねーさん!」
 うさぎの仮装(?)をした『ふわふわ』えくれあ(p3p009062)の自前の耳がフワフワ揺れると、同じく猫の仮装(?)をした『流麗花月』仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)も自前の猫耳を揺らしてニヒルに笑う。
「皆のフォローも夜妖退治も両方やらなくてはならぬのが、救護班のつらいところだな」
「ぎょーじをたのしむには、みんながケガをしないのが大切だよね! ぼく、きゅーごはんもがんばる!」
 白組の仲間達を頼もしげに眺めたゴリラもとい、『艶武神楽』ブレンダ・スカーレット・アレクサンデル(p3p008017)も不敵に笑う。
「この競技も負けてはいられない……目指すはグループトップだ!!!」
「グループトップ……!? ほんとにやらなきゃだめ……?? あ、うんわかった。がんばろうね」
 ニワトリの仮装をした『羽衣教会会長』楊枝 茄子子(p3p008356)が力無く手を挙げた。
 そんな白組の盛り上がりを横目で見たセレマが、特上の微笑みを浮かべて手を振って紅組の仲間を鼓舞する。
「よろしく、姫君」
 豪奢なうさ耳王子様の登場に選手たちだけではなく観客席からもどよめきが起きた。
(どうせちやほやされに来たんだから、リップサービスはしなくちゃ)
 そんな王子の腹の内を知る者はいない。黒い柴犬の虚はそんな王子の従者よろしく付き従いながら周囲を確認している。
 そこに、ズササアッと飛び出す影が。
「ウェルカムトゥようこそ鉄帝パーク! 自分は鉄帝アニマルのエッダでありますよ!!」
「鉄帝パーク……? なんだ、あのメイド?」
「おいメイドって言った奴、そこのテメーだ、コノヤロー! ぶっ飛ばすぞ」
 『フロイライン・ファウスト』エッダ・フロールリジ(p3p006270)は凄むと腕に手をかけた。
「さあ、気を取り直して鉄帝体操をするであります、まずは腕を付け外し運動から──待って、どこに連れて行くでありますか?」
 丸いこげ茶の熊耳を揺らしたコウがエッダを引っ張ってボフンとライオンの仮装を被せた。
 そこへ遠慮がちに近づく小さな人影ふたつ。蓑田姉弟だ。ライオンの着ぐるみから顔を出したエッダが心細げに俯き協力を頼む姉弟の頭をガシガシと撫でた。
「なるほど、力がお強いと。それではか弱い自分では太刀打ち出来るかわかりませぬなあ。|ゆえに《・・・》──全力でお出になるが宜しいかと」
 はっと顔を上げる二人に彼女は、そして聞こえていたのだろう救護班の面々は笑った。
「我々も負けませぬぞ」
 競技はもう始まっている。


●スタート
 アンカーグループのスタートを告げる音が鳴り響く。
 隣でぴょこぴょこ耳を揺らす小柄なメイを見て、並んで大玉を押すアルヴァは気を引き締めた。
(うん、僕より年下だからちゃんと気配りしないとね)
 そんな決意など知らぬメイは張り切って言った。
「アルヴァさん、メイ達は作戦プランBで行くのですよ!」
「……メイさん、プランBってなんでしたっけ?」
「こういう時は掛け声を出して息を合わせるのですよね! わっしょい! わっしょい!」
「あれ、メイさん──はっやい」
「大玉とー……合体なのですよ!」
 メイとアルヴァの大玉はごろごろ。
 赤組を追い越し、いち早く泥沼の上の平均台へと辿り着いたブレンダが叫ぶ。
「私が支える形で押していこう。茄子子殿はバランスをとってくれ!」
「バランスを取るよ! 会長バランス撮るの得意だよ──あ」
 追いついたアルヴァはそれを見て眉を曇らす。
「泥だらけになるなんて勘弁……」
 けれどもメイははしゃいだ声を上げる。
「あっ、そういえばうなぎがいるという噂を聞いたのですよ?」
 じゅるり、と隣から何かが聞こえたような気がした。
「メイさーん!? 食べちゃダメですからね!」
「ハッ、そ、そんなこと思ってないのですよ!? ううっ!」
「僕も最近食べてないので一匹くらい持ち帰りたいとか思っちゃいますけど!」
 誰よりも危うげなく丸太を進むコウとエッダ。
「訓練された戦士同士息を合わせることは造作もない。なに、砲火の雨の中を進む事に比べれば散歩の様なものだ。なあ、エッダ殿」
「お互い息も合わせやすいし、順当に行けば順当であります──ん?」
 突然、赤い大玉の脇を白い影が滑るように追い抜く。
「あ、まってまじでキツいやばい横腹痛いだめだ死ぬかもしれない……」
 大玉と共に運ばれる茄子子のボヤキのような悲鳴のドップラー効果。
 コウが口端を上げた。
「これは──面白くなってきたな!」
「これもまた、ある種の|戦場《・・》。しかし、これで依頼をこなす我々への注目が薄れるのです」
「ああ。だが競技も楽しまねば!」
 一方、遅れて到着した虚は玉を乗せ、続いて丸太に足をかけた。
「行きましょう。まず自分が──うわぁぁ!」
 辛うじて押し上げた大玉はセレマが支える。滑り込むようにしてセレマへの泥はねに細心の注意を払った虚は、しかし、自身は泥だらけだ。観客席から笑いが起こる。
「うぇっ、げほっ」
 後続のえくれあの足が鈍る。
「おちたらドロドロになっちゃうから、きをつけてすすまなきゃ!」
 しかし、彼女の相棒は逞しかった。
「任せるがいい、えくれあ。今の私はこれくらいどうという事は無い!」
「わぁー! 汰磨羈おねーさん、すごいすごい! ぜんぜんふらふらしない!」
 難しい平均台は身軽な汰磨羈のお陰でだいぶ進みやすかった。その活躍はえくれあのギフト「はなまるー!」の影響もあったのだが、本人は気付いていない。
(ぼく、足手まといにならないといいんだけど……)
 その不安で気が逸れたのか、偶然か懸命に進むえくれあの足場が消えた。
「わっわっ!」
 降り損ねたえくれあと共に跳ねる大玉。それをうまく誘導して汰磨羈は次なるゾーンへと導く。
「この程度のふわふわ、もふもふ最強タッグである私達に通用するとでも――んむ、割と楽しいかもしれん」
「楽しいね、汰磨羈おねーさん! ぽよんぽよん! たゆんたゆん……たゆん?」
 ふわんふわんする地面と引っ付くえくれあに挟まる汰磨羈。大玉にしがみつく兎の女の子はちょっと照れた。
「ぼくのお耳、ふかふかだよ? 汰磨羈おねーさんだったらさわってもいいよー! えへへ。ボールから手をはなして、どこかにやっちゃわないようにきをつけるね!」
 モフモフを堪能した汰磨羈ははっと我に返り、誘惑を断ち切るべく「いかんいかん!」と頭を振った。その向こうではメイが思いっきりフワフワを楽しんでいた。
「ドーン♪」
 ダイブしてキャッキャッと笑うメイ。ただし、しっかり大玉は抱えて。つまりはアルヴァも。
「あ~れ~!」
 必死に掴んだ白い大玉の向こうとこっちで笑顔のメイと叫ぶアルヴァがふよんふよんと跳ねてゆく。
「足場が取られる!? 地味にキツい!」
 足を踏ん張りながらもへろんへろんと揺れる茄子子へブレンダが叫ぶ。
「だがそれでも押せば前に進む! 楽しいが楽しんでばかりもいられない! 楽しいが! ……茄子子殿! パワーを大玉に!!」
 大玉の陰からキリッとした顔を覗かせて茄子子は叫んだ。
「了解だよ! ぱわーを──大玉に!? ──なるほどわからん!」
 あっちこっちでぼよんぼよんでの順位不明大混乱状態の中、虚はまたしても転んだ。悪戯に跳ねないように慎ましく──しかし、無様な相方をフォローする王子が輝くように。
 ほうっと小さなため息が聞こえた。目を上げると赤い大玉が作った影の中でセレマがこちらを見下ろしていた。
「──虚君。ボクの引き立て役をやるにしたって露骨が過ぎないかい。役者が過ぎるな、キミ」
 困ったように見上げると、王子はうさ耳頭を振って陽の方に顔を上げた。
「おっと、善人アピールしなきゃ」
 輝く王子から漏れ出た本音に虚はつい小さく笑ってしまった。


●赤
 ふわふわドームを抜けたブレンダはさらに先へと急ぐ。
「もう少し差を広げたい所だな……おっと、前グループの生徒? これは追いつけるかもしれん。茄子子殿! スピードを上げるぞ!」
「スピードを上げる!? ……ぱ、ぱわー!!」
 ネットを持ち上げて大玉を放り込み、進もうとした二人は異変を感じた。
「なんかこのネットくい込んでくる……! フレッフレッ会長!? 頑張れ頑張れ会長! 大丈夫痛くない、会長は長男だから(?)耐えられる!」
「確かに妙に絡んでくるな……面倒だ。せい!」
 組技を使いネットを破るブレンダ。
「ちょっとズルをしたがこのまま進むぞ!」
 「おー(小声)」と後を追う茄子子の視界にネットの中でへばっている生徒たちが映る。
(この競技ハードだしね!)
 思わず口ずさんだ天使の歌は茄子子のほんの気まぐれだったが、それが偶然にも彼らの命を繋いだ。
 ネットに近づく汰磨羈のハイセンスが前方の異変を拾い上げる。
「白組が優勢だが追い付く勢いでいってみるか? なんせ、今の私達は無敵だからな……っと、うむ? 前のグループ、おかしくないか?」
「……あれ? ようすがおかしいね。ぼくたちもみにいこっか、汰磨羈おねーさん」
 えくれあの頭にも救護班の使命が浮かぶ。
 その頃、茄子子たちのすぐ後を進むメイとアルヴァもネットに捕らえられた前グループの二人に近付いていた。
「メイさん、あの人たち具合が悪そうですよ」
「ライバルと言えど助ける、スポーツマンシップなのですよ!」
 ロケッ都会羊でネットを突き破るとメイはぐったりとした生徒を抱えてそこから出す。
 すると、メイたちに救出された生徒たちの異変を人助けセンサーで確信したコウが鋭く叫ぶ。
「赤だ!」
 歓声混じる会場でもその声は先に進んだ二組を除いた救護班の面々に届いた。
「急ぐぞ、えくれあ!」
 小さく叫びながらも観客席からの視線を誤魔化すために大玉を転がす汰磨羈。
 虚は準備していたaPhoneを掴む。
「赤! 場所はネットくぐりのネット! 撤去しますのでアナウンスを!」
 競技場を涼やかな放送部の声が流れる。
『競技中ですがネットの破損が認められた為、安全を考え競技を一時中断致します。交換整備の為、一時中断致します』
 ザワリとどよめく観客席の視線はネットへ集まる。
 そこへ微笑む王子がネットへ向かう様が目に入る。
 ──具合が悪そうに蹲る同級生を助けようとしているのか。
 観客たちにはそのように映ったろう。その陰で虚は隠し持っていたノービスナイフをネットに当てる。
 輝かしい「美青年」のギフトを持つセレマと「この世すべての悪」を持つ虚。そして、ギフトの影響なのだが疑うような怪訝な眼差しが虚を刺す。
「夜妖の対象をこちらに向ける」
 微笑みを形作った唇からぽそりと、セレマは短く相棒に告げた。
「観客の方も……よろしくお願いします……」
「ボクを誰だと思っているんだ。賞賛も視線も集めてみせるよ」
 虚が留め具を外したネットが風に煽られるようにぶわりと持ち上がり儚げに立つセレマを背後から襲う。それは勿論風などではなくセレマの微笑みに引き寄せられた夜妖ギュウマの襲撃だ。しかし、それがわからない観客席からは悲鳴が上がる。虚はさっと夜妖へと斬りかかり、回収しようと試みた。
「どいて~! ぼんってたいあたりしちゃうよ!」
 王子に視線の集まるその陰で跳ねるフワフワ。えくれあのヘイトレッド・トランプルが浮き上がったネットを突き破る。
 まるでトカゲの尻尾のように跳ねまわるネットが背後で広がった。
「おっと、玉が変な方向へ転がってしまったぁー!」
 えくれあを追うように大玉と一緒に汰磨羈が飛び込む。絡みつく障害物を退かすように振われた拳は霊的挙動をリンクさせた厄狩闘流『破禳』。汰磨羈の強力な一撃によってぶっつりとネットは引きちぎられ夜妖を消失させた。
「汰磨羈おねーさん、つよいねぇ! かっこいい!」
 可愛い相棒の賞賛を彼女は笑顔で受け取った。


●黄
 新しいネットが設置され、競技の再開を告げるアナウンスが流れた。
 囚われた生徒たちを救護班本部へと運んだ汰磨羈はサムズアップで仲間達に彼らの無事を伝えた。
 中断された競技は最終ステージに足を踏み入れた茄子子&ブレンダ、メイ&アルヴァの白二組、コウ&エッダの紅組、ネットを潜る所から再開する白組の汰磨羈&えくれあ、紅組のセレマ&虚と蓑田姉弟の配置で再開された。
 夜妖の討伐劇はセレマに注目が集まったお陰で整備不良時のトラブルとして収まったようだった。
「競技再開だ、あとはもうここを駆け抜けるだけ! なんだか後ろが騒がしかったが……まぁ祭りだしな。テンションも上がるだろう。そんな事より今はゴールを目指すのだ!」
 大玉に手をかけるブレンダから闘気が立ちのぼる。
「今の私はトップを狙う修羅になる!! 茄子子殿!! ラストスパートだ!!!」
「まだ走るの!? 会長もうお腹よじれる……!! ら、らすとすぱーと!!」
 叫ぶ茄子子はゾーンに片足を踏み入れているような気がしていた。
 虚は振り返り、最後尾を奔る蓑田姉弟の為にネットを持ち上げた。
「あ……」
 何か言おうとした姉弟をさり気なく先に行かせると、虚はネットに絡まりもがく。
「仕方ないな、キミは」
 大玉を押していたセレマが繊細な指先で絡んだネットを解き始めると、観客席からほうとため息のような声が上がる。元よりこのグループの大半は特待生であり、我が子を応援する為に来ている父兄たちの興味は逸れがちだ。ラストスパートへ行く姉弟を見送る視線は半減した。
「そろそろゴール近くのお客さんもいっぱいで、救護班としてアクシデントに警戒しながら走るですよ」
「そろそろでしたね」
 背後からの荒々しい足音に気付きキャッスルオーダーをかけたアルヴァは振り返る。
 ダダダダダ!
「猪突モー進ィイイン!」
 明らかに眼の色を変えた姉弟が土煙を上げて走っているのが見えた。
「黄──、黄色発生なのですよーっ!」
 警告を叫ぶメイは隣のアルヴァと頷き合うと共に名乗り口上を上げて姉弟を誘導する。
「ゴールはこっちなのですよ!」
「ほらほら、早くしないとゴールしちゃいますよ!!」
 地響きに振り返る汰磨羈。
「あまり先行し過ぎると蓑田姉弟を刺激してしまうかと思ったが──いや」
 えくれあと並んで大玉を転がしていた汰磨羈は振り返った。
「姉弟揃っていいパワーをしているな。将来、有望だぞ。うむ」
「ウルコちゃんとタロウくん、力がつよくてすごいなぁ。いっしょにがんばろうね!」
 汰磨羈たちは横にずれると突進する蓑田姉妹に伴走する。ジグザグとブレていたコースが真っ直ぐに絞られると、行く先を見て目を細めた。
「踏ん張りどころだ。気張れよ──コウ!」
 汰磨羈に応えるように立ちはだかるコウが羽織っていた赤い上着をひらりと翳し、名乗り口上を上げる。
「自分は『不完不死』伊佐波 コウ! よーし、二人とも、こっちに来い!」
 メイドインメイドを発動させたエッダがそのコウの腰に手を回し、右手を突き出した。
「ウォオオオ──猛進ッ!」
 ガッツンと飛び込んだ姉弟の大玉は衝撃でバウンドして飛んで行く。コースから外れ逸れた地面に激しい土埃が巻き上がり、グラウンドが抉れたが観客席までは届かなかった。
「どうどう、もう大丈夫だ。ゴールに着いたぞ」
 衝撃を堪えて姉弟を抱き止めたコウが何度も声をかけると、姉弟の表情が緩んで困惑が浮かび上がる。
「ッ、ご、ごめんなさ──っ!?」
 泣きそうなウルコの唇をエッダの指がちょんと押さえた。
「三人とも、“非力”な自分にはまったくもって羨しい恵まれたパワー。……なぁに。何でもないでありますよ。子供が大人を気遣うなど百万年早いであります」
 エッダとコウの視線が交わり、二人は無言で微笑むと拳をトンと軽く合わせた。
「うむ、やはり子供は元気が一番だな!」
 豪快なコウの声が響き、遠くから他の選手たちの声が聞こえる。


●終劇
 ゴールテープを最初に切ったのはブレンダと茄子子だった。晴れ晴れとした顔で汗を拭う二人の後頭部が丸めたプログラムでペコンペコンと叩かれた。
「救護班~!」
「……ん? 夜妖がいたのか?」
 振り返ると頬を膨らませたジュエンがいた。
「競技中断したでしょ! 赤よ、赤!」
「ああ、あのネットが……私は面倒だから引きちぎったぞ」
「はぁ……はぁ……え、あれ夜妖だったの? ブレンダくんの方が十倍は鬼だったよ……!」
 痛ましいモノを見るようにやつれた茄子子を見たジュエンが「黄色も」と呟く。
「あの騒ぎもそんなことが……まったく気づかなかったな」
「もう──まあ、いいわ。折角のマジ卍体育祭ですもんね」
 ジュエンの言葉に茄子子の目がグルグルと渦を巻く。
「まだ運動会続くの……今日が会長の命日かもしれない……!」
 一方、最後ながら賞賛を浴びてセレマたちがゴールする。兎王子はこの短時間にだいぶファンを増やしたようだ。
(……ふぅ。セレマさんが称賛を浴びているうちに撤退しよう……)
 あるはずもないスポットライトが見えるような、歓声を浴びるセレマの背中を見送った虚は救護班テントへ戻ろうと静かに踵を返した──はずだった。その瞬間、彼の腕が力強く引かれた。
「!?」
 乾いた泥が張り付き細かな擦り傷だらけの虚の手首がしっかりと掴まれていた。
「ボクという主役が居ながら引き立て役が満足を得られない。そんな不条理があっていいか? いいわけないだろ」
 そこには不敵に笑うセレマがいた。
「さあ、今日のもう一人の主役を紹介しなくては! 勇敢にも助けに駆け付け、そして奥ゆかしくもそっと舞台を降りようとした陰の功労者! ──ボクの相棒だ」
 王子の言葉に観客席が湧く。あまりのことに固まった虚にだけ聞こえるようにセレマがそっと囁いた。
「ボクは自らに対する最大の称賛のためなら努力は惜しまない人間だ。ふふっ。ボクとともに脚光を浴び、ボクがキミにとっても最高の美少年であることを認めさせる──ボクが望むのはただ一つ、この|舞台《ステージ》の大成功だ」

「み、皆さんありがとうございました!」
 モジモジと顔を赤らめた蓑田姉弟を囲んでメイとアルヴァ、えくれあと汰磨羈が順番にその頭を撫でてにこにこと笑った。
「ウルコ嬢もタロウ氏も、そして選手の皆様も、おつかれさまであります」
 エッダが言えばコウが頷く。
「ああ。オールグリーン、任務完了だな!」

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

お疲れさまでした!
皆様の楽しい体育祭の思い出のひとつとなりますように!

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