シナリオ詳細
イ=ルーナクの今夜も無茶振りNightエブリバディ
完了
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
オープニング
●今夜の箱はこんな感じで
「ぴん、ぽん、ぱんぽーん!深夜■■時をお知らせします!
今夜もやっていきましょう、イ=ルーナクの今夜も無茶振りNightエブリバディ!!
もうね、タイトルに突っ込むのも芸がないと思ったんでやめようと思ってたんですよ。
でもね、どうしてもね、一つだけ言わせてください。
考えるのが面倒になったんなら毎回タイトルになんか付け加えるのやめなよ!!!!
どうせ変えるなら無茶振りのところを変えてほしい。
そんなことも思うイ=ルーナクでした。
まぁ無理な願いだとわかっているので最初のお便り参りましょう。
RN『お前のカーチャンマリアナ海溝』さんからです。
母なる海にしてもスケールが壮大すぎやしませんか最大深度10,911m。
『イ=ルーナクさん、こんばんは。暑い日が続きますね』
まったくね。油断したら溶けちゃうわ。
油断しなくても溶けちゃいそうだけど。
『こんな暑い日にはやっぱり、川や海など水辺に遊びに行きたくなりますね』
私はそうでもないわ、エアコン効いた部屋でゆっくり……あ、はい。続き読みます。
『しかしこれだけ暑いと目的地にたどり着く前にギブアップしてしまいそうです』
そうそう、それなのよ。暑い日にはやっぱり家でおとなしくしてるに限るわ。
『そこで思いついたのですが、家の周囲を水没させてしまえば家で水遊びができるんじゃないでしょうか。ぜひイ=ルーナクさんに試してもらいたいです』
もらいたいです、じゃないが。
暴言を吐きますが、暑さで頭がやられてしまったんでしょうかね。
いっときのテンションでそういうことしたら一生後悔するよ。
とりあえず近隣住民からの訴訟は発生すると思います。
というわけで家で水遊びしたかったらビニールプールでも買ってきてください」
●いつもの
「やぁ、よく来てくれたね」
境界案内人、カストルはやってきたイレギュラーズに向けてそう声をかける。
「そろそろ案内も必要ないかな?このラジオに、お便りを送ってほしい、っていういつものやつだよ」
- イ=ルーナクの今夜も無茶振りNightエブリバディ完了
- NM名小柄井枷木
- 種別ラリー(LN)
- 難易度-
- 冒険終了日時2020年08月30日 20時56分
- 章数2章
- 総採用数18人
- 参加費50RC
第1章
第1章 第1節
「次のお便り行きまーす。
RN『イタズラ妖精』さんから。
妖精も聞いてるのね、こんなラジオ。
『これを書くのは二回目ね。覚えてくれてたかしら?』
……えぇ!勿論覚えてますとも!!
返答までに間などない。
『「覚えてないな……」って思った瞬間にこのお便りの後ろから手が出てくる仕掛けが……』
ひえっ。
『まぁないんだけど』
ないんかい!!!
あー、なんかこんなやり取り前下覚えがあるわね。
『ともかく、今めちゃくちゃ悩んでることがあるのよ!』
はいはい。
『ちょっとした事情でゲーミングっていうの?身体が1680万色に輝くようになっちゃって』
はい???
『迷惑してるのよねー、目立つし、可愛くないし、木漏れ日とは無縁だし。
このお便りも輝いてるんじゃないかしら、もうこのままイ=ルーナクもゲーミングに輝けばいいのにね。
冗談はさておきこの身体どうにかする方法を教えてよー!!!』
妖精の里の奇病かなにかなんですかね。
いやね、大変だろうと思いますよ。そんな一色一色判別できないであろうほど色とりどりに光ると。
なんとかしてあげたいとも思う。
でもね、できることとできないことがあるんだわ。この私にも。
知らないもの。そんな光り輝く奇病とか。
本当に病なのかもわからないわ。
どんな状況なのかわからないからちょっと写真送ってほしいなって思いました。
そんな興味しか発揮できない私に相談するより医者か呪い師に相談したほうがいいと想います」
成否
成功
第1章 第2節
「次のお便りー
『イ=ルーナクさん、初めまして。
RN、白銀の騎士と申します』
ほうほう、白銀の騎士。格好いいわねー。
『私はかねてより朴念仁なのです』
ふむふむ。まぁ自覚があるだけいいんじゃないかな。
『何と申しますか、恋愛方面に極端に鈍くなることがあるのです。
私は騎士として、あらゆる鍛錬に身を投じてはおりますが
朴念仁を鍛える術というものは、身に付けられていないのです。
どうかお力添えを頂きますよう、よろしくお願い致します!』
なるほどね。
アレね。つける薬のないタイプのお悩みですね。
今までの人生で培われる性質だから変えようと思ってなかなか変えられるもんじゃないよ。朴念仁。
なのでもうあれね。無理に治そうとするんじゃなくて、朴念仁なりに人との付き合い方を考えたほうがいいです。
朴念仁じゃなくて純朴とかそう言う風に言い換えていこう。
あとは誠実ね。
こんな相談するってことはこう、誰かに好意に気が付かなかったとかそんな経験があるんでしょ?
なかったとしてもあったということにします。
で、やっと気づいて、そっからどうするかってこと。
次はもっと早く気づこう、じゃないでしょ。
その好意にどう答えるか、でしょ。
というわけで悩んでる暇があったらあたって砕けてきてください。
……結論で急に投げやりになったりとかしてませんよ?
えぇ、いい年して恋人が居たことがない自分が偉そうなこと言って恥ずかしくなってきたとかじゃありませんとも」
成否
成功
第1章 第3節
「では次のお便り。
RN『RNで悩みすぎた』さんから。
きたわね。
『なんで自殺が良くないことだと思う人が多いの?』
うーん、トップヘビー。
『電車止めたりとか人に沢山迷惑がかかる死に方じゃなければ個人の自由じゃない?
生きていればいつかいいことがある、なんていう人が居るけど、お金を持っていればいいことがあるとしても、お金を捨てるのは持ち主の自由じゃない?
命は一つしかない大切な物だからっていう人も居るけど、この世に一つしかなくて新しく作ることもできない高価な壺を叩き割るのは持ち主の自由じゃない?
身近な人が悲しむからやめなさいって言う人もいるけど、その理屈だと身近に自分が生きていることを悲しむ人が居る場合は死ななきゃいけないってことにならない?』
何度も言うけどこの人だけ毎回無茶ぶりの方向性が違うのよね。
まぁアレですね。現代社会だと人に迷惑かけないで死ぬってことがほぼ不可能なわけで。
剤何なんかも全部処分して、しがらみも何もない状態で人知れず自殺なんてしようとしても戸籍が管理されてる以上、それを管理してる人に余計な仕事が増えるわけよ。
戸籍も売っぱらってからなんて話をしだすと別の倫理問題に引っかかるので今はしないわよ。
なんで国が人口をちゃんと把握しようとするかわかる?
人間ってね、国の資産なのよ。あえてこういう言い方するけど。
資産が勝手に目減りしてたらそれは問題でしょ?
って感じで、納得してくれたかな?」
成否
成功
第1章 第4節
「さて、次のお便りです。
RN『呪物武器』さんから。
武器もラジオにお頼りだす時代なのねー。
『えっと、イルーナクさんこんばんは呪物武器です』
はいこんばんはー。
『会社で己の全てをかけた案件をやってるんですが…』
ほうほう、大変そうね。
『仕事を受けすぎてしまって、首がかかった案件含めて五件の仕事を引き受けてしまったんです』
それはまた張り切っちゃったわね。
『こりゃ早めにこなしておかないと大ミスをやらかしそうだと思い、やらかしを起こさないように早めに案件書というか…こう動くぞという提案書?を書き上げたんですが…仲間焦りすぎだと強く言われてしまって…』
ふんふん。
『その仕事の会議で物事が言い出せなくなってしまいました…まだ仕事の締め切りがあるが…めげずに発言するべきか、ひっそり周りにあわせてなんとか動くか…どう動けばいいだろう?』
なるほどね、それはきついわー。
顔を出しづらくても大事な仕事ってことなら抜けることもできないしね。
私もよく失敗しちゃうから気持ちわかるわ。
うーんと、そうね。
その後どんな対応するにしても、完全にだんまりしちゃうのはよくないかな。
どう動くかの意思表示くらいはしないと、他の人も対応しかねると思うからね。
あと、その人も貴方のことを否定したくて注意したわけじゃないと思うから。
だから、どうしてそうしちゃったか説明して、必要なら謝罪して。後はいつもどおりお仕事するのが、いいと思うかな」
成否
成功
第1章 第5節
「では次のお便りです。
RN『父と母が帰ってきません改め、母より便りがありました』さんから。
おぉ、ついに進展が。今後の動向に注目ですね。
『イ=ルーナクさん、お久しぶりです。
さて、この頃は暑さもですがそれ以外で。
以前相談させて頂いた料理のメニューについて、カレーに限らずスパイシーな物がそれなりに人気が出ましたが、また月を跨いだという事ですので新作を考える必要が出てきました』
ふんふん。アドバイスが役に立った未定で何よりですねー。
『そろそろ順当に氷菓を仕入れたいと考えておりますが、その中でも味についてはどういったのが好まれるかで悩んでおります。
真っ当な物として果実系が有名ですが、旅人さんの話では中々珍しい物も使われるとお聞きしまして……
なので、イ=ルーナクさんの意見も参考にさせて頂きたいと思いまして、筆を執らせて頂きました』
なるほどねー。うん、やっぱり冷たいものも欲しくなるわこの暑さだと。
けど、私ってばアイスなら何でも美味しくいただけちゃうタイプの人間だから逆に難しいわ。
そうねー、最近私がハマってるで良かったらだけど、塩キャラメルのアイスが美味しくてねー。
キャラメルの甘苦さに塩味がいいアクセントになってていくらでも食べられちゃうわ。
手作りができるような商品なのかはちょっとわからないです。
料理とかしないんで。
こんな感じで申し訳ないけど参考になるかしら」
成否
成功
第1章 第6節
「次のお便り参りまっしょう。
RN『一般通行学生』さんからです。
自分で一般とか言う人が一番一般的じゃないのよねー。
『初めまして
この世界に召喚されてまだ3か月の新人です』
召喚とな。
『この世界は広く、複雑で…いやぶっちゃけるとイレギュラーズとかになって少し働いてみたんですが
皆キャラ濃い人ばかりでキャラの薄い僕はついていけるか不安です』
イレギュラーズ?なんかのアルバイトとかですかね?
個性的な人が多い職場なご様子。
『あまりにもやべーので帰り道を探そうといろいろな国に行ってみるのですが』
ワールドワイドねー。
『親せきらしき人はなぜかみんな大筒ばかり作っていたらしく、その業がなぜか僕に集約されていきます
いや、何を言ってるか解らないと思うんだけど僕も何が起きてるのかちょっとわかりません
ただ、なんか大砲に詰め込まれて打ち出されたりします』
私には想像もつかない世界ってあるものねー。
『僕はどうしたらいいですか』
笑えばいいと思うよ。
いやうん、ちょっと状況が飲み込みきれてないのでなんと声をかけたものやらって感じなんだけども。
とりあえず周りのキャラが濃くてついていけないって話をピックアップするけど。
まぁアレよ。ヤバい人を笑って受け流せる人を目指しましょう。そうすれば自然と周りから一目置かれるようになるから。
周りがヤバい人ばっかだと貴方みたいな普通の人の価値はどんどん上がるから。そう言うポジを目指しましょう。」
成否
成功
第1章 第7節
「では次のお便りー
RN『RNで悩みすぎた』さんからってまた貴方か。
いや、送ってくれるのはありがたいんだけどね。ヘビーなのが続くとね。
『自殺の話を書いていて思い出したんだけど、飛び降り自殺をしようとする人を説得してやめさせたってニュースを何回か見たことがあるのね』
まぁ、たまにニュースになりますね。
『ああいうのって大体説得に数十分から数時間ぐらいかかるじゃない?
自殺者がそんな粘るのが不思議なのよね。
失敗するかもしれないのに、下にマットとか敷いて邪魔されてる状況で死のうとしなくても、思いとどまったフリをしてその場をやり過ごしておいて、後日邪魔が入らない状況で改めて決行すれば済むことじゃない。
なんで説得しようとする人と押し問答する必要があるの?』
自殺しようとする人はそんな判断力とか残ってないからですね。
一言で終わらせるのもあれだから話続けるけども。
私は自殺しようと思ったことがないので想像するしかないけど、自殺しようってのはまさに人生を変える一大決心なわけよ。
だからねー、自殺しようと思ったらその場でやっちゃわないと絶対心変わりするわけ。
やっぱり今はやめておこうって。取り返しのつかないことだしね。
だからね、一回思いとどまったふりをするようならその後も自殺を結構しようと思い続けるのはなかなか難しいんじゃないかなって。
なんで私は自殺する人の目線で語ってるのかね?」
成否
成功
第1章 第8節
「手なわけで次のお便り。
RN『自宅がなぜか託児所になった女』さんからです。
『お久しぶりです。2度目のお手紙になります』
はーい、ありがとうございます。
『前回、自宅のキャバクラが託児所になったと相談させていただいたのですが、事態が悪化したのでイ=ルーナクさんのご意見をお伺いしたいと思ったのです』
悪化とな。
『悪化したというのは、10歳前後の少年に加えて少女が遊びに来るようになってしまったのです』
あちゃー。
『子供ばかりで大人は一切遊びに来てくれておりません。
私はキャバクラを畳んで託児所を構えるべきなのでしょうか。
ずっと悩み続けていて夜しか眠れなくなっております。
是非、イ=ルーナクさんの意見をお聞かせください』
夜眠れてるならいいんじゃないかしら。
って思ったけどキャバクラやってんなら夜に呑気に寝てるのは問題かもねー。
それで思ったんだけど子供ばっかり来るってそのキャバクラとやら、昼間ばっかり営業してるとかじゃない?
流石によるに子供は来なかろうし。
そうなると、そもそもそのお店は本当にキャバクラなのかどうかって問題が浮き上がってくるわね。
とか言い出したら根本的にあれだから一旦おいておいて。
まぁあれねー、貴方が営業したいものが何なのかをしっかりしておいてほうが良いと思うわ。
キャバクラだろうが託児所だろうが貴方がやりたいことじゃないことやるのが一番誰も幸せにならないだろうからね。」
成否
成功
第1章 第9節
「では次のお便りでーす。
RN『カナタ・ルビーオーシャン』さんから。
『突然ですが、私は元アイドルでした』
マジで突然ね。元アイドルも聞いてるのかー、こんなラジオを。
『今は私の師匠を見つけたため、引退していますが……。
ただ、引退した後も追っかけの人たちが来てしまうもので、私が所属しているギルドには鬼殺し(物理)や宗教のトップなんかもいるので隠し通すのが大変です』
へぇー、アイドルってやめた後も大変なのなんかおかしいの居ない???
『どうか、アドバイスをお願いします』
ちょっと私にアドバイスできるキャパ超えてる気がするんだけど。
私よりももっとアドバイスなれしてそうな人居ない?
形而上の存在からアドバイスを授けてくれそうな人居ない?
いや、なんとなく頼っちゃいけないタイプのアドバイスな気もするけども。
その上で私からアドバイスをね、してほしいってことならね。
うん。
引っ越したほうがいいんじゃないかな?
こう、どういうご関係わからないのでちょっと言いにくいんだけど、知り合いは選んだほうがいいよ。
絶対に元アイドルが関わって良いタイプの世界観の人達じゃないよ。
というわけで、役に立ったかはわからないけどカナタさんのご無事を祈っておきますね。
あ、そうそう。
『追伸:私の最後のシングル曲、「あなたはどこ?君の城に」好評発売中です!みんな、買ってね!』
とのことなのでこのラジオ聞いてる人も見つけたら買ってあげてくださいねぇ」
成否
成功
第1章 第10節
「次のお便り参りまーす。
RN『透明しっぽの人魚姫』さんからです。
『イ=ルーナクさん…教えてくださいですの!』
私にできることならお答えしますよー。
『いままで、わたしは、イ=ルーナクさんに、いろんなことを、教えてもらいましたの…』
いっぱいお頼りいただきましたねー。ありがたいことです。
『それは、ありがたいことなのですけれど、おかげで、わたしは、こんな疑問に、とらわれるようになってしまいましたの…それは』
それは?
『次に、わたしは、何を教えてもらえば、いいのでしょうか!?』
おん。
うん?
『…もちろん、世界には、『わからないこと』だけなら、たくさん、ありますの…どうして、海と空が、わかれているのか…最初に、言葉を作った人は、どうやって、それを、ほかの人に、伝えたのか…
でも、イ=ルーナクさんは、どうせ、ごまかして、教えてくれませんの…
どんな内容なら、大丈夫なんですの!?』
誤魔化すっていうか答えようがないからせめて楽しくトークしてるんだよね。
最初に言ったっていうか何回か言ってると思うんだけど私に答えられることなら答えるからね。
そういう趣旨のコーナーなんで。
世界最高のコンピューターで計算しても42としか返ってこないような質問には私も答えようがないっていうかね。
人のせいにするつもりはないけどもうちょっと無茶ぶりの程度を押さえてくれない?みたいなね?
というわけで好きな食べ物についてなら答えられます。」
成否
成功
第1章 第11節
「次のお便りです。
RN『憧れの人がいる』さんからー。
甘酸っぺぇなー。
『初めましてイ=ルーナクさん』
はい、はじめまして。恋のお悩みかしらねー。
『私の悩みなのですが、ずっと読もうと思ってた本が本棚から消えてしまっていたのです』
あ、RNに関連してくるわけじゃないのね。
『ずっとずっと読みたくて探しているのですがどこにも見当たりません。
イ=ルーナクさんならどこを探しますか。私もその場所を探してみようと思います。
お答えよろしくお願いします』
ちょっとシチュエーションの特定が必要かしらね。
家の本棚なのか、書店なのか図書館なのか。
書店とか図書館ならスタッフの人に聞くのが一番ねー。
9割それで解決します。
なので自宅での出来事って想定して答えますね。
まずは自分以外に持ち出す人がいるかどうかね。
居るならまずはその人に聞いてみることよね。
居ないんならそうねー、普段本を読むのに使ってる場所かな。
後で読もうと思って持ち出して置きっぱなししてるのを忘れてたとかありがちだよね。
そうでもない?
けどどこを探しても見当たらないって話だからそのへんはもう確認してるのかしらね。
そうなると後はどこを探していないかピックアップしてみるのも手だね。
探しものって思いもよらないところから見つかるものだし。
冷蔵庫の中からテレビのリモコンが!みたいなね。
そんな経験ない?
ない。そっかー」
成否
成功
第1章 第12節
「さて次行きましょうか。
『イ=ルーナクさん、お世話になっております!
RN、白銀の騎士と申します』
はいどうも、お便りありがとうございますー。
『俺の次の目標は…全世界へと当たって砕けるべく―強くなりたい!
その思いを胸に秘め、より自らを鍛え上げたいと願うようになりました』
うんうん。その意気よ。
『本を読んで脳トレ
世界を渡り人脈トレ
筋トレに剣を磨いて技トレ』
うん、うん?
まぁ、うん。頑張ってる……みたいね?
『死力を尽くすと、一日があっという間に終わってしまうのです
圧倒的に時間が足りない!
どう時間のやりくりをすればよいのでしょうか…
お力添えを頂きますよう、よろしくお願い致します!』
ちょっと努力の方向音痴の気配を感じますね。
いや、悪いことじゃないんだけどね。頑張るのは。
ただねー、毎日死力を尽くす勢いで頑張るとそのままの勢いで死んじゃうからね。
世の中には朝から日が暮れるまで正拳突きを繰り返していたらいつの間にかそれと同じ回数を一時間以内にこなせるようになった、みたいな話もあるけどね。
まぁ無理だからね。普通に考えて。
だからねー。どうやったら全部こなせるか考える前に本当に必要なトレーニングか考えるところから始めようね。
単純にオーバーワークになってても身につかないし。
どうしても全部やりたいなら日によってやること変えるとかねー。
ま、そんな感じで。参考になったかしら」
成否
成功
第1章 第13節
「どんどん行くわよ。
RN『恋するオオカミ』さんからです。
ふむ、甘酸っぱい予感がするね。
『ワタシには今好きな人がいます』
来ましたねぇ。甘酸っぱいやつ。。
『お友達に料理が得意な子がいるのでウエディングケーキを作るのをお願いして、弦楽器奏者さんには音楽をお願いして、商人さんにはウェルカムドリンクをお願いして、トークが得意な子に司会をお願いして』
あらあら。もう秒読みって感じじゃん。
相談じゃなくて惚気のお便りだったのかしら。
『式場はこれからおさえようと思います』
うん??
『ところがワタシの好きな人に全力で逃げられてしまいました』
おん。
『今度好きな人にサインをお願いしようと思います。
婚約届けって言うんですけど。
イ=ルーナクさん何かアドバイスがあればお願いします』
そうね。
微笑ましいものを見る目でお便り読んでたんですけど。
根本的なこと聞くけども。
これ、相手の同意ってあります??
ちょっと整理させてね。
婚約届を書いてもらう前の段階で?
ウェディングケーキなんかの結婚式の準備を?
ちょっとこのタイプの相談は想定外だわ。
ちょっと私にできるアドバイスはないっていうか、えぇ……?
まぁ私は恋をしたならいけいけどんどんって考えなんですけどね。
いけいけどんどんどころかフライングしてるのはどうかと思うのよ。
スタートピストルがなる前に空飛んじゃってるじゃん。
なので、えー。そうね。
貴方の思うようにしたらいいんじゃないかな☆」
成否
成功
第1章 第14節
「えー、次行きます。
RN『人生ローグライク観光客』さんから。
縛りプレイしてそうな名前ですねー。
『自分ではどうすればよいのかわからないことがあったため初めて文をしたためます
自分は最近怪奇現象に悩まされています』
ほう、怪奇現象。
早速私の手に負えない臭いがしますね。
『ずっと自分は独り身なのですが、何故か最近友人が結婚式の日程を聞いてきます
勿論予定などないのですが……』
うん?
『また、ケーキ屋からウェディングケーキの注文の件に聞かれたり、
結婚式場のコンサルティングから手紙が来たり、
役場から婚姻届の出し方についての案内所が届いたりと
不思議なことが立て続けに起こっているのです』
それちょっと心当たりあるかもしれないわ。
『なにか悪い霊にでも取り憑かれたのでしょうか
イ=ルーナクさんなにかアドバ
ま
ど
に
な
に
か
い
る』
いや、怖っわ。
直球じゃん。
直球の『一番怖いのは人間』オチじゃん。
最初思ってたのと違う方向性で私の手に負えない案件だわ。
えー、これにアドバイスするの?
アドバイスくださいって言い切れてないからノーカンにできない?できない。そう……。
えー、そうね。心を強く持ってください。
おそらく言葉が通じるタイプの怪異じゃありません。
お祓いとかも効果ないんで、根気の勝負になると思います。
まぁ、その。アレです。結婚が決まったらお祝いしますね☆」
成否
成功
第1章 第15節
「次のお便りです。
RN『:二階から胃薬』さんから。
目薬より難易度高そうね。
『はつとーこーってやつだよ。こんばんは』
はいこんばんは、お便りありがとうねー。
『早速だけど、最近の悩みはねー。
なにか難しそうな文章書いて、って言われて、つい手癖で文字化けっぽい文章書いちゃうんだよね。
面白そうだから、って書いたんだけど誰も共感してくれなくってー』
はぁ、文字化けとな。
『じゃあいっそのこと『文字化けっぽい文章を流暢に読み上げて』貰えれば誰か共感してくれるかなぁ、って思うんだけど、やって貰えないかなー。
それっぽく読めたらきっとインテリアピールにもなると思うんだけど、お願いするねー』
ふむ、読み上げの依頼ってことかしらね。
まぁ喋りのお仕事してるんでそんな依頼がないこともないけども。
しかし文字化けを読み上げるとはまた個性的な依頼ねー。
個性的っていうか、うん。うん?
なるかなー、インテリアピールに。
インテリア・ピールって飾るためのピールみたいね。ピールがなにかは知らないけど。
それはどうでも良くて。
正直言いますけど文字化けを流暢に読み上げてもインテリとは思われなくない?
おおよそ人類文化圏に存在しない文字を見て「あぁ、これはこう読むのね」って判断できる人はインテリじゃなくてなんか違う世界見えてる人でしょ。
てか今更突っ込むけど手癖で文字化け書いちゃうってなに!?
つー訳であれね。人に見せる文章はわかりやすく書こうネ」
成否
成功
第1章 第16節
「おっと、そろそろ次のコーナーの時間ですねー。
今日はいつもよりお便り多めでお送りしております。
楽しんでいただけてるかしら。
では、一旦CMでーす。」
NMコメント
こんばんは、小柄井枷木です。
たしかこれで6回目、ラジオ系ラリーシナリオのご案内でございます。
・いつもの説明
このシナリオの舞台である世界は、一つの大きな屋敷と、その中の各部屋に据え付けられたラジオ、そしてお便りを入れるためのポストだけが存在する小さな世界です。
住人らしき人は見当たりませんが、屋敷は常に清潔に保たれ、ラジオからは常に誰かの声が流れています。ポストに入れたお便りはラジオの番組宛てに送られたものとされ、番組の中で読み上げられたりします。
このラジオがこの世界で唯一動きのあるものであるため、お便りを出すことで世界の活性化、ひいては滅亡からの救済となるという理屈はつけられますが要するにラジオにお便りを出して楽しもう、という趣旨のシナリオになります。
章ごとに違うお題が設定されていますので、それに沿った内容のお便りを送ってください。
プレイングという形で皆様のキャラが出したお便りをラジオパーソナリティのNPCが読み上げる、という形のシナリオになりますので、キャラの描写自体はかなり少なくなります。ご留意ください。
・プレイングについて
お便りとしてNPCに読み上げてほしい部分を『』で囲んで書いてください。
それ以外の、キャラクターがこういう心情でこのお便りを書いている、などの読み上げてほしくはない部分は『』の外に書いてください。
RN(ラジオネーム)をつけたい場合は併記してください。書かれていない場合はキャラクター名での読み上げになります。
また、イ=ルーナクさんが認識している世界は現代日本に近いものです。ゲームの舞台となる無垢なる混沌の知識は持ち合わせていません。お便りを書く際の参考までに。
・今回のお題について
・第1章
『教えて!イ=ルーナクさん』
こちらはもうレギュラーコーナーとして毎回入れていこうかなって思います。皆様のキャラクターが抱えるちょっとしたお悩みや疑問をイ=ルーナクさんがズバッと解決、できたら良かったのにね。ってコーナーです。無茶振り歓迎。
・第2章
『世界を救え!イ=ルーナクさん』
新コーナーです。イ=ルーナクさんが世界の平和を脅かす何かしらと戦っているという設定なので、皆さんはそれに打ち勝つための何かしらの武器をイ=ルーナクさんに送ってあげてください。物理的な武器でも概念的ななにかでも3丁目の田中さんでもちくわでもいいです。具体的な武器と、その武器を使ってどう戦うかなんかが書いてあるとリプレイが書きやすいです。
今回は2章構成です。
それでは、皆さんのお便りお待ちしております。
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