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シナリオ詳細

愉悦と悲鳴
愉悦と悲鳴

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●越えてしまった一線
 ああ、楽しい、楽しい。

「こ、この前の事件について……ギャッ」

 楽しい、愉しい。

「なっなんじゃあお主ら……ウグゥッ」

 楽しい、タノシイ。

「嫌、助けて! 殺さないで!」

 タノシイ、タノシイ。

 老若男女の出す悲鳴。むせかえるような鉄の臭い。得物にこびりつく鮮血。
 何もかもが、自分達にとっては良い刺激で。

 ああ、なんてタノシイんだろう!

●素行の悪い若者達
「今回の依頼も猟奇的なのです……はぁ」
 『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3p000003)は溜息をついた。
 そう、最近の依頼は血生臭いものばかり。酔っぱらいの口論は日常茶飯事、血の気の多い若者だって多い幻想だが、命を奪うような事件は多くない。
「ある冒険者グループの抹殺をお願いします。ちょっと……いえ、とても行動が目に余るようなグループなのです」
 元々素行は良くなかったそうで、よく酒場で住民と口論になる姿を目撃されていたという。けれども命を奪う、何かを強奪するというような犯罪の一線を越える事はこれまでしなかった若者たちだ。
 しかし近頃、喧嘩に発展してしまった住民を殺してしまった。更には止めようとした周りの人間も殺害した。
 一夜明けた後、殺された住民の家族がワケを聞こうと、グループのアジトになっている建物へ向かっていった。時間も経って、多少頭が冷えていると考えたのだろう。
 翌日、その家族は血まみれで外の道路に放り出されていた。一見して生きていないと分かるほどの損傷だったという。女も老人も関係なく、酷い有様だったそうだ。
 その後、町の男達が武装して彼らを捕縛しようと乗り込んだ。半分以上はアジトから出る事が叶わず、数人がどうにか生き残って帰ってきた。
 次の日にはやはり、酷い損傷具合の死体が道に放り出されていたという。
 こうしてローレットへ依頼が回ってきたのである。
「最近はアジトの前を通った野良猫なんかも殺されちゃってるのです。かわいそうなのです……」
 どうやらアジトを訪れる者だけでなく、その周辺をうろついて遭遇した生き物を殺しているらしい。
「うろつく範囲を拡大される前に、一刻も早く対処しないといけないのです。よろしくお願いしますね」

●一線を越えてしまった若者達
「ああ、愉しかった」
「楽しかった」
「タノシカッタナァ」

 またあれを味わいたい。
 けれど生きているモノを見かけなくなってしまった。
 仲間と共に袋叩きにした時の悲鳴。鮮血。歪む表情。
 楽しくて愉しくてタノシクテ。

 早く、ああ、早く人を殺したい!

GMコメント

●成功条件
 冒険者グループの若者15人を全員抹殺

●アジト
 2階立ての建物。2階に上がるには中から階段を使わないと行けず、アジトの周りに高い建物や木はない。また、窓には格子が嵌められており、侵入不可となっている。格子の隙間から射撃攻撃は可能である。
 1階は広い部屋が1つのみ。椅子や机が乱雑に置かれ、カウンターキッチンもある。
 2階は個室が6つ。中心に廊下があり、両脇に3部屋ずつある。いずれも扉に鍵はかからず、簡素なベッドと机がある程度。扉を開けなければ中を確認することはできない。

 戦闘を行う際、1階はレンジ3以下、2階はレンジ2以下の制限がかかる。立ち位置などにより更に制限のかかる可能性がある。

 アジトの前は広い道路。そこで戦うのであれば距離の制限なく戦う事が出来る。

●冒険者グループ
 15人の若者達。いずれも10代後半から20代前半の男。
 内8人は片手剣、4人は短剣、2人はピストル、1人は弓を所持。防具は簡素である。
 個々の戦闘力はイレギュラーズに劣る。
 生きて帰ってきた男曰く、『謎にハイテンションで、会話が成り立たない』

●情報確度
 B。
 どうやら数人ごとに周辺を徘徊し、生きているモノを捜しているようだ。
 イレギュラーズの突入時点で誰か外にいるのか、外に出ているとしたらいつ頃帰ってくるのか不明である。

●ご挨拶
 愁と申します。
 猟奇的殺人って怖いですね。
 窓の格子は破壊可能かわかりませんが、どうしてもそこから入りたいのであれば破壊を試みるのも1つの手です。つまりは皆様のプレイング次第。
 それではご縁がございましたら、よろしくお願い致します。

  • 愉悦と悲鳴完了
  • GM名
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2018年04月18日 22時30分
  • 参加人数 8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

アリシス・シーアルジア(p3p000397)
黒のミスティリオン
サンディ・カルタ(p3p000438)
アニキ!
ウォリア(p3p001789)
終焉の騎士
タルト・ティラミー(p3p002298)
あま〜いお菓子をプレゼント♡
ニエル・ラピュリゼル(p3p002443)
性的倒錯快楽主義者
Briga=Crocuta(p3p002861)
戦好きのハイエナ
アーデルトラウト・ローゼンクランツ(p3p004331)
シティー・メイド
Svipul(p3p004738)
放亡

リプレイ

●楽しい、たのしい、タノシイ
「ああ、楽しい」
「楽しかった」
「タノシカッタナァ」
 男達は祝宴を上げる。その姿は血まみれで、しかし彼らの血ではない。
 今外に出ている仲間も、帰ってくれば祝宴に混ざるだろう。

 バタン、と開けられた扉に視線が集まる。
 見えたのは女、子供、鎧等々。

 また何か話そうとでも来たのだろうか。只の獲物にしかならないのに。
「ああ、楽しい事が出来る」
 誰かがそう言った。
「楽しいことをしよう」
 誰かが続けて言った。
「たのしい事」
「タノシイことしたい」
「したい」
「シタイ」
 その声は増えて、増えて、膨れ上がる。
「タノシイことを始めよう!!」
 男達が武器を取るのと、訪問者──イレギュラーズが武器を構えたのは同時だった。

●赤で染める
 タノシイ、楽しい事。たのしいこと。
 うわ言のようにそれらを繰り返す若者たちに向け、『放亡』Svipul(p3p3004738)は短剣を抜いた。
(低次元の狂騒に侵され、弱者へ暴力を振るう獣の、なんと哀れなる)
 そう、これはもはや獣だ。本能のままに弱者を狩る獣。
 数は比較的少ないが、非武装の住民1人を嬲り殺す程度なら十分に多い。むしろ過分である。
 室内を斑に染める赤黒いものは、おそらく過去の被害者が流した血だろう。
 Svipulは向かってきていた男の剣を、刃をマントで絡めるようにして躱す。そのまま横を抜け、振り向きざまに短剣を一閃。
 男のうなじへ入った短剣は、いとも容易く男の命を奪った。
「まず、1人であるな」
 Svipulが殺した人数をカウントする。
 女相手に仲間が死んだ。その事実に若者達がやっと気づく。
 今目の前にいる女子供や鎧の男は非力な住民ではない。戦う力を持つ、それも1人1人は自分達より強いであろう相手。
「殺された」
「代わりにやらないと」
「そうだ、やるんだ」
 彼らの言葉に『嘘か真か、虚の戦士』ウォリア(p3p001789)の咆哮が被る。それに触発されたか、片手剣を持った3人がウォリアに切りかかった。
 1人を回避し、1人を受け止める。しかし3人目を躱すことができず、ウォリアの鎧に軽い傷がついた。
 傷のついた場所から赤黒い気体が僅かに漏れる。
「代わりに楽しむんだ」
「たのしいことしないと」
「一緒にタノシイこと、してくれよぉ!!」
 若者達は再び向かってくる。
(……楽しい、か)
 仲間を殺されても、殺すという行為に高揚が隠しきれないのか若者達は笑っていた。
「その歪んだ笑顔が最期まで続いていたら──」
 それは、さぞ見物だろう。
 最も近くにいた男を蹴り飛ばす。仰向けに転がった男が起き上がると同時、その首筋に短剣が当てられた。
「獣は眠りにつくがよい。……である」
 短剣を滑らせるその様は流麗で、若者達とは対象に理性的。しかしその内心は血の香りに蕩けている。
(2人目、である。……匂い立つ、なぁ)
 表情に決して出ない彼女が、そんなことを思っていると誰が考えるだろうか。
「生まれる時を違えた者よ、地獄に堕ちる覚悟はできているな?」
 ウォリアが次々と男達を蹴り倒す。短剣を持つ男が死角から襲い掛かったが、その短剣がウォリアに届くより前に男へナイフがつきたてられた。
 隠しナイフが男の命を奪ったことを確認した『アニキ!』サンディ・カルタ(p3p000438)は目を細めた。
 こういう手合いはスラムの子供も襲う。それはスラム街で生きてきたサンディにとって、乗り気でない依頼を受けるほどに許しがたい事であった。
(……今この形で手を打てるだけ、良しとしねーとな)
 サンディが選ぶのは見ず知らずの無差別殺人者ではなく、同じ場所で今も生きる幼い命だ。
 グローブを構え直したサンディは肩を掠めた銃弾に眉を寄せ、そちらを振り返った。
「なんだ、先に随分とタノシイ事してるじゃねぇか!」
 階段の途中から男がこちらへピストルを向けていた。ニタニタとした笑みを浮かべる男はサンディへ標準を定め直す。
 そこへ現れたのは光る妖精。
「さぁさぁさぁさぁ! 気合入れていっくわよ~★」
 『あま〜いお菓子をプレゼント♡』タルト・ティラミー(p3p002298)が光の剣を振り、青の衝撃波を放つ。それはピストルを構えようとしていた男に当たり、男は階段から転げ落ちた。
 男が顔を顰めながら顔を上げると、自らを狙うバリスタが目に入り──。
 精密な射撃で男を撃ち殺した 『シティー・メイド』アーデルトラウト・ローゼンクランツ(p3p004331)は近づいてきていた若者を躱し、丸テーブルを掴む。
 ギフト《メイド力(物理)》。類稀なる腕力は男が2人で持つようなそれを簡単に持ち上げた。
 ぶん、と重い音を立ててテーブルが若者へ投げられる。ぐしゃ、と肉の潰れる音と呻き声。
 そこへ畳みかけるように、神秘の魔力がオーラとなって『黒のミスティリオン』アリシス・シーアルジア(p3p000397)から放たれる。
「アリシス、回復は任せて大丈夫かしら?」
「ええ、勿論です」
 タルトの問いにアリシスが頷く。
「それじゃ、攻撃寄りで動かせてもらうわね☆」
 アリシスの反応にタルトがウィンクする。そして階段から降りてきた新たな敵へ向けて、再び青の衝撃波を放った。
 それにしても、とアリシスは視線を素早く辺りへ走らせる。
 仲間が殺されても、自らが傷ついても笑い続ける。熱に浮かされたように『楽しい』と呟くその姿。
 先日から突如人々が狂気に蝕まれるという出来事が頻発している。これもその騒ぎの一部であるようだ。
(魔種、狂気の伝播、原罪の呼び声……の可能性が有るらしいとは聞きましたが)
 さて、実態は如何なるものか。
「ちょっと、妖精さんは体力低いのよ!」
 タルトの怒ったような声にアリシスは視線を向ける。タルトの傍では片手剣を持った男が構え直すところであった。
 避けられたのだろう、タルトに目立った外傷は見られない。
「タノシイコトするんだよぉ……ぎゃぁっ」
 アリシスは再び攻撃される前にナッシングネスを男へ放つ。
「おバカな子はお仕置きよ☆」
 次いでタルトの衝撃波が向けられ、男は為すすべなく倒れ伏した。

 室内が血に塗れる中、開いたままの扉から小柄な影が飛び込んでくる。
 『性的倒錯者で快楽主義者』ニエル・ラピュリゼル(p3p002443)はくるりと振り返って追いかけてきた男達に向かうと背水の陣を取り、メスを片手に笑った。
「引っかかってくれてありがとうねぇ」
 隠れるのは苦手だから、と囮役として近くをぶらついていたが、見事にアジトへ引き上げる若者達は引っかかってくれた。
 男の振り下ろした剣を受け止めていると、その後ろから悲鳴が上がる。外に隠れて待ち構えていた『戦好きのハイエナ』Briga=Crocuta(p3p002861)だ。
「イケねェなァお仕事の邪魔はよォ!? ま、探す手間は省けたけどなァ!!」
 Brigaが武器を構える若者をものともせず、正面から体当たりしていく。
「ああ、血だ、チ、血、楽しい、タノシイ、たのしい!!!」
 傷の深さは明らかにこちらの方が深いが、それでも狂気的に笑う若者。
 そして腕に剣が当たり血を流しながら立つBrigaもまた。
(血生臭ェ依頼は久々だ。人間相手に殺り合う……腕が鳴るぜェ)
 身の内からこみ上げる高揚感に笑みを浮かべずにはいられない。
「やりすぎた悪ガキ共にはキツめの仕置きをしなきゃなァ?」
 バトルアックスを手に、Brigaは再び突っ込んでいった。
 熱に浮かされたような高揚感を持つのはニエルも同じ。
「ああ、愉しいわねぇ」
「タノシイ、楽しい事だ!」
 同意をし合うような会話をしながら、男とニエルは武器を振るう。
 とはいえ、こちらも傷の深さは男のほうが上だ。切る感触と浴びる血をニエルが楽しんでいる間に男が崩れ落ちる。
 どれが自らの血で、どれが返り血なのかもわからないほどに真っ赤になった男。まだ息がある男へ、ニエルは止めを──刺さなかった。
 イレギュラーズの方が戦闘力は上だ。殺そうと思えばいつだって殺せる。生かしておく理由があるから生かすのだ。
(殺した後は、使えそうなものを頂いていこうかしらねぇ。内臓とか、四肢とか)
 新鮮で、十分に機能するモノは貴重だ。依頼が終わったら1人1人切開して調べなければ。
 ニエルは仲間の戦闘を邪魔しないよう、倒れたテーブルの影まで意識を失った男を引きずっていく。そして失血死しないよう最低限の手当てを施し、包帯を縄代わりに四肢を縛って転がした。

 最期の敵をウォリアのハルバードが一刀両断する。
 立っているのが味方のみであることを確認し、アリシアはライトヒールで皆の傷を癒しに回った。
(……狂気に堕ちても仲間を仲間と認識して殺し合いにはならないのですね)
 Brigaに与えられた傷を癒しながら、アリシアは足元に転がる死体へ視線を向ける。
 ローレットへ依頼が来るまでも、彼らは仲間同士で住民を殺していたようだった。外の道路に投げ出されていた死体の中に彼らのそれがあったとは聞いていない。
 仲間は狂気に落ちても認識でき、それ以外を殺しの対象とする。
 それは中々に興味深いことであった。
「さぁ、2階も制圧しに行くわよ☆」
 タルトが階段の方へ飛行していく。続いたのはアーデルトラウトとウォリアだ。
 階段をのぼっていくと真っ直ぐな廊下と個室に入るための扉が計6つ。それらは全て閉められ、階下で繰り広げられた惨劇は嘘のよう。
 ウォリアとアーデルトラウトがそれぞれハルバードとバリスタを扉に向けて構え、それを確認したタルトが取手を掴んで勢いよく開く。
 一瞬の緊張感。
「……いないようですね」
 アーデルトラウトが呟き、ウォリアが念の為室内に入って注意深く確認する。
 机と簡素なベッド。ベッドはだらしなく掛布が置かれており、下に隠れている様子もない。
「次へ行きましょ♪」
 タルトの言葉にウォリアは頷き、3人は次の部屋へ。
 開ける。いない。
 開ける。いない。
 開ける。いない。開ける、いない。開ける。
「……どうやら、敵は全て下に降りていたようですね」
 最後の部屋を見回して、アーデルトラウトが告げる。
「そうね! 早速皆に報告してくるわ♪」
 ウォリアがやはり部屋の中を調べ、その間にタルトは階下へ降りて行った。
「あらぁ、2階はどうだったかしらぁ?」
「他の2人が調べてくれてるけど大丈夫そうよ☆」
 タルトの言葉に、治癒を施してもらった面々が動き始める。
 これで終わりにせよ、まだ敵が外に残っているにせよ。机や椅子だけでなく死体も転がっているのは邪魔だ。
 イレギュラーズ達は外から帰ってくるかもしれない敵を警戒しつつ、死体を2階へ運び始めた。

●静けさ戻りて、しかし
 死体を2階へ運び入れると、1階はやけにがらんと広く見える。椅子やテーブルに飛び散った赤は今のものか、過去のものか判別をつけることはできなくっていた。
「Rukoilen kaikille」
 Svipulはそんな部屋の中心で額、胸、右肩、左肩の順で十字を切り、死者の冥福を祈る。
 それは今ではなく、過去に犠牲者となった住民や動物達に向けた祈りだ。
 しかし2階から降りてきたアリシスは難しい表情を浮かべていた。
「……12人ですね」
 聞いていた情報と異なる。敵は15人いるはずだ。
「外にまだいるヤツらだろうな」
 おびき寄せるぜ、とBrigaがハイエナの姿に変化する。
 死体を運んでいる間も、残りの敵が帰ってくる様子はなかったのだ。
「ああ、俺も行くぜ」
 サンディが名乗りを上げ、Brigaと共に外へ出る。
「それじゃあボクは光っておびき寄せるわね☆」
 タルトは自らの体を発光させ、出入り口や窓際をふわふわと飛び回り始める。
 ニエルは生かして捕らえた男に近寄り、ニタァと笑みを浮かべた。
「折角生かして捕らえたんだもの。いい声で、鳴いて頂戴ねぇ?」
 持っていた医療道具で『手術』をし始めるニエル。麻酔なんて使うはずもなく、致命傷は与えないものの男は痛みに絶叫する。
「ぐ、ぁ、いて、いてぇよぉ。俺も、タノシイ、こと、したい、いたい、したい、ぎゃぁああ!!」
 やがて男が叫ぶほどの体力もなくなり、呻き声も小さくなる。ニエルはギフト《命の譲渡》で体力を回復させると再びメスを入れた。
 その間にウォリアは入口の影へ、アーデルトラウトや他の面々も外から一見して分からぬ場所へ潜む。
 暫しして、吠える声が戻ってくる。逃げるフリをして誘導してきたBrigaだろう。
「2人ともこっちに来てるわ! 残ってたおバカさん達もちゃんと引き付けられてるわね♪」
 出入り口の辺りを飛んでいたタルトが外を見てそう告げる。
 それから間もなく、開かれた扉からサンディが駆けこんだ。次いでハイエナ姿のBrigaが。
 アジトの外から声が近づいてくる。
「あいつら、逃げ込んだ先が間違ってたな!」
「早くしねぇと皆にタノシイところもっていかれちまうぜ! 楽しそうな声が聞こえてるじゃねぇか!」
「急げ、急げ!! 早くしねぇと終わっちまう!」
 ニエルが叫ばせる男の悲鳴。それを仲間が引きずり込んだ近隣住民のものとでも思ったか。
 彼らの声はますます近づいて、やがて外からの光に影が差す。

 部屋を染める赤が、また増えた。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

 お疲れさまでした。全員抹殺です。

 それではまた、ご縁がございましたらよろしくお願い致します。

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