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シナリオ詳細

【Autumn color】牡蠣祭

完了

参加者 : 18 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●サンドリヨン・ブルーの提案
 財産家のフィーネ・ルカーノ (p3n000079)はココアをすする『ロマンチストな情報屋』サンドリヨン・ブルー(p3n000034)を見つめる。彼らは新しくオープンしたカフェでフルーツタルトを楽しんでいる。
「ココアが美味しくなる季節になってきましたね」
 サンドリヨンが笑う。
「ええ。これからどんどん暗くなっていくわ」
「そうですよね。そろそろ、ストーブを買わなきゃいけませんね」
「あら、持ってないの?」
「はい。昨年はずっと毛布に包まったりしていましたので」
 サンドリヨンは微笑み、「そういえば」とフィーネに声を掛けた。
「フィーネさんは行かないのですか? 牡蠣祭り」
「牡蠣祭り?」
「はい。昨年は秋刀魚グリーンスムージーがあったようですが、今回は牡蠣みたいですよ。あ、でも、スムージは非公式みたいで実際は秋刀魚の塩焼きのようでしたが……」
「秋刀魚のスムージー? 意味がまったく分からないけども、グルメイベントは大好きだわ。去年の秋刀魚の塩焼きも最高だったんでしょうねぇ」
「ふふ、グルメイベントってワクワクしますよね! そして、今年から色を纏うようで、それは何と……青なんです!」
 にこにこするサンドリヨン。
「へぇ! ぴったりな催しね。貴方は髪が青いから身に纏っているということでオーケーなのかしら?」
「流石です、フィーネさん! そうなんです! 体毛も髪の毛が青であれば大丈夫ですし、勿論、僕が青いヘアバンドを付けても問題ありません!」
 情報屋らしく、サンドリヨンは胸を張る。くすくすとフィーネは笑う。
(青だからかしら、とても気合が入っているわね)
 それに、もしかしたら──
「ね。貴方、もしかして牡蠣がお好き?」
「大好きです! 僕は生牡蠣にレモンを絞って食べるのが大好きなんです~!!!」
 サンドリヨンは目を細め、息を吐く。フィーネは笑う。
(ああ、だからなのね)
「カキフライも大好きです……ああ、素敵な催しです!!」
 興奮するサンドリヨン。
「僕はお酒は飲めませんが、牡蠣は日本酒にぴったりだと思いません?」
「ふふ。なら、鶇さんも誘って三人で行きましょう?」
「やった!!! わぁ、沢山、食べれますね!!」
 ワクワクするサンドリヨン。
「あ、フィーネさん!! 早速、鶇さんに電話してきます!!!」
 飛び出すように出て行くサンドリヨン。フィーネは満足そうに微笑んだ。
「鶇さんとお揃いの帽子でも作ってもらおうかしら」

GMコメント

 ご閲覧いただきましてありがとうございます。さぁ、牡蠣を堪能し素敵な一日にしてください。会場にはイレギュラーズの他に様々な人達が牡蠣を楽しんでいます。ナンパする人もいるよ! 

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

●依頼達成条件
 盛大に楽しむことです。指定カラーは勿論、青です!!! OSOROIアクセとかいいなぁ。

●依頼人
 とある伯爵。自らの知名度を上げる為に今回の催しを行いました。ただし、伯爵はリプレイには登場しません。あいらぶぶるー。

●場所
 ネオフロンティア海洋王国に存在する海辺。海にはクラゲがいます。会場にはナイフ、フォーク、箸、スプーンがあります。牡蠣の食べ方はサンドリヨンが言うように生でレモン、カキフライがおススメですが、好きな牡蠣料理をオーダー出来ます。飲み物はジュース、アルコール、どちらも準備されています。わたくしは生牡蠣とカキフライが好きなのですが、牡蠣のキムチ鍋も良いですね。

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 NGや注意事項がございましたら必ず、明記ください。青砥NPCは明記があった場合のみ、登場致します。また、年齢がUNKNOWNの方にアルコールの提供は致しません。

  • 【Autumn color】牡蠣祭完了
  • GM名青砥文佳
  • 種別イベント
  • 難易度VERYEASY
  • 冒険終了日時2019年10月30日 22時55分
  • 参加人数18/30人
  • 相談7日
  • 参加費50RC

参加者 : 18 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(18人)

ノリア・ソーリア(p3p000062)
半透明の人魚
エイヴァン=フルブス=グラキオール(p3p000072)
波濤の盾
マカライト・ヴェンデッタ・カロメロス(p3p002007)
黒鎖の傭兵
ゴリョウ・クートン(p3p002081)
黒豚系オーク
ニエル・ラピュリゼル(p3p002443)
性的倒錯快楽主義者
ヒィロ=エヒト(p3p002503)
瑠璃の刃
ミディーセラ・ドナム・ゾーンブルク(p3p003593)
キールで乾杯
藤野 蛍(p3p003861)
比翼連理・護
アーリア・スピリッツ(p3p004400)
キールで乾杯
桜咲 珠緒(p3p004426)
比翼連理・攻
クリスティアン=リクセト=エードルンド(p3p005082)
煌めきの王子
美咲・マクスウェル(p3p005192)
玻璃の瞳
津久見・弥恵(p3p005208)
薔薇の舞踏
リナリナ(p3p006258)
鞍馬 征斗(p3p006903)
天京の志士
ワモン・C・デルモンテ(p3p007195)
生イカが好き
ジュルナット・ウィウスト(p3p007518)
風吹かす狩人
メイ=ルゥ(p3p007582)
シティガール

リプレイ

●牡蠣×青
 晴れた空は牡蠣の香を纏う。
 そして、そこには──

「ゴリョウさん、これですの!」
 海種の経験と勘で高級天然海塩と牡蠣を手渡すノリア。
「おぉノリア、こいつぁ良い牡蠣だな。ありがてぇ!」
 ゴリョウは笑い、渾身の牡蠣ご飯を作り上げる。
「ワモンやメイ、マカライトも食べれるようにたっぷり作ったぜ!」
「流石、ゴリョウさんですの!」
 釜の前に、頬杖をついたまま、思わず、しっぽを左右に揺らしてしまう。
(ゴリョウさんが、牡蠣を炊き込む香りが、鼻を、くすぐって)
 息を吐く。
「そして、こいつはそのままでも良いが、先の牡蠣ご飯にかけることで二度楽しめるぜ!」
 ゴリョウは高級天然海塩と、千種調味料と牡蠣の茹で汁を使った卵入りの出汁を。目を輝かせるノリア。
「牡蠣ご飯からいただきますの」
 ゴリョウから手渡された熱々のご飯を口に含むノリア。
「どうだ?」
「ゴリョウさんの味がして、おいしいですの……!」
「そうか!」
 嬉しそうにゴリョウは笑い、ノリアの頭を撫で、それぞれの小指に巻いた青い毛糸を鯉魚風が甘く揺らす。

 (青ねぇ……目の色が青いとか地肌が青いとかでも問題ないのか?)
 一応、エイヴァンは海洋迷彩のワークキャップを被り、「腹を下したら折角の食べ放題が台無しだからな」
 まずは焼き牡蠣を一口食べ、ドライでスモーキーなウイスキーをちびり。
「これは牡蠣に直接かけてもうまいからな」
 なんとまぁ、通である。
「かきフライ、かきめし、牡蠣のオイル漬け、牡蠣の赤出汁、牡蠣の佃煮……他にもあるもの全部持ってきてもらうとしようか。折角の機会だ。食わねぇと損だろう?」
 勿論、最後は生牡蠣である。

 ニエルは青薔薇のコサージュを身に付け、物珍しそうに牡蠣を見つめる。隣にはフィーネ。
「どう?」
「そうねぇ、生の牡蠣は美味ではあるけれど、食中毒の危険性があるとか」
「その通りよ。でも、此処には貴女がいる」
「ふふ、食後の薬を作っておくわぁ。この生を楽しみにしてる人もいるでしょうしぃ」

(やっぱりぃ、味覚が無いから食感だけねぇ)
 ニエルはつまらなそうに浜焼きを食べ、人々を観察する。ふと、触れられる手。
「ねぇ、ニエル。日が暮れたら、あたくしと……」
 フィーネはニエルの耳に唇を寄せる。

「美咲さん、よかったらこれ!」
 ヒィロは美咲に竜胆の青い髪飾りを差し出す。
「あら、ヒィロってば準備いい」
「へへへ、お揃いにしたくて用意してきたんだ。あっ、ボクが着けてあげる!」
「それじゃお願いね」
 美咲は目を細める。
(ふふ、嬉しくて青い目は維持できなさそうだわ)
 幸福で青い瞳が金に近い黄に変わりはじめる。

 目の前には大量の牡蠣グルメ。
「うわーどれも美味しそう! こういうグルメイベントなんて、あればあるだけぜーんぶ行きたいくらいだよね! もちろん二人で! 一緒に楽しめる人がいることが、何よりのスパイスだもん! なんて。えへっ」
 ヒィロは笑顔を見せる。
「そうだね。ひとりで穏やかに楽しむ食事も、深く味わうにはいいけど誰かと賑やかに食べる食事は、多くの楽しみを加えてくれるよね」
 美咲が微笑む。
「ねぇねぇ。ボク、牡蠣ってあんまり食べたことないから、よかったら美咲さんのオススメ教えて? 同じの一緒に食べたいな!」
 ヒィロの言葉に美咲はそうだったと目を細める。
「まずは焼き牡蠣からね」
 美咲はお茶を淹れる。
「はい、先生!」
「ふふ」
「では、いっただっきまーす! ぅぅぅ、美咲さん! 美味しいよー!」
「うん! 肉厚で濃厚だよ」
 食べ、お茶をすする美咲。
「今度はカキフライー! んっ、タルタルソースのほのかな酸味がいい!」
「ね、ふっくらサクサクだね」
「ねー! あー、これは生牡蠣にも挑むしかないね!」
 お茶を飲み、ヒィロは生牡蠣をじっと見つめる。

「オイラ、牡蠣はほとんど生でしか食ってねーから今日は変わった料理に挑戦だぜ!」
 真っ青な帽子、ワモンは尾びれをびちびちさせる。
「ワモン、俺の牡蠣ご飯を食べてくれ!」
 待っていたゴリョウが大盛りの牡蠣ご飯を。
「ひやぁー、うまそーだぜ!」とワモン。
「いただきまーす! んっ!? うんめぇー! え? 出汁茶漬けってのにするともっとうまい? おっちゃん! その出汁茶漬けってやつもたのむぜ! くぅー! うめぇ! こいつぁいくらでも入ってきそうだぜ!」
 ワモンの声が会場に響く。

「ふふ、青色ならばこの服が一番青だね」
 クリスティアンは昨年、特注した青い衣装を身に纏い、焼き牡蠣を待っている。
(このパカッとあくと香り立つ芳醇な牡蠣の香り……焼けて煮詰まる事によって生まれる、十分すぎるほどの風味。うーん、焼けるのを待ってる間もたまらないよ!)
「あ、来たね! いただきま~~す!! わっ!? アチチッ!」
 涙目になりながら頬張る。
「んっ、天然の味付けが最高だね! え? 牡蠣にはバジルソースも合うのかい? なら、僕もやってみるよ」
 クリスティアンはマダムに微笑んだ。

 ミディーセラとアーリアはお揃いの青いヘアバンドを付け、寄り添う。アーリアは白ワイン色に染まった髪を揺らし、牡蠣を嬉しそうに食べるミディーセラを見つめる。
「とてもおいしい……どうしてこんなにお酒に合うのか不思議なぐらいの、たべもの」
(幸せそうねぇ。牡蠣ってそんなに美味しいのかしらぁ?)
 実は牡蠣が苦手なのだ。ちょっと勇気を出すものの、見た目に尻込みしてしまう。
「わたしは焼いたものとアヒージョにしたものがとても好きで………おや?」
 アーリアは白ワインを飲んでいるが、皿の牡蠣は減っていない。
「どうですか、おひとつ」
「ミディーくん、私、牡蠣が苦手なのよねぇ」
「まあ、まあ。そうでしたか」
「でも、食べさせてくれたら美味しく感じるかも、なんて?」
「ええ、ええ。いくらでもわたしがお手伝いいたしますとも」
 アヒージョをゆっくりとアーリアに向ける。
「……やっぱり合わなかったかしら?」
 無言で咀嚼するアーリアを見つめる。
「ううん、もしかしたらイケるかもしれないわぁ」
 アーリアは目を丸くし、「みでぃーくん、もう一口」
 上目遣いで口を開ける。

 リナリナは青いサングラスをかけている。
「牡蠣が赤くなると医者もびっくり。おぉー! よくわからないけど柿! 柿! リナリナ、柿まつり初めて来た! るら~! いただきまーす!! んあ?」
 トロケタ顔に、?が浮かぶ。
「ネ? おじいちゃんと一緒に回ろうネ」
 青いヘアバンドのジュルナットがリナリナの肩を思い切り掴んでいる。
(……ンゴゴゴゴ………)
 リナリナは目を細める。逃げられない。

「そうだったナ、この味だったネ。うんうん、おじいちゃんには懐かしい味がするネ」
 生の牡蠣ポン酢や牡蠣フライをキューバリブレと共に食べ続けるジュルナット。器用に箸を使っている。その横ではリナリナがカキフライを食べ、
「ウマイは大事! ウマイは笑顔の元! ウマイモノいっぱい食べる、みんな幸せ! つまりウマイは正義だなっ!! ん? ウマイ香り!」
 ふと、走り出す。
「炊き込みご飯の匂いがするナ」
 ジュルナットは立ち上がり、リナリナとともにゴリョウの炊き込みご飯を堪能する。
「美味いネ、幸せの牡蠣ご飯だネ」
 味わうジュルナット。
「柿飯! 柿飯!」
 リナリナは叫び、ハイスピードでおかわりをする。

 征斗は困惑しつつ、青色にしたラッキーコインをポケットに忍ばせ、牡蠣のポン酢合えを口にし、ビールを飲む。
「……興行が趣味とかそういう訳じゃないけど……まぁ、折角だし……ね」
 人だかりに向かう征斗。
「おっ! なんかすんのか、お嬢さん!」
「男の子じゃないの?」
「女装? 趣味かなぁ?」
 騒ぎ出す人々に「女装趣味ではないから……ちょっとばっかり、前の世界で訳アリなだけ……だよ」
「そうなんだ! 男装もみたーい!」
「男装って」
 征斗は苦笑しつつ、華やかな舞いで会場を盛り上げる。

 お揃いの青いリボンが艶やかな髪に結ばれている。
「これが、牡蠣……ごつごつした、石のようですね」と珠緒。
「これを食べようと思ったのが不思議よね」
 目を細める蛍。
「牡蠣にはね、体調を整えて免疫力を高める効果が期待できるのよ! つまり、体調を崩しやすい冬に向かって食べるのに最適ってわけ」
「ほうほう。さすが蛍さん、博識なのです」
「そんなことも……あるわね!」
 蛍は笑う。時間を共有していることが至極、嬉しい。
「しかも、貧血防止効果まで高いのよ! さぁさぁ珠緒さん、いっぱい食べて食べて!」
「貧血は……はっ、桜咲の吐血が、気にさせてしまいましたか。実は、所謂貧血症状が出たことはないのですよ」
 珠緒は微笑み、生牡蠣にレモンを。
「おお、合わせると酸味はあくまで引き立てとわかります。とろりと濃い味がなんとも」
「うんうん。このクリーミーな味が癖になるわよね。そして、フライはサクサクジューシーなうちに! うん、美味し! ってだいじょぶ!?」
 叫ぶ蛍、熱々なカキフライに苦戦する珠緒。
「熱々が良さそうですが、桜咲には難関なのです」
 珠緒は冷たいお茶を飲み、ふにゃりと笑う。

 青いキャスケットを被ったフィーネは目の前でかちこちになった弥恵を見つめる。
「こんな所で会うなんて奇遇ですねー……よ、良かったら一緒にテーブルに付きませんか?」
 棒読み。フィーネは頷き、弥恵がつけている青の宝石を見つめ、「綺麗ね。そうだ、今日は宝石以上の舞いを魅せてはくれないの?」と微笑むが、弥恵は首を左右に振り、フィーネを見つめる。
「フィーネ、良ければその瞳を独占させていただけませんか?」
 平静を装いつつも弥恵は首と耳が真っ赤だ。フィーネは「ええ。なら、何処に行こうかしら?」と笑い、首に口づける。

 メイは青いブレスレットをつけ、ゴリョウの元へ。
「牡蠣というのがどういう食べ物なのか楽しみなのですよ!」
 山育ちのメイは初めて海の幸を食べるのだ。
「待っててくれ、今から作るぜ!」
 ゴリョウはにっと笑う。どうやら、好評ですぐになくなってしまったらしい。メイは頷き、お立ち台に乗り、牡蠣を扱うゴリョウを興味津々に見つめる。

「待たせたな! 大盛りにしたぜ!」
「わーい! わわ、良い香りなのですよ!」
 目を輝かせ、一口。
「ん~! 食べたことが無いお味なのですよ!」
 メイは美味しそうに笑う。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

 青砥はやっぱり、青だぜ! ご参加いただきましてありがとうございました! 執筆中、どうしても牡蠣が食べたくなって生牡蠣を食べてしまいました。美味しかったです! 80グラムで満腹になるものなんですね、知りませんでした。今度はカキフライでもいいなぁと思っております。そして、白ワインとウイスキーも良いですね。ああ、お酒をいただきたい!(お酒に弱い青砥)今度のグルメイベントは餃子かな。

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