シナリオ詳細
【PATIMON QUEST】ちょーつよいまおーぐんだぞ!
オープニング
●今日は何の日フッフー
この本によれば普通のクソザコ民ビュティーンは超大魔王になる未来が待っていた。
超有名であなたもわたしも知ってる悪魔神官アォグァーラと暗黒宰相フォーリナーは結託し王女ギルメスを誘拐し、ついに超大魔王ビューティーンの復活に成功……おっと、先を話しすぎました。
●ファンタジックなファンタジー
ファンタジックな剣と魔法のファンタジー世界にファンタジスタな魔王の復活がファンタジックにファンタしてしまうことをファったファンタジー冒険者たちはファンタジーギルドのファンタジスタ号令によりファンタジー剣とファンタジー魔法を武器に王女ギルメスの救出に乗り出した。
対する悪魔神官アォグァーラ率いる闇の勢力は驚きのました工法により超大魔王ビューティーンを特殊召喚。
国が百個くらい崩壊し空が割れ大地が裂け世界に穴が空くと誰もが思っていたが残念ながら超大魔王ビューティーンは驚くほどクソザコだった。
三歩あるけば魔法を忘れ五歳児のパンチで瀕死に陥り反応速度は驚きのマイナス一万を記録した。
「おーーーーーーーーっほっほっほ! せかいサイキョーのちからを手に入れた私にふかのーはありませんわ! 王国軍でも連合国軍でもまとめてかかってくればいいですわー! おーっほっほっほ!」
だというのにクソザコ超大魔王ビューティーンは強気であった。
あのなんていうか世界中の空にぴかーって巨大な自分を立体投影するあのやつで勝手に宣戦布告をするとファンタジーハロワとファンタジー派遣サービスを通じて集めた新生魔王軍で王国へ進軍したのである。
早期復活特典でなまじ金だけは沢山あった超大魔王ビューティーンの軍勢は金にモノをいわせて裏闇市を一万回くらい回し最強装備を獲得。王都を火の海にかえるべく動き出したのだ!
いざゆけ新生魔王軍! 新たに手に入れたファンタジーパワーで王の都を火の海に変えよう!
- 【PATIMON QUEST】ちょーつよいまおーぐんだぞ!完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別イベント
- 難易度VERYEASY
- 冒険終了日時2019年04月09日 01時00分
- 参加人数30/∞人
- 相談0日
- 参加費50RC
参加者 : 30 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(30人)
リプレイ
●祝え! 全ラ――
キキー……ドッ。
アルプスローダーがまだ出ても居ない人を超反応で轢いた。
「指さし確認! ヨシ!」
そしてぶろろーといって去って行く。
今の何だったんだろうという顔で見送るビューティーもとい魔王ビュティーン。その横に立つレンジーが、『この学生服可愛いよね。賢者部にいるんだよ』とか別次元の話をしていた。
「さあ魔王ビュティーン、早速軍を進めよう。前が見えるよね?」
「ハッ、そうでしたわ!」
レンジーが指をさすと、すげーファンタジーした王国のキャッスルが聳え立っていた。
王国軍の兵士たちがファンタジー剣とファンタジーステッキを頭上で振り回し突っ込んでくる。なんだその突撃陣形蛮族かよ。
「こういうときはどうすればいいんですの?」
「そうだね、核かな」
ヒューンと音をたて、バズーカ砲のお化けみたいなモンをかついだロボが飛んでいく。
エルの搭乗したファンタジーロボである。ファンタジー核兵器を搭載したエルダム02サ○サリスである。
「この世界ごと魔王軍を滅ぼしてやるんです!」
いきなりオーバーキルであった。
低予算アニメの粗いコピーCGみたいに突っ込んできた王国軍の兵士が遠景ごと爆発四散した。
「行くぞボク!」「いいよボク!」
「とうっ、変身!主人=公クロースッ!」
はいすかさず次弾投入。
「「さあ! 絶滅タイムだ!!」」
男女ふたりの主人=公が合体したウルトラコウが腕をクロスさせた謎ビームで王国軍を右から左へ薙ぎ払った。
あのピュンって光の線がひいたあとにどかーんっていくやつで薙ぎ払った。
王国軍の前線を紙くずのごとく破壊した魔王軍は早速前進。
「ふっふっふー、リオちゃんとボクの合体魔法で王都をぷちっとつぶしちゃおう! おいでませ宇宙の神秘! メテオジェラーーート!」
「ミルキィちゃんのパゥワ〜とわたしのパゥワ〜で、更に最強無敵になるのだ〜!! いっくよ〜!! わたしの究極奥義パワ〜! 甘物大好〜!!」
ミルキィとリナ(リオって書いてある? ナとオって似てるよね)が片手を恋人握りみたくしてデコデコなステッキをえいってやったとたん、後衛テントとその周辺にあった王国軍のあれこれに大量のスイーツが突っ込んでメシャってなった。
「この強烈なジェラートの流星で王都の兵士たちもい・ち・こ・ろ☆ だね♪」
「すっご〜い、さいつよだよ〜! カラフルで綺麗だね〜」
こうなりゃこわいもんなんかねえや。
魔王軍はそれいけーというかけ声と共に王国へと兵をすすめるのであったよ。
「弾が止まってみるぜ!」
カイトが周りに子カイトをひゅんひゅん追従させながら前横斜めに弾を発射しながら弾幕をちょこちょこよけてすり抜けていた。
弾に一発でもあたるとグワーといって死ぬが直後に点滅しながら新しいカイトが出てくる仕様である。これなんのゲームだっけ?
「あ、面白そうな兵器だな……取り敢えず保管するから凍ってくれ」
地上では弾幕はってたファンタジー高射砲やファンタジー機関銃を片っ端からアルクが凍らせてはファンタジー冷蔵庫に詰め込んでいた。
サイズ感? 知らんな!
「隊長! もう持ちません。すごい軍団がこっちに攻め寄せてきます!」
今から死ぬので名前とかない兵士が必死の形相で町の防衛隊長のもとへ転がり込んだ。
「すごい軍隊だと? 一体どんな軍隊だ!」
「それが……死者と動物とエンジェルいわしです!」
大地が前髪をふぁさあってかき上げながら大通りを歩く。
その周囲を固めるのは死者の軍団であった。
「この俺は赤き死者の王、アカバーネ!
精一杯に現世を生きたものが、最後に行き着くここは安息の地。
冥府の番人たる俺が、皆を平等に弔おう。
さあ、この俺率いるゾンビやバンシーや諸々の軍勢!
かかれー!!!!」
その周りでは鳥やらキリンやらぞうさんやらココモドコモドオオトカゲドモがぎゃいぎゃい言いながら王国軍へ突っ込んでいく。
「つよいよ!! あいてをたべるよ!! ひっかくよ!! ころすよ!!
どんどんせーあつ! どかどかせーあつ!! いえーい!!!しんだかなー!! しんだかなー!!」
きりんさんの上で旗を振るリトル。
その横ではアンジュが『羽鰯』と書かれた大漁旗を振り回して走っていた。
「今日この日のために千匹もエンジェルいわしを育てたんだよ! いけいけ~いわしたち~! いわしミサイルだ~!」
ジェット噴射で飛んでいっては爆発するエンジェルいわし。
軍隊っていうか普通に特攻隊だしぎゃん泣きしてるけどアンジュは気にしない。絆創膏はってもっかい行かせる今日は鬼のアンジュである。
こうして王国の防衛隊はメッタメタにされ、ついに王国最強の騎士団が投入されることになった。
最強騎士団って何かって? しらんよ私も今初めて口にしたよ。
しかし。
「だめです! 突撃しようにも……」
「鬱とストレスで十円禿ができ、作画は崩壊、10年連れ添ってきた嫁さんとは夜の生活が上手くいかず、職場では部下と上司の板挟み、単身赴任の寂しい日々に加え、どれほど金貨を投入しても闇市ではノービスしか引けません。何度ループしても最弱の魔王を引くしろくなめにあわない。なあにこのハッピーエンドのないリゼロ」
半泣きのヨハナが身の上話を呟きながらにじりよってきて、哀れさのあまり攻撃できないのである。
それでも無理に突撃しようとすると……。
「こんにちは。私ロク。こっちは家畜のファンタジーロバ」
「ウマレルウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」
「今産気づいてるんだよ。いまにこの世界はロバに飲み込まれるんだ。そして残されたロバ達も、草や肉や仲間をも喰らいつくし、ついには自滅する道を歩むんだよ。ほら、ヒッヒッフー! ヒッヒッフー!」
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」
なんか犬がロバの出産に立ち会ってて恐くて近寄れないのである。
そうこうしているうちにヌッと現われるレストおばさん。
「んふふ~、絶望を司る悪魔のおばさんも、お手伝いさせてもらうわよ~。ジャムトーストの法則~」
説明しよう。ジャムトーストの法則とはジャム塗ったトーストを落とすともーぜったいジャム面が床に落ちるよねっつーやつである。
「ぐああああああ朝食のパンがうつ伏せに落ちた記憶がああああ!」
「十年前にパン食べようとしたときにぽろっていった記憶があああああ!」
膝を突いて頭を抱える最強騎士団の皆さん。
おまえらぜったいそんなダメージないだろそれ。
とかいってるとエクストリームハンサム大公クリス・ティアンヌさんが輝くムーンウォークで滑るように現われた。
「だっ誰だ貴様は!」
「エクストリームハンサムフェイス!」
「「グワーッ!(発狂)」」
「大人しくしろ!」
「エクストリームハンサムフェイス!(見返り)」
「「グワーッ!(尊死)」」
「世界は我らが新生魔王軍のものとなるのだ!!!! ハーッハッハッハッハ!!!!!」
こんなどうかしちゃってる連中をとめられるわけがねえ。
ついに王国最強騎士団はぶち折れ、城へとヤベーやつらが乗り込んできた。
「祝え! 全闇市を回し尽くし、時を超え時空を知ろしめす混沌の女王! その名もクソザコ超大魔王ビュティーン! 今こそ正に、歴史に名を刻む瞬間である!」
マカライトが鎖で縛った最強騎士団の皆さんをモーニングハンマーめいて振り回す。その核になっているのははいそうビュティーンだね。
「魔王の力を思い知るがいい!」
力ってそういう意味じゃねえと誰かがつっこもうとした途端。
「あたしが欲しいのは、愛だけ!
運命の王子様だけなの!
あたしだけを愛してくれる、イケメンの王子様!
助けて王子様!
あたしの伝説の樹はどこにあるのっ!?」
両手にヤベー剣持ってぶんぶんしながら突っ込んでくるシャルレィス。
サイリウムオタクもかくやっつー勢いで城は壊すは兵隊は斬るわ眼帯してるわ。
「王国軍の陽キャ共の殲滅! なぁ、いるんだろ……魔王軍にもクソ陰キャ共がよぉ! 出番だクソナード共! 今こそリア充その他諸々を殲滅しろ!」
『パリピ即斬』のバンダナをしたクローネが目を血走らせて城の窓からクロスアーム突入。
大量の陰キャを引き連れてイッキウチコワシを仕掛けた。
「悪魔の叫びを聞かせてやれ……!」
そこへ現われる魔王軍のやべーやつ。
『魔砲演者インフィニティフォルテ』無限乃 愛。
背負ったピンクピアノを必殺ピアノミサイルで設置してから魔砲の調べを演奏し始める。
「『魔砲』第2幕――これはフルアーマー魔砲を装備した聖魔を併せ持つ魔砲の乙女の涙が無数の魔砲となり世界を覆い魔砲し尽くし、世界に平和をもたらすというストーリーを、悲愴なタッチで奏で――」
「さあ皆も歌おうZE!」
そういう曲じゃないとかしったこっちゃねえハッピーがマイク片手に窓からクロスアーム突入。
「次の曲はクソザコちゃんフォーエバー! パリピの歌声を聞いてパーリナイするのだ!」
「パリピだァ……!?」
目を血走らせて振り返るクローネ。あっやべ。
こいつはまずいぜと何かを察したハッピーは魔王軍のやべーやつその2であるところのクーアを投入した。
具体的にはクーアの入った段ボール箱をセッて投げた。
はい何が出るかな何が出るかな――『ねこなのです』。
Y字ポーズで箱から飛び出したクーアが腹に巻いたダイナマイトと共に大爆発。
城の全長が10メートル減った。
魔王軍の勝利だ、わんわーん。勝利のかちどきをあげる兵士たちの中で、利香が突如として旗を翻した。
『夢魔(どりゃえろサッキュバス)軍』と書かれた旗のもとに集う兵士たち。
「残念だったわねビューティーちゃん、今から貴女はこのリカ様にとってかわられるのよ!」
クーデターだ!
部下の夕はそれはもうエッロエロな……えっと、なんだろう語彙がないけどそうたぶんすっごくえちえちな服をきて召喚ロッドを振り回した。
「これは好機です。今日はちょっとえっちなものを召喚してもセーフな日! きたれー!」
といって杖を振ると、辺り一面大草原かってくらい触手が飛び出してきた。
エロといえば触手。紀元前から決まってる。
触手は夢魔軍を全員拘束すると地の底へ引きずり込み――。
キキー……ドッ!
「指さし確認! ヨシ!」
もっかい出てきたアルプスローダーが超高速でバックしてリカ王様を轢いていった。
「リカさまー!」
が、クーデターは一人だけのもんじゃあないぜ。
「オーホッホッホ! 私はガーベラ・キルロード! キルロード帝国の帝位継承者第二位のガーベラ様ですわ! 真の金髪系ドリルお嬢様の座をかけて勝負ですわ!」
「オーホッホッホ! ゴールデンドリルヘアーロボ、リアナ・シンクライ! 真のドリルキャラをかけて勝負ですわ!」
ずおーんと謎のお立ち台をせり上げて名乗り上げる金髪ドリルお嬢様キャラたち。ここまで金髪ドリルの多いゲームもそうないな。
が、そんな二人がドリルアタックをビューティー(モーニングスターの核にされて吐きそう)に襲いかかろうとしたその時。
「はははははは死ねえええええ!!!」
DXファンタジーキャッスルロボに搭乗したハンマーの勇者ハロルドが目から光を放ちながらロボと共に立ち上がった。
「見たか!!! これが勇者の力だ!!! この力で魔族を根絶やしにしてくれる!!! 魔族どもめ、死ねぇ!!!」
決着がついたと思ったら急に誰かが巨大ロボをぶつけてくるのは基本。ヒーロー大戦で見た。
「折角の対決に水を差して! しかもロボですって! 許せませんわ!」
「えっこれわたくしも共闘する流れですの?」
とかいってる間に勇者破壊光線にキュンからのドカーンされた。
吹き飛んでいく金髪ドリルたち。
「今こそ俺たちの出番だぜ。ビュティーン四天王がひとり、灰色狼ジェイク! 来ォォォい――クソザコ神ZZァ!」
ずおーんと音を立てて大空から落ちてくる巨大ロボクソザコ神ZZ。
「超大魔王ビューティーンよ、この勝利を貴女様に捧げましょう」
「待ちな、俺もいるぜ!」
割烹着をきたゴリョウがフライパンとフライ返しを手に現われた。
「ビューティーン四天王が一人、地属性かつ力のオーク! 勇者とDXファンタジーキャッスルロボは俺たち四天王に任せな!」
大見得をきるジェイクとゴリョウ。
その様子に、ハロルドはぴたりと止まった。
「……残り二人はどうした」
「「えっ」」
頭をかけるゴリョウたち。
「そういえば……見たことねえ……」
「スタバでの円卓会議にもいつも二人しかいなかった……」
「それ二人でお茶してただけじゃん」
「「問答無用!」」
ぬおーといってロボに組み付きサクッと自爆するジェイクとゴリョウ。
爆発。晴れ渡る空。浮かぶ二人の顔。
そこへ……。
\ときめけ!/
\ぼくらの!/
\\\タント様!///
「――が、まだ残っている!」
ピコピコハンマーを手にした王国軍王子タント様が現われた。
巨大ロボ倒したのにまだ続くとは、と割と少ない魔王軍の皆さんが身構えると、爆発したロボのがれきによじよじ登ってからメガホンを手に取った。
「ビュティーン! 結婚しよう!!!!」
そして全軍にはしる巨大な『!?』。
がれきの中からにょきっとはえたビューティーは。
「わ、わたくしでよければ」
両頬に手を当ててもじもじしてそう言った。
「「エンダアアアアアアアアアアアア!!」」
マイク片手にがれきから飛び出すハッピーと愛。
世界は愛によって救われたのだ!
そう言っておけばこのお話が綺麗に着地したように見えるので、言っておくことにした!
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
――ハッ、夢か!?
GMコメント
【チートの限りを尽くそう】
皆さんは新生魔王軍に入社した超悪魔です。
意味分かんないくらいクソ強い装備とわけ分かんないくらいクソやばいスキルを装備しドチャクソ強いソルジャーとなりました。
プレイングでチートの限りを尽くして王国軍をボッコボコにしましょう。
ビームひとつで兵士の群れを薙ぎ払おうが時空をねじ曲げようが急に100体に分裂しようがやりたい放題だ。
ルールなんてしったこっちゃねえや!
【王国軍もタダじゃ死なない】
おうこくぐんって今適当に言いましたがここ別に混沌とかじゃないので幻想も天義もあったもんじゃーありません。
キング王とクイーン王妃による王制国家です。だれだこいつ。
兵士はファンタジー魔法とファンタジー剣を装備しファンタジーロボをけしかけてきます。ファンタジーってつけとけば何でも許される空気なのかこれは。
最終的にはお城がファンタジー変形合体しDXファンタジーキャッスルロボになると思われます。ラスボスは巨大化するもの。常識ですね。
【このシナリオは嘘シナリオです】
みんなもう分かっているとは思いますがこのシナリオはぱんどらぱーてぃーぷろじぇくとの世界とは一切全くこれっぽっちも関係のない異世界の嘘シナリオです。
だから国が滅ぼうが自分が3体くらいに増えようが気にするこたぁねえ! 今日限りの祭りだ! やっちまえ!
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