シナリオ詳細
【PATIMON QUEST】闇落王女の大暴虐
オープニング
●みんな~! 四月一日だよ~!!
皆さんご存知の通り悪魔神官アォグァーラは暗黒宰相フォーリナーと手を組んだ。
巷では『やっぱりな』『いつかやると思っていた』『去年はサメだったね』などと言う驚きかつ悲痛に満ちた声で一杯になっている。なってるって言ったらなってるんだい。ともあれ奴らの狙いは――もはや言うまでもないだろう。
そう。王女ギルメスを誘拐し、超大魔王ビューティーンをこの世界に復活させるためである!
あの恐ろしい超大魔王が復活してしまったらこの世界が危ない。そう、剣と魔法のファンタジー世界たるこの世界が剣と魔法のファンタジー世界になってしまうのだ。これを防ぐために剣と魔法のファンタジー世界の住人たる君達は剣と魔法のファンタジー世界化を防ぐ為に剣と魔法のファンタジー世界の中にある魔王軍のラストダンジョンヘと進軍しなければならない! こら、読み飛ばすな!!
ともあれなんやかんやで魔王軍の幹部を数の暴力で蹴散らしたイレギュラーズの諸君。よくここまで来た。だがこの先には更に強いボス達が待ち構えている。お約束と言う奴だ。
今より最後の戦いだ。行けイレギュラーズ! 悪の権化たる奴らを物量戦で叩き潰してやるのだ!!
●闇落王女ギルメス
王女ギルメスは常々言っていた。『僕もうそろそろ限界』だと。おっ、まだ余裕あるなコイツ。
だからもうちょっとしばき倒しても大丈夫だろうと思っていたら、暗黒宰相フォーリナーの巧みな策略によって攫われてしまった。何があったかって? 『王女は攫われるのが仕事かつ義務』というぐうの音も出ない正論には誰も逆らえなかったんだよ。仕方ないね。
しかし王女ギルメス、これに逆ギレ。
「いやそもそもなんで僕『王女』なのさ! ステータスシート見てよ! ていうか僕の名前はギルオ」
おっと中継が切れたが、ご覧ください最近のキレる若者です。怖いですね。
しかし感情の揺れたこの一瞬を、大体コイツの所為・悪魔神官アォグァーラは見逃さなかった。
「今こそ復讐の時っすよ。えーと、あーうん、復讐の時っす! 多分!」
覚醒した王女ギルメスは超大魔王ビューティーンの復活に協力したばかりか、闇落王女ギルメスとして復活。圧倒的な物量戦を仕掛けるイレギュラーズ達の前に立ちはだかるのだった。
行け、イレギュラーズ!! 敵に回った王女を今こそ合法的にぶちのめしてやるのだ!!
- 【PATIMON QUEST】闇落王女の大暴虐完了
- GM名茶零四
- 種別イベント
- 難易度VERYEASY
- 冒険終了日時2019年04月12日 21時30分
- 参加人数20/∞人
- 相談0日
- 参加費50RC
参加者 : 20 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(20人)
リプレイ
●エイプリル・デイ
この世には401万通りの伝説がある。その内の一つが。
「『その者、金色のパンツを履いて大地に降り立ち、世界にあらゆる絶望をもたらすであろう』……なんてこと我が家の隣のおじさまの友人宅のポチの本当の飼い主家に伝わるあの言い伝えが本当だったなんて……!」
ヴァレーリヤは嘆いていた。らん、らんらら……危ないBGMを背景に。
「目を覚ましてください! 貴女にプレゼントする為の鉄帝・おじさんのパンツを袋がパンパンになるまで溜め込んでいますのよ! これをどうか受け取って目を覚まし」
「抱えて砕けろぉ――!」
ぎゃあああビームが直撃! と、その時。
「フッ成程……ギルメス王女、か。いいだろう王女を取り戻すは王子の役目」
瞬間。現れし姿……ま、まさか貴方は!
\ときめけ!/
\ぼくらの!/
\\\タント様!///
「――が。この場を預からせてもらうとしよう」
キャ――ッ! タント様指を鳴らす動作が今日も素敵ぃ! 抱いてぇ!
「フッ……落ち着きたまえ王女よ……とてもそのドレス……似合い過ぎるね?」
やめろ僕を見るなこれは全部某GOTEさんが悪いんだ!
「ギルオ……いやギルメスちゃんは愚かね。復讐なんてしても貴方にくるぱんつの勢いが更に増すだけだって言うのに!」
怒り狂うギルメスに利香は言う。高々と。
「ええい面白半分にぱんつを投げて来る君らが悪いんだ!」
「闇堕王女ギルメス……どうします利香お姉様、まさか既に奴への対抗策を閃いているのです?」
「ええ勿論。彼女は慢心している。ぱんつばかり貪って……ステテコの味を知らない!」
がしゃこん。クーアの疑問に構えるは新開発のステテコ砲!
説明しよう! これぞ闇市でお金を溶かした顔になった利香の元に舞い込んできたじじいのステテコの塊を大量に発射する装置! くらえ闇市に溶けた●千円の恨み!
「さすがお姉様。さすONE……なら私も。冤罪……をふっかけられる材料はないので……」
「ちょっと待て冤罪、今なんて?」
クーアは無視した。それよりもさすONEに続いて自らも何か……
そうだ性転換ビームでも反射してみよう。鏡を置いて角度を調整。お姉さまにでも当たれば実に面白い事にな……あっ! ミスって光が自分に! 黒い肌の淫魔姿から――黒い肌の――ネコミミお、大男が!
「Hey,you……今日はメスなんだろう? それらしい扱いをしようKA……」
「や、やめろぉいきなりヒップホップやってそうな感じに、ていうか力が強」
以下とても危ないナンパに付き略――ッ!
パンツ。パンツは凍らせると良いブーメランになると――
「何、違う? 違うのか精霊、そうか」
まずどこからそんな知識を仕入れたんだアルク!
しかしそんな彼にもぱんつの洗礼。パンツブーメランが彼を襲う、が。
「パンツは鳥かごの中で囀るのが愛らしい。主もお許しになりますわ――てのも言わないの? 違うの? ……世の中のぱんつ事情は難しいな、うん」
所持していた氷の鳥籠の中に叩き込んで防御と成す!
「でたなーっ、やみおちおーじょ! ここであったがなんねんめ! ぜったいにたおーす!」
リリーだ! エイプリル仕様の彼女にはエイプリル仕様の思い出が詰まっている……技の伝授。仲間の裏切り、悲しき別れ。しかし乗り越えてエイプリル仕様の彼女はここにある!
「くらえー! うるとらふぇにっくすすまーっしゅ! すねーくあたっく!」
「ぐあああ! だ、だがこの程度で僕が」
「え、まだ? ならもういっしゅういこうか!!」
無限コンボだひゃっほーい! 勝つまでやろう、どうせ今日限りの夢なのだから!
「ぶちのめすなんて……そんな、無理よ……だってあたしはただ、王子様との出会いを夢見るただのか弱い女の子で剣と魔法とかは……」
へへへ口ではそんな事言いながらも武器は正直だなぁ……持ってるのはDHAじゃないか! ホントに何を持ってるんだシャルレイスは! やめろ近付くな性転換するぞ!!
「え? 性転換ビーム? きゃ――! こわ――い!! 訴訟モノ――!!」
ビーム直撃! え、二回受けたら元に戻るとか聞いてない!
乙女の純情、よくも踏みにじったわね!
闇落王女ギルメスが行った事。それは世の中のぱんつを大量に徴収した事……
訪れた深刻なぱんつ不足時代に対し立ち上がった者達がいる。それが。
「パンツハンターなの。おう我パンツいっぱいぎょーさん持ってるって聞いてるの」
完全にチンピラモードの鈴鹿。この世が混沌に満ち、ぱんつが消えた事によって力づくでぱんつを奪い取れる……いい時代になったものだ。って、ぱんつ難民に対して立ち上がったんじゃないのか!
「んんっ? んな事は関係ねェ! 飢えているか、いないかではなくぱんつを持ってる奴からぱんつを奪う……それこそがパンツハンターの意義なんだよ!」
パンツカモン! その言葉を皮切りに、鈴鹿の略奪は始まるヒャッハー!
――大人になったら、結婚しようね。
「忘れたのかい……ロリババアの背中で結んだあの日の約束を……!」
「ロリババアの背中で結婚約束とかとんだロマンチックだよ」
スーパー壁ドンイケメン・アーリアは言う。あの頃は子供、指輪の交換など出来る筈がなく……故にお互いのぱんつを交換し合ったじゃないかと――って待てや! どんな風習だよ爛れてるわ!
「俺は忘れた事はなかったよ。あの日の酔いは、まだ醒めちゃいないんだ――えっ、この前酒場で一緒にいた女? ああメロンミターイ・リリファの事か! いやぁ大きいおっぱいが魅力的であの後ホテルにも……あ、そこは聞いてない?」
そりゃお酒も女の子も種類があるからこそ魅力なのであって、あ、止めろ殴るな!
ええいこの人たらしクズめ地獄に落ちろ! でも壁ドンがホントイケメン!!
だからこそ影響を受けたしまった夕もいる訳で。
「……ギルメス」
性転換ビームを逆手に取る。今日の、この時限りの夢は成るのだ。
追い詰めた先で壁・ドォ・ン。突く肘。静かにしろと口に付ける人差し指。
ぱんつも何もここには無い――故にギル何某の耳を軽く。噛み締め、囁くのだ。
「してやるよ――今日」
舌なめずりの、音がして。
「本物の……女の子にな」
やだイケ、メン……ッ! あ、だめぇ……! これより先はリテイクされちゃぅ……!
何、性転換? 何をそんな物珍しそうに語っているのか!
「性転換などこの主人=公――朝起きて歯を磨くような毎日の日課に過ぎない!」
性別シャッフル! 主人=公である、これぐらい当然出来る!!
そしてなんだパンツ? パンツなど!
「もどきを履いて重傷を負うも……それを克服、倒したパンツを一品料理に仕上げ食したこともある! 今更百や千のパンツが飛んできた所で、恐れるモノではない!」
「待てや君今日が何の日だと思ってるんだ嘘を付け――ッ!」
依頼欄を見たら根拠のない話じゃなかったよなんなんだ君は! ともあれくらえ聖なる邪ロリババアを! ノジャアアのぉぉじゃああ! はい今鳴き声を聞いたそこの貴方1D5、LBA(ロリババア)値チェックです!
「ギルメスさん、まさか今日が終われば全て元通りとか思っていませんか」
なん……だと……? それは一体どういう事だ寛治、まさか!
「そう二ピンの窓さえ空いていれば――ギルメスの一人や二人具現化するは容易い事です」
夢を夢で終わらせない。実績がイラスト欄にあるのだ。ホントやばいよすまさんとか。
「まあ、ファンドするならリリファさんの方を選びますけどね。
彼女は原石ですし、何よりもお茶さんの反応が楽しみですから」
「えっ! やっぱり私のないすなぼでぃーもファンドに!?」
目を輝かせるリリファだが、成立したらどうなるんだろうね君は。例えば、彼の今すぐ後ろにまで迫りつつある令嬢閣下のイラストとか見てみると……あれ? え、リーゼロッテお嬢様どうしてここに!? くっ――ジャーマネ!
待てや眼鏡ッ――!
「おう。お前、一発芸せぇや」
え、えっ? ちょ待ってくださいよポP、ヨハナさん……
「なんや、おう年に一度の晴れ舞台なんやさかい根性見せーや。ケツ飛ばしたろかぁ?」
やめ、止めてくださいPPじゃないエマさん!
くそ二人して危ないタグ使いやがって! 500RCキャンペーンどうなったんですか教えて!
「やかましい! おら、なに腰引け取るんや! んな姿勢で天下が獲れるかい!」
「今期の覇権アニメの力を思い知りたいんかぁ!? 合体見せたろか!」
くそ駄目だこのレア度USRの召喚獣共! カメラ切り替えろ早く、早――くッ!
「ぶはははッ! 3月末日までの味方は4月1日の敵ってか! それも面白かろう! 手心は期待してくれるなよギルメスのじょ……嬢? ちゃん? ちゃんでいいのか?」
やめろ疑問符を付けるなゴリョウ! そういえば彼はツブヤイターで『ゴリョウ』を調べると彼ではなく高確率で某カードゲームの方の美人で雷……がって、危なくて書けないよぉ!
「いやアレ見る度に割と申し訳なさ過ぎて仕方ねぇわホント俺が混じるんだぜ?」
「分かる~僕もギルオスで検索すると小型モンスターの方が」
お前ら二人して自分の名前検索してんじゃねぇよ!
「あぁんツブヤイター? さてはタイターだなオメー!」
落ち着いてくださいヨハナさん、別垢です!
カイトは思った。性転換される? いやならば自分に性転換(中略)ビームを当てればオトコになれるんじゃないだろうかと。万一駄目でも鳥類である彼は多分鳩胸が膨らむ程度だ。つまり被害は少ない!
「よっしゃあのモジャ頭を鳥の巣にしてやるぜ、野郎どもいくぞ――ッ!」
「よせないない部/特攻隊! 僕を倒しても第二第三の僕が」
うるせぇ威力35命中率100ひこうタイプ技のつつくを喰らえ! クリティカル判定でドリ●くちばしが出るかもしれない。いや信じれば出る! 平和になったらあの頭に卵も――
「ってやっぱ雌に落ちてるじゃねーか! どーすんだこれ――!」
ハッ皆空を見ろ! あれは誰だ! 鳥か魔法少女か!
いいえ彼女は旅のマジカルピアニスト……
「『魔砲』の演奏者――愛でございます」
鳴り響く三連和音。同時に放たれる音楽式魔砲の数々……いや旅のテロでしょこれは!
「これは、一度は世界のパンツを手中にした悪の王女の急所である勝負パンツに魔砲が直撃し魔砲パンツとなり、世界に平和がもたらされる……というストーリーを荘厳なタッチで奏でるパートです。皆様どうぞ生きてれば最後までご鑑賞ください――」
待て待て戦闘不能者が続出してるぞ止めるんだ! 最後が最期になっちゃうから! 撃ち抜くのは心だけにして! これじゃ全てが焦土に――ああMAOUがやられた!
やばいよやばいよイレギュラーズの攻勢やばいよ。しかもこの上まだまだ。
「真のヒーローは遅れてやってくるものっす!」
で、でたなぱんつコレクターレッド! 君のアクセ欄ぱんつばっかりやないか!
「うるさいっす、とにかく闇落王女ギルメス覚悟するっす!
ここまでのカルマを持って……叩き潰してやるっす!」
死に別れた戦友――同志がいた。ぱんつに酔い取り零してしまった夢があった。
そして闇市の闇に飲み込まれ狂わされた未来……いやそれは自己責任では?
「はぁ! おぱんつ暗黒面流剣術五刀流!!」
現るおぱんつがレッドによって吸収されていく……こ、こんな馬鹿な事が! 老若男女問わず全てのおぱんつ攻撃事象が彼女の炭マカで彩るコレクションに! ひぇッ!?
かくしてなんやかんやボコボコにされるギルメス――その背後に流れるは、謎のポエム。
鮮やかだったあの太陽が 剥がれ落ちて
過去を閉ざして 世界が止んだ
ほんの数秒に 絡んだ線を繋ぎ直して――
「……え、何しているのかって? いやなんかラストでそれっぽいポエム流しておけばエモくなった気がしないッスか? エモいって何って……いや、そりゃつまりエモいって事で……えー……」
クローネは困ったぜ。勢いで押し切れるかと思ったらここまで続いたエイプリルテンションの流れはぶち壊せない。えーどうしよう。もうホント文字数がやばい。あ、あ――
「……ハローグッバイ、ギルメス。
貴方が生きているこの世界に何度でも感謝したりはしませんでした」
涙が流れちゃう――だって4月1日なんだもん――!
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
うわああああああああああああ……ハッ!?
なんだろう、去年のサメに引き続いて今年も何か変なのを見たような……
うっ! 思い出そうとすると頭ががががががが(略!
GMコメント
茶零しです!!
信じてください皆さん。今年も私は巻き込まれただけなんです。信じて!!!!!
■闇落王女ギルメス
誰だ今、●堕王女とか言った奴は!! お前も性転換してやろうか!!
触れるとこの日だけ性転換してしまうなんかやたら凄いビームを放ったり、郵便受けにパンツぶち込んだり、パンツを配下として召喚する能力を持つ闇落王女。ぶちのめしましょう。
どっかのローレットのどっかの情報屋に似てるような気がするがきっと別人でしょう。別人だって。だから別人……別人だって言ってるだろぉおおおお!!
さて一連のイベントもこれで終盤戦!!
ここまでいろいろな事がありました。仲の良かった友との別れ、出来た恋人、帰ったら結婚する予定を立てている方もいるでしょう。あるいは自分の出生に秘められた秘密に気付いて超新星爆発ぐらい起こせるレベルになった方もいると思います。秘められた秘密ってなんか二重表現っぽい?
ともあれこのラストステージに至った段階で! 皆に出来ないことは無い!!
思いの丈を! 技術をプレイングに乗せて!! 奴らを打ち砕くのです!!
えーと、そう。四月一日の悪魔共を!!
■このシナリオは嘘です。
・細けぇ事はいいんだよ!!
・ていうか嘘だって言ってよ!!(某情報屋言)
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