シナリオ詳細
<漆黒のAspire>幻想ドッカンバトル~幻の葱を添えて~
オープニング
●世界同時侵攻
幻想王国を襲った冠位色欲の凶行を何とか斥けるに至ったイレギュラーズ。
だが、その中に『レオン・ドナーツ・バルトロメイ』の姿はなかった。ギルドオーナーの代理として各国の情報収集や依頼遂行の可否を決定するのはユリーカ・ユリカとなる。
そんな彼女に小さな肩に新たなる凶報が圧し掛かる。
「世界各国に影の領域が出現したとの報告が来ているのです」
影の領域とはラサから北西、深緑の遥か西に存在する人類唯一の未踏領域である。
覇竜領域すら踏破したイレギュラーズでさえも一切踏み込める事の無かった混沌最大のタブーは即ち魔種達の本拠地に他ならない。
「正確には影の領域に繋がった端末というか、影の領域の蛇口というか……」
ユリーカの歯切れの悪さは即ち彼女――人類が持ち合わせる情報量の少なさを示すものと言えるだろう。
何れにせよ彼女の説明によれば、世界各国に出現した『影の領域』は魔種達の本拠と繋がるワームホールであり、橋頭保であるらしい。
これを放置すれば魔種陣営の戦力は各地に無限に供給され、やがて人類圏は疲弊し、崩壊しよう。
バグホールによる混乱を背景に攻勢を強める彼等の狙いは世界各国の更なる混乱と完全なる破壊だろう。世界中がそれぞれに追い詰められれば、イレギュラーズの力で勝ち得た各国が辛くも見せ続ける『人間の連携』も崩壊するとの目論見だろうか。これは魔種達による総仕上げなのだ。来る神託を迎え入れる為の。
「ボク達の理想は各地の橋頭保の破壊なのです。ですが、それが出来なかったとしてもせめても侵食を食い止めないと皆が……」
悲痛な顔をするユリーカは今回の事件には声明があると続ける。
――ごきげんよう、皆さん。
ルクレツィアがお世話になったようですけど、もう冠位では力不足。
これより先は私、『聖女』マリアベルとBad end 8がお相手いたしますわ。
どうぞ、手加減等なさらぬよう。ラスト・ダンスまでそのステップは後悔のないように!
「アレクシアさんが最近その名前を聞いたと聞いて……イレーヌさん達とも連携して文献を調べ直したです」
蒼褪めた顔のユリーカは伝承に語られた本物の聖女の名を告げる。
物語は遂に風雲急を告げていた。
●トリオ渓谷に迫るもの
トリオ渓谷。それは幻想に存在する美しい渓谷だ。風光明媚で大きな山に挟まれた美しい川が流れ、春先には旅人がそれなりに苦労して観光に来る場所だ。
しかし、そんなトリオ渓谷に今敵が迫ってきていた。
変容する獣。そう呼ばれるそれらは、指揮官の力を受けたのか独自の進化を遂げていた。
まるで偉大なる精霊に付き従う神官のような、そんな姿。
それを引き連れているのは、どうにもかの玄狐・シュアンフーのようであった。
かつて存在した炎の大精霊の残滓の、その1つ。
そんなものがどうやら、今度は自身の配下とでも呼ぶべき大軍勢を引き連れて進んでいるようなのだ。
魔種でこそないが、並の魔種などよりは遥かに強い大精霊の残滓。
それは明らかな破壊の意思を持って突き進んでいたのだ。
「はは……いやあ、実に面白い。この侵攻の結果がどうなるにせよ、また世界が燃える。それはとても……とても楽しいことだからな」
玄狐は、そう言って笑う。そこには明確な破壊の意思が宿っており……その率いている軍勢の数からも、それを束ねられる実力があることが透けて見える。
「ああ、そういえば……前回は確か……」
玄狐が思い出すのは『ファイアフォックス』胡桃・ツァンフオ(p3p008299)のことだ。
あれも恐らくは自分と「始まり」が同じなのだろうが……また来るだろうか?
そうであれば、また少し楽しめるかもしれない。
そんなことを考えながら玄狐は周囲を軽く焼き払う。
「ああ、そうだな。全てを燃やそう。燃やし尽くそう。『アークロード』もそう煩くは言うまい」
恐らくは玄狐の進む場所は全て燃えて果てるのだろう。その強大な火の力の、荒れ狂うままに。
それは今までに見たことがないほどに強大な、かつて在りし「炎の大精霊」の残滓たる力の片鱗でしかなかった。
- <漆黒のAspire>幻想ドッカンバトル~幻の葱を添えて~完了
- GM名天野ハザマ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2024年03月03日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談5日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●ドッカンバトル(前編)
「いよいよ世界の終わりが近づいているのでしょうか」
『君よ強くあれ』安藤 優(p3p011313)がそう呟く。事実、そう思ってしまうような事態だ。
「ぼくごときに世界を救うことはできませんが、世界を救う御人の手助けくらいはできるかもしれません。今こそ勇気を出して戦う時なのでしょう」
「そうだね。炎の精霊……これがもいし人里にでも降りたら大変なことになる。それに山に住む生き物も……。これ以上炎を燃え広げさせはしない。絶対にここで食い止めるよ」
「周囲を燃やすとか……許せない! ガストロリッターさん達も覇竜もやらせない、一刻も早く帰ってもらうよ!」
『八十八式重火砲型機動魔法少女』オニキス・ハート(p3p008639)と『【星空の友達】/不完全な願望器』ヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン(p3p000916)も優にそう頷く。
迫るのは100を超える軍勢だ……しかしこの近隣にガストロリッターがいるという情報も入っている。
だからこそ優はダメ元でグランド・マギステルを使って精霊や霊魂に呼びかけガストロリッター捜索の手伝いをさせている。
オニキスもファミリアーと視覚共有し広域俯瞰で上空から周辺探索することでガストロリッターの位置を確認したら位置を味方に伝達し、合流できるよう誘導できるようにしていた。ガストロリッターも個人ではなく部隊だ……見つけることは容易なはずだ。
加えてヨゾラも周囲に保護結界を使用したうえでハイセンス、広域俯瞰に鳥のファミリアーとギフト「興味への道しるべ」も組み合わせ探していたが……見つければ五感共有で視認することによるハイテレパスも可能だろう。
「いろいろ大変な時に襲来とかホント勘弁してもらいたいの。レガド・イルシオン炎上、ってされるわけにもいかぬし、何とかしないとねぇ……」
『ファイアフォックス』胡桃・ツァンフオ(p3p008299)もそう溜息をついてしまうが、だからこそやらなければならない。
「ガストロリッターの皆様がいるっぽいので索敵ついでに探しておくの。皆様と手分けして、炎狐招来で別の方向に出してみて、効率よく探せば早めに見つかると思うの」
そう、見つけるヒントは幾らでもある。手分けして探せばそう時間はかからないはずだ。
「知らぬ中でもないし、手当たり次第に焼き尽くされるととても困るでしょうし是非とも共同戦線を張らせていただきたく」
そうしている間にも、敵の襲来を警戒しながら『多言数窮の積雪』ユイユ・アペティート(p3p009040)は歌っていた。
「ネギ〜フキャヤ葱〜♪ ボク、香味野菜大好きなんだ〜」
「フキャヤ葱ですか。なるほど特産品とは尽きぬものですねゴリョウさんも居られますし、葱を美味しく頂く為にも先ず迫り来る脅威を退けましょう」
『想光を紡ぐ』マグタレーナ・マトカ・マハロヴァ(p3p009452)もそう言えば、『黒豚系オーク』ゴリョウ・クートン(p3p002081)がぶはははッと笑う。
「そのためにも敵をどうにかしねえとな!」
幸いにもガストロリッターへ連絡はついたようで、こちらへ向かってきているとのことだ。合流の際の部隊編成についてもハイテレパスで送っている……これで合流までの時間は大幅に短縮されたはずだ。
だが……やはりその前に敵の到着の方が速いようだ。
「って、敵? なぁにあの数〜……コラー!フキャヤ葱燃やすなー!」
「ぶはははッ、数多い上に熱ッ苦しい連中だねぇ。俺の脂肪も燃えちまうぜ!」
「どうやら敵は大規模な数で攻めていくようだが、数ならこちらも負けてはいない。百人力のローレットとガストロリッターの援軍でならこの程度の軍勢、蹴散らせていけるはずだ!」
『策士』シューヴェルト・シェヴァリエ(p3p008387)もそう叫び、戦闘態勢を整えていく。そこにはあの玄狐・シュアンフーの姿もある……!
「皆様には、これで終焉獣のお相手をお願いしたいの。あやつには、わたしがいくの」
胡桃がそう宣言した直後。別方向からおよそ50ほどの騎士たちが進撃してくる。
その姿は……そう、先程協力を要請したばかりのガストロリッターたちだ……!
●ドッカンバトル(後編)
「総員、この渓谷を守るためにも全力で戦うぞ!」
シューヴェルトはそう叫び、騎士式剣舞『此花咲夜』からの貴族騎士流抜刀術『翠刃・逢魔』を仕掛けていく。
敵は玄狐・シュアンフーだけではない。およそ120体の『炎の神官』たちの降らせる炎の雨は、それだけで脅威なのだ。
まずは炎の神官を半分まで減らす。それが今回の作戦だ。だからこそ、ガストロリッターを鼓舞するのも忘れはしない。
「総員、この渓谷を守るためにも全力で戦うぞ!」
「そのためにも効率よくいかねば……!」
シューヴェルトに答えながらもオニキスは飛行して射角を確保し撃ち下ろし、範囲攻撃に味方を巻き込まないよう位置取りに注意するようにしていた。
「とにかく敵の数が多いね。まずは炎の神官の数を減らしに行くよ」
エネミーサーチと広域俯瞰で敵の位置を確認し数が多い箇所を優先していけば、効率も自然と良くなる。
そうして放つのは120mmマジカル迫撃砲攪乱弾だ。炎の神官の攻撃機会を奪うことで被害軽減を狙ってのものだが……そうする必要があると思うほどに、この炎の雨は厄介だ。
だが厄介でもやらなければならない。そんなときに頼れる男がゴリョウだ。
「さて、まずはきっちり足止めねぇとな! 喝ァッ!」
炎の神官の群れへと突っ込んだゴリョウは招惹誘導で視線及びタゲを引き付けオークライをぶつけていく。
タンクとして出来る限り炎の神官たちを足止めすることで、玄狐に向かう面子の道を切り開こうというのだ。
それだけではない。ガストロリッターたちの力を借りている現在、部隊としても動いていける。
(曲がりなりにも領主として兵団持つ身だ……いっちょやってやるとするかねえ!)
「ゴリョウ隊は前後2列! 前衛は切り払い、後衛は回復専念! 俺のオークライと共にスイッチだ! 頼らせてもらうぜガストロリッター!」
すでに彼等はオークライを見ている。ならば練度の高いガストロリッターは充分にそれを真似できるだろう。
「了解した。各員、行動開始だ」
剣を構え一糸乱れぬ動きで攻撃していく彼等とタイミングを合わせ、回復魔法がゴリョウへと飛んでいく。
ゴリョウを中心とした軍隊として機能しているその姿を見て、ヨゾラも見習うべく動いていた。
「前衛は攻撃、後衛は回復担当、前衛の疲弊状況次第で前衛後衛交代! 僕も全力を尽くすけど、皆の攻撃や回復も頼りにしてるよ!」
「了解した。全員、今の指示通りに行動だ!」
言いながらヨゾラも星空の泥を放っていくが、ゴリョウ同様に何人かのガストロリッターに協力して貰っている。
炎の神官の数が多い以上は、こちらもある程度数で対抗するしかない。
(ガストロリッターさん達も、フキャヤ葱も守り切る……!)
そう、全てを守り切る。マグタレーナもまた同じ気持ちであるからこそ炎の神官打倒をメインに行動していた。
「とにかく数が多いので範囲攻撃でなるべく多くの敵を巻き込めるように……!」
少しでも多くの敵を巻き込めるように殲光砲魔神を放つが、そこからアイゼン・シュテルンに繋げていく。
「ぼくの十八番をくらえ! ぼくはこのスキルでラド・バウA級闘士までのぼりつめたんですからね!」
優もン・カイの暗黒を放ち炎の神官へと攻撃していくが、敵の多さには本当に辟易していた。
「とにかく皆さんが存分に力を振るえるよう徹底的に敵の行動を阻害します!」
世界の終わりと口にしたが、こんなものが攻め込んでくる状況は、まさにそういうものであるように思えたのだ。
「ですが、負けませんよ……!」
「そうだよ! こんなところで負けられないよね!」
そうして仲間たちの作ってくれたチャンスをユイユは逃さない。この大乱戦の中で玄狐を見つけていたのだ。
「どれだけ力の差があろうと玄狐を自由したら怖いからね、仲間が作ってくれた道を進んで……引き付け続ける!」
ユイユが発動させるのはアッパーユアハート。そこから炎の神官が寄って来ればH・ブランディッシュを放つ準備も出来ている。
「実はローレットの秘密兵器があるんだー! 援軍が控えてるんだよ〜」
「それはそれは。出せるものなら出してもらおうか」
勿論そんなものはいない。いないが、バレバレであることそのものに意義があるとユイユは考えていた。
(バレバレな嘘八百でも並べ立てて更にヘイトを買うように。嘘は嘘の中に、ね!)
そこに完全逸脱と天衣無縫で自己強化した胡桃もこやんふぁいあ〜を玄狐へと繰り出していく。
「前回比で攻勢に寄ったある意味での到達点である構築。わたしの本質そのものたる炎を、そのまま放つの。例えそなたとて、容易には対処できぬ暴威をぶつけるまでなの」
「なるほど、確かに違う。同じ残滓でありながらこうも違うか」
(まぁこやつに対するあれこれはそのままわたしにも刺さるのだけれども)
玄狐の放つ火の玉を受けながら、胡桃は思い……その言葉をぶつける。
「きっと、わたし達は同じものだったし、だからこそ相容れぬの。今ならばハッキリと言えるの……わたしは、人と共にありたい」
「ハ……ハハハハハ!」
胡桃の言葉に、玄狐は笑う。これ以上面白いことはないというかのように、戦場全体に響く大声で笑う。
「なるほど、なるほど! 儂は人など消えても良いと思っている! なるほど、確かに相容れぬ! 恐らくは未来永劫な! 同じ始まりでありながらこうも違うか!」
「コャー。双子だって状況が違えば異なるの」
「確かにな! ハハハハハ!」
ユイユと胡桃が必死で玄狐を抑えている、その間に……ついに炎の神官たちが全滅して。
此処だ、とユイユと優は気付く。事前に仕込んでいた策を発動するときがきたのだ。
(さぁ、狐と狸の化かし合い。やってみましょうか! 騙すのは目の前にいる相手じゃなく、ボク自身。これが僕の嘘の吐き方さ!)
作り出すのは更なるガストロリッターたちの幻影。彼等の強靭さが分かっているからこそ、玄狐にも威嚇として通じると……そう感じたのだ。
ユイユさんと共に、最も有効そうなタイミングでドリームシアターを使用し、ガストロリッターの幻影を作り出します。
さらなる増援が来たと錯覚させて玄狐の撤退を早められないか試みましょう。
発動タイミングは、あらかじめ合図を決めておいて胡桃やシューヴェルトにお願いできれば、と。
「へ? 援軍!? これはだいぶ有利になったんじゃないの〜?」
「……フン。どうやらつまらんことになった。ならば今回は引くとしよう」
凄まじい勢いで去っていく玄狐がいなくなればもう、敵の姿は1つもない。
「皆もガストロリッターさん達も、本当にありがとう……!」
「気にするな。アレは世界の敵だ」
ガストロリッターの1人が代表するようにそう言えば、ゴリョウがスッと近づいていく。
「フキャヤ葱についてだが……ちょっと分けてもらえたりしねえか?」
「ああ、いいとも。料理をするんだろう? 同胞から聞いている」
これ以上ないくらい快くフキャヤ葱をゴリョウは受け取るが……なんとも立派なネギだ。
「よし、そんじゃこいつで打ち上げの料理でも作るぜ!」
「ほむほむ、フキャヤ葱。がんばったので、ちょっと食べてみたいかしら。このあたりの郷土料理のねぎぬた、なるものが美味しいとお聞きしたの」
「確かに、こんだけ糖度が高く甘いんならそのまま食うのも良いが、葱の味噌汁やネギぬたなんかが合いそうだな! 砂糖抜きでも美味しくいただけそうだな!」
胡桃にゴリョウが言えば胡桃もコャーと鳴いて。
「ねぎ料理。私はチャーハンがすきだけどそのまま焼いて食べてもおいしそう。そういえばねぎがメインってなるとあんまり思いつかないかも。どんなのが出てくるか楽しみ」
「葱料理と申しましてもバリエーション豊かなのは、さすがゴリョウさんですね」
オニキスとマグタレーナも、まだ見ぬネギぬたに想いを馳せる。
「実は最近料理を趣味にしてまして……。凄腕の料理人であるゴリョウさんを見学させていただきたく」
「ぶはははッ、いいとも! 凄腕なんて言われると照れちまうけどな!」
ちなみにネギぬたは作る工程がシンプルであるがゆえに料理人の腕が問われる料理でもある、のだが。
「念願のフキャヤ葱だ〜! 打ち上げの料理に感謝のいただきまーす! ムシャ」
パッと笑顔になったユイユを見るに……とても、とても美味しいようであった。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
ご参加ありがとうございました!
GMコメント
玄狐・シュアンフーがトリオ渓谷に向けて迫ってきています。追い返しましょう!
今回玄狐はちょっとやる気を出しているので死ぬほど手強いですが、不利と思えば帰っていきます。
上手く演出するのも良いかもしれませんね!
なお今回、近所に食材回収に来ていたガストロリッターの部隊が援軍に来てくれます。
●フィールド『トリオ渓谷』
大きな山に囲まれた渓谷。流れる川のほとりで周囲を燃やしながら玄狐たちがやってきます。
なお、ガストロリッター部隊は山の中腹にいるので、探しに行く場合は比較的簡単に見つかります。
今回は幻の葱「フキャヤ葱」を探していたようで、すでに回収済です。
なお、探しに行かなくても気付いてくれますが参戦が少し遅れます。
●敵一覧
・玄狐・シュアンフー
かつて存在した炎の大精霊の残滓の、その1つ。胡桃・ツァンフオ(p3p008299)さんとその来歴が同じであり、過程が異なるもの。
どうやら魔種ではないようですが、終焉勢力と行動を共にしているようです。
「世界など壊れて構わない」という思考であるようで、皆さんに対しても非常に敵対的です。
攻撃方法は火の玉のような炎を放つ攻撃と、地を走り空を駆ける狐のような形の炎を相手にぶつける攻撃。そして自分の周囲に炎の海を展開する攻撃、そして堅い防御も破断する超高熱の炎剣『大精霊の炎剣』も使用するようです。
不利と察すると、あらゆる手段を使い即座に逃げていきます。ただでさえ無茶苦茶強いので、倒し切ることは不可能でしょう。
・変容する獣『炎の神官』×120
体の中身が透き通っている蒼白い終焉獣です。玄狐の力を受け独自進化したようです。
まるで神官のような姿をしており、広範囲に炎の雨を降らせる「炎の祈り」を使用します。
なお、炎の祈りは玄狐には回復効果をもたらすようです。
●援軍
・ガストロリッター×50
太古に滅びたガストロ帝国の遺志を継ぐ者たち。全員がほぼ同じ格好をしており、実力も同じくらいです。
ガストロ帝国流剣術による近接攻撃と、単体回復魔法を使用します。
●フキャヤ葱
太いお葱。最高の葱と呼ばれていたものだったらしいです。
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
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