シナリオ詳細
ステラとみんなのわくわく祝勝会
オープニング
●みんなとわくわく祝勝会
ステラとみんなのわくわくhouseもとい、サハイェル迎撃拠点。
モンスターの大軍勢による攻撃を見事防ぎきったこの場所では、早速祝勝会が開かれようとしている。
「みんな、おつかれさま」
広い休憩室にはご馳走が次々に運ばれ、上等な絨緞とカーテンのおかげか正しくパーティー会場である。
「ハイペリオンさまー!」
そこへ物凄い勢いで駆け込んできたのは、赤いとりさん神官。
「ベルハイド! ここまで来てしまったのですか?」
羽を休めていたハイペリオンがびっくりした様子で起き上がり、スライディングでもするような勢いでずざーっと跪いたベルハイドが目の前で停止する。
「魔王軍との戦いに勝利したと聞きまして。いてもたってもいられず……!」
「ま、まあ……今回はずっとお留守番をさせてしまいましたからね」
すみません、と苦笑するハイペリオン。なにげにポチトリはお留守番のままだということは横に置いておいているらしい。
そんな様子を、カイト・シャルラハ(p3p000684)はにこやかに眺めていた。
「まあ良いじゃないか。魔王軍の脅威もひとまず去ったんだ。ここは楽しく祝おうぜ」
「今回は、ステラさまも一緒にお料理をしたんですよ」
料理を運んできたメイメイ・ルー(p3p004460)が微笑ましく言う。
「うん、メイメイに教えて貰った料理、だよね」
ねー、と首をかしげ合うメイメイとステラ。
「そっか、じゃあ……俺たちもいただこうかな」
アルム・カンフローレル(p3p007874)が杖を抱え歩いてくる。モンスターの大軍を戦ってへとへとなのだが、気分はむしろハイなのだろう。いつもよりちょっとハメを外した様子だった。
「となれば……ホストクラブ『シャーマナイト』サハイェル支店も本格営業しなくては」
鵜来巣 冥夜(p3p008218)がぐいっと髪をかきあげ、眼鏡をクールに光らせる。
なにせこの拠点には彼のホストクラブがあるのだ。祝勝会に振る舞わないなどありえない。このために集められたというゼロ・クールたちも気合いはバッチリのようだ。
「わあ、なんだかすごいことになってきちゃいましたね……」
水月・鏡禍(p3p008354)が呆けていると、ニル(p3p009185)がニコニコとした様子でご馳走が並ぶテーブルを眺めている。
「『おいしい』がいっぱいで、うれしいです。ステラ様を守ってこうするって、決めていましたから」
「そうね。私達……ステラを守り切ったのよね」
ノア=サス=ネクリム(p3p009625)が感慨深そうに呟くと、コンビを組んでいた綾辻・愛奈(p3p010320)がそうですよと頷く。
凄まじいモンスターの大軍が幾度となく押し寄せ、それを片っ端から倒して回ったあの時間。疲労困憊という様子なのだが、不思議とまだ元気は残っていた。
勿論それは、ステラを守ったという事実と、そのステラから向けられる笑顔によるものなのだろうけれど。
「だから、お祝いをしましょう。ステラさんと一緒に」
「ああ、だな」
ファニー(p3p010255)がポケットに手を入れたまま、皆の様子を満足げに眺めている。
「お、それはそうと。早速着てくれてたよな。あの衣装」
紅花 牡丹(p3p010983)が嬉しそうにステラの側にやってくると、昨日皆を出迎えた時に着ていた暖かそうな服装のことを話していた。
「うん、とっても暖かかった。ありがとう、牡丹」
そこへ部屋のそとからとてとてと歩いてくるマリエッタ・エーレイン(p3p010534)、セレナ・夜月(p3p010688)、そしてステラの警護をしていたトール=アシェンプテル(p3p010816)が合流してくる。
「あ、もう始まってる!?」
「大丈夫ですよ、まだ準備中ですから」
「乗り遅れてはいないみたいですね」
ステラを利用し混沌へ渡ろうという魔王の計画は、イレギュラーズたちの奮闘によって打ち破られた。
こうしてプーレルジールの平和と、混沌の平和。二つの平和は同時に守られたのである。
そしてサハイェル迎撃拠点で盛大な祝勝会が開かれるのだ。
招待されたあなたは、勿論……。
- ステラとみんなのわくわく祝勝会完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別イベント
- 難易度VERYEASY
- 冒険終了日時2023年12月26日 22時05分
- 参加人数24/∞人
- 相談7日
- 参加費50RC
参加者 : 24 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(24人)
サポートNPC一覧(1人)
リプレイ
●
拠点、大広間。並べられたテーブルにはご馳走が並び、『鉄帝神輿祭り2023最優秀料理人』御子神・天狐(p3p009798)は饂飩をうっては茹でてをくり返している。
(戦いも終了してこの場所での出来事は一段落だわね。……まぁ、どうせ次の騒乱も発生するんだし、英気を養っておきましょうか)
そんな中で、『狐です』長月・イナリ(p3p008096)はゆったりとご馳走を堪能していた。
好奇心旺盛な彼女らしく、料理の考察を行いながら。
「と、興味本位で纏めているけどこの情報はどう活用しようかしらね? ……グルメガイドみたいな代物でも作ろうかしら?」
その一方で、『鳥種勇者』カイト・シャルラハ(p3p000684)はハイペリオンと共にケルト音楽を演奏し踊って歌って騒いでいる。
「ハイペリオンさまには甘いお菓子と楽しい演奏を奉納する、この世界でもやることは変わんないぜ!
ベルハイドのおっちゃんも演奏技能と料理技能を磨いておくといいかもしれないぞ! ハイペリオンさまに対してできることはいっぱいあったほうがいいからな!」
「何っ!? 負けんぞ……!」
ベルハイドはカイトに対抗してケルト音楽を演奏し始め、ハイペリオンは上機嫌に踊っている。
「ハイペリオーーン!!」
『薔薇冠のしるし』リュコス・L08・ウェルロフ(p3p008529)はそんなハイペリオンに抱きついてめっちゃ吸っていた。
「あのね、天儀の方もたいへんでそっちにいることが多くて
でもプーレルジールでの決戦では同じ場所にいれなかったけどぼく戦ったよ! 役に立てたよね!?」
「ええ、とても心強いですよ」
頭を撫でられ、ハイペリオン成分を満喫するリュコスであった。
「マリエッタ、どうしてこんなとこに?」
賑やかな場から離れ、『死血の魔女』マリエッタ・エーレイン(p3p010534)は眺めの良い見張り台から夜空を眺めていた。
それを器用なことに見つける『夜守の魔女』セレナ・夜月(p3p010688)。
「私は魔女、こういった幸せな場にいていいものではありません。
疎まれるべき存在であっても、祝われるものではないのですから」
「魔女だから、なんて言ったらわたしだってそうじゃない」
頬を膨らませてみせるセレナ。マリエッタは苦笑した。
「なんて、本当はこれからの為に魔王を倒した後にどうやって人々が喜ぶのかを眺めてたんですよ
ついでにこれから私が済むことを考える拠点も……魔王城っぽくしたほうがいいのかなぁ、なんて思ってて」
「魔王城? 本当に凄い事を考えるんだから」
言いながら、セレナは想う。
(――ねえ、マリエッタ。あなたの隣で煌めきたくて、追い掛けてるほうき星の事も、どうか忘れないでね)
一方でマリエッタもまた、笑みを浮かべながら想うのだ。
(私は死血の魔女。人の心と想いを弄び……何よりその輝きに惹かれる者。
ステラさんとその周りの彼らの笑顔。星々のように煌めく美しい景色を……刻み付けたかったんです)
●
「ホストクラブ『シャーマナイト』サハイェル支店、盛り上げて参りますよ!」
テンションマックスで盛り上げにかかる『無限ライダー2号』鵜来巣 冥夜(p3p008218)。
「ステラ様、うちのホスト達をご覧ください。
彼らの眩しい笑顔は、貴方が私達と共に魔王と戦い、勝ち取ったものです。
戦場においてエンタメはまず切り捨てられる物。
貴方はそれを守り抜いたのです」
「ホストさん……。うん、そういってもらえたら、うれしい」
微笑むステラ。
『覇竜相撲闘士』オラン・ジェット(p3p009057)はホストのヘルプに入りつつ、ステラの側に腰掛けた。
「おっ、あんたがステラか。
お手をどうぞお嬢様。
俺が楽しい祝勝会にしてやるぜ」
その場が一気にわいわいとした雰囲気に変わっていく。
オランの接待を受けてステラもまた楽しそうだ。
そこへやってきたのは『点睛穿貫』囲 飛呂(p3p010030)だった。
「これお土産の色々シュークリーム。コーヒーと一緒に食べよう」
まずはお疲れ様、と微笑む飛呂に、ステラもまたお疲れ様と声をかける。
微笑み合う二人。
「今回も、こいつに助けられたよ」
銃を見せる彼に、ステラがこくりと頷いた。
「旅を、まだ続けられそう?」
「ああ。またこいつと旅続けられる」
その場ではステラの淹れたコーヒーが振る舞われていた。
それを貰って、ニコニコ顔の『昴星』アルム・カンフローレル(p3p007874)。
「たくさんの料理と美味しいコーヒー、最高だねぇ!
皆でこんな風に祝勝会が出来て、ホントに嬉しいよ」
「……ねえ、ステラ。俺、ひとつ叶えたい願いがあるんだ」
「なあに、アルム?」
「一緒に外の世界へ旅に出ること。俺は、君に消えてほしくないんだ」
「アルム……ありがとう。もしかしたら、私もアルムのいる世界に行くことが出来る日が来るかもしれない。そうしたら、きっと一緒に冒険をしましょうね」
「うん。約束だよ」
そうしていると、『ガイアネモネ』紅花 牡丹(p3p010983)がやってくる。
「あ、牡丹。あの服をありがとう!」
「どういたしましてだ、ステラ!
とっても似合ってたぜ!
可愛かったぞ!
我ながらいい仕事したぜ!」
また縫ってやるから楽しみにな、と笑う牡丹。
「てめえは救った。オレたちと一緒にこの世界を救った。
てめえを狙うやつもぶっ倒した。まだいたとしてもそいつらも殴り飛ばしてやる。
だからステラ。
てめえはここからで、これからなんだよ。
てめえが好きなこの世界は、てめえに応えてくれる。
綺麗で綺麗で、いっぱいの世界なんだからよ。
めいいっぱい愛されな」
「牡丹は?」
「オレか?
もちろんてめえのことを愛してるぜ!
妹みてえなもんだからな!」
にかっと笑う牡丹。
「うん。私も、牡丹のことが好き」
微笑みを返すステラ。
そこへ『こそどろ』エマ(p3p000257)がグラスを片手にやってくる。
「どうもどうも、ステラさん。あなたが無事で何よりです。ひっひっひ。
とりあえずこれで……敵の計画が一つ潰えたわけですね。よかったよかった」
「エマ!」
「無辜なる混沌はこれからも私たちが頑張っていくとして、プーレルジールはこれで安泰ってことでいいんでしょうかね。そうなるとステラさんはこれからどうするおつもりで?」
「どうしようかしら。まずは、旅をしていろんなものを見てみたい」
「そうですかあ。混沌に行けたならいろんんあ所を案内できたんですけど、ひひひ」
そこへやってくる『キラキラを守って』イーハトーヴ・アーケイディアン(p3p006934)。
「ステラ、お疲れさま! 君にね、きちんと御礼を伝えておきたかったんだ」
「お礼?」
「君が力を貸してくれたからテッラやイグニスを助けることができた。それに、オフィーリアもすごく喜んでたんだよ。
君がキラキラしてるって言ってくれて……えっ、それは内緒?」
オフィーリアとひと揉めしたあと、イーハトーヴは苦笑してステラに向き直る。
「ええっと、とにかく! これからの未来も、君がいーっぱいキラキラの思い出を紡げるよう心から願ってる」
「うん、ありがとう。私の力が役に立って、本当によかったわ」
「ん! そうだ、俺ともまた遊んでね!
こっちの世界にも、会いたい人、やりたいこと、たっくさんなんだ!
この先のワクワクの手始めに、良かったら、君と一緒に美味しいお菓子が食べたいな!
混沌にはない味もあるんじゃないかって睨んでるんだ!」
場所を移して、ステラは『観測中』多次元世界 観測端末(p3p010858)とコーヒーを飲みながらこの先のことについて語り合っていた。
「さて、ステラさんと語りたい方は他にも多く居るでしょうから、当端末はこれにて失礼を。
何か困った事が起こりましたら、迷わず私達を頼って下さいね?
例え世界が再び壁を創り、道を閉ざしたとしても当端末達は道を拓いて、必ずステラさんの元に駆け付けますので」
変身を解除し、触手を翳す。
「ソレデハ、ステラサン。コノ世界ノ観測者……イエ、コノ世界ヲ生キ往ク、私達ノ友達。
マタ会ウ日マデ、ドウカオ元気デ」
「ええ、元気でね、私のお友達」
触手を握って微笑むステラ。
お別れをした後、入れ替わりに入ってきたのは『夜鏡』水月・鏡禍(p3p008354)たちだった。
「守りぬいたらステラさんにお会いするって決めてたんです、こうやってまた会いに来ることができてよかった」
「鏡禍! そうね。わたしもよかった……こうして一緒にいられて。コーヒーはどう?」
そっと差し出されるコーヒーを、鏡禍は笑顔で受け取った。
「あの、ステラさん。あなたは旅の仲間ですよ。
それはこんな危険な役目をやり抜いたからじゃない。
出会ったときから、一緒に旅をした時から、ずっとずっと僕はステラさんを旅の仲間だと思ってましたよ。
だから忘れないでください、ステラさんがどんな存在であれ僕はあなたの仲間で、味方です」
「ありがとう……もしかしたら、わたしは不安だったのかもしれないわ。一緒に戦えないわたしじゃ、アイオンたちみたいに仲間になれないのかもしれないって。けど」
「そうじゃなかった。でしょう?」
ステラとコーヒーを飲みながらのんびりとする時間が、暫くの間続いた。
『【星空の友達】/不完全な願望器』ヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン(p3p000916)と『祈光のシュネー』祝音・猫乃見・来探(p3p009413)もその中に混じっている。
「ステラさんも皆も、無事でよかった。みゃー。
あったかいコーヒー、おいしいね。みゃー」
「こうやってコーヒーを飲みながらのんびり会話できるの、良いよね」
祝音が猫の式神を作ってやると、ステラはそれを優しく撫でた。
(こっちのファルカウさんは味方だけど。
混沌世界の深緑で、敵意を向ける彼女を見たって聞いた……。
混沌世界のステラさん本体?も、そうだとしても……)
そう考えているヨゾラが声をあげた。
「……ステラさんは、これからどうするの?」
「うん。まずはギャルリ・ド・プリエやウィツィロに行ってみて、それから考えてみる。冒険をしてみるのも、いいかもしれないわね」
『Star[K]night』ファニー(p3p010255)がテーブルに置いたのはモンブランケーキだった。
「父親の好物でさ、母親が頻繁に作るから、作り方覚えちまったんだ」
「そうだったの……」
「普段は料理なんてしないんだけどな。祝勝会だし、プリンセスに土産のひとつも渡さないなんて騎士としちゃ失格だろ」
「そんなことないわ。あなたは立派な騎士よ、アルファルド」
言われて、ファニーはすこしくすぐったそうにしてから言った。
「……オレ、実は味覚がなくてさ。だから、甘いとか苦いとか、どんな味とか、分からないんだ。
それでもオレは、ステラの淹れたコーヒーを飲みたいんだ。……だめかな?」
「うん。一緒に飲みましょう。きっと温かくなるわ。気持ちも、ね」
「ありがとう、ステラ。とても嬉しいよ」
「わくわくHOUSEの名が外部に漏れている気がするのだが……ステラ君が話したのかね?
思えば、以前に名前の話をしたときもわくわくHOUSEの方を気に入っていたな」
「うん、実は……ちょっと」
だめだった? と上目遣いに問うステラに、『61分目の針』ルブラット・メルクライン(p3p009557)はマスクの下で苦笑する。
「もうこの場所は『迎撃拠点』としての役割を果たし切った。
これからは、『ステラとみんなのわくわくHOUSE』でいいのかもしれないな。
貴方と、みんなの家だ」
帰る場所。その言葉で思い出すのは己の故郷。
(私たち旅人が故郷の地に帰れる日も、果たして近づいているのだろうか)
「ステラ様とごはんをたべるのです!
ニルは、それがとってもとってもうれしいです。
出会ったひとと仲良く過ごせること。
たいせつなことだと、おもうから」
『おいしいで満たされて』ニル(p3p009185)はステラと一緒にご飯を食べ、そしてコーヒーを飲み交わしていた。
「ステラ様のコーヒーは、あたたかくて「おいしい」です
ニルも果物やクッキーや……たくさんおいしいもの、持ってきてみました
でも、一緒に「おいしい」を作るのもいいなって思うのです
サンドイッチみたいに好きな具材を挟んでみられるようにしたら
いろんな「おいしい」を試せるでしょうか?」
「楽しそう。一緒に試してみる?」
「はい!」
「以前の旅でお約束した通り、シンデレラの姿を取り戻したのでステラさんにお見せしに来ました」
「トール!」
再び姿を見せた『プリンス・プリンセス』トール=アシェンプテル(p3p010816)の煌びやかな姿にステラが歓迎の表情を見せる。と、ステラは突如ドレスの機能を解いて男性の姿へと変じた。
「こちらの姿ではお初にお目にかかります。本当はシンデレラでなく、男だったんです。騙すつもりはなかったのですが性別を隠さねばならない複雑な事情があったので……きちんと伝える事が出来てよかった」
「びっくりしたけれど……でも、トールはトールよ。あのときは私を守ってくれてありがとう」
そこへやってくる『春色の砲撃』ノア=サス=ネクリム(p3p009625)。
「ステラちゃん、無事でよかった……!
ステラちゃんの初めての祝勝会、お姉さん盛大に祝っちゃうわ。
甘いものが食べたい?それともあっさりしたものがいい?
ステラちゃんの好きなもの、食べて、飲んでいいからね……。頑張ったステラちゃんはそれぐらいしたっていいんだもの」
そして、トールを二度見する。
「こんな綺麗な男の子だったの貴方!? なんで女装してたのか説明してちょうだい!?」
「そ、それは……」
「お疲れさま、でした……!」
『約束の力』メイメイ・ルー(p3p004460)に言われ、ステラはこくんと頷いてみせる。
二人は温かいコーヒーを手に並んで、ゆったりとした時間を過ごしていた。
「奇跡の力を分けて貰えたのも、ステラさまのおかげです、から。
エイドスやアレーティアの力、この先も活かせるのでしょう、か。
そう、これから……ステラさまは、どのように過ごしていきたいのでしょう?」
「それは、これから考えようと思うの。だって、こんなに自由になるなんて、想ってもいなかったから」
「じゃあ、冒険、しちゃいますか? なんて、そうできたら楽しいなって、思ったのです。えへへ」
「それも面白いかもしれないわ」
笑い合うメイメイとステラ。
そこへ『綺羅星の守護者』綾辻・愛奈(p3p010320)がぱたぱたと駆け寄ってきた。
「ああよかった。元気ですね?怪我してないですね??
ああ……貴女が健やかであることが私は一番うれしい」
改めて見れば、ステラの周りには沢山の人がいた。
「貴女は、こんなにも沢山の縁を紡いだのですね」
「そう、みたい……」
「さ、今度は私が訊かせてもらう番です。
ステラ。旅の仲間よ。
――今回の旅は、楽しかったですか?」
愛奈の問いかけに、ステラは目を瞑った。
沢山の思い出がよぎって、ぴかぴかとかがやいて。
「うん、とっても……楽しかった」
「それなら。また、旅をしましょう。
だいじょうぶ、こんなに沢山縁が出来たのです。
みんなで力を合わせれば、きっと何処へだって行けます。
もちろん、私も。また一緒に」
「ええ、きっと……」
ステラは集まった皆へと振り返る。
「今日は、一緒にいてくれてありがとう。
これまで、一緒に旅をしてくれてありがとう。
わたしの世界に沢山のきらきらをくれて、ありがとう」
微笑みは、星のようで。
「あなたの世界……無辜なる混沌にも、きっと『わたし』がいるわ。
どうか、その子のことを、よろしくね」
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
こうしてプーレルジールに平和が訪れました。
無辜なる混沌にも、ステラと同じ存在がいることでしょう。
その出会いは、きっとまだ先のお話。
今はこの平和を、どうぞゆっくりと味わってください。
GMコメント
●シチュエーション
プーレルジールの平和を護りきったあなたに、祝勝会の招待が届いています!
サハイェルに皆で作り上げたこの拠点で、料理やお菓子を盛大に振る舞ったパーティーを楽しみましょう!
■■■グループタグ■■■
一緒に行動するPCがひとりでもいる場合はプレイング冒頭行に【コンビ名】といったようにグループタグをつけて共有してください。
大きなグループの中で更に小グループを作りたい時は【チーム名】【コンビ名】といった具合に二つタグを作って並べて記載ください。
行動場所
以下の選択肢の中から行動する場所を選択して下さい。
【1】ごちそうを堪能する
大量に出されたごちそうやお酒を堪能します。
パーティーといえばごちそう!
ハイペリオンさまも一緒に祝ってくれます。
【2】拠点を散歩する
あえて賑やかな場所を離れてしんみりお散歩を楽しんでみるのもいいでしょう。
【3】ステラに会いに行く
この祝勝会をステラと一緒に楽しみましょう。
ステラはコーヒーを淹れてくれたり一緒にお菓子を食べたりします。
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