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向日葵が咲くお屋敷

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マリアの出身世界に関する情報が書き込まれた書物が収められている書庫。

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①出身世界について
現代地球と同等の文明で推移していたが、2020年1月1日で歴史が分岐。
原因は破壊神を名乗る敵性存在の侵攻。
一方的に人類の抹殺を宣言し破壊の限りを尽くす。

当時の兵器は核を含め一切が無効。2週間で総人口の3割を失う。
人類の存続は絶望的かと思われたが、今度は創造神を名乗る存在が出現。
人類側に味方し破壊神と戦い始める。

しかし、人類を守りながら戦うのにも限界があり、徐々に創造神側が劣勢に立たされる。
創造神は苦肉の策として人類に神の力を与える。※そもそもこの世界の人類は破壊と創造の神々が協力して尚、創り出すことが出来なかった自身達と同質の魂を偶然持って生まれた存在である為可能だった。

以降人類は自身を守ることに集中、強い力を得た物は創造神を援護しなんとか創造神側が勝利。
物質界と神界の間に結界を展開することで戦争は終結した。

ここまでが神攻事変と呼ばれる歴史の大転換期。

ここからさらに1500年後がマリアの生きた時代である。
②世界と神について
<1章>神と世界・人類の成り立ち
マリアの世界を創った存在。
破壊と創造は表裏一体という言葉もあるように破壊神と創造神が協力して創造した。
太陽系の地球の中心核に宇宙の法則を制御する為の神を一柱(後にガイアと呼ばれる)据えてまでの一大挑戦だった。
目的は自身達と同等の存在を創り出す事。結局それは叶わず、しばらくの間創った世界は放置されることになる。
しかし、気の遠くなるほどの年月を経て地球に人類が生まれる。
人類は地球の中心核に存在するガイアの影響か矮小で肉の器に囚われてはいるが、神と同質の魂を有していた。これが後に神攻事変の原因となる。

<2章>神について
そもそもこの世界の神は決まった姿を待たず、破壊か創造2つの属性のどちらかだけを違いとした力の塊である。
故に物質界に顕現する際は、力のほんの一部を送り、物質界の神話や創作物をベースに情報を読み取りその姿・性質を持って顕現する。
同じ神が一度利用した情報は顕現の度に再利用するらしく、それが神の個性となっている。

神にも自由意志は存在し、破壊神も創造神も等しく自身が創り出したものを愛している。
しかし破壊神は破壊神であるが故いくら愛していようと破壊せずにはいられない性質を持つ。
それが愛しければ愛しいほどその衝動は大きくなる。

結局最高傑作である人類に対し、破壊衝動を抑えられなくなった破壊神達は人類を滅ぼすことに踏み切る。
愛するが故に破壊神は敗北を望みつつも全力で力を振るう。せめて愛する子らが気兼ねなく自身らを滅ぼせるよう、出来るだけ悪辣に振る舞い…。
③破壊神が遺した災厄と魔族について
<1章>十三の災厄
破壊の神々は神界に封じられる寸前、自身の魂と力の一部を使い、人類に対する敵性生物を数多く創り出した。
その内、破壊神達自らの魂の一部を使って創られた強力な十三の亜神は十三の災厄と呼ばれ凄まじい力を誇り、人類最大の脅威となった。
『鋼拳龍姫』ヴェルフェリア・リンドヴルム
『空絶爪衝』リシャール・フレスヴェルグクロウ
『焦滅光槍』イスカ・シヴァトリシューラ
『剛力不壊』アイゼンガルド・ティターンハウル
『水破蒼鱗』レミリィス・レヴィアタンスケイル
『星光天墜』エリュステア・アトラースアーム
『惨裂咬牙』ヴァルトゥール・ケルベロスファング
『爆炎煌凰』フランメル・フェニックスフェザー
『灰燼無限』レイア・ティアマトティアー
『超獣圧壊』グランカイン・ベヒモスマイト
『万象壊死』リースヴェル・ヨルムンガンドヘイレン
『激震風化』マリステラ・ゴーゴンアイズ
『暴風斬壊』ガリアウス・テュポーンレイジ
これら十三柱、最早人の身では抗えぬ災厄である。

<2章>魔族
破壊の神々は災厄とは別に、人類に近い生態と強大な力と自由意志を持つ知性体も創り出した。
人類をこれらを魔族と呼んだ。
彼らは十三の災厄を中心とし、実力社会を形成。
誇りを重んじる彼らは、人類のノブリスオブリージュという言葉を参考に人類の古い階級制度である爵位を用いた。
男爵→子爵→伯爵→侯爵→王→災厄の順に強大な力を持つ物が位の高い爵位を与えられた。
人類側もそれにならい魔族の強度は爵位でカテゴライズするようになる。
④災厄と魔族が持つ知性体に対する殺戮衝動について
<1章>苦悩
破壊の神々は何かを破壊する際、加減などすることができない。故に創り出した心持つ対人類用の生命には知性体に対する殺戮衝動が与えられていた。
殺戮衝動は、強大な力を持つ者ほど抑え込める期間が長く、力の弱い者ほど呑まれた。
そもそもなぜ自由意志、心を持たせたのか?心など無いただ殺すだけの生命を創れば良かったのでないか?
神々は戦いの中で確信したのだ。決して心持たぬ殺戮機械では人類を打ち倒せぬと。
自ら考え、悩み、困難に立ち向かい、時に自身の力の限界すら越える…心を持つ生命でなければ勝てぬと。
そう判断したのだ。
しかし、この心が大きく災厄を…魔族を悩ませることになる。
前述した誇りや階級制度などが最たる例である。

結局の所、魔族のほとんどが人類と戦いたくなどなかったのだ。
もちろん魔族にも好戦的な者も多くいた。だがそのほとんどが喧嘩がしたいだけで命のやり取りまで望まない者であり、一方的な殺戮を行う者は力がなく殺戮衝動に呑まれてしまった者がほとんどだった。
だが殺戮衝動は勿論のこと造物主の命は人類を滅ぼすこと…。彼らは戦わねばならぬ。
しかしいざ戦争が始まると困ったことが起きた。
彼らは戦う力を持たぬ女・子供・老人が殺せなかったのだ。
人類を本気で滅ぼすなら…真っ先に狙うべき対象であるはずにもかかわらず、彼らにはできなかった。
その現実から目を逸らす為、彼らは自分達に嘘をついた。「我らは偉大なる破壊神様に創られし誇り高き種族!女・子供!戦う力を持つ者は討たぬ!」と。
それがどれほど滑稽でおかしなことであろうと、言い通すしかなかった。
災厄達も血族達に何も言えなかった。
災厄すら同じ心を持ち、対話可能な人類をただ屠るだけの存在と見ることが出来なかったのだから。

<2章>修羅堕ち
殺戮衝動は災厄を除き、一定の期間満たされない場合、魔族の魂を暴走させ修羅堕ちと呼ばれる状態にしてしまう。
この状態に陥ったが最後、元に戻ることは叶わず同族を除く目に付く知性体を殺すだけの殺戮機械になる。
魂を…命を削って力に変える為、通常時の5~10倍の戦闘能力を得て、絶命するまでの約5日間、破壊の権化と化す。
魔族はこれを最も嫌い、恥ずべきことだと忌避する。
故に常に人類と小競り合いが続くのだ

「神よ…。なぜあなた方は我々に心など与えたのだ…」
『鋼拳龍姫』ヴェルフェリア・リンドヴルム
➄幕間

あぁ…。我が子らよ…。
恨むなとは言わぬ。許せとも言わぬ。
だが…どうか健やかに…。
創ることの喜びを知り、しかし破壊せざるを得ぬ我らの業を…与えた呪いを…どうか打ち破り、乗り越えることを切に願う…。
愛する我らが子らよ…。勝利せよ。理不尽に、絶望に、運命に抗え。
我らは信じる。君達の魂の…心の…命の…輝きを。
心あるからこそ…深い闇を照らすことが出来るのだと…我らは信じる。

あぁ…。どうかこの結界が破壊されぬことを祈る。我らが再び物質界に顕現せぬことを祈る。
我らの敗北を祈る…。


しかし神が何に祈るのか…。真に滑稽である…。
⑥新大陸と国家
<1章>新大陸
神攻事変の終結後、神々同士とそれに協力した人間の争いで大地は荒廃し、今後長期間に渡って人の住めるような状態ではなくなっていた。
そこで創造神達は顕現可能な内に最後の力を使い古い大陸は廃し、人類と地球の生物に新しい一つの巨大な大陸を創り与え、神界へ去った。※正確に言うと結界の維持と顕現する余力が無く戻らざるを得なかった。
人類は原初の大陸から名を取り、その大陸をパンゲアと名付けた。
パンゲアは等しく豊かな資源と自然を備えた美しく素晴らしい大陸であった。
以後、人類は出来るだけこの美しい大陸を汚さぬように努力して文明を築いていく。
そもそも神の力を与えられた人類は超人化しており、移動手段や重機、兵器は必要なくそれほど高い文明は必要でなくなっていた。
後に通信手段やコンピュターなどの技術は2020年の文明崩壊前程まで回復するが、自然との共存はどの国家でも守る努力をする。という考えは根付いたようだ。

<2章>国家
パンゲアにはいくつかの国が出来ては滅びるを繰り返したが、(大抵が魔族との戦争等)マリアが生きた時代には5つの大国と複数の小国が残った。※5つの大国に関しては1500年間変わらず存続していた。
小国は割愛するが、大国は以下の通りである。

武力によらない大陸統一を目指す「ガイアズユニオン」
国神はガイア、軍神はアテナを象徴とする国家。
大陸統一を標榜しながら1500年間一度も他国を侵攻したことはなく、専守防衛国家である。
併合は全て軍事力を背景としない根強い交渉である。
数年に一回メリットデメリットをまとめたプレゼンを持って他国へ営業に行く。
武力による併合は、結局分裂を起こすと考えているからだ。
併合に同意した国に対してもそれは徹底しており、併合されたい国側の国民投票で80%を越える賛成が得られないなら併合を認めない。
当然国民投票前に併合した後の法の違い、メリットデメリットは何度も説明会やTV放映を行い、投票の結果併合が決まった場合も反対していた国民のケアも行う。
併合条件として特に教育の統一には力を入れており、そこは絶対に譲らない。
そもそもが大陸統一は目標である為、実現には何年かかってもいいし、最終的に統一出来なくても仕方がない。国民も首脳もそういう異常に長い目で見た考え方の為、国家として精神的余裕がある。教育の賜物である。
⑥大陸と国家II
ガイアズユニオンII
ガイアズユニオン最大の特徴として、殺人罪の量刑と軍の在り方については語らなけらばならないだろう。
ガイアズユニオンでは殺人罪は基本死刑である。勿論情状酌量の余地があるなら減刑はされる。その他刑法は他国から見てもそれほどの違いはない。
故意であるなら死刑。そこから事情等考慮し、減刑していく減刑方式である。
神が遺した神具、テミスの眼を使用した冤罪の無い裁判が可能だという点も大きいだろう。
軍については国民第一主義として、国民の生命を第一、次に軍人の生命、最後に財産を守るという点。特異なのはどれほど厳しい状況であろうと決して国民は見捨てず、命を盾にしてでも守るという点にある。一人の国民の命を救う為に100人の軍人が命を投げ出す。
他国から見れば正気の沙汰ではない。しかし、これを実現させる為の武力であり、実現して来たからこそ国民の信頼は凄まじく厚い。

軍事力について言うと間違いなく世界最強である。
その命を盾にするという性質上、それほど多くの軍人が居る訳ではない。
しかし、専守防衛の性質上常に厳しい戦いを強いられてきた経験と、在籍している者達の覚悟は相当なものであり、士気も非常に高く必然質は高くなった。それに輪をかけ、「死を恐れろ。死を恐れ尚進む勇気こそが、人に己の限界を越える力を与える。」この軍の基本教育方針が隊員の士気と合致し凄まじい力を発揮する。
特に「十二の神盾(イージス)」と呼ばれる十二人で構成される特殊部隊は他国はおろか、魔族にも恐れられる存在である。
6年前の第二次神攻事変で当時のイージスが9名戦死し、補充されはしたが有資格者が足りず現在は以下10名で2名欠番である。
『極光剣神』輝龍 神夜
『獅子炎帝』ヴォルフガング・ヴォルフィード
『雷光殲姫』マリア・レイシス
『氷嵐扇舞』セイン・ガルド
『爆芯徹甲』ルベリア・エイル
『完全武装』シリウス・ヴォルフィード
『死線指騎』アリス・クライツェル
『絶刃無影』アレク・ナイトエッジ
『鳳凰神槍』九条 優
『地神咆哮』天堂 大地
⑥国家についてIII
ガイアズユニオンIII
以上戦力について解説したが、ガイアズユニオンの軍の特異性はこれだけではない。
絶対的な専守防衛国家であり軍であるが、侵略された際、故意に非戦闘員を殺害あるいは投降した者を殺害された場合、報復は極めて苛烈でありそれを命じた指揮官を殺害するまで決して止まらない。
1500年間これを徹底し続けたガイアズユニオンに対し、一般人や捕虜を手にかけようとする国家は存在しなくなった。
この法は当然自国の軍にも適用され、ガイアズユニオンの軍人は決して非戦闘員や捕虜を故意に害することはない。

ガイアズユニオンは武力によらない大陸統一が国是と述べたが、統一を望む他国と大きく違う点が一つある。
ガイアズユニオンが標榜する統一とは即ち、魔族や災厄をも含めた統一である。
当然武力による制圧ではなく共存を意味する。
現に災厄の一柱『鋼拳龍姫』ヴェルフェリア・リンドヴルムとその血族はガイアズユニオンと講和条約を結んだ。
殺戮衝動という最大の障害は、衝動が限界に近い者から順に死刑囚の刑執行を行わせることと、殺す気でガイアズユニオンの軍と演習を行うことでなんとか乗り切っている。※魔族は知性体を殺害しなくとも殺意を持って全力で戦闘を行えば、殺戮衝動を一定期間抑え込めることが実験により認められている。

しかし、頑なに命を奪うことを拒む者あるいは殺戮衝動を満たしきることができない者も存在し、そういう者達が修羅堕ちを避ける為の制度として、送闘試合という制度がある。
これは修羅堕ちを覚悟した者が、十二の神盾(イージス)から1名指名あるいはランダムに1名選出し殺し合うというものだ。
どちらが勝っても恨みっこなしの一騎討。しかしこの制度を使用する者の大抵が自分の死が望みであり、最期は誇り高く全力で戦って死にたいという魔族の誇りの表れである。
魔族からは災厄、ガイアズユニオンからはイージスを立会人とし、1対1の決闘を行う。
万一魔族側が勝った場合、災厄であるヴェルフェリアが生き残った魔族の介錯を行う。※この制度は最早修羅堕ちを避けられないレベルの者が使用することを前提としている為

こうしてリンドヴルムの血族のみではあるが、魔族と友好関係を築けたことで殺戮衝動無効化の研究士気と研究環境は飛躍的に高まった。

しかし、まだまだガイアズユニオンの苦難の道は続くだろう。

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