PandoraPartyProject

ギルドスレッド

寂れた占い師の店

【占い】エントランス

廃墟の店に足を踏み入れてすぐの場所、黒いクロスの敷かれたテーブルにはわざとらしい燭台が置かれている。
対面するように置かれた椅子は存外にも綺麗にされており、
席についたあなたの前に、山盛りの砂糖と湯気の立つコーヒーカップが置かれる。


「はてさて、あなたはどんな運命を背負ってここへ?
ああ仰らなくて結構、勝手に覗き見しますので。
人の不幸は蜜の味と言いましょう、これからアナタに降りかかる災いを、珈琲の茶請けにさせて頂きましょう…。

的中率?そんなのどうでもいいじゃあないですか。
当たっても外れても、ワタクシが嗤えれば満足なんで?」


※当スレッドは来客用で、対面式のRPスレッドとなります。
ヴァイオレットに占って欲しい方は、こちらのスレッドにて来店RPの書き込みをお願い致します。

※占いは基本的にアンラッキーな結果ばかり出ます。更にヴァイオレットのウザ絡みが入ると思いますので、これらを許容できる方、RPの一環としてお楽しみ頂ける方のみご利用頂きますようお願い致します。

※初見さんや一見さんも歓迎致します。とはいえヴァイオレット自体が人を選ぶ性格をしたキャラ造形である事をご留意下さい。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
ほう、ほほう。
つまりは同胞との接触による問題の明確化。簡略に例えるとボッチからの脱却、そして友達という友好的存在を作れということか。
…君はなかなかに難しい事を言うのだね。引きこもりボッチの僕の対人スキルの脆さを舐めないでもらいたい。
しかし依頼は名案だ、依頼という名目で盟友たちに僕を認知される絶好の好機だろう。
ともかく感謝する。この結果は機密情報として受け取らせてもらうよ。
(初めは唇を尖らせて自虐を漏らしていたが、肩に掛けたバッグから取り出したメモ帳に速筆で簡単に結果を記しながら感謝を述べた)

それにしても素晴らしい占術だったよ君。鬼気迫る勢いに思わず僕も雰囲気に呑み込まれてしまった。このカードは君の手製かい?
(メモを終えてバッグに戻すと少女は薄っすらと微笑んで、興味本位に近い場所のカードに触れて眺めてみようと)
おやおやこれは失敬。随分と流暢に話されますゆえ、ボッチとも対人スキルが薄いとも思いませんでした。現に今、このように得体の知れないワタクシと話せているではございませんかね?
ともあれ、納得頂けたようで何よりです。ま、占いは所詮占い。当たるも当たらぬも八卦なのでございますよ。未来は生きとし生けるもの全ての選択の一つ一つでいくらでも変わるものですから。

ええ、まあ。とはいえ何もおかしな事はしておりませんよ。
これはあくまでただの道具です。ヒトの作り出した、絵柄の書かれた紙に過ぎません。
(エクレア様の触れたカードはラミネート加工された硬質のものではあったが、何の変哲もないただのカードだった)
知的好奇心が恐怖を上回った僕は無敵なのだよ。それに今は君の占術や君自身に興味津々だからね、まあ迷惑だったなら気兼ねなく言ってくれたまえ。距離の取り方も苦手なのだよ、ぼかぁ。

ふーむ。このアイテム自体には魔術的要素や術式を組んでいるわけではないのか。すまないね、かえすよ。
(彼女の話を聞きながら光を照らしたり、手触りを感じたりとあらかた試したあとカードを元の場所に戻した)
ふむ、占星術はともかくワタクシにまで興味があるとは奇異な御方です。
なに、お気になさらず。ワタクシとて長らくマトモな人付き合いとは無縁だった身です。距離の取り方の作法など知りません。アナタの思うようにして下さいな。


いえいえ、その点にお気に召さなかったのは残念でしょうが…考えてもみて下さいませ。
このような何の変哲もない、ただの絵柄の描かれたカード。
しかしヒトはこのカードの絵柄1枚から様々な世界や運命に思いを馳せ、運命を垣間見る道具へと昇華させたのです。それこそどんな術式よりも複雑で、どんな技術よりも難解なものとは思いませんかね?
しかしそうでもないさ。君が何故占いを好むのか、何故優れた対人技能を持っていて人目を避けるのか。興味は尽かんよ。
お互い配慮に盲目とはね、君とは仲良くなれそうだ。わはは。…大丈夫だ、ジョークだとも。
(こほん、少女は小さく咳払い)

残念ではないさ。これで君の「実力」が事実証明されたのだ。君の言うように、カードひとつで簡易的な運命操作をも実現させる事も可能だろうが、それは君の話術や雰囲気があってようやく為すモノ。
別次元の小さな島国では「言葉には力が宿る」と言われているが、君はそれに近しいものを持っていると自ら体験した僕は考察する。
簡易的に訳すと、君はすごい人だ。
…ヒッヒッヒ、はてさて、そのあたりはご想像にお任せしましょう。語って愉快なものでもありません。
おやおや、ジョークがお上手で。悪い気はしませんが、ワタクシのような得体のしれぬ者にそんな風に申しては後で後悔してしまいますよ…?


ふむ…ワタクシのことを凄いと評して下さるのは有り難いことではございますがね。

確かに、ワタクシは話術には自信がございますし、職業柄、人の信じやすい言葉を選ぶには得意とする所でございます。
ただし、言葉とは聞き手がいて初めて意味を成すものでもあります。
ワタクシの言葉を信じるということは即ち、心中に思い当たることがある者のみ。
言ってしまえば、ワタクシの言葉は鏡なのですよ。
善なる者に悟らせ、悪しき者を燻り出す。…ワタクシの占いとは、その目的の為に用いているものなのです。

ゆえにワタクシも、この占いを通じてアナタの正体を垣間見れましたから…ね。
予想通り秘匿性が高いようだね君は。だがそれでいい。否、それがいいだろう。知らない方が身の為なのさ、お互いに。
いやなに。君が余程の悪党でない限り訂正なんてしないとも…違うよね?

ふーむ。君の考えも一理ある、それに鏡という表現は実に興味深いね。君の前だと丸裸にされてもおかしくはない。
しかし驚愕だな、一度の占術で僕の正体を暴くとは。見えた答えは善に満ちてたかね?それとも悪に染まってたかね?
然り。藪をつついて蛇を出す事もありますまい。此処、混沌にはそういった手合の方も多いでしょうからね。…アナタもまたその類のものなのでしょう。
さて、どうでしょうね?少なくともワタクシは善に類するものではございませんし、ワタクシ自身はワタクシ自身を悪の部類とすら思っておりますよ。アナタがどう感じるかまでは与り知らぬ所です。…忠告をするならば、不用意にワタクシのような者に近づくべきではない、という事だけでしょうか? 例えばその身を糧とする為に、首筋に噛みつかれ…生き血を啜られても文句は言えませんよ?ヒッヒッヒ…


ヒッヒッヒ、大袈裟に言っておりますが、カードの絵柄から推察したに過ぎませんゆえに、アナタの身の上を少しばかり理解できた、という事でございますよ。
占いの結果からくる問答によっても、アナタの事を知る事はできますもの。

…例えば、引きこもり、ぼっち、けれどワタクシの言葉を丁寧に聞き、メモを取る勤勉さ
少しばかり小心…もとい、過敏体質であるところ、知的好奇心が旺盛なところ、難解な言い回しでありながらも、ユーモラスであろうとする口調には他人とのコミュニケーションを求める気持ちを感じます。

…ここまで接した身としては、アナタの善悪を判断することは難しいです。が、
好印象を抱ける方であるという事は理解できましたよ、ええ
例え特異だとしても、所詮は群衆の一に過ぎないただの愛くるしい少女だ。君もまたその類なのだろう。ふふふふふ。
君は「忠告」と称して僕を敬遠させようとしているようだがそれは墓穴だ。余計に君に興味を持ってしまうじゃあないか、真実の追求の為になら多少の血肉を犠牲にしても良いと思えるくらいにね。それと先に言っておこう、おそらくだが僕の血は普段の生活を踏まえるにクソ不味いよ。
(暴きたい好奇心が勝りつつも首筋を押さえているあたり、少なからず相手の言葉を信じているようで)

よせやい 照れるじゃあないか。
率直な感想には感謝する、しかし僕は褒められることに慣れていないんだ。それ以上心浮く言葉を発してみたまえ、推測するに僕は君を直視でくなくなるぞ。
…おっと、そうきましたか。
ヒヒヒ…それはそれは、そう評して頂けてるのはありがたいですねえ
本当に生き血を頂いてしまうやもしれませんね…?なんて(いつの間にかエクレア様の傍に移動して、首筋に顔を近づけている)

ほう、そうなのですか?
こうまで聡明で、そして愛らしい仕草をされるようなアナタであれば、褒め言葉など珍しくはないでしょうに
はわわ。待ちたまえ。吸血行為は待ちたまえ。腹を下して吐き気を催しても知らないぞ。
そうだ占いの君、名前を聞いていない。僕が名乗り君は情報を隠す。それは不公平じゃあないか。
(なんとか気を逸らそうと、少女は早口で言葉を並べる)

そうでもないのが現実であり事実さ。
しかしその答えには真実が欠けているのだよ。僕は事情で最近まで外界に出れなくてね、褒め言葉以前に会話ひとつひとつが新鮮だ。時間があれば君の一言一句も文字に残すのも苦ではないさ。
(狼狽える様子を愉快そうに、機嫌よくくつくつと笑って)
いやはや失敬、こうも反応が良いとからかいが捗ってしまいますね。
おや、そうでしたか?別段隠し立てしていた訳ではございませんよ、名乗る機会を逃してしまっていただけでね。
ワタクシはヴァイオレットと申します。どうぞよろしくお願いしますね。

ほう、なるほどなるほど。つまりは会話自体をあまりしたことがないと。
それはいけませんねえ、ワタクシのような底意地の悪い言葉ばかりの者との会話を記録しても有意義ではありませんよ?
ふーむ。高尚な名に恥じず、素敵な趣味をお持ちのようだねヴァイオレットくん。危うく命の危機を感じるところだったよ。
(相手の様子から冗談なのだろうと予測してホッと胸を撫で下ろす)

有意義かどうかは関係ないのだよ。
ぼかぁね、話題なんて二の次なのさ。「君」と「会話」をしている事が重要であり、それが僕の歴史に記されるという結果が僕にとって財産なのだよ。
分かるかい、ヴァイオレットくん。君の述べる底意地の悪い言葉というのは僕の大事な思い出だ。それらを口にする者の悪口はやめたまえ。
簡易的に訳すと、君と会話することは楽しいから、ヴァイオレットくんは自分を卑下しないでほしい。
(隣にいる彼女をジッと見て少女は告げる)
…ヒッヒッヒ、そんな風にまで言われては形無しでございますね。
よもや、そんな風にまで思って頂いているとは。

いやはや失敬。つい自分の事となるとあまり良い印象が出ませんゆえに、
そんな風に窘められてはワタクシも閉口する他ありますまい。

…大事な思い出、と。そうまで申して頂けたことは…ヒヒッ、悪い気は、致しませんね。
理解を得れて僕も助かるよ。いやなにヴァイオレットくん、君の唖然とした表情を見れただけでも熱弁した甲斐があったものだ。ふふふふふ。
(彼女はしてやったり、と言わんばかりのニヤリとした笑みを浮かべた)

さて、あまり長居すると本当に血を吸われ兼ねない。僕は逃走もとい退散しよう、どっこいしょ。
(椅子から立ち上がると、低い身長ながらも両腕を上げて身体を大きく伸ばす)
ヒッヒッヒ……そうですね、してやられた気分でございます。

あら、それは残念。アナタの事を頂けなかったのは惜しいですが、アナタとのお話は有意義なものでしたよ。
ワタクシの占いが役に立ったかどうかは兎も角として、個人的にはアナタと知り合えた事に感謝しますよ。
僕も専門外の占術に触れられた貴重な経験、それに加えて君に出会えたという収穫に感謝を述べるよヴァイオレットくん。
君の占いの結果は必ず役に立つ、いやなにお世辞ではないさ。僕の記憶に取り込んだんだ、間違いない。
(では、また何処かで。バッグを肩に掛けながらそう付け足す少女は辿ってきた道を帰ろうと踵を返す)

━━━━あぁそうだ、ヴァイオレットくん。
君に遭遇したのも何かの縁というのだろう、ならばこれをヴァイオレットくんに渡してみるのも興味深い結果になりそうだ。
(不意に振り向いた彼女はバッグから彼女の名前「エクレア」と「収容施設特別見学申請書」、あとは細かな文章が書かれ一枚の用紙を取り出してヴァイオレットに渡す)
そうまで言われては邪険には扱えませんね。
こちらこそ、アナタという興味深い方にお会いできた事は僥倖でした。
お越し頂き、ありがとうございました。

おや…(受け取り)これはこれはご丁寧に。
(中を読む。内容はさっぱり解らないが、ひとまず懐へとしまった)
…渡した本人が言うのも何だが、正体不明の人から貰った物には気を付けるべきだと思うのだよぼかぁ。
だが幸か不幸か、それは何の変哲のない深淵への通行証さ。深緑ではなく深淵、そこは間違えてはいけないぞ。色々な人に怒られ兼ねないから。ともかくチップ代わりとして受け取りたまえ。

さて次こそ本当にサヨナラだ。
また何処かで、ヴァイオレットくん。
(結局詳しいことは何も伝えず、彼女はひょこひょこと軽やかな足取りで路地裏の闇へと消えていった)
お邪魔します、此処に巷で噂の占い師さんがいらっしゃると聞いたのですが……。(こんこん、と軽快なノックの音。完全に気の抜けたような声が聞こえて、扉が開いた。小柄な影が中へと入っていく
…なんだか随分と平和な噂が広まっているようですねぇ、アナタのような人畜無害そうな娘子がそんな無警戒で入って来れるなど…

まあ、初めまして?朗らかな雰囲気のお方
占い師の噂を聞いてきたということは、アナタも占い目当てで?
はい、薄暗い路地の奥、迷い込んだと勘違いするぐらいの廃墟に腕のいい占い師がいる。と。……まあ、都市伝説みたいな話に近くて、本当だとは思ってもなかったのですが……。
(ぱちくりとまばたき。出てきた姿に逆に驚いている様子で)
自衛は出来ます、問題ありませんよ。ええ、なんでも運勢を占っていただけるとか! 興味があったので、来てみました。お願いできますか?
…ふむ、そういうことでしたら安心です。
此処にアナタのような無害そうな方が進んで来るような事になると、無用な諍いに巻き込まれる事もあるでしょうからねえ…お世辞にも治安が良い場所とは言えないのですし。

ふむ。まあ、構いませんよ
興味本位とはいえ、この場所に望んで訪れたのでしたら、占いますとも
それが本業でもありますからね(タロットカードを取り出し、ぱらぱらと数枚めくると、そのままシャッフルを始める)
……割とお優しいのですね、自己責任です勝手にしろ、系の方かと思っていたのですが。治安はあまり良くないのは確かですが。噂に近い話ですから、よほど無謀な方以外は来ませんて(一言断わりを入れてから席に座る。興味津々そうにテーブルを見て)

わぁい、ありがとうございますっ。もう1つお願いがありますが……。それは、後でも。とりあえずお手並み拝見というわけで(平然と力試しともとれる言葉を吐きつつ、楽しそうに様子を見つめている
……(優しいと言われ、ばつが悪そうにフードを深くかぶり)
…言わない方が良かったですねえ、これは。全く…こんなんだから人の寄り付かない雰囲気を維持できないのかもしれませんね(小声で嘯き)


ふむ…?まあいいでしょう、ひとまず占いをさせて頂きますかね。
アナタのお眼鏡に叶うかどうか、精々その目で確かめるが良いでしょう。
して、アナタは何の運命を視るつもりでここへ訪れたのですかな?
……? どうしました? 大丈夫ですよ。ミステリアスな感じはしてますからね。占い師のイメージは微塵も崩れてないと思います。(不思議そうに首を傾げ。照れてるのかな、と思っている。謎のフォロー)

えーっと。そうですね。私、この世界に来たばかりなんですけれど……。まず、これからの私の道行きを占っていただこうかなって。私練達でアイドルしてるんです。なのでまあ、ぶっちゃけて言えばこれから売れるかどうかですね!
いえまあ……此方の話です、お気になさらず。

ふむ、先行き……アイドルとして売れていけるか、ですか。
ならば金運と仕事運の2つから読み取ってみましょうか。

(カードをシャッフルし、無作為にまとめあげると、縁の前にカードの山を差し出す)

どうぞ、好きな位置でカット(ダイスロール)してみてくださいませ。
アナタの思うがまま、直感に従ってお願いします。
やっぱり雰囲気ありますね……。ふふ、お願いします。
(カードを手に取る。直感で適当にカードを3つに分配して、そのあと真ん中を上に、上下は適当に山に戻す
92
確かに…ありがとうございますね。それでは、アナタの運命を覗き見てみましょうか。
(山札を受け取ると、その上から2枚のカードを表向きにする

1枚目のカードは、正位置の『戦車』
2枚目のカードは、逆位置の『運命の輪』が顕になった)

…ふむふむ、この2枚がアナタの仕事運と金運を表しておりますね

まず一枚目。仕事運として出た正位置の戦車
このカードが現すは打開、挑戦、勝利、解決…といった前向きな意味が含まれますね。
これが仕事運として出たのは良き事です。アナタの起こした行動が良き方向に突き進み、
問題を打開し、目標へと上り詰めていくという様を表しています。

二枚目に出たカード。こちらは金運の方ですが…こちらで出たカードは逆位置の運命の輪
このカードが現すは不運、悪化、落とし穴、不都合、空回り…
…総じて、運悪く無駄な出費や望まぬ支出が増える様子を表しますね
今までの運気が転じるが如く、急に金銭の動きが芳しくなくなることを表しており、
正直あまり良いカードとは言えません…
これらからアナタのアイドルとして売れるか…という事を読み取りましょうか。

アナタはアイドルとしてこの混沌にデビューを飾るならば、皆様に良い印象を与える事でしょう。アナタを慕うファンの方がつき、歌や踊り…或いはパフォーマンスが評価され、
決して少なくない方の心象にアナタの像を刻みつける事を成しましょう。

…ただ、それと現実は反比例するかのように多くの金銭…すなわち『時間』と『労力』とも言い換えましょうか。これらがどんどん損なわれる事を意味しています。
若しくは、確かなファンがつきつつも、いまいち伸び悩む…メジャー級な活躍までは至らずに、他の営業を強いられる事となる…こうとも読み取れますね

いずれにせよ、アナタの求める『アイドル』としてのはたらきは一定以上の評価を得ますが、その評価は一定値にとどまえる事を表しています。

…夢は叶う、そして、ファンの方を笑顔にすることもできます
ただし、現実問題として、それだけで食べていくのは難しい…と、こんなところでしょうかねえ?
……ふむ。成程……。残念賞って感じの結果ではありますが……。ふふ。やはり特別でないのは、難しいですね。まあ、当たるも八卦、当たらぬも八卦……。あくまで今の運勢であり、この先は私次第なんでしょうけれど。(瞳を伏せて。あはは、と小さくこめかみを掻く)

けれど、自己分析とは大体合っていますね。私は一人でやっていけるような強い人間ではありませんから。可愛らしくて魅力はありますけれどね。それだけです。そも、営業は任せっきりでしたし……。恐らく、熱量が欠けている。みたいな? (くすくすと、笑いながら言葉を紡ぐ。笑い事ではけして無い内容なのだけれども)

……ありがとうございます、十分です、ええ。お金は混沌運命座標(イレギュラーズ)のお仕事で稼ぐことにいたしましょう。して。……私のことは満足しましたので。ええ。(少しだけ、息を吸って)(深く吐いて)

(先程から言動がふわふわと、落ち着かない。素直そうな性根にしては何処か掴み所がないような、もしくは。……他に何か、考え事をしているかのような)
……本来のお願い事へと移りましょう。お時間を取らせているのです。欲しい物があれば入手できる限りでなんなりと。(緩んだ表情が、笑顔が。すぅ、と鳴りを潜めて)

聞いていただけますか、影歩きの方。人の身であって、人の身でない方。蠱惑的でありながら露悪的で気取らない口取り、相手に不利益になる言葉でも、躊躇わず口にする。……噂通りでした。貴方の言う言葉ならば私は『納得出来る』と思って参りました。場所は混沌(ここ)でない場所。『千条』と呼ばれた、私のふるさと。
私の世界は常に怪物の驚異にさらされていましたし、私自身、街を賭けた戦いの最中召喚されました。戦場に置いてきた同胞が居ます。二度と離れぬと約束した人もおります。

――彼らの安否を占って欲しいのです。(とつ、と。零すように告げる)
………ヒッヒッヒ……
良いのですか?異界の方。ワタクシと同じ『旅人』と呼ばれる方
本来有るべき筈だった運命の抜け落ちた元の世界の事を知るなど。

…とてもではありませんが、お勧め致しませんよ。
今、我々は運命(パンドラ)を蒐集する為に此処に呼ばれました。
元の世界での立場、影響力、力を全て置いて来て、此処にて総括する総ての世界の命運を担う事となったのです。

現時点で滅びは回避できず、同時にそれは我々が『元の世界に戻れぬ』という事を表しています。
…それでも、知りたいので? 残してきた方々が、どうなったかを。
(目を閉じる。一つ、二つ。ゆっくりと、絞るような声で)

…………構いません。貴方は本当に優しい方だ。
帰りたいけれど帰れない。そんなことは、分かっているんです。私は知りたいわけではないのです。『納得したい』のです。
立場も力も影響力も……。置いてきたくなんて、無かった。私が握っていたものはもっと違うものだったはずだった。……確かに、此処も向こうも。全てが今滅びゆく世界なのでしょう。けれど、滅んだ世界ではないのです。

……お願いします、占い師さん。
……そうですか。
では、聞き届けました。この占いを聞いてどうするかは、アナタが決めることです。
後悔なさらぬよう……

(ここでヴァイオレットが取り出したのは、水晶玉)
………(ヴァイオレットの眼前の水晶玉には、縁が見てもただのガラス玉で、彼女がそれを机の上に置いても、何も見えない。
ヴァイオレットが少しだけ前髪をかきあげる。手で覆われ、額は縁には見えない…が
暫く、顔の向きを固定したまま瞳を伏せ…ぽつり、ぽつりと語りだす)

……空に拓く…虚なる扉。眼下に拡がるは、夥しき怪物の群れ。
…建物を崩し、人を潰し、街を焼く

立ち上るは黒煙。空は赤黒く染まり。

破砕された一際大きな建物より…光る目を持つ異形が、見下ろす

4つの鉄騎。機械仕掛けの守護者達は

………奇妙な動きの…そう、まるで。さっきまで其処に居た『誰か』を
有る筈の歌が聞こえない事に、惑い、鈍り、焦り、哭き

数刻としない内に、全て

街の瓦礫と同じ運命を、辿りました。


其の世界にはもう、何もない

異形の跋扈する世界に、明日はなく、希望はなく。
誕生することも、生まれ変わる事も能わず

誰の願いも、届かない。
…………そう、ですか。そう……成りましたか。
(彼女の言葉を静かに、静かに聞いている。……唇を噛みながら。捉えきれ得ず、求めきれず。ただ、それだけが口から溢れて。数間の後にぽつりと。呟く)

……私のせいだ。私の……。あの人たちはとても優しいから。
(手をぎゅっと膝の上で握って。視線が空を彷徨った後、下へと降りた。言葉は空虚にその場を滑り落ちる。涙は溢れない。どうなっていても、泣く事だけはしないと決めていたから)
……ありがとうございます、ふふ。スッキリしてしまいました、ねえ。帰る場所、なくなってしまいました…ふふ(顔を上げた。目の前にいるヴァイオレットに微笑みを浮かべ。それはこの店を訪れて、最初に見せた表情と同じ顔。)
………(静かに、席を立って、薄暗闇の中に消えていく
縁をその場に残して、気配が消えた)
お、おや? あの、お代の話とかを……ですねえ……?(わたわたと慌てたようにその姿を見送って。ぽつん、と一人になってしまい。暫く、ぽかんとした顔で待っていたが)
……駄目ですね、ほんと。(本当の悲しみは遅れて、遅れてやってくる遅効性薬だ。意図しない所でーー。涙が一雫。着ていたパーカーの裾を濡らす)

……ごめんなさい、皆さん。私が居なくなったせいで。こんな所に、呼ばれてしまったから……。

(相手には何も、何も伝えていなかった。それなのに【あれほどまでに正確に】、言葉を紡ぎ出せると言うことは。きっと本当に見えたのだろうと。彼女は思う。自分でどうすることも出来なかったことに、無力なのが悔しくて。そして。自分だけ残ってしまったことが)

……どうして、私なんかを探してしまったんですか!! あんなの、皆さんが負ける相手なんかじゃないですか……!

(寂しくて。悔しくて。誰もいない空間に慟哭が一つ落ちる。声は限りなく掠れて、割れて)

……此処から、どうすればいいんでしょう。生きる価値なんて、私は……。
(絶対言わないと決めていたことだ。けれど、気が少しだけ緩んで。もとい、魔がさして……。ぽろり、と口からこぼれ出てしまう)
(そんな彼女の前に、ふわり、と温かく、甘い香りが漂った。
視線を動かして見れば、彼女の前にはコーヒカップに注がれた、白茶色く甘い飲み物が、
湯気とともに鼻孔をくすぐってくる)
やれやれ、だからやめておけ、と言っておきましたのに…。

……一口お飲みなさい。そして、ゆっくりと息を吐いて。

(いつの間にか対面の椅子に腰掛ける占い師は、すっとローブのフードを引っ張ってそっぽを向きながら、縁に飲み物を促した)
……み、見てたんですか、意地が悪いなあ……。(動揺したように瞳を揺らし、へにゃりとした、情けない笑顔で。溜まっていた涙をそっと指で拭って)

……いただきます。ごめんなさい、結構ショックでした。意地を張りました。
(カップを両手で手に取り、ふぅ、ふぅ、と吐息で冷ましつつ一口)
……当たらぬも八卦、と濁しても、今に至っては何の意味もありませんね。
正直に申し上げましょう。ワタクシが見た光景は…ある意味では真実であり、ある意味では起こり得ぬ…
言うなれば、「可能性」です。

…アナタは、戦いの最中で、召喚された。
固く結びついた隊であったからこそ…アナタが欠けた事で総てが狂ってしまった。
ピースが外れたジグソーパズルのように、ばらばらと…全て、全てが崩れ落ちた…

或いは、それこそがこの『混沌』より拡がる滅びの一つなのかもしれません。
アナタが欠けたのは、きっかけに過ぎず…アナタの世界が滅びたのは、ある意味では必然だったのかもしれません。
…しかし、先程も申したように、それはあくまで「可能性」
ワタクシ達、旅人が元の世界と認識している世界。かの世界に帰る事が出来る可能性すら、今のワタクシ達には存在しません。

……このまま帰れぬままならば、この可能性を辿る事は十二分に考えられ…
…或いは、この事象は既に遠い過去という「可能性」すら、有り得るでしょう。
…………それは、えーっと………。(回らない頭で占い師の言葉を反芻する。しばしの沈黙、思考)
……あの光景は、まだ確定したものではない、ということですか? このままだとそうなってしまうだろうけれど、でも。例えば…………。(小さく唸り声。希望的観測だというのは分かっているけれど)
……こちらの世界を救って、大手を振って無事に帰れたとしたのなら。もしか、すれば……。勿論、全く関係なく手遅れの可能性も、十分にあるんでしょうけど。
ヒッヒッヒ…言ったではないですか、「可能性」と。
ワタクシ達のいるこの世界、混沌と元の世界の繋がり方をはじめ、未だありとあらゆる事が未知に包まれております。元に戻れるのか、元に戻れないのかすら定かではないなら…
当然、時間の流れすらもどうなっているか定かではないでしょう。

仰るとおりです。その「もしも」はどちらもあり得る事。
ならば…希望を抱いて前に進むか、絶望を抱いてその場で立ち止まるかも、アナタの自由です。

…希望を抱いたとて、アナタの望み通りに事が運ぶ可能性は1%もないかもしれません。
しかし…立ち止まれば。何もしなければ、0%。決して何も変わりはしないのです。

…アナタが望む事を成しなさい。それはアナタの此れからの道(未知)を切り開く…
未来へと続く可能性に他ならないのですから。
……なるほど、綺麗に纏めますね、占い師さん。自然と……気持ちが上向く気がします。向いてるかもしれませんよ、アイドル!
(小さく微笑んで。唐突に見える言葉だが、自分の仕事に誇りをもつ彼女にとって、最大級の賛辞だったり)

……凄い遠回りになっちゃいますけど。帰還する道筋を探しながら……。こちらの物事にも、手を出さなければなりませんか。それでいて帰れるのかも、やっぱりどうなってるかも分からなくて。進んではいませんが……。もやもやは少しだけ、薄れた気がします。止まっているなんて、時間がもったいないですね。らしく、ありませんでした。

……ありがとうございます、占い師さん! 私、九重ユカリって言います。
(と言いながら連絡先を押し付けるだろうか。かわいらしい名刺である)

普段は練達に居るんですけど、何かありましたら声掛けてください。まだ、出来ることは少ないですけど一応イレギュラーズなので。お役に立てることもあるかもしれません!

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM