PandoraPartyProject

ギルドスレッド

寂れた占い師の店

【占い】エントランス

廃墟の店に足を踏み入れてすぐの場所、黒いクロスの敷かれたテーブルにはわざとらしい燭台が置かれている。
対面するように置かれた椅子は存外にも綺麗にされており、
席についたあなたの前に、山盛りの砂糖と湯気の立つコーヒーカップが置かれる。


「はてさて、あなたはどんな運命を背負ってここへ?
ああ仰らなくて結構、勝手に覗き見しますので。
人の不幸は蜜の味と言いましょう、これからアナタに降りかかる災いを、珈琲の茶請けにさせて頂きましょう…。

的中率?そんなのどうでもいいじゃあないですか。
当たっても外れても、ワタクシが嗤えれば満足なんで?」


※当スレッドは来客用で、対面式のRPスレッドとなります。
ヴァイオレットに占って欲しい方は、こちらのスレッドにて来店RPの書き込みをお願い致します。

※占いは基本的にアンラッキーな結果ばかり出ます。更にヴァイオレットのウザ絡みが入ると思いますので、これらを許容できる方、RPの一環としてお楽しみ頂ける方のみご利用頂きますようお願い致します。

※初見さんや一見さんも歓迎致します。とはいえヴァイオレット自体が人を選ぶ性格をしたキャラ造形である事をご留意下さい。

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はてさて、自ら深淵を覗き込みたいという物好きが、一体どれほどいらっしゃるのか。
ここで出会える運命はどれほど、ワタクシのツボに嵌るのやら……ヒヒヒッ

ま、せいぜい占い師らしく、来客でも待っていましょうかね。
(寂れた廃墟に一人の少女が通りがかる。散歩でもしているのだろう、気軽な足取りだ。
セーラー服を来たその少女の顔は奇妙なマスクで覆われており、一目見るだけで普通でないと分かる。)
コンナ所にも廃墟が……コントンにも割とアルもんだなぁ……ン?このニオイは……。

(フィルター越しに薫るソレは、明らかに人の作るもの。
覚えのある香りは舌に苦味を感じさせ、少女は覆面の下で顔を顰めた。)
珈琲、だったカナ。
こんなトコに住んでるモノズキも、案外いるモンだなァ。

(どれ、顔を拝んでやろうとばかり、足を踏み入れる。
存外すぐの場所に座した褐色の少女に瞠目しつつも声をかけた)
ヤァ、初めまして。カッテに入ってゴメンよ。
苦い香りにツラれてね………ココは、どんなトコロなのカナ?
(検討がつかない様子で、黒いクロスや燭台、少女へと視線を移しながら問うた)
おや、これはまた、"ここ"に訪れて初めて来訪者を迎えましたが
随分と風変わりな出で立ちで……ヒヒヒ、まぁ、よろしければ此方をどうぞ。砂糖はご自由に。

(そう言ってヴァイオレットは湯気のたつ珈琲と、ミルクとシュガーポットを来訪者の前に差し出す)

いらっしゃいませ、個性的な出で立ちの迷い人さん。ここはワタクシの営む占いの館です。
お金の事、仕事の事、対人関係のはたまた恋愛の事などなど。様々な事柄を占っておりますよ。

ああ、ですが占いで出る内容は必ずしも良い事ばかりとは思わぬ事です。
人生は8割方が不幸と申しましょう?良き結果は保証しかねます。
もしかすると、とんでもない不運が、アナタのこれから先に待ち受けているかもしれません……ヒヒヒ、勿論ただの占い。信じるも信じぬもアナタのご自由に、ですがね。

如何です?ここを訪れたのも何かの縁、自らの深淵を覗き込む勇気がおありならば、
ワタクシと共に運命を覗き見してみては如何でしょう?

(言いながら、手慣れた手付きでカードを混ぜる。髪の合間から見据える双眸は期待に細まり、ベール越しの口元は悪意に歪む)
ウラナイ?ハハァ、なるほど。
運勢がドウとかそういうヤツだ。話に聞いたことはアッタけど、初めてミタや。
(ベールの少女の言葉に得心したように頷きながら徐に席につく。
目の前に置かれた珈琲とシュガーポットをレンズ越しに見比べて、やはり納得したような声で呟いた)

あぁ、飲み物をアリガトウ。
ソウカ、苦いコレは砂糖をイレればいいワケだ。
ウン、ただ、ワルいのだけど。ストローを一本モラえるかな?
この“風変わりな”マスクのオカゲで、そのままじゃ飲めなくてネ。
(ふふ、と。砂糖をひとつふたつみっつと入れながら冗談めかしてねだると、混ぜられているカードに視線を移す。)

折角だカラお願いしてミヨウかな?
自分が不幸か幸運かナンテ考えたこともなかったケド。
サキに待つ不運が分かってるなら、タイショのしようがアルってモンだ。

ネェ、占いをシテもらうのは初めてなんだ。
ナニかアタシがすることはアルかい?
(興味深そうな声音で、マスクの少女は尋ねる。ベールに隠れた口元には気付かず、仮面の奥の瞳は好奇心で煌めいていた)
ほう、占いを見るのもするのも初めてでございますか。それはそれは。
ヒッヒッ……随分とまぁ邪気なき瞳なことで。俗世を謳歌する少女とは斯様にも眩しいものなのですかねぇ、おぉ、ワタクシ目が痛くなりそうです。

(大げさに眩しさに目元を覆うような仕草をしながら、カードを一旦置く)


ヒヒヒ、ホットの珈琲をストローで飲まれる方は初めてです。ならばご注意を。未だ湯気の立つ珈琲を勢いよく吸ってしまうと、舌を火傷する不幸に見舞われる事でしょう。占うまでもございません。
然して、珈琲を飲むのも初めてのご様子……この飲み物は人類が創った中でも特にマシな飲み物と思いましてねぇ、多い日は日に10は飲むのですよ、ヒヒヒッ…ま、マシという評価に過ぎませんがね。

ふむ、ならば運命の賽はアナタの手に委ねるのも一興でしょう。
ワタクシの混ぜたこのカード、あなたの手でカットして頂きたい。
なに、この山札を2つに分け、上下を入れ替えるだけ。幼児でも出来る簡単な事ですよ。
どうぞ、あなたの運命を切り分け、その手で深淵の扉を開けるが宜しいでしょう……。

(ニヤニヤと笑むヴァイオレットはタロットの束と、一緒にストローを差し出した
どうやら運命はあなたの手に委ねられた模様。カットをする際、乱数にチェックを入れて発言すればあなたの運命がわかりそうだ)
オヤ、アタシの目が眩しいカイ。
折角のガスマスクがムダになりソウだね、それは。
(冗談と捉えたのか含み笑いで答えると、指で自身の仮面を指し示した)

コレのせいでそのママじゃ飲めないモノでね。
冷ましてカラ飲むとするヨ、ご忠告アリガトウ。
(肩を竦め、それから再び納得したような声を出す。なんとなく掴めてきたぞ、と。)

ナルホド、占い師サンはこの苦いヤツ……コーヒーがスキなわけだ。
アタシはどうにも、前にイチド飲んだ……飲まされたコトはアルんだけどネ。
苦くて苦くて、ヒトの飲む物じゃないとオモったモノさ。
砂糖を入れてアマくなることを期待するヨ。
(よっつ、いつつと砂糖を投入し、満足げに頷く。
そうして言われた通りにカードの山に手を伸ばすと、おおよそ半分のところで2つに分けた山札の上下を一度入れ替える)

ドレ、こんな感じでイイのかな?
こういうカードにサワったのも初めてダ。
ただのカミに見えるのに、運命がワカるっていうんだからスゴいもんだね。

(山札を占い師の少女の前に差し出す。
声には新鮮な驚きと感心が籠められていた)
39
ヒヒヒッ、それはもう。ワタクシは人の輝きがどうにも苦手でしてねぇ、輝かしい人、人当たりの良い方、魅力的な方はそれはもう目も眩む想いですよ。

この苦味が良いのですがねぇ、人の意識を否応なしに醒め立て、奥底から覚醒させる刺激、苦味の中にあるコクと旨味…ヒヒヒッ、いずれ解る日が来るやもしれませんがね。
逆にワタクシ、甘いものがどうにも苦手です。甘い人や甘い言葉も苦手ですがねえ。

ヒッヒ、その気になればチラシに書いた絵でも占いはできますとも。
実際に運命を選択するのは紙ではなく、ヒトなのですから。
今アナタ切ったカードもそう、アナタは特に意識せずとも、アナタの手が選択した「山札の半分ほど」というのは、アナタにしかもたらせぬ運命。その手で選んだ事で、今このカードの山札はアナタの人生を映し出したのです。さて…その運命を覗き見てみましょう…。
(ヴァイオレットは3枚のカードを山札の上から場に並べた)
さて、この3枚のカードは、あなたの今と未来を表すカードです。まずは、現在…

(ヴァイオレットが二枚のカードをめくる。
逆向きの『審判』と、逆向きの『太陽』のカードが顕になる)

逆向きの審判が表すは停滞と行き詰まり
逆向きの太陽が表すは不調と落胆

現在のアナタは低迷期にあるようですな。今ひとつ調子が振るわない、もしくはこれから振るわなくなるといったところですか。落日を表す太陽、そして不変を表す審判が同時に出ているということは、この不調は今後もどうやら長く続く気配がしますねぇ…ヒヒッ、さて、そんな指し示された未来というのは…

(3枚目のカードをヴァイオレットがめくる。それは正位置の『隠者』のカード)

隠者が表すは秘匿、助言、神出鬼没。
ヒヒッ、これまた人任せな。どうやらアナタがこの不調を脱するには、誰かしらの助けが必要なようです。しかもしれは巧妙に隠れていて、見つけ辛く、いつ現れるかも不明瞭。
これはこれは、アナタの不運は長く続きそうですな、何しろ不確かな存在を、日の落ちた黄昏に見つけなければならないのですから。

不調は目を曇らせ、判断を翳らせる。そのような状況で機運を好転させるには、明かりが必要でしょう。夜の闇を払うほどの明かりなど、簡単には用意できませんでしょうに……
ヒヒヒッ、精々、足元…自らの立ち位置に注意を払っておくことです。知覚することでしか情報を獲れないヒトにできる事など、所詮はその程度でしょうから。
サテ、さて…ソレは褒められてるのカナ?
褒めコトバと受け取ってオコうかな。

アタシは飲みやすければナンでもスキさ。甘い言葉はキラいだけどネ。
マァ、苦くてもソレしかないならノむよ。生きるってソウイウことさ。
(ひとつ肩を竦めると、興味は占いの結果へ)

ヘェ、続く不調にヒト任せの脱出ね…。
(ヴェールの少女の言葉に暫し考え込み、やがて顔を上げると)
心当たりとしてはコレ…かなァ。
(と、自身のマスクをコツンと叩いた)

マ、こればっかりはドウしようもないし。
コレのことじゃないにシても、他に心当たりもナイし。
いつか灯りがツケばいいくらいにオモっておくヨ。
(悩ましげに唸った後には開き直ったような言葉が漏れ)
ホント、いつか外れてくれればイイんだけどネェ…。
(最後にはぼやくように呟いた)

マ、ともあれ、占ってくれてアリガトね。
自分じゃドウにもできないと思ってたケド、改めて言われるとナットクしたよ。
アタシが勝手にアテはめてるダケだけど……占いってスゴいね。
はてさて?どう受け取るかはご自由に。ワタクシもお世辞を言えるほど接客に堪能ではございませんし、そんな気を遣う気もございませんゆえ。ま、悪い気分ではないならばそれに越した事はないのではありませんかね?ヒッヒッヒ…

ともあれ、アナタは酸いも甘いも飲み干し、それも良しとする方のようで…
この結果を聞き、されど一喜一憂することなく、自らの指針の一つと受け止める。
事の趨勢に左右されることなく自己を持っている方とお見受け致しましょう…

…ヒヒ、こちらこそ、興味深い気運を拝見させて頂きましたとも。
愉快痛快、とはいきませんでしたが、何。それなりに面白い結果と…その結果をそうやって受け止める方に出会えたのですもの。今日、この場でアナタに巡り合わせた運命というのも、えらく愉しいものであったと思いますよ……

ま、ここはいつでも開けております故。また興が乗った時にでもいらして下さい。おもてなしは保証しかねますがね……
接客ニガテって……大丈夫ナノ?
トハ思ったけど、占い師って聞いて接客トクイな印象はナイかな。
口のウマい占い師はアヤしいって思うシね。

マ、実感がナイだけさ。
タノしんでくれたならまぁ、ナニよりダヨ。

さてさて、ツギはなにをウラナってモラえるのかな?楽しみにシテるよ。
ジャ、また来るヨ。占い、アリガトね。
(片手を上げると、いつの間にやら飲み干していたカップを置いて席を立ち、出て行った)
ヒッヒッヒ。そうでしょうとも、そうでしょうとも。
世の中、口が達者な者ほど信用できぬ人間はおりますまい。数多の言葉が、隠したい真実を覆ってしまいますからな。

ええ、またお越し下さい。深淵を覗き見たい時は、いつでも歓迎致しましょう。
……お、や?
(月が明るい夜に誘われ、ふらふらと宛もなく、散歩に出ていたようで。ふっと立ち止まったのがこの廃墟の前だった。廃墟というにはところどころ手が入っていて、なんだか文字が書いてあるような。不思議に思って、そろそろと近づく。)
占いの、館。ですの。
(視認しづらい文字を目で追って、ほう、と興味深げな吐息を一つ。更に少女の鼻を、芳醇な香りがくすぐって)
……珈琲のいい匂いですわね。クライノートも特に反応していませんし……。
(しばし思案して、建物の中へと歩みを進めた。こつん、こつんと硬質な革靴の音が響く。扉を開いていかにもという空間に出れば、謎の安心感を覚えたようで。目の前の少女に微笑みかけてみるだろうか)
御機嫌よう。看板を見て来てみましたの。まだ営業は行っているかしら?
おやおや…これまた、可愛らしいお客様がお見えになりましたねえ…ヒヒヒッ…
(室内は薄暗く、黒いクロスの掛けられた台に置かれた燭台が妖しく揺らめく。窓から入る月の光から隠れるような影の中。紅い眼をした少女が、燭台の炎に照らされながら嗤う)

ようこそ、ワタクシの占いの館…などと嘯いているだけのあばら家へ。
営業などという大した事はしておりませんが、ええ。占いを所望でしたらどうぞお掛け下さいな。

しかして、アナタのようなたおやかな佇まいの少女が、このような時間に斯様に怪しげな場所へ足を踏み入るなど…ヒッヒッヒ、怖いもの見たさにしては少々不用心ではありませんかな?
ワタクシが餓えた狼でないという保証もありますまい……
(影の中で、少女は意地の悪い笑みを見せている)
私、これでもそこそこ戦えますもの。危険なものであればお小言が飛んできますし……。
(そう言いかけて頭を押さえる。腰に挿した真っ黒な剣がゆらりと揺らめき、うぅ、と小さく唸って)
……いや、まあ怒られはしたのですけど。気にしないのが肝要ですの。

(小さくかぶりを振って。気を取り直したように椅子にかけ)
……つまり、私も可愛いだけの子羊ではないということですわ。占いというのにも色々ありますが、貴方は何をしてくれるのかしら?
ヒッヒッヒ、これはこれは失礼を。ここは『混沌』。見目などアテにはなりませんでしたな。
いくら外見が可憐なる少女であろうとも、時には歴戦の戦士をも凌ぐ膂力を持ちうると…
おっと失敬、初対面で人をゴリラ扱いなどするのも失礼な話でしたな。ヒヒヒッ


どうぞ。お詫びと言ってはなんですが、淹れたばかりの珈琲です。ご安心を、何も怪しいものは入っておりませんよ。入れるのであれば砂糖とミルクをお好きにどうぞ……

そうですね、一口に占いと言っても色々できますが、一番『それらしい』占いはタロットカードを用いた占いですかね。
これからアナタが遭遇する、不幸、不運…そういったものを拝見させて頂きましょう。
如何です?自らの運命の深淵を覗いてみる気はございますかね…?
……そういうことですの。たとえ可愛らしい動物でさえとんでもない力を持つかもしれない世界なのですから、ええ。珈琲は頂きますわ。……好きなのです、この香り。
(相手が言う様に頷いて、珈琲を受け取って。くん、と鼻を近づけて、少し満足そうにしながら落ち着いた。砂糖やミルクには手を付けず、そのまま啜る)

それが得意、というのならばそれを。先に不運が待ち受けていると先に知れたのなら、いくらでも対策のしようがあるというものですの。
ヒッヒッヒ、お気を悪くされたなら失敬を。ワタクシ、人に佳く思われる性格ではありませんからねえ。思われたいとも別段思いませんが。

それは僥倖。ワタクシ、無駄に珈琲ばかり淹れております故ね。お気に召す味わいのものを淹れられたのならば幸いですな。

結構。それでは占いを致しましょう。なかなかに前向きに捉えて下さるようで、ワタクシとしてはやり易くて助かりますよ、ヒッヒッヒ。
(ヴァイオレットはカードを混ぜ、シャッフルする。適当に混ざったカードの山を、目の前に座る少女の前に差し出す)
ワタクシの混ぜたこのカードをカットして頂けますかね?なに、好きな所で2つに分け、上下を入れ替えるだけです。アナタの運命を見るには、アナタの選択の介入が不可欠でしてね。
直感のままにどうぞ、カットしてみて下さいな?
別に、レディですもの……。多少おおらかであるべきだと思いますわ。しかし自由で、まるで猫のような方ですわね。そういうのも良いとは思います。
(ふむ、と首を傾げつつ。性格について言及されなんとなく今までの印象を述べつつ。カードの山に手を伸ばし、適当に丁寧にカットする)
美味しいですわよ、ほどほどにいい豆を使っていらっしゃるのも、気を使っているのも分かりますわ。……ふむ、このぐらいでいいかしら?
(十分にかき混ぜたと判断したぐらいのタイミングでカードを整えて、ヴァイオレットの目の前において)
寛容な方で助かります、ワタクシも遠慮なく弄り倒…こほん、のびのびとお話できるというものですよ、ヒッヒッヒ。縛るのも縛られるのも好きではないワタクシにとって、アナタのようなお方ばかりが話し相手だと気が楽なのですがねえ。
(カットされたカードを丁寧に受け取り、カードをテーブルに並べながら)
はてさて、何の事やらわかりかねますな。単にワタクシ自身が美味しい珈琲を飲みたいだけで他意などありませんとも、ええ。ま、お気に召して頂けるのは悪い気はしませんが。

(テーブルに3枚のカードを裏向きに並べる)
さて、ワタクシが混ぜたカードに、アナタがカットしたという因子を混ぜ込んだ結果。
このカードは一体、何を示しますかな…?ヒッヒッヒ…
今回はこれにて、過去・現在・未来を見てみると致しましょう。

(ヴァイオレットが、テーブルに置かれた3つのカードを開いてゆく

逆位置の『悪魔』
逆位置の『正義』
逆位置の『節制』

のカードが順に顕になってゆく)

まずは一枚目。これは嫉妬や執着、悪意、恭順、泥沼。…自らの中に潜む悪や欲望をコントロールできない。悪いと解っていても止められない、良かれと思ってやっている事も我欲に囚われて気付いておらず、自分を正当化している…と。これはこれは。なかなか厄介なカードを過去にお持ちですなあ。


続いて二枚目…こちらは視野の狭さ、思い込み、不均衡、不正、かけ間違い…といった意味を持ちます。現状は何かを間違えている、或いは間違いに気づいていないか、破綻しかけのバランスで物事が保たれている…という事でしょうかね?衝動的な行動が危うい均衡を崩しかねない事に注意した方が良いでしょう……と

そして三枚目…これまた逆位置とは。未来を表すは不安定、我儘、感情的、暴走、悲観、不浄。衝動に身を任せた破滅を暗示しているようですねえ。心身ともに不安定になり、自らの身の回りに影響を及ぼす事になる…と来ていますか。なるほどなるほど。


総合して、今のアナタは危うい均衡の上に成り立っているようですな。
アナタの今は過去の欲望や執着により形作られた砂上の楼閣、ガラスの晶塔です。
自らの身の内に飲み込んだ汚濁や凝りが、いずれアナタの心身を穢すでしょう。
一度爆発してしまえば脆いもの、アナタの築き上げた幻想はいともたやすく崩れ去ってしまいましょうや……ヒヒヒ、人の破滅を垣間見た気がしますね…。
3枚とも逆位置を引かれるとはなかなかありませんよ。これは素晴らしき不運、類稀なる不幸ではないですか!ヒヒヒッ、これは愉快です…!
自らの内から来る暴発が自らの全てを壊すとは、これだから人間は愚かなのですよ…

くくっ、この結果が出た以上、アナタは精々、自らの内から目を背けない事です。
内なる欲望や悪意に偏見をなくして向き合い、視点を変えて己を見つめ直すのです。
一度自分の内面を整頓するように分析するのも良いでしょう。
放っておけばいずれそれはアナタの心身を穢す毒となる。毒に侵された魂こそ、失墜の温床に他ならないのですから。

忘れないことです。アナタの全てを壊すのは他ならぬアナタ自身の感情だということを。
でなければよりワタクシがアナタの顛末に愉悦を覚える事となるでしょう…ヒッヒッヒ…
これ……は……。
(すぅ、と剣にまとわり付いていた黒い靄のようなものがこっそりと引くのが見えた気がする。当の本人は少し動揺したように)
……思いつく宛はないのですが、そうですわね。気づかないうちに、もしかしたら何かが溜まっていたのかもしれませんわ。貴方の言う通り、己を律し、見つめ直すとしましょう。
……嫉妬、傲慢、偽善。飲まれてしまえば、おそらく魔種のようになってしまいます。
(瞳を伏せて結果を直視するように。まあ、落ち込んでいなくはないようだがそれでもヴァイオレットの言葉をアドバイスととり、受け入れようとしている)
ヒヒヒ…堪能させて頂きましたとも。久々に芳醇な凶運に出くわしましたな。
柄にもなく興奮致しましたとも……

ま、気休めになるかはわかりかねますが、占いは所詮占い。信ずる、信じないはアナタの自由なのです。
占いは自己を見つめ直す手段の一つ。もしワタクシの言に心当たりがあるのであれば、それはアナタの内より出るものに他ありません。落ち込むならば、即ちそれは己を省みているる最中という事。
ならば此より先に待ち受ける凶運を未然に防ぐ事も不可能ではありますまい。
未来とは形のないものです。それを形にするのは、今のアナタに他ならないのですから…

ワタクシとしては、落とし穴に嵌り、苦しみ悶える姿を見る方が好みではございますがね?ヒッヒッヒ……
……優しいのですね。励ましてくれるのでしょう。
(貴方の言葉に、少しだけ微笑んで)

私もまだまだ精神的にも、武芸としても未熟者です。ですから……。ええ、省みることも、引き締めることもたくさんありますの。……少し落ち込むと、すぐスコーンのクロデットクリームをいつもより大盛りにしてしまう癖とか。
(先程曇っていた顔が少しは明るくなった。顔を前に向けて)

ありがとうございます、占い師さん。……貴方のご要望には応えたくはないですが、いいアドバイスを頂きましたわ。
はて、優しい?何かの聞き間違えでしょうか、ワタクシが?
またまたご冗談を、ワタクシは己の愉悦の為にアナタの運命を計ったに過ぎませんのに…ヒヒヒッ
…その筈ですが……ふむ…?

…ヒヒヒッ、色々と腑に落ちませんが、まあ…アナタの笑顔は人間にしては悪くありませんね。それを拝見できた事がせめてもの駄賃とさせていただきましょう。

アドバイスはあくまでアドバイス。活かすも殺すもアナタ次第です。さて、アナタの運命がどう転ぶか、これからとくと拝見させて頂くと致しましょう。


それからひとつ。マシマシのクリームも抗い難き魔力を持っている事は否定致しませんが、そいつはカロリーの暴力です。呑まれないように努々ご注意を……
……優しいですよ? よくよく、自らの発言を振り返ってみたらいかがでしょう、とおすすめしますわ。
ともあれありがとう。そろそろ宵も深くなります。スコーンの話をして、お腹が空いてしまう前に退散するとしますわ。……また、遊びに来てもいいかしら?
(空になったコーヒーカップをソーサーにおいて。立ち上がりながら)
ふむ…意趣返しとはなかなか強かな。
はてさて…それではアナタの占い結果になぞらえ、ワタクシも己の発言を顧みてみるとしましょうかねえ…

ヒヒヒ、人間の来客はお断りします。と言いたい所ではございますが、不思議とアナタからは愚かな人間の気配は薄いですね。ま、長居は困りますが、珈琲くらいはご馳走しますよ。
アナタの今後にも興味がありますしね……
ふふ。……そんな顔が見れて嬉しいですわ、レディ。
(くすくすといたずらっぽく微笑み、お辞儀を一つ)
そうですか。ではまた来ますわ。……私、クリソプレーズと申しますの。では、またよしなに。
(最後に名前を告げて出ていく)
…ふむ、最後にしてやられた気もしますな。たおやかに見えて意外とやる御方でしたねえ

しかし斯様な占いを経て尚ここを訪れたがるとは、物好きな方ですね
ま、敢えて深淵の縁を覗こうという方を追い返す事もありますまい。精々不幸を持ち入ってくださるならば、ワタクシも愉悦に浸れるというものです…
ここどこ?
いわし追いかけてたら迷っちゃったんだけど。やば〜。

あれ?あのときのおねーさんじゃん。
やほ!なにしてるの?カードゲーム?
おやおや、これまた愛らしい迷い人かと思いきや、アンジュ様ではございませんか。
その節ではどうもお世話になりました。

ヒヒヒ、ゲームのようにも見えますが、そうではございませんよ。
此方ではこのカードを使って占いを営んでおりまして、何か気になる事柄がございましたら、ワタクシがカードを使い、運命を覗き見て差し上げましょう。
ふふふん。いわしの名誉の為だからね。

へえー!こっちが本職ってやつ?
占いだって。すごいね!
アンジュねえ、明日のいわしのおやつどうしよっかなって思ってるんだけど。せっかくだし占って!
同じ魚類…魚類? かは、わかりかねますが、アナタなりの矜持というものをよく感じましたね。どういったものであれ、信念を以て臨むというのは尊きものです。

ヒヒッ、そうですねえ、戦うよりは余程此方の方が慣れてはおりますとも。
はてさて、アナタの運命とは如何なるも……はい?いわしのおやつ???

…これまた奇異なるものを題材とされましたね。ま、これも多様すぎる存在や価値観が交差する『混沌』ならではの占いとも言えましょう。

承知致しました、それではひとつ。小さきながらも気高く海原を回遊せし存在。明日の潮の向きから訪れる運命に触れてみると致しましょう。
(ヴァイオレットがカードを切り、かき混ぜ、そして一枚のカードを手にとってみる)
(ヴァイオレットがカードを引き抜いてみる。そこにあるは『太陽』のカード)

…………………。(そもそもアンジュ様宅のイワシの食性とは?確か、かの生物はプランクトンを主食にしていたはずですよね…そのおやつとなると似たようなものになるのでは?うむ…一体このカードは何を暗示しているのか。太陽のカードの暗示するは『生命力』や『誕生』の意味を持つ……であるならば…)
そうですね…端的に申し上げるなら、植物性プランクトンを主としたおやつにするのがよろしいかと。『太陽』のカードが指し示す通り、太陽に親しいものを摂取することによって運気が向くのではないでしょうか。

逆に冷凍プランクトンなどは運の流れが停滞してしまうのでおすすめ致しません。
こんなところかと思われますが、いかがでしょう。
うん。いわしのおやつ。いつもおんなじのあげてると飽きちゃうからね~。

植物性……プランクトン……?
藻? ってこと? 海藻? わかめ?
冷たいのはだめで、あったかいのがいいんだね。
ねー、今日のおやつ、わかめ焼いたやつでいい?
(宙をうろうろしているエンジェルいわしに声をかける)
(困惑しているようにアンジュの足の周りをウロウロしている…)

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