PandoraPartyProject

ギルドスレッド

魔王城

ニルの個人部屋

正直需要があるかは分からぬが、妾の私室じゃよ。
珍しい物は置いておらぬが、まぁゆっくりしていくと良い。

……そうそう、言い忘れておった。
この部屋は団員限定部屋にしておる。もし団員外でこの部屋に興味がわいた者は、是非団員になるのじゃ。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
水中戦闘をする時はきちんとスキルを入手してからしたいのう……。
といっても、そんな機会が近々あるかどうかと聞かれたら無いとはおもうのじゃが。
海洋の大一番も過ぎたし、な。中々あることでは、ないだろう。
(尻尾をむぎゅむぎゅしつつ)
それにしても、良い触り心地、だ。枕にも、良さそう、な……
枕にするには妾が元の姿に戻らねばならぬのじゃ。
このままでは短くて一緒に寝た時に届かぬ故。
(そういえばずっとちっこいままである)
元に……のう。
うにゅ……戻れるには戻れるのじゃが……。
(ちっこいままの理由が、大人に変身してもお胸が成長していないことに絶望して……とのことだから口に出しにくい)
ふむ。気が進まないなら、無理にとは、言わない。元の姿のニルも、見てみたくはある、が。
うぬぬ……もう少し時が経ったら、かのう。
もう少しレベルが上がれば、竜へ変身することも可能じゃろうし。
とはいえ、この世界の竜種には到底及ばぬ。(ちょっと残念そうに)
しかた、あるまい。混沌肯定がある以上、本来の力は、奮えない。
マリアも、歯痒くはある、が。
厄介なものじゃのう、混沌肯定というものは……。
本来の力無しで、同時に召喚されたらしい元勇者を倒すことは出来るのじゃろうか……。(萎みながら)
元勇者……? ニルの世界の、か?
(萎んだニルを撫でようと)
む、マリアには話したことがなかったかのう。
妾がここに召喚された時、別の場所に勇者が召喚されたと聞いておる。……ローレットの名簿を確認してもおらぬかった故、いずれ妾が始末せねばならぬのじゃ。
(ちょっと訳あり勇者な様で、マリアの膝にこてっと頭をのせる)
ふむ。世界が変わっても、敵であることは、変わらず、か。
相手側も、混沌肯定の下にある以上、力の差はそこまで大きくもないかとは、思う、が。
(なでなで)
どうじゃろうか……。
召喚されてからしばらく経っておるし、そもそも混沌世界に召喚される前に消さねばいけない存在だったのじゃ……。
魔王と勇者、となると、強い因縁も、あるのだろう、な。
……聞かせて、もらっても?
…………魔王と勇者が争う関係であることは、おぬしも理解ができるじゃろう。妾の世界では魔王絶対主義、魔王が全ての種族の頂点に君臨し、逆らうことの出来る種族はおらんかった……人間を除いてのう?
……世界が狭かったのじゃ。人が暮らす領土と魔族が住む領土が交わるのは、繁栄の過程で早かった。

お互い、異種を受付ぬかったゆえ殺した。
勇者と呼ばれる、人間の中で力を持った存在も容赦なく殺した。
殺し、奪い、虐殺していく中で、妾は奴を殺し損ねた……。
(ぼーっとした目になり、ただただ過去を思い出すように語り)
(ニルの尻尾を撫で、時折頷きながら話を聞く)
生存競争、とはいえ。怒りや憎しみは、ついて回る、か。
……奴は、両親が魔族に殺された。
……奴は、妾を殺し損ねたことで同族に見捨てられた。
……奴は、怒りに身を任せ人間をやめてしまった……。

妾が迷い、殺し損ねた結果がこれじゃよ。
仇を討つこともかなわず、居場所を失い、死んだ方がマシと思う程の苦痛を与えてしまったのじゃ。
わからぬ。
何が正解で何が間違っていたのか、それすらわからぬ。
そう、か。そう、だな。
(膝の上のニルの頭を撫でながら)
戦は、起こるべくして、起こる。正しいか、間違いかは、終わって初めて、わかるのかも、しれない。
…………少し、湿った話をしてしまったのう。
この話はこれでおわりなのじゃ。
(撫でられながら、目を瞑って深い溜息を吐きつつ)
ああ。聞かせてくれて、ありがとう、な。
(撫でる手で髪を梳き、労うように)
お返し、というわけでもない、が。マリアに、聞きたいことはある、か?
聞きたいこと……のう。
では、おぬしがこちらの世界に来る前の話……とか、聞いてみても良いかのう?
マリアの、故郷での話、か。うむ、ではまず、生業から、になる、か。
マリアは先言ったように、拾われた身だが、拾ったのは、神話殺しと呼ばれる一族、だ。
故郷でも、知るものは、少ない。古くから在るが故に、御伽噺とも言われるような、一族、だ。
神を、神でなくする。神の権能を、人の技能とするために、永く旅を続けていた。
こちらへ呼ばれたのは、独り立ちを許され、その後の初仕事を終えた直後、だったな。
神殺し、というわけではなく、神の力を自分の手に……みたいなかんじかのう?
その初仕事について話を聞いても良いかや?
うむ……自分の、ではなく、世界全体に、となる、が。
マリアの故郷では、世の多くの力、世界の仕組みのようなものが、神の権能によって支配されていて、な。
マリアが向かったのは、生まれて間もない、病の神、だった。
神へ祈りを捧げることで、その身に病への耐性を得ることが出来る、という。
ふむ、なにかふわふわしておるのう?
その権能を奪う、のかや?
いや、神を殺すか、神自身に権能を破棄、させる。そうすれば、自然と権能は世界に還り……この場合は、祈りを捧げずとも、病に掛かったものの身体から、耐性となる原因を取り出し、薬を作れるように、なった。
そう、だな。例えば、火の神が居ると、祈りを捧げなければ、火が起こせない。
火の神が居なくなれば、自然に火が使えるように、なる。といった感じ、か。
なるほど、やることは神殺しと変わらぬか。
じゃが権能を持った神がそもそもどのような存在なのか気になるのう……?
権能を行使して、人々から供物でも巻き上げるのかや?
まあ殺さずとも、権能の解体により、神でなくすることも、ある、が。
神の個性による、な。ニルの言うようなものもいれば、力を持っている、というだけの、凶暴な獣のような存在も、いる。
「神」と呼ばれはするが、本質は権能にあり、それが形を持つか、あるいは既に存在する何かに宿ることで、神は生まれる。
ふむ……その個体より権能に価値ありなのじゃな。
じゃが、聞いておる限りだと権能をもつ者はそれ相応の純粋な力も持っておるのじゃろうな。そうでなくては、神とやらは権能の持ち腐れになってしまう。
当然、だ。多少の差はあれ、災害、天災が生きて、動いているような類だから、な。巨大な怪物であったり、強大な魔女であったり、だ。
なるほどのう、神を魔王に例えればマリアは勇者というわけなのじゃな。(自分の世界と照らし合わせて、そんなことを呟いてみて)
かもしれない、な。相手が相手故、一族総出か、少なくとも十数人での仕事になる、が。
マリアも苦労をしておったのじゃな……。
…………。(少し甘えたくなったのか、起き上がってぎゅーっとしようとする)
まあ、な。家族は多かったから、退屈はしなかった、が。
(甘えてくるニルを抱き返し、軽く頬ずりするように)
家族……のう。
(なにか思うようにマリアを見つめると、少し考える仕草。考えた後に、膝に座ってほしそうにぽんぽんする)
……?
(ニルの動作に数秒考え、膝に頭を乗せる)
むぅ、上に座っても良いということだったのじゃが。
これでも良いじゃろう。(いつの間に元の姿に戻っている。そのまま、マリアの頭を撫でてあげて)
む。そうだった、か。
(大きくなったニルを膝上から見上げる)
これが元の姿、か?
依頼の時も、以前にマリアがここへ来た時もこの姿じゃったよ。もっとも、時間が経っておったゆえ小さい方に慣れてしまっておるかもしれぬがのう?
(幼女姿から、マリアよりももう少し大きい程度の大きさに戻っている)
ふむ、言われてみれば……マリアより、大きい、な。
ギフトを使えばもう少し大きくなるのじゃ。
成長っていう意味でのう??
もっと、大きく……
(ちょっと羨ましそうな無表情)
そういえばマリアはいま、何歳くらいなのじゃ?
(ふとした疑問をポロリと)
マリア、か? マリアは……
(何度か指を折り、途中で諦めて天井を見上げながら思案し)
80、くらい……?

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM