PandoraPartyProject

ギルドスレッド

待ち惚けの館

アルヴァの個人部屋

アルヴァが普段過ごしている部屋。
窓からは森の木々が見え、いつも湿っぽい。

本が詰まった本棚や寝るためのベッドなど、特に珍しいものは置いていない。

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(彼は痕跡を残して、再び戦場へ行ってしまった)
【日報】
(鳥が手紙を運んでくる『明日、家に帰ります』)
っ…………。
(扉が開いて雪崩れ込むようにアルヴァが部屋に入ってくる。来ていた服はボロボロになっており、所々に血を流している。激しく疲労をしているのか、息が絶え絶えだった。日報がまだ受け取られていないことを確認すると、それをくしゃくしゃに丸めて懐に突っ込む。血濡れになってしまうのをお構いなしに、彼はベッドの上に転がり込んだ)
(風が痛くて目が覚める。昨晩窓を開けっぱなしにしてしまったのか、窓から雨の水が入り込み、強い風がカーテンを揺らしていた。疲労は少し和らいだが、深く受けた傷がやはり痛い。彼は1度立ち上がり窓を閉めると、痛みを忘れるためにもう1度ベッドへ入り込み眠り込んだ)
…………。
(しばらく寝込んだ後、起きたのかベッドの上でぼーっとしている)
(「コンコン」とノックの音がする)こんばんは、アルヴァ様。お体の方は大丈夫でしょうか?今日はお菓子、ではなくお夕飯を持ってきたのですけれど
……鍵、開いてます
(扉の向こうからそう声がするだろう。扉を開ければアルヴァは柵のないベッドに横向きで、足を地面につけるように横になっている。まだ傷は癒えていない様子だ)
大丈夫、ではなさそうに見えますね。「お粥」なるものを作ってきましたが食べられそうですか?(失礼します。と声をかけた後部屋へと入りつつそう声をかけて)
すみません、……ありがとうございます
(傷のせいでまだ少し熱が抜けていないのか、頭を押さえながら身体を起こす。ライアをきちんと部屋に迎えようとするも、立ち上がるのが辛いらしくベッドに座ったまま)
ああ、そのままで良いですよ。傷も癒えぬうちに無理をしては治りが遅くなります(言葉で制するとベッドへと近づいて)
お粥です。まだ少し熱いのでしっかりと冷まして食べてくださいね。(お粥の載せた盆を貴方へと渡しながら)
ありがとう、ございます……。
(盆を受け取りながら俯き気味に礼を言う。何処か落ち込んでいるらしく、この前話した時よりも声が消沈していた)
……依頼で何かありましたか?(椅子を拝借してベッドの近くへ持ってくればそこに座って)
いえ……少し怖い夢を、視まして……。
(体調が悪い時に嫌な夢を見るのはよくある事だろう。よっぽど怖い夢だったのか、耳も尻尾も元気なく垂れていて)
怖い夢、ですか…(少し考えて)
ちょっと失礼しますね(盆を除けてそのままあなたを抱きしめる)
…………。
僕が、僕に言うんです。

お前は偽りだ、偽善だ……。
お前はアルヴァじゃない、それを知っている。
お前は『守っている』んじゃない、『傷つけるのが怖い』だけだ。
……誰も信じないお前を、誰が信じる?
…………お前はいずれ、仲間を見捨てる
(声も身体も震えていた。夢の話をしている内に段々と目に涙が溜まり、遂にそれは溢れてしまう)
……少なくともワタクシはあなたを信じています。あなたは記憶がないのでそういう意味ではアルヴァではないのでしょう。でも、貴方の思う貴方になれば良いのです。傷つけるのが怖いという事は優しいと捉えることもできます。今を大事にすればいいのです。いずれなど貴方にも誰にも分からないでしょう?ワタクシはそう思いますわ(抱きしめたままあやすように撫でてて)
…………記憶がもし戻ったら、僕はもうアルヴァじゃなくなってしまうんです。僕が僕じゃなくなっちゃうのが怖くて、怖くて……。
なくなった記憶が、戻ってしまった時が怖くて……。

僕は…………。
(普段、いつも冷静に振舞っていたアルヴァが珍しく焦り怖がる姿を見せており、涙を流す瞳は限界まで見開いていた。)
ああ、だからあの時…。
怯えている貴方にこの様な事を言うのもと思いますが、どうすれば良いでしょうか。ワタクシには貴方の記憶を止められません。ワタクシにできるのは貴方がアルヴァ様であると覚えている事、貴方が不安を感じた時にこうして抱きしめて差し上げる事しかできません。どうすれば、貴方は安心できるでしょうか?(撫でつつもそう問いかけて、少し抱きしめる力が強まったかもしれない)
僕が僕でなくなってしまっても、ライアは僕を抱きしめてくれますか……?
僕が僕でなくなってしまっても、僕のことをアルヴァと呼んでくれますか……?

もし僕が仲間に牙を向いたら……
殺してくれますか……?
(小さな声で、まるで親に縋り付くようにライアに身を寄せていた。この問いかけが矛盾していて、狂っていることなんて理解している。けれど、今のアルヴァはその応えを聞かないと気がすまなかったのだ)
ワタクシでよければすべてを引き受けますよ。それが貴方の望みなれば(体を離してしっかりと相手の目を見ながら伝える)
(ぼろぼろと涙を流しながら、彼はライアの目を見る)
ごめんなさい、こんな……醜態を晒してしまって。

(涙で前が霞む。息が上がっていたが、なんとか落ち着いて、深呼吸をして、涙を袖で拭った)
ふふ、構いませんよ。それだけ心を開いてくださっているという事でしょ?ワタクシは嬉しいですよ、落ち着けましたか?(再び頭を優しく撫でながら)
辛くて……誰にも話せなくて。
ありがとうございます……落ち着き、ました……。
(撫でられて、また俯いて、まだ息を整えようとしていて)
1人でよく頑張っていましたね。でもこれからは、できればワタクシにも分けてくださいね?(あやすように背を優しくたたいて)
うん……ありがとう、本当に、本当に……。
(甘えるように、ライアに身体を傾けて。敬語もいつの間に消えていて)
ふふ、どういたしまして、でしょうか?ワタクシにお手伝いできる事であればなんでもいたしますね(今まで遠慮気味だったものが甘えるようなそれに代わり少しばかり顔が綻んで)
…………。
(コクリと頷いて、呼吸も整って、突然恥ずかしさが押し寄せてきたのか、深く俯くと顔を真っ赤に)
おや、どうかされました?……ああ、熱が上がってしまったでしょうか。お休みになられた方が良いですかね?(少しばかり体温が上がった気がして俯いたままの貴方にそう声をかける)
…………ん。
うん、少し熱が上がったかもしれない……かも。

でも、もしライアさんの時間が許すなら……。
(もう少し話をしたい……と言いたそうに)
ええ、ワタクシは大丈夫ですよ。でも少しだけ。まずは体を治すことを優先してくださいませね(体を離しベッドへ横になる様に促して)
……ありがとう。
(ベッドの上に横になる。着ている服はボロボロで、痛む傷はきちんとした処置がされていない。恐らく、豊穣の決戦から帰ってきてそのままなのだろう)
……ですが、お話の前に着替えと処置ですね。替えの服はありますか?
服はそこの引き出しに……。
包帯と薬は机の下の木箱に入ってます……。
(腕には斬り傷、腹部には矢を受けた後があり、イレギュラーズでもなければ出血死しているかもしれない。それくらいにベッドも血で汚れてしまっていて)
はい、とと気づきませんでしたがベッドもだいぶ汚れてしまっていますね。もしかして、特に何もせずここに帰ってきましたか?(指示された場所から目的のものを取り出しつつ声をかけて)
本当なら、スラムで治療をするべき……だったけど。
(目を逸らす。ひとつはスラムで治療が出来ないくらいコテンパンにされたということと、もうひとつは早く帰ってきたかったことを伝えて)
きちんと帰ってきてくださったのは嬉しいのですが、そこまで酷いとは気づきませんでしたわ、申し訳ありません。応急処置しかできませんので熱が下がりましたらちゃんと専門家のところに行ってくださいませね?(話しながらも処置の手は止めず手早く処置を済ませつつベッドへと目を移して)……こちらはどうしましょう
これでも特異点なので、少し休めば傷も熱も治ります。
ベッドは……治ったら自分で洗うので、今はこのままでも大丈夫です。
(応急処置を受けつつ、血塗れのベッドと服を見遣りながらそう言った。処置をしてみればわかるが、華奢に見えて割と筋肉が付いている)
特異点だからとあまり無理をしてはいけませんよ?結構鍛えていらっしゃるようですけれどそれでも心配ですので…
そう、ですか?それならお願いしますね…ああ、でもタオルだけは敷かせてくださいね(いつの間にやら大き目のタオルを持っていて)
仲間を守る身としては、小柄で便利なこともあるけど。
……そろそろ守ることが出来る鎧を新調しようかなとか。
(ありがとうと言いながら、タオルを敷けるように身体を浮かせる)
ええ、そうしてください。貴方の無事を祈っているワタクシの為にも…なんて(くすりと苦笑をしながらベッドに清潔なタオルをひいて)
ん……。
ええ、毎回こんなことになっていたら落ち着いてお話も出来ませんからね。
(タオルを敷いてもらったあと、またベッドに身体を沈めながらそう言って)
ふふ、そうですね。もう少しゆっくりとお話したいです(敷き終わればまたベッド横の椅子に座って)
うん……。ゆっくり、できるようにする。
……そういえば、この前ローレットの方に活躍を褒めていただけたんです。腕の傷はその時のものだけど、なんというか……傷を負った甲斐もあったというか。
(話題を探して、褒めて欲しいのかそんなことを話して)
まあ!活躍が認められたのはとても凄い事ではありませんか。誰にでも出来ることではありませんね。素晴らしいです(怪我がなければもっと良かったですけれど。と悪戯っぽく笑って)
……魔種を相手に、怪我で済んだのは幸いです。
今回、豊穣の決戦ではあることを除いて死者は0でしたし、これって結構珍しいんですよ?
(僕よりも酷い怪我をした人も少なくないから……と言いながら、戦場のことについて触れて)
そうなのですか?……ああ、そういえばその前に魔種へと転じたり、死亡された方がいらっしゃいましたね。そう考えると死者0は確かに喜ばしい数値ですね。……ああ、アルヴァ様が死なずに済んでよかったと。ええ、今ならそう思えます
お疲れ様でしたアルヴァ様。とても頑張られましたね、偉いです。そしてありがとうございます帰ってきてくださって(ふわりと改めて微笑む)
……ありがとうございます
(決戦が起こる前に死者は出たし、これから懸念すべき反転した焔の魔種も残っている。心残りはあるが、今は生きていて良かったと思うことにした)

……助けて貰ってばっかですね、僕
(ライアの言葉に……と言いながら、釣られるように微笑んで)
ふふ、そうですか?良いではないですかそんな関係も(優しく頭を撫でて)……名残惜しいですが、ワタクシ用事がありますのでこれで。今度はもっとゆっくりしっかりとお話しましょうね
ちょっと残念です……けれど、ありがとうございました。
そうですね……暫くはゆっくりしているつもりなので、そう遠くないうちに次が来ると思います。
(滅多に見せない笑顔をライアに向けて)

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