PandoraPartyProject

ギルドスレッド

未来超仰天実験室

未来人作業室の日常ピックアップ

堆い木製の荷箱が迷宮の壁の如く聳える倉庫内。
その一画には、砂利で舗装された足元に敷かれたブルーシート。
最低限の家具とよくわからないガラクタが我が物顔で領有権を主張している。
女っ気はない。かけらもない。
だってしょうがないじゃない未来人だもの。

【概要】
・未来人の作業スペースです
・来客は好きにせえや畜生がっ!!

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
(たっぷり8小節ほどの間をおいて、「そうなんですか」という疑問混じりの声が返ってくる。
 もしかしなくともピンと来ていない様子だった。
 そうして波風も立たないまま曲が終わる。)
(ふんふん、と、鼻歌を歌いながら曲を聞いていた。
曲が結ばれようとしている。なんとなくコードの進行は読めてきて、メロディを追うのではなく、やんわり完全3度上を歌ってハモッてみる)
………。
(余韻が薄れる…というよりも、そこにあった空気が元に戻っていくように終わる。)

楽しいですか?
いえ。ついぞそういうご意見はいただけなかったので。
それ以上の意味はないです。

ありがとうございます。
お主は、その顔を、これからもずっと、隠して行くつもりか?
未来人は能天気でお気楽だと、そう思っていただいたほうがなにかと都合がいいんです。
暗い顔だったり、みだりに深刻そうにすると妙な勘繰りが生まれてしまうじゃあないですか。
ですから、はい。
できるだけこういう面は見せないように努めています。
意図してか意図しないかはさておいて、そういう風になってました。
「未来は明るく希望にあふれているほうがいい」
そこだけは、そこだけはどうしても譲れませんので。
過程はどうあれ、その信念は信じよう。
……心根は、先程の演奏でもう十分見せて貰った。
いやでもここでの色々をがっつり見られてるのは手遅れじゃあありません?
クレマァダさん、ちょっと都合よく記憶喪失になったりしませんか?
うわっなんじゃいきなりお前っ!
ならんし別に誰かに話したりはせんわい!
やや。そうですか。
じゃあ記憶消えなくても大丈夫ですね。
すみません。これでもパブリックイメージとか気にしてるんです。
まあよ。
共通の秘密のひとつふたつあった方が良いじゃろ。
……だちとしては。
誰が世間知らずじゃ!!!

違う、そうではなく、とも……友人としてはじゃ!!
や、や、すみません。
どのタイミングからお友達であったかまるっきり理解が及ばずでして。
動揺が顔に出ているかと思います。
…………お主、覚えて居らぬのか?

「カタラァナさんの友人ということは、未来人であるヨハナはクレマァダさんの友人であるのでは?」

と。

初めて会うた時に。
あー……はい。言いました。はい。
あれですね。そちらもその用に思っていただいてたんですね。
そのタイミングですかそうですか。
いまだ世の中のイベントフラグというものを把握しきれていませんでした。はい。
そうですか。そうですか。お友達ですか。
大変うれしく思ってます。真実です。
ありがとうございます。
……まあ、本当と思うておいてや……
何じゃよ。
お主がどう思うかは知らぬが、あれがうちまで友達を連れて来たのは初めてのことだったのじゃ。
生まれて初めて……
そして、最初で最後の。

それは、気にかけたくもなるじゃろう。
違うか?
……や。

あの、その、先程自覚が芽生えたばかりの感情がいまいろんなことになって、すごい顔になってしまいそうなのでしばらくこの顔でいてもいいですか。
バナナでもヘチマでも良いが。
だから、友人じゃ。
よいな?
はい。よいです。
ヨハナとクレマァダさんは相互にお友達です。
そしてヨハナはトマトです。
なにも問題ありません。
は?

……んぉ、まぁ、調子が戻って来た、ということで良いんじゃな?
……はい。大丈夫です。
次あう時までには、いつも通りぐらいのヨハナに仕上げられますので。
ご安心ください。
……そうか。
…………

片付けようか。
(ふう、と一息、すこし安心したというような声を出してから、床のボロ布を包み込むように丸めて吐瀉物を清掃し始めた)
やー!やー!
そこまでなさらずともヨハナがします!しますのでー!
おやめくださいな!おやめくださいな!
あ、あ、あ。
あの、せめてエプロンをつけてください。
つけさせてください。いえはい持ってきますそうしますのですぐに。
(どたんばたんがらがら すちゃ ずだだだ すい)
ふ。ふ。
……うん。では、一緒にやろうか。ヨハナ。
(粗雑なベッドの上に載せられた粗製の掛布団がミルフィーユ上に折り重なって
 その中央部分がこんもりと山のようになっている。
 ゆっくり、ゆっくり、長い息遣いをするように静かに上下していた。)
(ミルフィーユの隙間から伸びた細い手が、指先が。
 傍らにある水差しを求めてさまよって、掴んで……
 肩透かしを食らったような動作。わずかに振る動作。無音。)


(蠕動するナメクジのような緩慢さで山が崩れる。
 ほとんど肌着と、それと左腕につけたアームターミナルデバイスだけのラフな姿で
 壁伝いに水瓶へと歩いた。なぜ水瓶までこんなにも遠いのか。)
(水瓶もピッチャーと同様のあり様であった。
 聖夜にはしゃぎすぎて生活を疎かにしたツケが回ったようである。
 観念して瓶を抱えて井戸へ……倉庫の裏手へ向かおう。
 何もかもが重くて遠く感じる。)
(数時間ぶりの外の空気は輝かしくも刺々しい凍気に満ち満ちていた。
 まったくこんな日に体調を崩すとは自分も浮かれすぎていた。
 今後はもっと自己管理能力を高めていかなくては…こういう姿はあまり見られたくない。)
『―――今日はこれっぽっちも運動しておらんぞよ。
 一日に8000歩程度歩かねば足腰が―――』
(そういえばこのターミナルもさっきからおかしいのだ。
 明らかな体調不良をレポートしてくれない。自分はまるっきり正常だという。
 修理しないと今後の仕事に差し支える。
 そのために必要なパーツは…練達のジャンク屋は年末でも開いていただろうか…
 すると望み薄だが鉄帝も候補に…)

(…何の話だったか。)

(そう、水。喉が渇いた。)

(水を汲もう。)

(今日はとても素敵な日なのにとても寒い。出来るだけ早く。)

(これ以上予定がなくてよかった。)

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM