PandoraPartyProject

ギルドスレッド

オーストレーム診療所

【雑談】診療所内部

簡素なベッドが2つ。片方はアクセルが寝る用。

後は机と椅子と薬棚。無口な闇医者はそこにいる。

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(ゴリッ。入り口の扉ごしに引っ掻く音がする)
…?(何か聞こえた。患者だろうか。部屋を出て、入り口へ回ると扉を開けようと)
(扉の前にはアサルトスーツを身に纏った体躯のいい男が立っていた。キャップのツバの影から無機質な瞳がギラリと光り)
……メディカルチェックが出来ると聞いて来た。
お前がドクターか。
(問うと共に思考スキャニングの機能を起動する。この世界でいう「リーディング」だ)
……!(目の前の男のただならぬ雰囲気に思わず緊張が走った)…私だ。……鉄騎種、か…?(一見してこの世界在来の種の特長が見受けられたため最初そのように問いかけてみる)……機械部分は、今のところは診れないが。
(鋭い相貌は相手を見つめたままで、問いかけに淡々とした声を紡ぐ)
その問いに対しては『不明』だ。
ゆえにドクターの元を訪ねた。
(上着のチャックを下ろし、唐突に目の前で脱ぎ始める)
ーーおい。(ギフトを展開しながら、ここで服を脱ぐな客が遠のく、と腕を引っ張って診療所内に引き込もうと)
(二人の男が熱く視線を交わし合い、脱ぎはじめる様はご近所さんにまあまあインパクトがあるかもしれない
半裸になるとその身体には電子回路のようなタトゥーが彫り込まれており、まるで電気が通ったように紫電がタトゥーを巡った)
俺は元々四足とーー……
(脱ぎ始めた男を引っ張り込む医者先生の図である。ご近所さんは以下略)
二足の歩行タイプにコンバートできるマシーンだったが、この座標不明の地で再起動した時はすでにこの姿になっていた。
直前までのダメージリポートもロストしている。
(引っ張り込まれた後も淡々と語る)
ーーぐ、うっ!?(想像以上に、重い。機械生命体などお目にかかったことがなかったからその重さのイメージはあくまで空想の範囲内で、更に人によってまた違うならどうしようもない。引っ張り込んだはいいものの支えきれずに玄関に倒れこむとがたん!と派手な音が立った。背中を打った衝撃で唸りながら淡々と話す相手を見上げ、その身体に彫られたタトゥーの異様さに目を見開く)

……つ、まり…きお、く、そうしつか……。
(日の当たるあたたかな窓辺の食卓で、肘をつきながら台所を見ている。
オープンキッチンに立つのはエプロン姿のアクセルで、朝食の支度ができたぞと微笑むーー
なんてベタベタな夢から目を覚ます)
……んぁ?
(横になったまま物音がする方向に目を向けると、見知らぬ男が医者先生を押し倒している図である)
!??
(両手で目を隠し)
(中指と人差し指の間をあけて、片目でちゃっかり様子を伺う)
……すまん。(タトゥーに気を惹かれていて、転ばせてしまったことについて謝罪をしていないことにようやく気がついた)
完全なロストではない。部分的な欠損だ。
(常人よりも重く、冷たい身体。しかし押し付けるように被さる肌はしっかりと筋肉の弾力がある)
エンジニアでなくても、ドクターなら対人治療のスキルセットがあると推測する。俺を診てくれはしないだろうか。
(体重は…かなり重いな、これは。動けない。だが、温度は無いが人間の体に近いように思える…)誰であろうが、求められればお前も患者だ。……私の知識が、通じる範囲でなら診察する。
どんな会話してるかこっからじゃ聞こえねぇ……。
(神様のイタズラか、丁度下半身が見えない角度だ。アクセルの(重くて)やや苦しげな表情や迫るヴァトーの姿に、なにか納得した顔になった)
今は見なかった事にしよう。後で俺も誘おう。
そうか。感謝する。
(人間とのコミュニケーションマニュアルを思考の中で引っ張り出し、それを参考にして感謝のハグにうつった)
…すまん、診察するにもこれでは動けない。起き上がってくれないか。(ハグは嬉しいけど、と思いながらとんとん、と肩を叩く)
……。(どうしよう。彼女は途方に暮れていた。
押し付けられたお使いを無事に済ませてあとは帰るだけのはずだったのに近道をしようとして道に迷ってしまったのだ。)
……ぁ、
(周囲を見渡していると廃墟のような建物を見つける。近づいてみると内容はわからないが人の話し声も聞こえる。)
……よかった。
(人がいるなら道を訊ねることができる。
控えめなノックを数回して扉をゆっくり開ける)
ごめん、くださー……、…………。
(そして目の前に広がる修羅場。ただでさえ口数の多くない彼女は言葉を失った)
コピー(了解)。
(のそり、半裸の男が医者の上から立ち上がって退く。
視線に気づいてアルトの方へ視線を向ければ、真顔のままに)
お前も(診察に)混ざりに来たのか。
……ぁ、えっと……(半裸の方のオールドワンに似た男に話しかけられて分かりやすく身体をびくりとして)
道、迷ってしまったので、教えてほしくて……
あの、そういうの、は、よくないと、思います。
(よくわからない。わからないけれど良くないのだろうと本能的に感じ取った)
(のそりと服を整えながら起き上がって、子供の声に表情こそ変わらないが驚く。今日は本当に先客万来だ。とりあえず見知らぬ男の半裸は情操教育に悪いなという考えには至ったので男に自分が着ていた白衣を投げつけながら)……どこから来た。
よくないのか?ではお前に改善点を問う。
どこまで(の診断が)許されるのか。
(アクセルから投げられた白衣にヒントがあるのかと誤認し、とりあえず着てみる)
(白衣の男の声にさらに身を固くして)
えっ……と、この先の村に、お使い。
帰る途中……、でした。幻想の、市街地の、外れの方に。
……帰る道、教えてほしい、です。
それか、しばらくここに置いてください。いいこにしてますから。

(『よくない』を理解していないように見える男に不思議そうな顔をして)
……はだかでいたらカゼ、引いちゃうし、男の人同士のこういは、よくない……神様が、見てる。バツが与えられる。
……って、せんせいがいってた。
(この国の治安は決して良いわけでは無いので、小さな子供が1人でお使いをしていたという状況に眉を顰めた。道に迷ったというのではたいそう心細いだろう。道を教えるだけではなく、ついていった方が良さそうだと判断した)

……遊ぶものが何も無いが、此処にいなさい。ひとり診察をしたら送って行こう。
男同士ではそのように禁忌とされているのか。
しかし俺には俺の目的がある。
郷に入っては郷に従うべきだが、これは急務だ。
理解して欲しいとは言わないが、止める事は出来ない。
(腕を組み、少し考えるそぶりをする)
そもそも「神」などとい卯ものは人間の妄想の産物だ。その存在に根拠はない。
(此処にいていいと言われればすこしだけ明るい表情になり)
ありがとう、ございます。
(ペコリと礼をしたあと、隅っこの椅子に座って室内を眺めることにした)

(半裸であった男の言うことは10歳にはほとんど理解出来なかったが)
えっと……はだかのおじさんはかみさまを信じてないの?
かみさまはいるよ?良いこにしてるとシャイネン・ナハトやグラオ・クローネにプレゼントをくれるんだよ。
それにね、いっぱいおいのり、して、いいことをいっぱいするとかみさまがお母さんをつれてきてくれるの。
だから、わたしはほかのこのお使いもがんばってやって、早くおかあさんに会いたいの。
(さて、少女の為にも手早く正確に診察をしなくては。診療に禁忌があるのは初めて聞いたが、自分が頼られた以上は彼は自分の患者であることは疑いようがない)……そこの椅子へ。(カルテを取り出しながら)……名は?
神とは人間の空想物であり、メンタルの正常化を維持するツールであると認識している。

……グラオ・クローネ?シャイネン・ナハト?
識別番号不明の少女よ。俺に分かることはただひとつ。

(目の前に手を伸ばし、ぎゅっと力強く拳を握る)
救いを待つな。本当に求めるものは、自分自身の手で摑み取れ。
(小さな子供には酷な助言かもしれない。
だがオートマタの瞳は真剣だった)

成る程、人間は口にしなければ個体のスペックが分からなかったな。
……「ヴァトー・スコルツェニー」。ローレットよりそのように呼称されている。
(示された椅子に腰掛けるとアクセルへ向き直った)
(男…ヴァトーの名をカルテへ記しながら息を整え1度意識を集中させる。ギフトが発動し、周囲が清潔な空間に変質ーーするのはついでで、目の前にいるヴァトーのバイタルを読み取ってカルテに記していく)ーー記憶がない、と言ったな。はっきり無いとわかるのはこの世界に来る直前か?
えっと……、?(ますますわからない、と首をこてり傾げた。
目の前に出された握り拳にびくり、身体を震わせるがなにもされないようだとわかればおそるおそる目を開けて)
おじさんがしんじてなくても、わたしはしんじてるからいいの。
無辜なる混沌(このせかい)にいる時間はわたしの方が長いと思うから、おじさんよりせんぱいだよね。
じゃあ、このせかいのこと、わたしが教えてあげる。このせかいは自由なんだよ。
(そういうとなるべく邪魔にならないように室内を探索しはじめた)
自由。かつて人類は自由を謳歌し、罪に溺れるがままに生きてきたという。
……この地で目覚めた時は驚いた。総数が分からないほどに増え、己が欲望のままに生きる人類。
このままではいけない。俺は使命を果たさなければ。

(蜘蛛の糸のように頼りない記憶の糸を辿る。
施設で人を管理していた日々。その最中で出会った一人の個体。
その男のことを思い出そうとする度にノイズが記憶を蝕む)
……肯定。記憶データのエラーは施設の座標から空中庭園の座標に映るまでの間だった。
(探索をするならば、この家は廃屋に近しいことがわかるだろう。あちこちがぼろぼろになっている。しかし不思議とこの部屋の空気は清潔が保たれており汚い感じが全くしない)

…なら、此処へ飛ばされた時のショックで記憶が一時的に混乱していることもあり得るな。俺も……驚いた。記憶以外で異変は無いか。身体の調子がおかしいとか。
(自由っていけないことなのかな。大人が言うなら、そうなのかも。)
(少しだけシュンとしてそんなことを考えた。)

(ぼろぼろ、なのに、きれい。ふしぎ。)
(ちらりとアルトを見て)……自由は扱いが難しい。際限なく自由を許すと人間は悪いことをしやすい。……だが、自由は時として人間に可能性を与える。悪いことばかりではない。
可能性とリスクを天秤にかけ、我らの母体はリスクヘッジをとった。
人を管理し、飼育する事で絶やす事なく保管しつづける。それが俺たちオートマタに与えられた使命だ。

(淡々と語り、腕を組んでアクセルの問いに熟考する)
……本来の俺はフルメタルタイプのオートマタだ。このような人工皮膚の身体ではなかったと記録にある。
……なんだと?(顔つきが険しくなる。元々この男は100%メカな存在で、この世界に来てから人間のような体になったということか。なるほど、それで”医者”を探していたということだろうか)

身体が痛いとか、苦しいとかはあるか。
放電できないせいで凄く落ち着かない。
(ぱり、と体からごく小さな紫色の電気が走ったが、それだけだ。ふぅとため息をついた)
どうすればいいのかも原因もわからない。
…放電。(順当に考えるならこの世界へ来たときに身体の変化に伴い機関が弱くなった、ということだろう)……ひとまず、定期的に様子見をするしかないな。ちなみに、放電する為の機関はどの辺にあったか覚えているか?
関節の隙間からだな。しかし人間に似た姿のためか、ジョイント部の隙間がなくなってしまった。
(肘を曲げ伸ばししてみる)
……触診してもいいか?(精密検査用の機器がない以上、それくらいしかこの男のことを知る手が無い)
構わない。時折電流が走るかもしれないが、人間に害を及ぼす物ではないはずだ。
不安ならゴム手袋の着用を推奨する。
(借りていた白衣をやっぱり脱ぎ始める。ヌーディストなだけかもしれない)
……。(真顔で躊躇なく関節部やら人間だったら内臓が入っているであろう部分を触診する)
……Oh.
(布団の隙間からじーっと凝視。ごくりと喉を鳴らす)
(体は冷たいが人体と同じ場所に血管のようなものが見える。肌の手触りは皮膚のそれだが、体のパーツはどこもずしりと鉛のような重さがあった)
……どうだ、俺の身体は。
(あ、こういう人のことを孤児院の子供たちが言ってた気がする。なんだっけ、えぇっと。あぁそうだ)
……へんたい。

(冷たく一言言い放ってそっぽを向いた。なんか向こうの布団が盛上がってる気がする。)
……!
(変態。動物の正常な生育過程において形態を変えることを表す。至極真面目な表情で頷き考え込む)
そのような仕様はデータにないが、なるほど。
確かに変態なのかもしれない。
……。(体温が極度に低い。人間の身体にしては低すぎるから完全に人間の身体というわけではなさそうだ。血管……が見えるから後で採血を。触った感触は人間の皮膚と同じだが中身の筋肉や骨、血液が違う可能性はある。だが触った感覚からするに筋肉に当たるものはおそらくしなやかなーー)

(集中し過ぎていて周囲の音が聴こえていない)
やっぱりへんたいなんだ……
(身構えるような格好でジリジリとヴァトーから距離をとる。トカムのいる方向だ。)

……、おじさんも、へんたいしてるの?
(ふと視界にはいった盛り上がった布団に声をかけてみた。)
聡明だな、少女。俺の変態の可能性を見破るとは。

きっといい学者になる。
俺は変態生物じゃなくて水溶生物だぜ。
(ボロボロの体をベッドに横たえながら、少女の問いにさらっと答えた)
えっ(なぜかほめられたことに驚き)

……えっ(聞いてもいない(意図していない)回答にまた驚いた)
(耳から拾ったヴァトーの声がようやく脳へ届き)……人間の身体を模した、という表現が近いと思う。精密な成分はわからないが……人間のものとは違う気がする。

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