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ギルドスレッド

宿り木

【1:1】天義動乱の幕間

宿り木の一室。サクラが借りている部屋。
時刻は夜。
昼は暖かくなってきたが、夜はまだ少し冷える。
テーブルには入れたばかりのココアが湯気を立てている。
椅子が2つあり、1つには部屋の主であるサクラが座っている。

サクラはスティアを呼び出していた。
夜の自室にしたのは誰にも聞かれたくないから。
本当はその話そのものをしたくない。
自分が話す事は、大切にしてきたものを壊す事になるかも知れないから。
でも言わない訳にはいかない。
それは誰にも対する背信となるのだから。

まるで処刑台を登る罪人のような心持ちで、サクラはその時を待っていた。

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(※スティアさんとサクラ以外の書き込みはご遠慮下さい)
んー、なんの話だろう。
ちょっと真剣そうな顔をしてたけど……。
少し緊張しちゃうなぁ。

(サクラの部屋前まで来て、扉をノックする。)
サクラちゃん、いるー?スティアだよ!
(ノックに腰を上げてドアの前に移動。ドアを開ける)
いらっしゃい。急に呼び出してごめんね。
どうぞ。
(部屋に招き入れる)
わー、サクラちゃんの部屋だ。
お邪魔します!
(きょろきょろしながら部屋の雰囲気を確認)
特に面白いものはないよ?
あ、座って。ココア入れるね。
(部屋の隅にある練達製のポットからお湯を出してココアを作る)
えへへ、入るのって初めてだから気になっちゃって。
ごめんね。
わーい、ココア!ありがとー!
(席に座って大人しく待つ)
はい、どうぞ。
(スティアちゃんにココアを差し出し対面の椅子に腰掛ける)
熱いから慌てないで飲んでね。
うん、お話聞きながらゆっくり頂くね。
……今日はどうしたの?
うん…。あのね、スティアちゃん。
スティアちゃんってイレギュラーズになる前って何してたのかな?
イレギュラーズになる前……?
うーん、何してたんだろうね。
過去の記憶が曖昧でいまいち自信がないというか……覚えてることの方が少ないかな。
そう…。そうなんだ…。
(しばらく黙り、ココアを一口飲んだ後に)
私が天義の出身っていうのは言ったよね。
昔、うちの家と交流があるおうちがあったんだ。
…ヴァークライト家。
黄泉返り事件で確認された、あの人達…。
なるほどなぁ……。
(少し考え込むようにして)
昔ってことは今はどうなってるのかな?
あんまりなかったりするの?
うん…。
これ、知ってるかな?
(ヴァークライト家の顛末を語る書物、天義では焚書とされているそれをテーブルの上に置いた。)
ヴァークライト家は不正義を行ったとして、処断されたんだ。
だから今はヴァークライト家はない…はず。
噂では生き残りがいるって聞いた事もあるけど…私はそれが本当かどうか知らない…知らなかったんだ。
へぇ……天義にはこんなのあるんだ。
(書物をぱらぱらとめくりながら内容を確認していく)
一族が処断……コンフィズリー家より酷い事になってる。
ちなみにヴァークライト家にはサクラちゃんと同じくらいの年の子っていたりしたの?
うん。いたよ。
ずっとすちーちゃんって呼んでたから覚えてなかったけど…。

その子の名前はね…。
スティア、って言ったんだ。
ががーん、その子ハーモニアだったら私では!?
ううん、こういうのに見覚えあったりするのかな……。
(そう言ってチェーンの通された指輪……リインカーネーションを取り出して机の上に置く)
うん、覚えてるよ。
お母さんの形見だって、大切そうにしてたよ。
へー……お母様の形見……。
(優しそうな視線を一度指輪に送り、すぐに戻す)
それにしてもおかしな話だね。
天義から離れた幻想で再会するなんて……。
うん…。それでね…。
スティアちゃんのお父さん、アシュレイさんを殺したのって…。
私のお祖父様なんだ…。
……なるほどなぁ。
だから言いづらそうにしてたんだね。

当時の私はどう思ったかわからないけど……イレギュラーズになって天義という国がどういう所かは見てきたつもり。
だから不正義と判断されて殺されたと聞いても仕方ないね……としか思えないかな。
それにサクラちゃんのお爺様だもん。私的な気持ちで殺したりしなさそうだし。

後は何だろう……。いまいち実感がわかないというかなんというか……。
うん、お祖父様は感情に任せて断罪するような人じゃない。
それでも、もしかしたら今の状況を招いたのはお祖父様のせいかも知れない。

今回戦う事になる相手はスティアちゃんのお父様とお母様…だと思う。
お母様はスティアちゃんを産んだ時に亡くなったって聞いてるから見た事はないけど…。

もしかしたら戦ってる最中に記憶を取り戻したりするかも知れない。
だから覚悟だけはしておくべきだと思って話したんだ。
わざわざありがとね。サクラちゃん。
別に言わなくて良かったことだし……。

でもね。私が思っているのはサクラちゃんはサクラちゃん。お爺様はお爺様。
だからサクラちゃんが気にすることじゃないよ。家族がやったことだからっていうのは関係ない。私はサクラ・ロウライトじゃなく、サクラちゃんと仲良くなったのだから。
まあ記憶が戻ってお爺様に会ったら何か言うかもしれないけど……。
戻ったら今の記憶どうなるんだろう……っていうのは心配だけど。

うん、昔の私もきっとサクラちゃんのことが好きなはず!
うん…。うん…。
ありがとうスティアちゃん。
もしかしたら嫌われるかもって思ってたけど…。
もしかしたら、記憶を取り戻したら嫌われるかも知れないけど…。
今はありがとう…。

そうだね。あの時仲の良かったすちーちゃんも私を好きだったら嬉しいな。
本当にありがとうね。サクラちゃん。
まだ日にちもあるし、伝えたいこととかないか考えてみるね。
だから一緒に頑張ろうね。
(そう言って少しぬるくなったココアに口を付ける)
うん、頑張らないとね。
例え結果がどうなったとしても…。
まあまあそんな不安そうにしない。
二人で頑張ればなんとかなるなる!
うん。ちゃんとみんなで勝って帰ってこないとね!

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