ギルドスレッド
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宿り木
……なるほどなぁ。
だから言いづらそうにしてたんだね。
当時の私はどう思ったかわからないけど……イレギュラーズになって天義という国がどういう所かは見てきたつもり。
だから不正義と判断されて殺されたと聞いても仕方ないね……としか思えないかな。
それにサクラちゃんのお爺様だもん。私的な気持ちで殺したりしなさそうだし。
後は何だろう……。いまいち実感がわかないというかなんというか……。
だから言いづらそうにしてたんだね。
当時の私はどう思ったかわからないけど……イレギュラーズになって天義という国がどういう所かは見てきたつもり。
だから不正義と判断されて殺されたと聞いても仕方ないね……としか思えないかな。
それにサクラちゃんのお爺様だもん。私的な気持ちで殺したりしなさそうだし。
後は何だろう……。いまいち実感がわかないというかなんというか……。
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時刻は夜。
昼は暖かくなってきたが、夜はまだ少し冷える。
テーブルには入れたばかりのココアが湯気を立てている。
椅子が2つあり、1つには部屋の主であるサクラが座っている。
サクラはスティアを呼び出していた。
夜の自室にしたのは誰にも聞かれたくないから。
本当はその話そのものをしたくない。
自分が話す事は、大切にしてきたものを壊す事になるかも知れないから。
でも言わない訳にはいかない。
それは誰にも対する背信となるのだから。
まるで処刑台を登る罪人のような心持ちで、サクラはその時を待っていた。