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宿り木
わざわざありがとね。サクラちゃん。
別に言わなくて良かったことだし……。
でもね。私が思っているのはサクラちゃんはサクラちゃん。お爺様はお爺様。
だからサクラちゃんが気にすることじゃないよ。家族がやったことだからっていうのは関係ない。私はサクラ・ロウライトじゃなく、サクラちゃんと仲良くなったのだから。
まあ記憶が戻ってお爺様に会ったら何か言うかもしれないけど……。
戻ったら今の記憶どうなるんだろう……っていうのは心配だけど。
うん、昔の私もきっとサクラちゃんのことが好きなはず!
別に言わなくて良かったことだし……。
でもね。私が思っているのはサクラちゃんはサクラちゃん。お爺様はお爺様。
だからサクラちゃんが気にすることじゃないよ。家族がやったことだからっていうのは関係ない。私はサクラ・ロウライトじゃなく、サクラちゃんと仲良くなったのだから。
まあ記憶が戻ってお爺様に会ったら何か言うかもしれないけど……。
戻ったら今の記憶どうなるんだろう……っていうのは心配だけど。
うん、昔の私もきっとサクラちゃんのことが好きなはず!
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時刻は夜。
昼は暖かくなってきたが、夜はまだ少し冷える。
テーブルには入れたばかりのココアが湯気を立てている。
椅子が2つあり、1つには部屋の主であるサクラが座っている。
サクラはスティアを呼び出していた。
夜の自室にしたのは誰にも聞かれたくないから。
本当はその話そのものをしたくない。
自分が話す事は、大切にしてきたものを壊す事になるかも知れないから。
でも言わない訳にはいかない。
それは誰にも対する背信となるのだから。
まるで処刑台を登る罪人のような心持ちで、サクラはその時を待っていた。