PandoraPartyProject

ギルドスレッド

自由図書館

深淵を覗くものを、深淵は常に見つめ返している

図書館の窓から、風が吹き込む。
夏は終わったと、つぶさに空気が伝えてくる。

ああ、けれど。
この肌寒さは、きっと、秋のせいだけでは無いのだろう。

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(今日の彼は図書館司書。図書館内の掃除を黙々と行っている。
他には誰もいない。故に、誰かの来訪があればすぐに気づくことだろう)
は~、大地君のこの図書館の常連になれるかなあ。顔、覚えられてるかなあ(縁が出来たことを喜びつつ次は「どちら」に会えるのかと期待もして)よし…(意を決して図書館へと)こんにちは、本を返しに来ました。
(振り返り、声の主を確かめる。見間違えようもない、つい先日もこの図書館を訪れた『あの男』だ)

あァ、ハイ。返却っすね?
今行きます。

(出入り口に立つ大海に一瞬笑いかけ、貸出カウンターへと戻ってくる。その微笑みは努めて穏やかで……血のような赤が、しっかり貴方を捉えている)
(パチリと瞬き1つ。しかし直ぐに笑みを浮かべて)
「初めまして」。本を返しに来たよ、それと少しお喋りでもと思って。どうかな?
(首を傾げ持ってきた紙袋を掲げる。傾げた時にチラリと首に歪な痕が見えたかもしれない)
(おっと、早くも芝居が割れたか?
いつから見てるか知らないが、意外と『大地』をよく見ているらしい。だが今は、司書としての言葉を言う時間だ)

……そんな、『はじめまして』は無いんじゃないスカ?
俺だってこの前うちの本を借りてってくれた人の事、忘れないですよォ。ネ、……空木大海サン?
(からから笑ってパラパラと、貸出台帳を捲り、『空木 大海』の名、それが書かれた頁を開く)

まァいっか。えっと、この前借りてったのは……『夏と花火と浴衣と死体』と、『彼岸花』と……?

(台帳に書かれた本のタイトルを、一つずつ読み上げている。紙袋の中身を出すよう、言外に促しているようだ)
ふふ、大地君に会うのは二度目ましてだけど…赤羽君に会うのはあの日ちょこっとだけだったでしょ?だからこうして1対1でお話するのは初めましてでしょ?(にっこり。人の好さそうな笑みをう庇えて返却用の本2冊と紙袋の中から如何にも市販品ですな顔したクッキーを取り出して)
ああ、市販品だから安心してね!それと俺が「借りた」のはこの本2冊だけだよ~(ご機嫌に話していく。墓穴を掘ろうが掘るまいが彼が大地でないのならお構いなしだ)
(彼は今、自分の事をはっきり『赤羽君』と言った。
ここに来る一般人の多くは、彼を『赤羽という姓を持つ大地という名の少年』……つまり赤羽家の大地クンと勝手に思ってくれているが。実際は『違う』のだ。そして眼の前の男は、その口ぶりからその事は知っているのだろう。
ならばこれ以上、猫を被る必要もない)

……あァ、お前さんの言うとおりだヨ。
因みに生憎だガ、その『大地』は今日は休みだゾ。
季節の変わり目辛いんだとヨ。マ、いつもの事っちゃいつもの事だがナ?

(言いながら、首の傷、そこを指さした)

……フン、本『は』キレイに帰ってきたナ。そこにケチをつける気も無いサ。

それよりモ、青だのあのジジイだのととはまた別ニ、気をつけるべき奴が見つかっタ。
その授業料だと思っテ、布切れの1枚2枚3枚ぐらいは目ぇ瞑ってやるヨ。

(言いながら、帰ってきた本を預かり、帳簿にチェックを入れていく)

ああそうダ、俺からもアンタに『返す』モンがあル。ホレ。
(ポケットから出したのは、小さな機械の何点かだった)
ふふふ、そっかあ。大地君に会えないのは残念。お大事にって伝えてね。……そっか、季節の変わり目は傷が痛むのか。ううん、どうしたものか(自分の首をさすって)

あ゛あ゛!!酷いそんな!!!!お許ししてくれたんじゃなかったの?!(返す、それだけで何となく予想はついていたがああなんてむごい。そんな、少しだけ拾える範囲が狭くなっていたと思っていたがそんな。)
(じと、赤に反して冷たい視線が彼の首、その傷を舐めるように見つめる、が)

うるせぇ莫迦!!!
確かに俺はどうせ大地の身体からは出られねぇんダ、プライバシーもクソも今更だがなァ!!!
出るとこに出ねぇでおいてやるだけマシだと思えヤ!!!!
うっうっ…悲しい……。俺のエデンが…。赤羽君チェック、娘を嫁に出すお父さん並みに厳しいよ…。ところで赤羽君、今日のパンツ何色?(さめざめと泣いていたが、ふと思い出したように赤羽に問いかけた)
そんなに知りたきャ、ひん剥いてでも確かめろヨ。そうしたら今度こそ通報だけどナ。

……今この身体は『赤羽』が支配しちゃあいるガ、俺の私物なんてそんなにねぇヨ。

つーカ、大海、オメーもこの前の収穫で何となク、大地の趣味は察したろうヨ。そこから好きなのでも妄想しナ。

(そう言って、どかっとカウンターに足を投げ出す。大地と違い、愛想よく振る舞う気概は全く感じられない)
え?!押し倒していいんですか???!!(大興奮)…いや大地君のは分ったけど赤羽君のは知らないからさあ。こうして話してても性格も違うしやっぱり2人の好きなもの嫌いなもの知りたいじゃない?……あ、そだ。赤羽君両手ちょーだい♡(はい、と自分の手を赤羽に差し出して、その上に手を重ねろとアピール)
押し倒したら通報だゾ。
(ピシャリと言い切った)

嫌いなものなラ、割とすぐにわかると思うがなァ……。
(わざと大きく吐いたため息……の先に、差し出された両の手。その意図がわからず、眉間にシワを寄せるが、きっと応じないといつまででも張り付いてくるだろう。袖口になにか仕込んでやいないか……警戒しながらも、手を重ねてやる)
もっと親密度イベントをあげなければならないって事…?難易度高いな…。大地君の方が主人掻くみたいだし…

え、なんだろうな。俺分かんないや♡(何か仕込んでいる。なんてこともなくその手を取り、そのまま自分の首に赤羽の手を導いた)大地君だと危ないっぽいけど、赤羽君なら大丈夫かなって思って。ほらどう?俺の傷、歪だけどお揃いだよ♡(どろりと愛に濁った瞳で見つめて)
オイオイ、大地が御主人様ってのは冗談キツイなァ。確かにこの身体は大地のモノ。
けド、死にかけた大地の事を助けてやったのはこの俺様サ。俺にもある程度ハ、自由にやる権利があるってもんだロ?
一応、身体の持ち主が生きてる以上ハ、大地の意見も少しは聞いてやるがナ。

(なるほど、要は大海の首に触れてほしかったのか。手指に感じる凹凸、ザラつき。己にもひどく覚えがある)

ふーン……この傷でよく生きてたもんだナ、お前サン?
ふふふ、お気に障ったかな?俺にとってはどちらも素敵な人だよ。今の所赤羽君って大地君の親みたいな感じでしか出てきてない気がしてつい、ね?

ふふ、俺が不死身なら首を切り落としたところだけどそうではないからさ?何度も何度も傷つけて痕を残したんだ。大変だったけど、すごく楽しかったよ(愛撫でもされているかのようにうっそりと微笑んで)
……そうかヨ。残念だったなァ。
お前に優秀な死霊術師でもついてりゃア、さっくり首が落ちてモ、幾らでも継いで接いで蘇らせてやったろう二。そしたらもっと楽だったろウ?
(不敵に笑ってこそ見せるが、その実、大海の底知れぬ情にゾクリ、寒気を感じている。大地を殺した女も大概狂っていたが、その口ぶりで確信する。コイツはある意味、あの兎以上に狂っている!)

……これと他人じゃ居られねぇのは事実だガ、親ってのも気に食わねぇ言い方だなァ。
お前がどこまで俺の事を知ってるかは知らんガ、今の俺ハ、大地と命を共有してるようなもんダ。

(それでも、言葉を紡ぐのを諦めない。ヤツも人間であるなら、必ずどこかに弱みがある筈だ、と)

これの首が落ちた日、俺はこいつを救う代わりに一つの身体に住むことになっタ。この契約ハ、俺にも大地にも容易に解く事はできねェ。
そしテ、またいつカ、大地の首が落ちた時。今度こソ、俺にこれを蘇らせる力は残ってないかもしれなイ。

だからこソ、これの死は俺の死にも直結すル。だからうっかり死なねぇようニ、色々気にかけてやってる迄サ。

……テメェがどういうつもりデ、そんな首にしたのかは知らんガ。半端な覚悟でつける傷じゃねぇゾ、ンなモン。
ふふ、そうだねぇ。そしたら俺にも、運命共同体って唯一が出来たのかな?まあそんなもの、いらないんだけど。……滅茶苦茶痛かったよ。死ぬのかなとも思った。けどね、それを乗り越えたら、それを成し遂げたら。その痛み全てが俺の愛に変わるからなんてことなかったよ(ふわり。言葉の内容とは裏腹にそれはそれは穏やかに笑う)

そっか。そういう訳、それなら出来るだけ俺が守るよ。肉盾になってでも君の…君たちのために死ねるなんてそれはきっと幸せなことに違いない。
(未だ離していない手に力を籠める)一生消えない傷痕だ。エンゲージリング、みたいだろう?ずっとずぅっと…君たちを愛するって証だよ。ずっとずぅっと君たちと共に在るって証だよ。(それでも半端な覚悟、かな?と込める力と裏腹に穏やかに微笑んだままただただ語り掛ける)
何が愛ダ、何がエンゲージリングだヨ。そんなモン、自分から運命の奴隷になりますって宣言しただけだゾ。
(下らない、とばかりに吐き捨てる)

……それにそんな事までしなくたっテ、大地はフツーにオトモダチくらいにはなってやったと思うんだがなァ。
(つい先日も、大地は……まあまあ引いていた点も無くはないが……すぐ身近にいたからこそわかる。
少なくとも彼が常識的に振る舞っている間において、大地は決して、大海に嫌悪の情を抱いてはいなかったと)

オトモダチ以上を望むなラ……まあ相応に会ったり喋ったりする回数重ねテ。大地が『その気』になるよウ、うまく取り繕えばいいだけの話だろうがヨ。
大地がイエスと言うかハ、俺の知ったこっちゃねえけド……アンタ、ぶっちゃけ面は悪くねェ。
面が良いのが大前提だガ、それなりに良いやつが言い寄ってくるなラ、俺も一々、保護者ヅラして出てくる必要は無いんだヨ。だけどお前ハ、正直。

(『気色悪い。』唇がそう告げる。ぎりぎり、と握りしめられる手は、正直少し痛い)
うーん…運命の奴隷かあ。なるとしても大地君たちの奴隷がいいなあ。大地君はすぐに開放しそうだけど。

俺も最初はそういうつもりだったんだけど、我慢?ができなくて。もっと特別になりたい。恋人にだってなりたい。でもそれよりも独り占めできるなら独り占めしたいんだ。大地君を傷つけるのは俺だけでいい。大地君を笑わせるのは俺だけでいい。大地君を守るのは俺だけでいい。大地君の視線を集めるのは俺だけでいい。大地君の全てが欲しい。大地君に全てをあげたい。全部!全部!俺だけで構成されて欲しい!!!!

そう思ったら、止まらなくなっちゃって。大地君の前では「いい子」でいるよ。でもほら、赤羽君は世の中綺麗ごとだけじゃないって知ってるでしょ?それに…こういう俺も君たちに知ってほしくて。今はまだ、赤羽君と俺だけの秘密にしてくれるとありがたいんだけどね(首を絞めてもらう事は叶わなかったようだ。労わる様に撫でてから離す)
……あァ、つまり『そういう部類の人間』なんだなお前ハ。
表社会では普通に良い子チャン、もしくはポンコツなりにちゃんと頑張ってるやつと評価されテ。
その裏でハ、大地としっぽりぐっちょりネッチョリ愛し合っテ、でもってまた活力だの貰って働きにでも出ル。ンな生温い幸せじゃ足りねぇのカ。

そうだナ、お前みたいなこと言う奴、他にも心当たりがあるヨ。……大地が本性を知っちまったら猛毒になるようなやつガ、もう一人、ナ。
……どいつもこいつモ、莫迦かヨ、本当ニ。

(嫌悪感たっぷりに吐き捨てる。開放された手首を自由にブラブラさせる。お前のために手なんか汚してやらない)
大事なものはきちんとしまっておかないと壊されちゃうでしょ?世界には悪い人がいっぱいなんだから。普通の幸せなんて、望めないほど残酷なんだから。……まあそう思うのも、俺が海で暮らしてたからかもしれないんだけど。

そうなの?その子は赤羽君にとって、大地君にとって、大事な人?(嫌われちゃったかなあ。そういうのもいいなあ。もっと欲しいなあ。そんな事を思っているかもしれない)
ああそうだナ、お前の言うとおり、『普通の幸せ』、って奴ハ、気ぃ抜いたらあっという間に掻っ攫われテ、ぶっ壊されちまうだろうヨ。何もできずに波間に飲まれテ、消えちまうんだろうサ。

だからこそ大地ハ、今の幸せを壊されねぇために強さを求めテ、戦ってるんだヨ。
……俺が戦うのはまた別の理由だガ。この器が強く育ってくれる分にハ、俺にとっても好都合サ。そのための助力は惜しまなイ。

……勿論戦わずに勝てりゃあそっちのが楽だがナ?

(一瞬にへら、と笑って)

……だかラ、お前が大地を脅かシ、狂わセ、壊そうとするなラ、俺も絶対にお前を許さねェ。
今俺の目の前にいるやつが赤の他人であレ、魂を分けた双子であレ。

俺達の邪魔をする奴ハ、皆敵ダ。
(そう言って、大海を睨みつけた。その姿に誰を重ねているのだろう、向ける瞳はひどく厳しい)
……赤羽君って、いわゆる「ママ」みたいだねぇ。(それまでの赤羽の剣呑な雰囲気を全て吹き飛ばすかのように何気なく強烈な一言を大海は放つ)
(『ママ』。女の身体でもないのに。まして子を孕んだ事も産んだこともないのに、投げかけられた予想外の響き)

あァ!!!???

(ダン、と大きな音を立てて乱雑に立ち上がる。それほどに動揺しているらしい)
やー、ほら母親ってのは父親ってのよりも子供への愛情が深いんだろ?時として、父親に手をかける事もあるとか。さっきのセリフ、我が子を守るママって感じがして更に好感が持てちゃったなあ。ね、赤羽ママ!(本人は至って真面目である)
(舌打ち一つ。どうしてこうなった? 大海を睨む顔は変わらずに、どかっと座り直した)

……先に言っただロ、大地の死は俺の消滅に繋がるト。
輩にナイフでぶっ刺されるのは勿論、大地が下手にテメーみたいなのに捕まってケツだの尊厳だのを陵辱されて自死を選ぶオチになっても迷惑なんだヨ。

だから断言するゾ。俺は絶対にこいつのママなんかじゃねェ。
(不思議そうに首を傾げた後何か思いついたのか指を鳴らす)照れ隠し!
あ。俺こう見えて純愛派だからそういう事はちゃんと恋人同士になれたらするよ!偉いでしょ?
違ウ!!!話を聞ケ!!!!!

(舌打ち2つ。こいつは人の話を聞かないらしい。勿論自分ならば彼を説き伏せられる等と思い上がっちゃ居ないけれど……)

フン、恋人になれたラ、ネ。
純情なのは結構だガ、もう先に大地が他の輩に食い散らかされてたりしたらどうする気ダ、お前?
もう俺の中で君はママだ。赤羽ママ…とてもしっくりくる。(うんうんと頷き一つ)

え?大地君に?うーん合意なら別に?その子ごと愛するよ。大切な人も大切な人の大切な人も全部全部愛するよ。俺はね(にっこり。その笑みに悪意もなければ裏もなく)
……クソがヨ……。
(ああ、こういう確固たる信念の持ち主はマジ面倒くさい。舌打ち3つ)

(こいつもああは言っているが、『ダイヤ』の事などは口にしない方が得策だろう。今急に逆上して刺されようと言う心配こそないが、こちらから種をまくこともあるまい)

……改めテ、一つ聞かせロ。なんで大地なんダ?
舌打ちってキスの音と似てるよね……(少し、ほんの少しだけ、妄想してみる)

顔!いや表情…?かなあ。何かにおびえてるような表情凄く可愛いよね。興奮する。色んな表情見て見たいなーって思うよ。でも話してみて俺の周りにはいないタイプでそういうのも気になったって言うか。あと、大地君のああいう姿を「普通」って言うんだろう?たまたま目についた普通の男の子で、知れば知るほど深みにハマる。みたいな?アトリエとかで写真とかも見てたりするんだけどね。報告書は全然読んでないんだけど…。ああ、もちろん。赤羽ママを認識した時から赤羽ママの事も愛してるよ?
(ぞわり。寒気がする。それを懸命に振り払って)

……そうかヨ。お前がそんなに深い愛の持ち主だとは知らなかったワ。
さぞかシ、『俺』を大事に大事に守ってくれるんだろうなァ?

(勿論皮肉だ)
ふふふふ…(問いかけに現実に戻ってごほんと咳払い)
難しい質問だなあ…両社とも愛しているから赤羽ママと大地君どちらかをってなったら悩んじゃう前にどっちもなんて事もありそうだしね?2人が別々になっても生きられる道があればいいのにねえ。(皮肉に気付いているのかいないのか真剣に悩んで答えを出してそうして笑う)
……そウ、だナ。
(『赤羽』『大地』。互いに互いを庇ってはいるが、互いを思い寄り添う限り、共に滅びる時もいずれやってくる。
その前に何としても、両者が自由に生きられる道を。それは赤羽にとっても、大地にとっても目下の課題なのだ)

……とにかク、俺も大地モ、テメーになんか絶対にケツは突き出さねぇヨ。
わかったらさっさと帰りナ。
そういう協力なら俺もしようかなあ。(赤羽も大地も両方同時に抱きしめられる時が来たのならそれはそれで大海にとってもプラスなのだ)

え、じゃあナニは出してくれるの?(この男全てにおいて台無しである。ちょっと交換度上がったかもしれないのになあ)
訂正、テメーとはぜってぇシねェ。
(手首でめちゃくちゃあっち行けの動きをした)
え、ひどい。どうしてそういう事言うの?興奮するよ???
……自分の胸によーく手ぇ当てて考えてミ???

(この器が、この男に汚されるのを想像するだに悪寒が走る。大地のモノとはいえ、こちらの精神的ダメージもデカい。やはりこの男は危険だ、目を光らせておこう。自分を守るのは最終的に自分なのだ)
うーん?俺は素直な感想を赤羽ママにぶつけただけなんだけど…。大地君には隠して赤羽ママにはぶつけることにしたので(ニッコリ。いい笑顔、ヤンでデレてなければただのいい男だ)
……へェ、そうかイ。俺に心を開いてくれて何よりダ。
安心しナ、今日の話は一個たりとも大地には聞こえてねぇヨ。静かにおねんねしてるからなァ。

(吐き出す言葉はやはり皮肉だ)

じゃあ『ママ』の言う事聞いてくれるカ?
用事が済んだなラ、今日はさっさと失せナ。とりあえず本はちゃんと返ったことだしナ。
ママ優しい!!!
えー…まあいっぱいお話しできたからいいけど。じゃあクッキーは今ここに住んでる皆にあげるね。最初にも言ったけど、市販品だから何も入ってないよ。(聞き分けはいい子である)
……ォェッ。
(ぶっちゃけ『ママ』という言葉を吐くだに胸やけがひどいが、相手が勝手に押し付けた身分、これを逆手に取ってでも、とりあえずこの場から彼を退散させたかった。でないと、怒りのあまり大地の家を不本意に荒らすことにもなりかねない)

ハイハイ、わかったヨ。責任持って俺らが食うヨ。
(おそらく彼の言に嘘はないのだろうが、それにしても他の住人にこれを出すのは憚られた。少なくともこのクッキー自体に罪はないのだが)

今日の話はもう終いだナ。終わりでいいよナ???
残暑で干乾びねぇうちにさっさと帰れヤ
(暴言であった。)
ふふふ。赤羽ママ優しいねぇ。(確かに市販品ではあるが今までの正直ぶりから食べ物に罪はないとはいえ捨てられると思っていたのでご機嫌である)

とっても満足したしいいよ!またね、マーマ♡
ふふ、干からびる前に乱獲される前に帰らないとねぇ。…ママのお腹の中に還る、のもいいよねえ。胎児は皆腹に還るんだっけ?(じっとハイライトを消して腹を見る)
……フン。テメェのどこが胎児ダ、図体ばっかでけぇガキがヨ。
(粘つく視線。欲情の目。そういう目でこちらを見てくる輩は大概良くない事を考えている、とは大方察しが付く。……しかし、何を仕出かすつもりなのかは、皆目検討もつかない。この男の動向には、今後とも注意が必要だろう。もう別れは済んだろうとばかりに。もしくは腹に向けられた視線を逸らすように、背中をふいと向けた)
ふふ、ちゃんと育児してね。ママ(隙を見つけたら背後から抱きしめて腹を愛おしそうに撫でる)
それじゃ、またね!(反撃されない様に素早く離れると図書館を後にした)
(油断も隙もない!全力で振り払い、捕まえようとするが)

テメエッ……!

(その背はすでに遠い。今から追いかけても間に合いそうにない。……否、あいつを追いかけることに体力を割くのにさえ嫌気がさす)

……クソ、なんなんだアイツ。
青刃みたいニ、俺に感情拗らせすぎテ、他を一切合切敵視してんのとも訳が違ウ。
むしろあのジジイみてぇニ、俺や大地を睨んでる方がまだわかりやすイ。

……本当ニ、何を考えてやがル、あの男ハ……?

(片割れは今は眠りの中その問いに答えるものは、誰もいない)

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