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ギルドスレッド

自由図書館

【RP】魔術師は図書館に住む

自由図書館の敷地内にベルの音が鳴る。
ポストに括り付けてあるベルが、配達員の手により鳴らされる。

その音に、自由図書館司書、赤羽・大地は心当たりがあった。
馴染みの書店に、新刊を宅配するように注文していたのだ。

心待ちにしていた一冊。それを大事に胸に抱き、図書館内へと戻ったなら。

……そこに来客があったのだ。

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(一目見ただけであなたにはわかる。その人は美しい人だ。
 夜の青味を閉じ込めた髪色と。端正な人形のように癖がなく嫌味もない整った顔つきは、冷たさを身にまとった白い肌に包まれている。伏せられた瞳から漏れいづるシトリンの淡い輝きは、その色の中にあってなお欠けた月のように人目を惹きつけた。
 薄く開いた唇と、そこから覗く整然な歯も、遊惰に本をめくる指先も、その外装も動作もひとつひとつが、追求された人工的美を突き詰めている。)

(………とまぁ、そいつの内面を知らない奴はそう思うだろうし。
 そいつとあらゆる意味で無関係の人間であるなら、そいつはまるでそのように振舞うだろう。
 だがあなたは、あなた達は。そいつがどういう奴か大体わかっている。)
……。
(そいつはまるでここにいることが当然のように、居座っていた。
 適当な本を数冊見繕って、居心地のいい場所に堂々と座り込んでいる。
 それすら絵になっているのが猶更質が悪い。)

ああ。
(しかもあなたに気づいても碌に挨拶を返そうとしなかった。
 「ああ、いるじゃん。」くらいのそんな声を漏らしている。
 つまりそういうやつなのだ、こいつは。)
……ゲ。
(明らかに顔色を変えたのはこの場所の住人たる『魔術師』赤羽。)

……いや『げっ』じゃないだろ、失礼だろ赤羽。
(それを諌めるのは、ここの管理人たる『司書』大地。)

……どうも、いらっしゃい。
何かお探し……だろうか……?

(相手が知っている顔だからと、これと言って必要以上に持ち上げるでもなく、かと言って雑に扱うでもなく。ひとまず平素通常の来客に取るような声掛けを行う)
そう邪険に扱うこともないじゃないか。
数日後には先の見えない難題に、共に挑戦しようという間なんだから。なぁ?

(トンと音を立てて本を閉じると、両の眼が分析するようにそちらを向く。)

探し物といえば探し物かもしれないね。
こう見えて価値ある希書や魔術所、学術書を蒐集していてね。
そして赤羽 大地君は旅人で、それに図書館を開いているというじゃないか。
で……旅人といえば異界の知識をまとめた本、あるいはエッセイでもいい。
そういうものがあれば……… あればいいな、と思ったんだが。
パっと見、そうたいしたラインナップでもないから。
ちょっと退屈し始めてたところだよ。
あはは……いやあ……ご期待に添えず申し訳無いなあ……。
(苦笑交じりにそう言いながら、カウンターについ先程届いたばかりの新刊を置く。司書の好きなミステリー作家の最新刊だ)

てか待てセレマ。考えてみロ。
……魔術書だとしたらそんな大層なモン、他の客がベタベタ触れるようなとこに置くわけねぇシ。

異世界の知識たっテ、それを纏めた本を探すのは容易じゃねェ。
玉石混交の混沌は飽きねぇガ、これぞって逸品もそうそう見つからねぇんだってノ。

そもそもこの図書館は半ば『大地』の道楽みてぇなもんだゾ。
こんな辺鄙なとこに足運ぶくらいなラ、難題に挑む前に公式でも復習したらどうヨ?

(いいながら、どかっと図書館での彼らの定位置……カウンターの向こう側の椅子に腰掛ける)
知らないのかい。
ボクのような非魔術師的な魔術師は、そういう一見無価値そうな見識から価値を見出すところから始めなきゃならないんだよ。
それも内容はともかくとして数が多いほどいい。

それにさぁ。
肝心のレオンですら「俺から話を聞く意味はない」なんて言うんだぜ。
復習する公式すらないだろう。
だったら多少持て余すくらいがちょうどいいだろ。付き合いなよ。暇つぶしに。
ああ……まあ……確かに。
日常、一体どこでどんな閃きが得られるかわからないし。

……あの件も、レオンさんがあんなに言い切るんじゃあ……いくらこっちが備えるにしても、限りがあるしなあ……。
(それもそうだ、と魔術師の弟子は頷く一方で)

あア……ええト。つまりダ。
結局アンタは暇で暇で死にそうなくれぇ退屈でしょうがねぇかラ、ここに来たって事だロ?
わざわざこんナ、スタッフも客もろくすっぽ居ねぇような図書館まで来るって事はよォ。
まァ、暇してるって意味では俺達も人の事は言えねぇカ……。
(自称死霊術師は唇を尖らせたが、そう言いながらも適当な椅子を引っ張り出してくる)

デ、座るカ?

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