PandoraPartyProject

ギルドスレッド

古戦場跡地

黒き樹海(無双)

多くの戦死者が眠ると言われている樹海。
夜になると地の底から、白骨化した戦士たちが続々と蘇る。
樹木が月明かりを遮り、闇一色に包まれる。

※周りを気にせず無双できるスポットです。
木々も骸骨たちも派手に薙ぎ倒してしまって下さい。

【無双可、連投可】
【剣でも魔法でも、自身の技を繰り広げたいときにどうぞ】
【肝試しも可】
【同族でコミュニケーションを取ることも可能かもしれない】

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おおー!なんとか無事に出られたみたいだねっ。よかったー!(ホット胸をなでおろして)
あ、目印付けておいたんだね。また来る機会があればそれを参考にして、採取の役に立てそう…ナイスアイディアだよ、ユーリエさんっ!
(冒険に慣れてるなあ、と思いながらありったけ素材を担いで後をついていく)
二人とも良く頑張ったな。今日はお疲れさま!
じゃ後はアトリエまで持ち帰って素材を倉庫に入れて解散かな…。
二人ともありがとうっ!
二人がいなかったら、どうなることかと…。
また行く時があったらお願いするねっ。
皆で力を合わせて冒険出来て楽しかったよ。なかなかできる経験じゃないしな…二人の力も目にすることが出来て良かった。ああ、またその時は狩るとしようか。
私は2人より来るの遅くなっちゃったけど、いっしょにで着て嬉しかった。
わたしこそ今日は2人ともありがとう!
また一緒に来れた時も、みんな無事でいれますようにっ!
…。(赤いマントをなびかせながら樹海に入っていく)
魔法を使いこなす為には、実践しなきゃ…だよね。
(カシャカシャ…と遠くの方から一体の骸骨がやってくる)
…。(瞳を閉じて掌を突き出し魔力を集中させる)
イメージ…。(クロスボウを頭の中でイメージ。材質、作り方、素材、使い方…。)
!(掌に魔力が溜まるのを感じ解き放つ。ユーリエの手には引き金で引くタイプのクロスボウが)
……。(狙いを定めて一体の骸骨の頭を吹っ飛ばす。骸骨はそのまま崩れて倒れる)
これじゃダメだ…イメージしたのを出せても遅すぎるしすぐ消えちゃう…。
(クロスボウが出現して1分後には霧となって消滅する)
今日はこの辺にしておこう…。
(簡単な素材を回収し、そのまま自分のお店の方に戻っていきました)
ーーあーめあーめふーれふーれかーさんがー…♪(ロープと肩下げバッグを持って樹海散策中…)
じぇーのめーでぴーちぴー…(カシャ…カシャ…という音が聞こえてくる…)…いたいた。

(木の根の影に隠れて現れた骸骨を観察)…ボロっちい剣と、まだ使えそうなラウンドシールド…後はボロ切れの服か。…こいつでいいな

(木の根の影から飛び出し)…フッ‼︎(腕を振るって鎖を鞭のように当てる。骸骨の頭骨にヒット)
…ッチ、浅い‼︎(ひび割れたが砕くに至らず、一度後退、居た場所にボロの剣が振るわれて地面にめり込んだ)
…ッハァ‼︎(直ぐ様突撃して渾身の右ストレートをひび割れた箇所に当てる)

(頭骨は完全に砕かれ骸骨は音を立てて崩れた)…ふぅー…やっぱ(袖から出る鎖を見て)不便だな。
まぁいい、どれ回収回収…(折れたボロの剣、傷ついたラウンドシールド、腕部と脚部の骨を入手、剣とシールドはロープで吊るし、骨はバッグに収納した)
…さて、一度戻るか…(戦利品を持って樹海を後にした)
(静かに、いつも通りゆったりと歩いてくる)
(ふと、立ち止まり空を見上げ)

…あぁ、今夜は…月がとても綺麗ですのー…
こんな夜は、よく眠れそうな気がいたしますのー…

(白い服の彼女は森の中でよく目立つ)
(まるで光に集まる虫のように、武器を手に取った骸骨達が徐々に集まっていた)
(カシャカシャと彼らが立てる音は聞こえているはずだが、彼女が気にする様子はない)

…ふふ…そうは思いませんのー…?

(周りの骸骨に柔らかく微笑んだ彼女に向け、無数の刃が襲い掛かる――――!!)
(だが、その刃が届くよりも早く、彼女は動く)
(骸骨は統率されているわけではない。ならば、その動きは一斉ではなく必ず早く飛び掛かるヤツと遅いヤツが出てくる)
(その遅い骸骨…穴となっている部分に身体を滑りこませ、武器を避けつついつの間にか手にしていたナイフで横薙ぎに骸骨の首を砕く)

…~♪…~~♪…

(微かに歌うは彼女の世界の子守唄)
(眠れぬ彼らに向けての葬送歌)

(歌いながらもその細い身体は止まらない)
(到底出せるはずのないスピードと膂力で次々と骸骨を砕いていく)
(彼らの首を、頭を、脚を、腕を、腰を、胸を……次々と)
…眠れ…♪…眠れ…我が、子らよ…♪
神の手に抱かれ…安らかなる、眠りへ…♪

(歌と共に聞こえるのはプチプチという微かな破裂音に似た断裂音)
(リズムのように、彼女の身体から聞こえ続ける)
(彼女の筋肉の裂ける音、身体に負荷をかけている代償)

(それでも彼女は止まらない)
(微笑みを浮かべ)(目の前の骨を砕き続ける)

…眠れ…眠れ…♪我が、子らよ…♪

(送り続ける。眠れるように、と)

我が腕に、抱かれ…深き眠りへ…♪

(彼らの魂よ、どうか安らかに)

眠れ、眠れ…♪

(祈りつつ)(願いつつ)

眠れよ…我が子らよ…♪

(彼女はその刃を振るい続けた)
……~~♪……~♪…

(見える範囲から骸骨がいなくなると、ふぅ、と一息吐き)

……っ!!

(微かに顔を歪め、ふらつく)(顔は月の光のせいか、それとも痛みのせいか青白い)
(が、なんとか立ち直し、そっとその場を後にした)
(敢えて剣を抜かず樹海内を歩き、骸骨が一人佇んでいるのを目にし)
あれでいい、か。

(そのままの方向へと歩き進むと、
得物を見つけたと言わんばかりにカラカラと音を立ててやってくる骸骨兵士。
真正面に立つと、そのまま大きく剣を振り被る)

(目は逸らさない。だが、真正面から無防備に、その太刀を受ける)

ーーーーーッ。
(鎧越しに肩口からバッサリと斬られ、血が滲み出す)
……成程。雑魚とはいえ下手をすれば致命傷を負いかねないか。

(二撃目は許さず、すかさず剣を抜いて骸骨剣士を薙ぎ払う。
ガラガラと音を立て、バラバラとなり地に落ちる)

はは、痛いなぁ。やっぱ痛いよな……。
回復できる見込みがなければ、こんな無茶はしないけどさ…。
……知っておきたかったんだ。どれ程の痛みなのか。
(失せた表情で踵を返すと、そこには血の匂いに誘われてやってきた骸骨の群れ)

……悪いが、負傷しようがお前らなんかには負けないぜ?
(軽く剣を振り、向かえうつ)

(襲い掛かる群れを一体一体丁寧に相手をし、
骨を構成する機軸を突いて地面に転がしていく。後に残るは屍ならぬ骨の山)

(若干フラつきながらも、問題無く剣を収め)
……さて、帰るか。
(さく、さく、さく。硬質な靴が地面をえぐる。
 さーて、提携者に渡せる薬草を探しに来たんだけど……

 ざわ、ざわ、ずる、ずる。かた、かた、かた、かた。
 地面から現れるのは、白骨ばかり。なんてこった。
 今日、一人じゃないんだぞ……!?)

……ナコちゃん、壁探して!壁!
一旦壁際で、向かってくるのぶっ潰して時間稼いで脱出しよ!
え、あ、えっと…… 
あ、か、壁…… ありました! 50メートルぐらい、先でしょうか……。

ココねーさま、大丈夫ですか……? わたしも、少しぐらいなら、倒せる……です!
なら走りながらやるよ!
飛び道具……ナイフあったよね?
ナコちゃんは先に走って、前方に敵が出たら応戦して
後ろはお姉ちゃんがなんとでもする!

(バキッ、ベキッ、とそこらの木の枝をへし折り投擲
 一体の頭部を粉砕するも、敵は多数こちらへと迫ってきている。
 歩みが遅い自分はしんがり。兎に角、囲まれる前に脱出か一掃か……)
おねーちゃん舌噛んだよちくしょうっ!

(がん、と接近してくるカルシウムたっぷりワンちゃんのおやつにぴったり野郎を拳で殴り
 その目が存在しただろう窪みに指を突っ込んで次の犬も食わない野郎に投げつける。
 身体に悪すぎるだろうから、食べさせられないけ・れ・ど!)

大賢者様なら薬に使えるかな…っ
いくつか採取する、か!
は、はい……!
(とにかく、壁に向かってダッシュです。目の前に迫ってくるのは召喚したハリセンで倒していきます…… が、倒れるだけで決定打にはならず、起き上がってくるようだ)

……も、もう少しです……!
わかった!

(前方、ナコちゃんの障害になるようならそちらに向かって
 自分の方の骸骨をシュート!エキサイティン!で破壊。剣を強奪するまではいいが
 そちらに気を取られて背中にざっくりと切り傷を受け)

っか、は……っ!?
な、こ、ちゃ……いって!そろそろ効果が切れるから!

( なんのでしょうか ? )
コ、ココねーさま……!?
な、何か……! この傷を…… でも、近くに何も……
ど、どうすることも……?

(それと同時、その右手が光りだし、ココの背中を照らす。その光はココの切り傷を治癒していく。)

こ、コレは……?
ここの主は言っている
薙ぎ倒してもええんやで、と (※いってません)
出来るー出来るー私なら出来るー

(ごくん、靴下最後の一片を飲み込んで
 剣を骸骨に投擲、ダンっといくつか貫き隙が出来たのを見計らい
 がしりと、程よい気を一本掴み―――へし折る。
 背中に壁があるからこそ、背を任せられるからこそ
 そして 正 気 を 失 っ て い る からこその戦術。)

丸太は持ったかオラァアアアア!!
うちのナコちゃんに触れるんじゃねーぞカルシウム!
ナコちゃん動かなくなった骨から採取ね!!袋に入れ……?

あれ?痛くな…いや、それより!ナコちゃんは出来ることを!
背中気にしないでいいんだったら後は薙ぎ倒すだけじゃオラァ!!

(正気は元に戻らない!)
それにしても治癒か…ありがたい、なっ!

(ガシャン!と骸骨を機で薙ぎ倒し
 バキッ!と蹴りで剣を持つ腕をはじき
 ガンッ!と頭突きで頭をかち割りに行く狂戦士
 もう傷の心配もいらないなら―ー)

ナコちゃんがとるもんとったらぶち込んで逃げるよ!
さ、さっきのは…… っては、はいっ! えっと、骨に、骨に、骨……。
(なぎ倒されていく骨から骨などのアイテムを採取していく。採取に必死で周囲が見えておらず、ココが正気を失っている様子は把握していない)

え、えっと……!? え、きゃ、きゃぁっ!
(気がついたら目の前に襲いかかってくる骨。気がついたら、ふと何も考えずにつかんだ袋の中にある骨でその襲いかかってきた骨を滅多打ちにしていた)
また噛んだよお姉ちゃん…!
悪い子はどいつだぶっ潰すぞ骨粉まで!

(骨と血肉ある額でのぶつか血合いで額が裂けても
 ただ只管に敵を砕いて、砕いて、そして隙が出来てしまった事に舌打ちして
 ナコの背より高い位置で木を振り回して薙ぎ倒し、直線に投擲)

ナコちゃん大丈夫!?
怪我はない!?お姉ちゃんが前は潰したから脱出!それだけあれば平気!

(とはいえ先ゆくものが無いのは不安故に剣を2本ほど拝借して
 もぐっと靴下を口に入れる。ここからは冷静に…!)

へったーひ!
(てったーい!)
て、てったい…… です!

こ、ココねーさま大丈夫ですか……!?
え、えっと、たしか、さっき拾った……ってあれ……?
(アイテムを探っていると、また自分の右手が光っていることに気がつく。その手をココにかざすと、その傷が治癒されていく。)
……これは、一体……?
っぎ…!?

(直線「は」 ナコより上の者「は」 倒せた
 だがしかし、生えてくる骸骨に足を刺し貫かれ、剣でガシャンと潰し返し
 片方の剣をナコに差し出し)

ナコちゃん、まだ生えてくる
さっきの要領でいいわ、近づいてきたら滅多打ちにしなさい
お姉ちゃんちょっと足遅いけど、ナコちゃんは先に脱出…は、むりよねー姉妹だもん

前と回復は任せた。後は任せなさい!

(お姉ちゃん強いんだぞうって笑って。)
治ってる
……うん、平気!いくよナコちゃん!

(ナコを前に、しんがりは自分
 戦利品をもって逃げ帰った、でこぼこ姉妹であった)
は、はい! 撤退します!

(戦利品の入った袋を持って、その重みで少しふらつきながらも逃げ帰っていった)
(身の丈を超える大剣を背負いながら歩いてくる)

やっぱ結局な、確かめるには実戦が丁度いい

(徐に取り出した大型のリボルバーで近づく骸骨を撃ち抜く)
(すると、そこから中心に亀裂が入り指の小さな骨すら塵と化す)

あー訂正する、やっぱなんだか無性に気が立ってんだ、八つ当たりさせろ

(馬賊撃ちの要領で銃を水平にし迫りくる骸骨を撃ち砕く、あるものは氷漬けになりあるものは骨が灰になるまで燃やされる)

お前さんらはどっちだ、裏切られたのか?それとも裏切ったのか?あるいはどちらでもないか
応えろよ答えろよ、なあ敗者弱者

(木の上から射られた矢を空いている片手で大剣を振るい落とす)
(その間に排出を行いホルスターにしまってリロードを完了させる)

それは答えじゃねえんだよ、分かるか?分からんか脳足らん愚者共

(両手に持ち直した大剣はいとも容易く木々を砕き切る)

まあいい、これからすることは単なる蹂躙だ
(無表情に大剣を振るう、敵も木々も関係なく薙ぎ払う、半径2m半は何者の侵入を許さない質量の暴力に阻まれていた)
(振り切った後の隙すらつけない、なぜならそのまま手放した後に自由になった手の中にある大口径回転式拳銃があるからだ)
(込められた魔弾はたとえ腕の骨であろうとも当たったら最後無条件に撃ち滅ぶ)
(たとえそれすら掻い潜ることが出来たとしても今度はもう片手にある大型ナイフにより頭蓋が砕かれる)
(見るものが居るならやはりそれはただの蹂躙で戦闘と言うには烏滸がましい程に圧倒的であった)

どうしたこんなもんじゃねえだろ、骨しかねえのにそれすら脆いとは笑わせる
いや笑いすら起きねえな、実に不愉快だ逝ね
(数刻後、空を覆うほどの木々は倒れあたりには無残と言うべき光景が広がっていた)

つまらねえな、下らん

(ただ無表情に持っていた大剣についている円筒にあるボタンを押すと刀身が赤く熱を発し始める)

後始末はしねえとな、生木は燃え移りにくいそう広がることもねえ

(倒れている木に押し当てると日が燃え移りやがて周りを燃やし尽くす)
(山火事になるかと思われたが燃えている範囲は先程戦った場所だけにとどまる)
(それを見届けもせずに去っていく)
……(最初から抜き身の刀を手に、迫る骸骨の群れの前に立つ。その目には、純然たる殺意のみが宿る)

(敵が迫る、一薙ぎ、骨の砕ける音。無情の一閃は容赦なくそのカタチを散らす)

……オレは、”死神”。
テメェらを葬る、ただの”災害”だ……。
(振り抜かれる剣を防がず、浅めに剣が喰い込んだところに右手に持っていた太刀で両断。守りを行わず、機械的に障害をなぎ倒していく)
(その後も前に進み、襲い掛かる敵を払うように斬り伏せる。愉しむわけでもなく、技の冴えを見せる訳でもなく、純然たる暴力の一陣としてのみ、クロバの刃は振るわれていた)

……さて、アンタは今のオレを愉しませてくれんのか?
(骸骨の群れの奥、ボロボロの布を外套のように纏う、異様な気配を放つ、剣の骸が立っていた)
(剣戟の音が黒き森に響く。撃ちつけられる剱同士が火花を散らし、一振りが周囲の木々を薙ぐ)

(殺す為に振るわれる剣同士は、互いの身を削り合う。だが、相手は骨。その身を寸断せねば終わりなどなく、生者たるクロバは徐々に消耗していくのみ)

……くく、ククククク……あっはっはっはっはっはっははははははははははははあははははははははははははははははははは!!! そうだよな、やはりそうだ!!

こうやって斬り結んでいるとき!! 生と死! その境界に立っている時だ!!!
オレは、ここに”在る”!! この業こそが”オレ”だ!!
(狂気を含んだ笑みを浮かべ、身を裂く剣などものともせずに刃を押し立てる)

……感謝する。この”業”を以て、貴様への礼としよう。(黒い魔力と共に一閃を振り抜き、対峙していた剣の骸を両断する)

――さて、帰るとするか。(刀を納めたクロバは、まるで買い物帰りのような口調で、森の出口へと歩き始めた)
はぁ…疲れたな。
時々は実践の練習もしないとだよね…。
(右肩だけ赤いマントを羽織って、なびかせながら樹海へ入っていく)

なんだろ、これ。
(凄まじい戦闘があった爪痕のようなものが各所に)

誰かが戦ってたのかな…?
この辺りは骸骨はいないみたい。
(しばらく歩いていく)

…!(遠くで骸骨3体を発見する)

飛び道具が必要…。(掌を突き出し魔力を集中させ、コンポジットボウを想像する)
動機…材質…使い方…。(強度が高いコンポジットボウを作るためには複数の素材が必要。材質は木材と動物の骨と腱。使い方は矢を用意して弓で射る!)

よし…。(掌の先にコンポジットボウが出現する。)
矢はこの落ちてる骨を…。
…。(狙いを定めて)
っ!(二体の骸骨の頭が吹っ飛ぶ)

しまった…。一体だけ外しちゃったかぁ…。
やっぱり疲れてる時にやるんじゃなかったなぁ。
(といいつつ近づいてきた骸骨にコンポジットボウで骨の矢を2、3発撃って骸骨を粉砕させた)
今日はこの辺りで帰った方が良さそうかな…。
(掌のコンポジットボウが生成してから2分で霧となって消滅する)

(体に反射レジャーシートを巻いて風景と同化し、
戦闘を避けながら元来た道を帰還して、入口に到着する)

はぁ~…お腹すいたな。
アトリエに何かあったかな…。(といいながら街はずれの方へ歩いて行った)
ユーリエちゃんにー手土産欲しくてー今日も行く
昨日はうっかり分け前とか考えないっていうか
やることなかったしね……と

(とことこ歩いていても、骸骨兵士は相手にならない
 風化した装備でなんとかできるものではないのだ、この新装備。
 魔王、剣とか魔法で作る以外初めての経験だけど
 ほんとに非力がここまでになるとは。骸骨ぐしゃりで、いい感じ。)

さーてーと……骨のある魔物…いや骨じゃないんだよ
何かいないものかな…

(ふらふらとうろつき…ん?あれは……蝶々?
 花でもあるの、この森……)

って、てててこっちこないこっちこない
虫を殺す趣味はな……アーッスライム食べちゃ駄目ぺっしてぺっ!!
ああもう、変なもの食べちゃだ

(め、と言いかけたその横を高威力の液体が通り過ぎる。
 ……えっ。まて、ここ…水辺じゃない…筈
 掠った頬に触れると、ねとりとした感覚と
 それに集まってくる―ー近くで見ればわかる。これ、蛾だ!)

なにこれ!?
ねっとりしてる…きもちわるっ!?

(近くの木に身を潜ませ、足でしつこい骸骨剣士を踏んで押さえつけながら
 敵の姿を探す。が、しかし蛾が邪魔で視界を遮られ
 うまく見つけられない、というかほんと骸骨邪魔!もう一度ガン!と踏むと
 何か嬉しそうなうめき声が聞こえたがそれはさておき)

基本、直線にしか進まない
なら考えられるのは…あの位置の直線……

(思考するうち、蛾が頬に止まる
 仕方なくそのままにして思考を続けるが、異変に気付いたのは数秒後)

いっ……!? なんだこれ、あーもー!

(頬に糸を張り巡らされ、まだまだ集まるがに仕方なく直線へと向かって走る)
直線…直線……いた!

(ひとつの変化。ひとつだけの枯れ木からもう一発の樹液の飛沫を肩に浴び確信を得る
 こいつが元凶……!柄頭のスイッチをオンにして、剣に風を纏わせ)

乙女の柔肌汚すとか神罰もの!だよ!

(横薙ぎに一閃。風の刃は、鉄よりもよく斬れるその切れ味をもって木を容易く斬り倒し
 ……白いマントで頬や肩を拭って、ふと周囲を見回す。
 繭が、ある。すごい、嫌な予感。っていうか嫌な予感しかしない。
 そーっと手持ちのガラスナイフで繭を開いて…
 蠢く人間の入った琥珀を見つけ、沈黙した。蛾は未だに自分に集ってきているが
 つまり、そういうことなんだろう。虫入り琥珀。)

……一応、持っていく…かな。2つ、あるね…
…じゃない!急いで撤退しないと僕もやばいっ

(「ぴきいい!」と泣きそうなスライムを連れて、あとは骸骨は蹴る、踏む、飛び越える
 その他圏で薙ぎ倒すなどとにかく撤退。蛾から逃れられたのは、森を出た後だった…)
フゥ…………。
(ゆっくりと森の中へ入り、深い位置にまで来る)
(右手に持っているのは五本あるレイピアの内の一本。しかしその刃は道中の戦闘で既に限界を迎え、折れ曲がっていた)

……。
(当然、奥まで来ればほぼ全方位から敵は来る。感じ取れる気配も樹海に広がる木々のモノなのか骸骨の戦士達なのか判別は出来ない)
(表情は無い。相手は所詮は傀儡の化生、語るべき言葉も無い)
(静かに踏み出しながら右手の折れたレイピアを捨てると、背中に差していたレイピアを一本手に取って振るう)

(空を切り裂く音が一度鳴った、それを合図に骸骨の戦士達が一斉に殺到する……)
──────ッ!

(暗い樹海の中を木霊する、静寂の中でしか生まれない死の音)
(それは、静かだった)

……。
(大勢の骸骨の戦士が殺到する中、襲い来る手に槍を構えた者の頭部を一撃で刺し貫いて吹き飛ばす)
(呼吸に乱れが無いのはギフトのお陰もあるが、そこに介在するのは一重に『慣れ』だった)
(全身をバネにして突き放つその一撃は、直線かつ単純な刺突でしかない。剣技こそ冴え渡る能力を有してはいても、それを有効に使えるかは別だ)

(左右から横薙ぎに振るわれたバトルアックスの刃を、地を這うようにして避ける)

(足を止める事はない。常に軽く、滑る様に、それでいて一撃を放つ瞬間だけ力強く踏み締める)

(故に、静寂は保たれる)
(骸骨達の足音と風を切り裂く音。その合間に鳴り響く、骨を貫き砕ける音が……暗い闇い樹海の中を騒がしく飾り立てる事はないのだから)
(迫り来る。バスタードソードを振り回す骸骨剣士を半ば受け流し、体勢を崩した瞬間に二度、頭部と両手の関節を刺突で貫く)

(投擲された槍を掴み取り。その槍で、放たれた弓矢を弾くと背後の骸骨戦士を振り向き様に刺突で頭部を打ち上げ、足元を狙って来たエストックの骸骨剣士をカウンターで貫く)

(レイピアを細い刀身を伝う衝撃は、紛れも無く人の骨の感触である)
(不快だった。堪らなく不快で……恐ろしかった)
(若き日に味わった絶望の感触が、足を動かし、全身の感覚を研ぎ澄ませ、その手を一閃させる)

(自分には数は関係無い。どれだけ同時に襲って来ようと、此方が先に一人ずつ確実に貫き飛ばすのだから)
(額を流れる汗は無視すればいい。足を止めて涼やかにしていれば、次に襲うのは死の冷気なのだから)
(手に持っていた刃零れした槍を一際大柄な骸骨戦士へ投擲する)
(倒れ、崩れる骸骨戦士。その背後から駆け抜けて来た曲剣を構えた骸骨剣士二人を突進気味に貫き飛ばす)
(再び放たれた弓矢をレイピアで一気に七本弾いて見せる)
(その瞬間に顔の横を舞う、レイピアの鋒。手に伝わって来た破砕した感触)
(深部に来てから抜いた二本目のレイピアは都合十六の骸骨戦士を倒しただけで折れてしまった)
(無銘のレイピアではこんなものか、そう無機質に一瞥しながら四方からのハルバードの刺突を跳躍する事で躱して宙を舞う)
(その際に眼下に見える無防備な骸骨剣士の一体に向け、折れたレイピアを投擲して貫き、地面に縫い付けた)

(その一体を踏み砕きながら、更に跳躍して骸骨戦士達の集団から距離を取る)
(背中から三本目のレイピアを抜いた)
…。(無表情と言うよりかは暗い表情で樹海に入っていく)
あ、骸骨。(一体の骸骨が剣を持って走ってくる)
あの剣は…ロングソード。

…。
(掌を前に突き出して集中し、骸骨が持っている剣と同じロングソードを魔法で生み出す)

せやあああっ!(右手でロングソードを持って立ち向かう)
(剣と剣が弾かれる音が樹海に響く)

はぁ…はぁ。くっ…。(つばぜり合いになり、押される)
くぅうう…っ!!(左手が剣でえぐれて血を出しながらも、左手で別の剣を生み出す)

やぁぁあっ!
(剣を押し返して突っ込み、左手で生み出したチンクエディアで骸骨の頭を斬り飛ばす)

はぁ…はぁ…。
これでだいじょっ(ぐさぐさぐさっと、弓矢が貫通する)
(遠くの方に3体。弓を持った骸骨)

…ぅぐは…っ!(左腕の二の腕、右足脛、右側腹部は骸骨に打たれた矢で貫通している)
ぐぅっ…あっうぐぁああ!
(想像を絶する痛さだが、二の腕の矢を引き抜き左手でショートボウを生み出す)
ここで倒れたら…っ!
もうアイテムも…作れない。
皆の笑顔も…見れなくなる。

それだけは…ダメっ!
く…うぁあああっっ!!!(右足脛と、右側腹部を貫通している矢を力ずくで抜き、そのままショートボウで遠くの骸骨3体に命中させる)

(戦闘は終わり、今まで生み出した武器は霧となって消える)
うっ…かは…っ。(吐血し、矢が刺さっていた場所からは出血が止まらない。)
(遠くの方から…誰か走ってくる音が聞こえる。)

(きっと…巡回してる魔術師さんかな。)
(はぁ…体力だけは…ちょっとだけ自信あってよかっ…た…。)

(その後魔術師さんによって保養所に連れていかれたユーリエでした)
………ッ、……ッ…………………

(森の入り口まで戻って来たその姿は、普段からは想像も出来ない程に疲れ果てた気配を感じさせていた)
(それもその筈。樹海の怪異達と戦い続けながら、既に二日以上経っていたのだから)

(全身には細かな傷こそあれど、重傷や致命傷といった大きな傷は一つも無い)
(ただ、その瞳は入ったばかりの頃よりも遥かに虚ろで……しかし人間味のある物に変わっていた)
(ギフトの輝きを散らしながら歩き続け、漸く樹海から抜けた安全地帯まで辿り着くと……静かに座り込み。そのまま眠ってしまった)
……兄様……。(骸骨の魔物が出ると噂の樹海に入って行ったという話を聞いてやって来る。)

……やっぱり私には貴方が分かりません、兄様……。(傷だらけの兄を背負って、小さな金の輝きを身体に纏いながら保養所を目指します。)

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