＜ナレーション＞

麗らかな日差しの下、雄大に広がる大草原。
軽やかに舞う剣戟の音色と共に、草の一房が風に乗って舞い上がる。

※明るい雰囲気の中、戦いを楽しむ場所です。
お互いのペースを見ながら、打ち合いましょう。
【見学可】

…ほう。
おう、掛かって来い…よっ！（接近してくるクロバへ地面を切り上げて土とその煙を飛ばす

目くらまし……面倒だなっ！（動きを止め、横に飛ぶように動いてから回りこむように走る

すばしっこいな…！（回り込む動きに対し常に体を向け、接近してきたところを横薙ぎしようと

……っとォ！！！（スライディングにより横薙ぎを潜り抜け、そのまま蹴り上げるようにアランに仕掛ける

っっとっと！（蹴り上げを後ろに下がってギリギリ回避して）
はっは！久しぶりだなこの感じ！やっぱ体を動かすのは楽しいなァ！（剣を振り上げて下に居るクロバに叩きつけようと

はっ、まったくもって同感だなオイ！！（横に転がって回避、アランが次の動作に入るタイミングを見越し、右手の刀の柄での突きを繰り出す

っ！（横に回避され突きを繰り出そうとするが先を越されて、剣で柄の突きを受け流し

さて――じゃあ、見せてやるよ。（左手を流された柄へと伸ばし、右手を引いて抜刀の構えを取る）

――斬ッ！！（左手で刀を引き、右手も弾かれたかのように鞘を引く。弾丸を放つかのような動作が一瞬のうちに行われる！）

っ、速っ―――（高速の剣技になんとか己の刃を間に合わせ、上手く横に流す。それと同時に体を後ろへと捩じらせ、ローリングで距離を稼ぐ

チッ、やっぱり上手く行かねぇか勇者が相手にもなると。（若干悔しそうに毒づきながら、アランを追撃せんと前方へ跳ぶ）

っと！ストップだクロバ！（立ち上がれば掌を向けて、剣を背中に仕舞う

…全く、上手に回避したつもりだったんだがな。…逆に触れちまったか（頬に一文字の赤い線が通っており、そこから少量の血が流れている

……っとと、おんや、掠ってたか。（アランの様子を見ながら刀を納める）

あぁ、もっと反応が早けりゃ完全に…いや、止めとこう。
流石だなクロバ。とりあえずはお前の勝ちって事で！（大きく伸びをして
ああぁ～いい運動したな！

おう、今回の勝ちはもらったぜ。
ま、抜刀術なんて初見殺しの技でしかないから次は取れるかがわからんけどな。

だがいい運動だったのは違いないな。さて先公が心配してるだろうし、とっとと傷の手当てにでも行こうぜ。

あぁ、相手するのは初めてだったが、まさかあそこまで速いとは思わなんだ。
ま、次があったら負けねぇよ。

…そうだな。ま、傷つってもこんなかすり傷だけどな（タオルを取り出して軽く血を拭いながら歩き出す

でなきゃわざわざ抜刀術なんて使うまでもない技だからな、普通は。やっぱ抜いたままで振りかぶった方が威力あるし。（困ったように肩を竦めて）

切り札の一つが露見した以上、ちょっとこっちはやべぇかもな……。

はっ！次までに別の策を考えるしかねぇなそこは。
とりあえずは誘ってくれてサンキュー。久々に剣が振るえて感覚が戻ってきた。

それに、抜刀術ってのも体験できて新鮮だったな。

おう、オレも剣技磨きなおさねぇとな、混沌肯定とやらで超なまってる気がするぜ。

それは上々、次に見せる時は神速とまで呼ばせてやるよ。

はっ！神速。神の速さね。
そりゃ期待させて貰うしかねぇな。

じゃ、とりあえず向こうでな。こっちではおさらばだ（血を拭き取って歩き去る

おう、また機会があればよろしくな。（クロバもそれに合わせて歩き去った。

さて、荒野の方でもはじまったみたいですね
せっかく、こちらを空けていただいたのでありがたく使わせていただきましょうか
（ごそごそと、いつものトートバッグから小さな紙切れを取り出し、ペンで何かを書きはじめる）
（その紙切れを額に近づけ一言二言呟くと地面に落とし、深呼吸の後、左手で円を描くような仕草）
さて、うまくいきますかねぇ…

ん…ｚｚｚ（草の中から少し体を起こして見てる）

パチン！
（左手でフィンガースナップ(指パッチン)）
（反応したように、地面に落とした紙切れが急に燃え上がった）
（目を凝らすと紙切れが燃えているのではない事がわかる）
（紙の表面に細かな火が集まり、それなりの大きさの火に見えているようだ）
（火の発生と同時に、つみきの髪がふわりと風になびく）
ふむふむ…『火』は熱と明るさだけでなく風もおこす…と
（ブツブツと独りごち、ノートに何かを書き留めている）

（『火』がおさまると、また違う紙切れを取り出し同様の動作を繰り返す）
（今度は指パッチンの直後に「パン！」と乾いた破裂音）
（思わず耳をふさいでしまうほどの音量は予想外だったらしく、つみきは驚いて尻もちをついていた）
（ヨロリと起き上がると一つため息をつき、当の紙切れを拾い上げる）
水滴…というよりしっかり濡れていますねぇ…
（気恥ずかしさを誤魔化すように、ややぶっきらぼうな独り言）
それにしても『水』で爆発が起こるとは…むむむ？
（つみきははっとした表情で言葉を切り、興奮気味にノートを開く）
（どうやら本格的に実験とレポート…というノリらしい）

積希が面白そうな事してる…ｚｚｚ（ずっと眠たげに見ている）

（次の紙切れを用意、前の２回と違うのは地面に放たず右手に持っている所）
（パチン！ どうやら指パッチンが合図になるらしく、つみきの髪や服が踊りだした）
（『風』が吹いている…、踊る風に包まれるようにつみき自身がフワリと宙に浮く）
（高さにして２ｍ…５秒ほど滞空、だんだんと高度が落ちるとともに、踏ん張りどころのない不安定さでバランスを崩すもなんとか着地する）
寒ぅっ！
（開口一番そう叫ぶと、まるで木枯らしに吹かれたようなリアクションを取り、またノートにペンを走らせる）
『風』…この使い方だと【飛翔】というより【大ジャンプ】って感じですねぇ…めちゃ寒いのはいただけません
（結果を記録しつつも、口をとがらせてブツブツと文句を言っているようだ）

（もう一枚、更なる紙切れを準備して右てのひらの上に置き、やはり左手で円を描くような仕草）
（恒例の指パッチンで、右てのひらの上にちょこんと小さな土塊が現れた）
（それは次第に大きくなり、はじめ飴玉ほどだったものがいつの間にかメロンパンぐらいにまで膨れ上がった）
熱っ！？ 熱ちっ！！
（まるで熱々のおでんを顔につけられたような声を出すと土塊を放り出し、右てのひらをブンブンさせている）
『土』が集中する段階でこんなにも熱を持つんですねぇ…一歩間違えたら大ヤケドですよ！
（まだ熱いのか、てのひらをフーフーしてからノートに書き記した）

ん…五行…？
…ｚｚｚ

一先ず『四大元素』の具現化は成功ですね…
興味深い結果も得られましたし、もう少しこの勉強は続けてみましょうかねぇ
（満足げに後片づけをして、足取り軽く去っていく）
（一部始終を竜胆さんに見られていた事に、結局つみきは気が付いていないようだった）

ルビー…ラピスラズリ…エメラルド…琥珀…金…ｚｚｚ（何かを呟いてそのまま寝始める）

……。こっちで良いかな。
……使わせてもらう……

やぁ、意外だね。てっきり暗い場所を選ぶと思っていたよ（草原を吹き抜ける風を感じて微笑みながら）

……。今回の主目的は力量を測ること。確かに僕の力が発揮しやすいのは闇討ちや不意打ちといった奇襲の類。けれどそれでは正確に相手を推し量ることはできない。
何もない場所で戦うのが最も相手の力を知れる（コートがはためき、赤い瞳がカタリナさんを覗いて
互いの勝利条件をそちらに譲る代わりに、武器は何でも使用可能のルールを提案する。

(酒瓶片手に岩陰で見届けにくる)

暗殺者としていつでも情報は欠かせない、という事かな。
実に理に適っている。王でもあった私としては少し寂しいがね？
提案を承諾しよう。では勝利条件は……そうだな、致命の一撃になり得る一本を取ったら、というのはどうかね？

勿論、それは各自が寸止めして貰う事になるが…どうだい
ギフトは……どうする？

カタリナさんを王として暗殺するのであれば、既に仕掛けてる。
勝利条件、寸止めは問題ない。ギフトの使用も構わない。

フフ、それもそうだね？
では決まりだ、如何なる武器も使ってくれて構わないとも。

……久し振りの対人戦だよ、手合わせとは別のね（外套を脱ぎ捨てて青い装束と直剣だけの姿になる）

…………。始める前にいくつか。
最初、僕からは仕掛けない。僕が使用する武器は金属刃と銃器、それにワイヤー。
この戦場には何も仕掛けていない。今日の天気は曇り。（言葉を紡ぐごとに、片手の指を四本まで立てていく。コートは脱がないようだ）
以上。ああ、あと一つ。真正面からの対人は僕は慣れてる。暗殺が一度で成功する可能性は決して高くないのだから（それだけ言うと、コートの内側から穴の開いた両刃のナイフを取り出し両手に持つ。姿勢は、自然体で）

開始の合図は僕がしても？

ふむ、なるほど……？（ジュウキ、という聞き慣れない言葉に心の中で首を傾げながらも頷き）
フフ…今日の天気を心配しているのかい？ 私がいれば雨にはならないとも！

さぁ合図は任せたよ夜星君、来たまえ！（何か勘違いしつつも、左手をベルトに付けられたホルスターに添えて声を上げる）

始め（言われるや否や、短い合図とともに両手を振り上げる。その瞬間、携えていた二本のナイフがカタリナへと一直線に向かっていた。振り上げる途中で放たれた速く、正確な投擲。それに追従するように、夜星も駆け出していた）

フハハッ！ やはり素晴らしい！アサシンとの戦いは心が躍る！！
（夜星の行動を見るや否や先に駆け出し、ベルトから直剣を鞘ごと外すとそれを彼目掛けて全力で投擲する）
（自身が投擲した直後。襲い来る正確無比な軌道を描く二つの刃を、淡い輝きを放ちながら刃の側面を裏拳で弾きながら突き進む）

（……まあ、流石にバレるか）
（通用するとは鼻から思っていなかったのか。涼しい顔で弾かれたのを眺めると、放たれた弾丸のような直剣を身を翻して避け……その柄に手を伸ばし、逆手につかむ。翻した勢いをそのままに地を蹴ると、何度も回転しながら速度をつけて鞘から抜かぬままお返しとばかりに上空から叩きつけようとする）

…フゥ……ッ！（大きく体を仰け反らせながら滑り、頭上から叩きつけようとする直剣を避けてみせる）
（駆け出していた勢いに身を任せ夜星君の後方へ滑り込み、短く跳躍して爪先で足払いをしかける）

（身体能力、反応速度共に良好。ギフトの力もあるのかな）
（左手の仕込みナイフを滑らせ金属の反射でカタリナの行動を確認すると瞬時に左足を大きくあげ、右足に爪先が当たるタイミングで下ろし逆に脚を捉えようとする。右手に持った剣はすでに地面へと捨て、左手のナイフが鈍く切っ先を光らせる）

ッ…！ おぉっ、と……！！（全身が光輝き、足払いをしかけていた足を戻し。その場で独楽の様に回って軽く飛び上がりながら、夜星の目の前で立ち上がる）
（淡い輝きは消えない）
（ナイフを持つ夜星の間合いに居る事に変わりはなく、小さく両手を構えながら一歩踏み出した）

…………。（阻まれたことに眉がひそめられたが、変化はそれだけ
（右手を軽く振ると、滑るようにしてナイフが袖の中から現れる。両手に構えるナイフはどちらも柄のあるもの。それらを逆手に持つと、迎撃するように足を踏み込み――勢いよく後方へと飛び下がった。代わりとばかりナイフがカタリナの脚元へと妨害するように突き刺さる。下がりながら腕を振るうと、両手の指と指の間に両刃のナイフを合計8本、持ち出して）

………見事だ、フフ……（鮮やかなフェイントに惑わされ、微かに狙われた部位から避けるも太腿へ突き刺さったナイフで体勢を崩し。笑みを浮かべる）
（続く追撃を予感して、地面へ投げ捨てられた直剣を見る）
（既にギフトの輝きは失われているが故に、身体が重く感じる……が、ナイフを一本だけ引き抜いてから、全身を直剣に向かって投げ出す様に跳び出す）

（……急に動きが悪くなったな）
（輝きがなくなり動きが重くなったことを察知するや、同じように跳び出す。その先はカタリナと同じく、地面に捨てられた直剣。整えた八つのナイフは、未だ飛び出す様子は見せない。代わりに、ちらりとカタリナの後方に視線が動いた）

さて、これはどうだい…！（直剣へ向かいながら追走して来た夜星に向かって、ナイフの刃先を指の間に握りながらの投擲を行う）
（ナイフの軌道は大きく反りながら夜星の手元へ伸びる）

ッ、ツゥ…！（脚から散る鮮血を無視しても、痛みは襲う）
（直剣へ右手を伸ばしながら、残りの刺さっていたナイフを引き抜いた）

道を通じる者は、その道の対処も心得てる（片手を開き、指に挟んでいたナイフを全て放り落とすと手元でくるりと回す要領で飛来したナイフをその手に戻す。手元から離れた四本のナイフは、地面に直立して突き刺さり）
さて、間に合うか（片手の元に残っていた四本の両刃ナイフを投擲する。それはさながら手裏剣のように回転し、直線、曲線上にカタリナへと襲い掛かる）