その部屋は女王の執務室から近い位置にある。

客人を招き入れるための部屋。

壁には絵画が並び、棚には珍しい陶器のカップや調度品が置かれていた。
部屋の中央には大きなテーブル。それを囲むようにゆったりとした黒革のソファー。
毛の長い絨毯は、まるでクッションのように柔らかな感触を足裏に伝える事だろう。
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初詣の相談場所よ。
お誘いした方以外の書き込みはご遠慮願うわね。

あっ……！
あ、あ、あの…あのぅ……す、すみま…せん…(遠目から細い声で)

(気付いていない様子で反対側に歩き出そうとしている)

あっ……ぅぁ………し、シャワー…室……(歩き出す姿を見ながらどんどん小さくなる声)

(カァッと遠くでカラスが鳴く声がした。すると、男は足を止めて振り向く。ゆみに気づいて)

…あっ、あのぅ……し、質問…いいで…しょうか…？
お、お忙し……ければ…その…お仕事を…継続して……いただいても…大丈夫で…その……あの…

(執事風の男は、一瞬どこかに視線を送り、直ぐにゆみに向き直って、先を促すようににこりと笑う)

……？
…………あっ…！そっちに……シャワー室が…？

(こくりと頷く)

あ、ありがとう…ございます…！(ペコペコと数回お辞儀をし、シャワー室の方へ)

ふむ（こっそり後を付ける）

ここ…かな……？(シャワー室(と思われる場所)を開けようと)

(そこは、浴場であった。大理石のタイルが敷き詰められ、滑り止めのマットが敷いてあるが、大浴場であった！)

つ、着いた…(安堵し)
では…失礼…します…(中へ)

(そろりそろり)

(脱衣所で脱ぎ脱ぎ)
やっと……お風呂だぁ…っ(わくわく)

（そっと侵入）

よしっ……(脱ぎ終わり、タオルを抱くように持ち浴場へ)

(浴場に入ると、まず出迎えたのはもわっとした湯気。そして視界が開けてくると見えてくるのは広々とした浴槽。ライオンの注ぎ口や大理石のタイルなど冗談のようなものもある。並ぶ鏡と黄金色の蛇口の列はまるで大衆浴場のそれだ。壁面や天井には神話と思われるモチーフの絵が大きく描かれ、なんというか、凄まじい)

お、おぉ……(驚愕)
これ…一人で使うのは……ちょっと…気がひける…かも…(少したじろぎながら)

ほう？ そうなの？
では一緒に入る？

―――――～～～～ッ！？？（浮きながらも普段見せないような機敏な動きで後退りを）

あら。
驚かせたかしら？
(素知らぬ振りで)

なっ……んっ…！い、いえ…それは……レジーナさんのお家ですし…当たり前ですけど……そそそ、そうじゃなくって…？？？(幽魅は混乱している)

ほうほう？
なにか問題があるのかしら？

誰も…いないと…思って……たたっ、タオルが…短くて……
ぜ、全部…隠せないから……ははっ、は、恥ずかしい…です…

ふむ。そうねぇ……。
しかし、まぁ、それは問題は無いのではないしらね？
同性だし。

で、でもぉ……(ギリギリ重要な部分は隠せる程度で縮こまり)

ふむ……まぁ、そこまで気になるなら
出ていくけれども？

わ、私……す、すぐ…出ますので……ごご、ご一緒に…どう…ぞ…

そう？　でもゆっくり浸かっていきなさいな。
せっかくのお風呂なんだから、ね？

で、でも……恥ずかしい…ですよぉ……(おにくってる部分も必死に隠そうと)

ほほう。
我(わたし)と一緒は嫌だと……？
あー、寂しいなー。我(わたし)一人は寂しいなー？

あぁ…ぅ……そ、そういう…ことでは……なくって…
そ、その…ひ、他人に…み、みみ、み、見せられるような…体じゃ……(おろおろ)

あら、ゆみは我(わたし)がゆみの体を見て軽蔑をすると？
あらあら……我(わたし)そう思われていたのね……哀しいわ。

(ひぃ〜…悪循環…っ！)
そ、そそ、そういう…意味では…なく……えっと………あぅ…
わ、わかり……ました…一緒に……ゆっくり…します…

ふふ。そうこなくてはね。
やっぱりお風呂はゆっくり浸からないと。
(にっこり)

う、うぅ……(できる限り体を隠そうとするが…)

………。
ねぇ、ゆみ。背中流してあげましょうか。

い、いえ……そ、そんな…恐れ多い……(？)

いいからいいから遠慮せずに。
(スポンジを手にとって)
ほらほら、座って座って。

う、うぅ………(言われるがまま座り)

では、失礼するわねー。
(キメ細やかなスポンジで泡を立ててゆみの背中をそっと撫でるように動かす)

ひゃっ……(びくっ)
(うぅ…びっくりして変な声出ちゃった…)

あら……痛かったかしら？
(手を止めて)

い、いえ……な、慣れてない…ので……びっくりした…だけ…です…

そう？
では、続けるわねー。
(こすこす)

(…冷静になれば…なんだろう、この空間…？私は何でレジーナさんに背中を流してもらってるんだろう…？……いや、考えたらダメな気がする…)
(大人しく背中を流されながら思考)

かゆいところとかはないかしらー？
(そんな事を知ってか知らずか呑気な調子で)

(「考えないようにしないと…無心…無心…無心……」)
(聞こえていないようだ)

ゆーみー ？
(こすこす)