その部屋は女王の執務室から近い位置にある。

客人を招き入れるための部屋。

壁には絵画が並び、棚には珍しい陶器のカップや調度品が置かれていた。
部屋の中央には大きなテーブル。それを囲むようにゆったりとした黒革のソファー。
毛の長い絨毯は、まるでクッションのように柔らかな感触を足裏に伝える事だろう。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

初詣の相談場所よ。
お誘いした方以外の書き込みはご遠慮願うわね。

ふぇ……？は、はい…(眠たそうに目をこすりながら)

もう少し寝てて良いわよ？
次起きたときには……ふふふ。

………い、いやな…予感が…するので……起きます…(ゆっくりと立ち上がり)

そう？
遠慮しなくてもいいのに。
疲れてるみたいだったし。

じ、十分…休んだので……大丈夫…です…

では、トレーニングにもどりましょうか。
ゆみには、早く慣れてもらわないと。

うぅ…わかり……ました…

次は総合的な体力、持久力を上げるものよ。少し大変だけど、まぁ、さっきと似たようなものだから大丈夫よね？

大丈夫な…ものを……お願い…します…

ええ、勿論。
では、またシステムのところに立ってちょうだいな。

わかり…ました…(ふわふわとシステムへ)

では、ゴーグルをつけてねー(ゆみのゴーグルをわたし)

はい……(スチャッ)

では、スタート
(視界が急に明るくなり、気が付くと……

海の上にいた)

わぁ〜〜、次は海ですねぇ…(キョロキョロと見渡し)

(ゆみ自身は筏のような船の上にいて、筏の上にはなにもない。オールすらないので漕ぐこともできなさそうだ。

海には様々なものが流れていた。

木の枝、ポリタンクや釣竿などが前から流れては後ろに消えていく)

この波……見てるだけで心が安らぐなぁ…(ぽけー)

ミッション
筏を強化せよ
(唐突に視界にメッセージが映る)

イカダの…強化……？(うーんと首をひねり)

取り敢えず木の枝を集めたら？
(外からアドバイス)

木の枝……んっ………うぅ…と、届かない…(堕ちない程度の場所から手を伸ばし)

泳ぐのが早いわよ

それは……ちょっと…
服とか…濡れちゃいますし……

え？
バーチャルだから大丈夫よ。

……あっ…(忘れてた顔)
でも…結構リアル…なので……躊躇っちゃいます…

泳がないと筏沈むわよ……？

うーん……ポリタンクを下に…つけて……浮力を…

お。その調子その調子。

ロープが……ど、どうしましょう…
うぅ…ん……(長考)

ちくたくちくたく……。
早くしないと沈むわよー？

うぅ……ん……ロープでつけなくても…意外と…大丈夫……かな…？(ごり押ししようと)

難易度は高くないし、いけるわよ。

ふっ…んぅ……(一所懸命、ポリタンクをイカダの下へ)

(ピコンとメッセージ)
ポシタンク一つ設置！
あとみっつ！

……えぇぇぇぇ！？
あ、あと…3つもぉ…！？そんなぁ…！(キョロキョロとポリタンクを探し)

(ひとつ、ふたつは近くにあるが、三つ目は遠くを流れている)

変な位置に…意地悪なシステム……ですね…
とりあえず…1つを繋いで……1つを持ったまま…回収に行くしか…

がんばれー
(我(わたし)なら全部ギフトで回収できるなぁ、と思いながら)

うーん……太めの枝…枝…(キョロキョロ)

(周囲には幾つか流れている。大嵐でもあったのかと、疑うほどの量だ)

いっぱいある……これなら…(2本ほど回収)
よし…っ！改めて…ポリタンクを…1つ……つけなきゃ…

ほほう？
どうするのかしら？

んしょ……よい…しょっと……(最初につけたタンクと対照になるよう取り付けようと)

ピコン！

タンクを取り付けた！

成功…した……(ほっ)
あとは…この枝で……漕いで…最後の一つを……回収…しなきゃ…

なるほど。
頭を使うわね。
でも、うまくこげるかしら？

(ぱちゃ……ぱちゃ……漕ぎ)

(なんとか進むものの、アンバランスでひっくり返りそうだ)

あわ…わわわっ……き、均等に…つけた…はずだけど……どうしよう…

筏のパラメーターが低いのね。
まぁ、そこなはなんとかするしかないのだわ。