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ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

【RP】2階一室

ーーさて。愉快な悲劇を始めよう。

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いやいや、もうすぐ惨事になりそうだから楽しみだとも。(にこにこと愛想良くアドリスの旦那に笑いかけ)
十中八九ろくでもない目に遭うのは分かってるけど、金貰えるし人情もあるしな。
生きてたらまた今度。
(手を振ってアルクについて転移してった)
〜♪
(歌詞のないウタを歌っている。まるでナニかを●●様に)
たのもーう!!

(ゆあっしょーっく!
 謎の掛け声と、謎の効果音を背負い
 一人の幼き修道服にガントレット、猫の耳と尻尾という異様な風貌の子供が
 幻獣、白きヒッポグリフの背に乗り空中で二階の窓から声をかける)

こちらがサヨナキドリでよろしいか!
こちらにあると聞く道を使わせていただきたい!

(予知に間違いはない筈…だが……
 間違っていたらサヨちゃんを泣かせてドリアンを投げればいいんじゃないかな
 そんな思考をしつつ、サラリーマン風という男を探す。)
(トントントン、と階段を上がり部屋に入ると窓の外から声がして窓を開ける)

どうも、ご来店ありがとうございます。…とは言え此方は店ではありませんが(予知されている事は知らないらしい)

ああ、獣の方のお知り合い。構いませんけど。俺じゃないですし開けたのは
はい、恐らくその方関連です
お邪魔させていただきますね。あ、お店の方は近々。
欲しい石がたくさんあるので……

(ひょいっ、とん
 底の厚いブーツで、【サヨナキドリの中】に入る
 さぁ、ここからは――気を引き締めろ。)

それと、こちらに知人がお世話になっているはずなのですが…
健人殿と言う方、ご存じありませんか?

(こてりと、子供のように首を傾げて見せる。)
ーー愉快な客人が来たね。有栖の旦那は逗留してるよ。(ぞろり、と気配を濃くしてソレは楽しそうに笑う)
俺は先ほどまで隔離された場所に居ましたので。…え、ああ。なるほど。貴方たち役割とられそうなんですか…(誰も居ない方向に話しかける。魔王の片割れならわかる可能性はあるが所謂ブラウニーや隣人と話しているらしい)

えっと…有栖健人様でよろしいですか?お掃除の方
あ、ヘンヘン。ブラウニーさん方役割とられそうって困ってますよ。
あなたも愉快なお客人でしたね、蠢く方
僕は【あの場所】に居た者
とある魔王であり、月咲く夢の狂王
レイン・イリスムーンと申します。
(視線を、サラリーマン風の男の方へと戻し)

こちらも名乗り遅れましたね
レイン・イリスムーンと申します。
ブラウニーの方々とは…人間と妖精が正しく共存できているのは珍し……
こちらでは珍しくもないのでしたね。

(ふむふむ。
 ブラウニーは妖精族、屋敷妖精
 姿を見せることは好まないと聞かされたが…隠れているのかなぁ)
俺は神夜龍之介と言います。宜しくお願いしますね、隣人レイン・イリスムーン。(首に巻きつくように小さな龍が姿を現し)
此方、俺の守護霊、または守護神の青龍牙です。今はヘンヘンに霊子を食べさせて縮んでいます。

ふふ、それには同意しますよ。ヒトとの共存は珍しい。寧ろ、此処だからこそと言うのもあるかと。あちこちにいらっしゃるんですけどね、常に。
まァ、ご機嫌を損ねるのも仕方ないけど、あのコなりのお礼なんだよ。あの部屋限定だからそれで妥協しておくれ。(ブラウニーに話しかけ)

あァ、そういえば視た気がするね。我(アタシ)はそう、最近は武器商人と呼ばれることが多い。
よろしくお願いしますね、龍之介君に商人君。
ああ、無論青龍牙君も――どこまでが名で、姓か、分かりませんが…
それは僕も同じでしょうし。

(コツ、コツ、射程距離。
 そこからは、外れない位置。外さない位置まで近づいて)

ヒトと共存するのが本来のブラウニーである、とは
絵本や書物で見かけましたが……
世界によりけりですね、僕の世界でははっきりと――…
あ、どうでもいい話でしたね。
どっちかというと、ブラウニーは僕ら側の性質をもっていますから
ブラウニーの友人であるというなら、信用は出来ます。うん。
よろしく、魔王サマ。(くすくす……)
ええ、あなたとはいずれ…
「よろしくすること」もありますから、ね

(にっこり、可愛らしく笑って見せる)
怖いなァ、魔王サマは。暫くは有栖の旦那をもてなすのに忙しそうだ。(くすくすくす……)
ひどいでーす、こんなに可愛いのに。
ぷんぷんですよ。

健人君、いらっしゃるんですね?
僕が来たこと、力を必要としていることを伝えてください。ぷんすかー。

(腰に手を当てて、怒っているフリをして)
可愛いと怖いは同居できるからねぇ。アイドルとか。

伝えはするけど壊しかけちゃった手前、療養はさせるからね?
(コン、コココン!と部屋の入り口から癖のある叩き方でノックする音がする)
青龍牙は名前ですね。

…さて、俺はこの部屋にヘンヘンに言った通り獣の方の知り合いをお通ししましたし下がりますね。
(一礼するとノックされた扉を開きつつ平助に頭を下げてから自分は退室した)
はい、はい。どうぞぉ。ありがと、神夜の旦那。
どうもぉ。突然あがりこんじゃってすみません。
ちょいとお茶占いをしたら、どうもお友達がピンチなもんで、手がかりが示すままに来ちまったんですニャア。

(招けばへらっへら笑う不審者が現れた。すれちがう龍之介には軽く頭を下げる)

もしかして、お邪魔でしたかニェ?
アイドルは夢と希望を与えるんです、ちょっとそこ正座ァ!
1から10までアイドルを叩き込みますよ!!

(アイドルに夢見る子供。
 形容しがたきもの?なんすかそれ?
 もうフリフリでかわいらしいダンスが踊れるようになるまで語りつくすしかないーー)

了解です、青龍牙殿
そして、ありがとうございました。

……して、ええ…こんにちは
ちょっとアイドルについて24時間ぶっ通しで話をつけなきゃいけないところでした
はじめまして……?


じゃないですよ!
僕とて治療はできます、健人殿を開放していただきたい!
アイドル講座は10日間続けられますが!立派なドルオタにしてやる…1人残らず!
ヒィ!な、っ…ニャンすか貴方は!?わっちはただ、占いの結果に従って……はうぅぅ。
(レインの気迫(?)に気圧されて、ぺたーんと思わずそこに正座。
早くも半べかきかけながら)

うっ。はじめましてっス。わっちは黒猫亭平助…しがないお茶屋でニャンす。
(一杯いかがっすか、とどこからかホットの煎茶の入った湯のみを取り出す)
うンうン、アイドルは夢と希望を与える魔物だからね。あと名目上はお詫びも兼ねてるんだし、さも監禁してる様に言われると若干心外のような気がしなくもないね?(さほど気を悪くした様子は見せずに首を傾げ)

お茶屋?いいね、何か茶葉を取り扱ってるかい?緑茶?紅茶?
魔物じゃないですー!
立派なドルオタになるまで教育してかわいい振り付けで踊れるようにしてや……

監禁?いいえ、そんな甘いものではないと思っていますよ
ここは異質、あなたの腹の中
あなたは、健人殿を「壊しかけちゃった」とメモに残しました
人間扱いするならば「怪我をさせてしまった」でいい筈
人間扱いされていないと、僕は思いましたが?
(ふわり、髪が揺れる
 笑顔が消えた。たかが数時間といえども、「守るべき人」であった
 それを人として扱わない、ああ、まるで憎むべきーーー…)

…ああ、すみません
アイドルについて語るところでした。占いということは同じ系統の…?
あ、はい、平助殿ですね。僕はレイン・イリスムーン
お茶は……そうですね、いただきます。

(毒入りかとも考えたが、それは相手に失礼だろう。
 無害そうな、人の子だ。)
確かにここは、我(アタシ)の神殿とか領域に当てはまるものだが。

(はて、と首を傾げ)ニンゲンはもちろん好きだけど、壊しかけちゃったと怪我をさせたに特に違いがあるかぃ。我(アタシ)やキミも、壊れてしまえば死ぬのだろうし、剣や時計も怪我をすることがあるだろぅ?そこに人間扱いもモノ扱いも無いだろうに。
なるほど、実に敵地。
ーー神殿というならば、相性はいい。

(ガラスの剣を一本、二本、三本。片手に持ち。)

「レイン」は人の心を、人を大切に思う
壊れる「モノ」としてなど見ない。貴殿も、健人殿も等しく人である。
ゆえに、その言葉は許せません。
三千回死んだ猫とて、理解しません。

(人さえ巻き込まなければ、と思うものの
 善良そうな人もいれば、健人殿も相手の手の内。
 道をふさがれたら、それもまた悪手。恐ろしいのはどちらか。)
(ギリギリギリ、血が出るほどに握りしめ
 がらん、ガラスの剣をその場において
 あきらめたように、戦意を破棄する。
 場が悪すぎるし、普通ならば、自分が悪いのだろう。
 ーー理不尽なのは、自分だろう。)

僕は予知の力を使い…こちらに来た友人が心配で、来ました
僕からすれば、貴殿は友に怪我をさせて連れて行った人。
貴殿にとっては、優しさのつもりでも
決して、僕と貴殿は分かり合えない。
それを前提として
しばしの間、ここへの滞在をお願い申し上げる。
対価が必要とあらば、血肉で支払うこととなる。もしくは、予知か。
貴殿は拒否してかまわない、もう戦意はない
断るならば、僕は帰還する。別に、貴殿のところのものに危害は加えない

(役立たずの子供は、ここでリタイア
 予知が外れることを、ただ、願うしかない。)
そうだねえ。キミが人間にしか意識を向けない限りは、我(アタシ)との対話はさして意味が無いだろう。そも、今の状態では分かろうとするかも怪しい。

かといって、滞在を拒んだりはしないとも。拒む理由が特に無い。トモダチに何か思うのも理解できるしね。ゆるりと寛ぐといい、愛しいニンゲン。ヒヒヒヒ……。(からりと笑うと椅子にゆったりと腰かける。ベッドやテーブル、椅子などは一通り揃っている部屋だ)
ジャポネのお茶からチューゴク茶、紅茶まで幅広く。
(一戦交えそうな空気に冷や汗をだくだく流しながらも、サパパッとその場で手際よくシナモンチャイを人数分淹れる)
同じ卓を囲んで一緒にお茶すりゃ誰もがほっこり、お友達ですニャア。

それと……話を聞くに、レインさんはアイ活とともにお友達を助けに来たとか。もしかしてそれって、黒豹さんとスナ猫さんでニャンすかぁ?
…ふ、くくく……
なんだ、君は、……そっかぁ…そうですね。
怒りと血に狂っていましたから…でも、貴殿が「そう」なのは分かりました。

(その言葉に一度目を見開いてから、笑いだす
 そうか、そっか、そっか。そこがわかれば、それでいい。)

ありがとうございます
ではお礼にまずはアイドルについて
推しから今後くるだろうアイドル知識をお話ししましょう。
(真顔でハイライトが消えた。アイドルは魔物ではない、そこは分かり合えない。)

アイ活大事で……
…いえ、ユキヒョウの友人達を助けに。
ですが、……この先に僕は立ち入れません。
月が言うのです。ですから、ここで待ち、傷を治す準備だけ。

お友達に、なれればいいですね
僕はお友達がいないので、嬉しく思いますが
友達になるには信頼関係が必要ですから…
(お茶、ありがとうございます。そう、受け取って)
ほう。友人と友達で違うのかぃ?(重箱の隅をつつく質問、ではなく純粋に疑問だった。なにせそれは友人とトモダチを分けるタイプだったから彼女もそうかと思ってのものだった)
シナモンのツンとした香りって、とっても癖になりますニャア。
それに今みたいな寒い時期は、身体がぽかぽかしてほっこり幸せになれるでニャンす!

(二人へシナモンチャイを渡せば、付け合わせにクッキーを小皿に盛る。
自分も猫舌らしく舌を出してチャイをちびちび飲み、ふにゅぅ…と脱力するような声を出す)

むむむ。わっちの田舎では映像魔術の道具があったのが本当に一握りだったもんで、
「あいどる」というのは凄く興味深いでにゃんス。こないだ街角で見かけたくらい……ですかニャあ?
歌って踊る、という話はよく聞きますけど。

……ユキ……あ、あれユキヒョウさんだったんスね!?ネコ科と犬科の獣人さんは見分けをつけるのが大変でにゃんス!
と――……(スッ、とコミカルに細まっていた目がゆるりと開く)このままでは、彼らは無事に戻る事はないでしょう。
「………ーーウ゛オオ゛オォォ゛ォォ!!!」
(何処かから微かになにかの雄たけびが聞こえる)
ええ、きっと、大分違うんでしょう
友は友であるというのに。僕が僕でないように。
あ゛ー…シナモンおいしーですよね、これもう魔法の香り…い?

そう、ユキヒョウなんですよ。僕も虎と間違え…ああいえそれはさておき
無事に帰らない、とは?
(すっと布教用アイドル「PPP48」のCDセットを差し出し、真顔で聞こうとーー)

ーー声っ!?
商人殿、いったい何が起きているのか把握はできますか!
友の無事のためです、対価にそこの剣を13本と
PPP48保管用布教用の2枚セットCDを差し上げます、情報をください!
僕は並行して予知を試みますーー!!

(ざっと白い紙に赤いペンを取り出して、予知を行うために紫の瞳孔が開く
 そう、これはーーしんけ…いや、月に夢に、見えること!未来を紫<シ>る我が瞳!)
今はおしゃべりくらいしか能がないのだけどね。此方の問題は片付いたが……彼方はまァ、手こずっているようだ。
あの短剣(コ)と新しいパートナーが上手くやっていければいいのだが。ヒヒヒヒ……。
もうちょいマシな嘘ついてくださいよ…
手こずるなら…とはいえ、僕できるのは……今は、あれは失われたし…
僕と違って……手段は失われている…
僕は聖堂騎士に戻ってしまったのですから…人っぽい相手では……
いや……あれがあるか…?

(つい、で首に手を伸ばしかけた手を置いて)

あと僕、別のものの断末魔も聞こえた気がするんですけれど…
片付いたんですか?ちゃんとごめんねさせなきゃだめですよ。僕みたいに。
(クッキーもりもり。
 しっとり派、さっくり派、カリカリ派が居ますがクッキー戦争は起きませんね。なんででしょう。)
確かにこのほっこりした気持ちは、魔法にかかったようでにゃんスねぇ。

(軽い気持ちで受け取ったCDの表紙を見て、カッ!と目を見開く)
こっ、これは……混沌内に様々な支店を置く『会いに行けるアイドル』PPP48でにゃんスね!?最近発売した『12月のシュシュ』は何度か魔法家電屋の映像魔術で見たでにゃんスが、しっとり可愛いアイドルソングーって感じっスよねぇ。
特に今月卒業のぱゆゆはPPP48のゴッデス7にも数えられた大御所!卒業公演は倍率が高い事必至!!
……はっ。
(熱く語ってから我にかえる。しかもさり気なく渡されたCDに握手会とランダム生写真が入ってるか確認していたりした)

見たところ、この部屋には異空間への切れ目があるようでにゃんス。先程の叫びも恐らくはそこから漏れ出したものでしょう。
つまり……彼らが行きしに使った道は閉ざされた。仮に敵を倒しても、異空間で帰り道を失っちゃあ終わりってやつです。
わかってらっしゃる
わかってらっしゃる
ようこそ…… ようこそ……… ドルオタの道へ…!
(握手会ランダム生写真どちらも存在するのが布教用…わかってらっしゃる)
(が、しかし。一度目を閉じーーもう一度目を開く)

つまりは、えーと…帰ってくるには
この切れ目を維持すること、もしくは広げること、ですね。
まったく役に立たないギフトです。ぷー。
(がしゃん、靴と両手に銀の防具があてがわれる。
 剣は差し上げる、そういった。なので、素手。装甲を変えて、考える。)

切れ目では戻ってくるのに…幅が足りないのでは?
予知で見た限り、デカい人ばかりでしたよね……
僕なら滑り込めますが、広げる手段はありませんか。商人殿。

(できないことは、さっさと他者に頼むことにする。
 素手で広げでいいよとか言われれば、やるしかない…)
特に嘘はついていないのだけど、まァいいか。片はついたけど特に謝らせる気もないかナー。切れ目に関しては……仮の庵でも此処は我(アタシ)の領域だし、なんとかはするとも。
ち、違うんスよぉ。わっちの師匠がドルヲタで、CD剥くお手伝いしたりとか、ライブ席の維持のために一緒に参加したりとか、物販に並ばされただけで……。
(何だかんだでひととおりやっていた。
違う違うと言いながらも入っていた生写真と握手券に目を輝かせる)
おぉっ!これはぱゆゆの生写真と握手券!激レアすぎるでにゃんス!

レインさんの言う通り、今の隙間じゃ心もとない。
広げて維持する事が必要だ。

アタシも助力は致しましょう。ちょいと一時的ですが、落書きをさしていただきますね?(朝長が消えた場所の前にしゃがみ、筆を取り出す)
嘘じゃないですかー!
…そしてぱゆゆ、よくわかってらっしゃる。

(が、さて)
(ここまでのようだ。時間はない。もう、【在り方】は決まった。
 自分は、器。ただの、器に狂気が満ちたもの。)

広げて維持すること
……友のことを、よろしくお願いいたします。
それと、ごめんなさいと、謝罪を
僕は最後まで、友ではいられませんでした。
礼儀を欠く行動も、再び、謝罪を。
……最後まで見届けたい、そう思ってはいましたが

(寂しげに笑って。窓から、再びヒッポグリフに乗り。)

友の事、…いいえ
アルクのことを、お願いします。大事な友達だから。
ごめんなさい、僕はーー…また、縁がありましたら、いずれ
置いていくその剣は魔力の塊です、聖句を告げればなんかなるでしょう。なんか。
ってことで、しーゆーあげいん!

(行動は迅速に!)
(番外役者は、その場を去った。)
(たんっ)
(どこからか出てきた、中性的な少年がそのままヒッポグリフごと抱え)
(すとーんすとーんと駆けていく)
(なお、その時の言葉は)

ごきげんようお邪魔しますこれはもらっていくねーー!!

(一歩遅かったとっつぁーん。)
(番外ラーテル。駆け抜けて終了。いつか会うことがあればよろしくぅー!)
(カチリとドアの開く音がして、扉が開く。間をおかずに妙に大きな猫が滑り込んできた。それでも建物に配慮した1mと少し程度のサイズではあるが。)

……貸せる猫の手はあるかしら、貴方たち。
(猫は泰然としてあまり多くを語らず、誇り高く遜ることのできぬ生き物である。もしこの一言を意訳するならば、「私の飼い主が気にかけていたし、出入りが酷く激しいので何らかの問題があるかもしれないとおもった。何より私の仔猫であるところのアルク・ロードが入ったきり出てこないのが気がかりなので、もし私にできることがあるならば、どうか手伝い位はさせてほしい。」あたりが妥当だろう。貴方がたは崩れないバベルによってそのように認識してもよい。)
やァ猫の貴婦人、ヴィクトリヤの方。キミは慈悲深いね。もちろんキミにその気があるのなら。こと空間と可能性においては、猫ほど頼もしき存在はいないからね。(くすくすと暖かさと親しみを込めた笑みで出迎え)
(ゆったりと尾をくねらせ、出迎えに返礼を返す。部屋を一瞥し、狭まった穴を見)

なるほど。
(開ければいいのかしら、と。穴の淵に無造作に前足をかけ、問題なく潜れるサイズまでこじ開けようとした。まるで開きかけのドアと特段の差はないような調子だ。猫にとってはそれがどのような技術で開いたものであろうと穴は穴であるし、潜り抜けられる穴や扉があるならばどこへでも行く。或いは誰かを連れていくことさえできるだろう。猫である故。それも、猫の中の猫である故に。)
(じぃ……………………………………………………………)

(開かれた空間から無数の視線が投げられ、そして溶けるように消えた。後は隔離されていた空間が残るのみ)
(聞こえた言葉に返答する前に扉をくぐっていたし、振り返らなかった。)
わたしは神じゃない。
ただ、それが君の望みならば及ぶ限りにおいては尽力するだろう。わたしは機械だからね……。
(生き死にすら自由に出来ぬ忌々しさはある。だが、願いがそれだというならそのように生きるだろう。しょうがないね。飾りをそぎ落とした言葉だけ残して、足早に帰っていく。)

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