PandoraPartyProject

ギルドスレッド

壺中天

中華街の片隅で

あらゆる人種と文化が雑然と入り混じったとある中華街の片隅にその露天はあった。
店頭に置かれたカライアピーからは蒸気がもうもうと吹き出し、炊かれた香の匂いと店主がしきりに吹かす紫煙が混じり合い、奇妙な甘ったるい匂いを発している。
ゴザに雑多に並べられた商品の大半はは用途は窺い知れないが、どうみてもガラクタのように思える。
貴方の視線を感じたのか、店主がにやけた笑顔を浮かべながら話しかけてくる。
「旦那、いいモノあるヨー」

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
(如何にもこの通りに似合いの黒い襤褸外套がひとり。
 頭巾から突き出した角と獣の耳が、竜の如き尾が、鱗が、
 彼が異世界からの旅人であることを物語っている。)

おう、シーイー。繁盛しとるかえ~?
またいろいろと採ってきたゆえな、なんぞ買わんかなぁと思うてのぅ。

(凶暴な尖った歯列が覗くが、言葉の音はとても柔らかい。
 古びた背負い袋を地面に置き、さまざまながらくたをシーイーの前に並べていく。
 つるつるの石ころ、茶色い金属の髑髏、乾いた薬草の束、奇妙な石板の欠片、)

これとかどうじゃろうか~?これを採ってくるのはちと大変じゃった~……。
(ぼろぼろの本。)
おー、リザシェの旦那、相変わらず凶相浮かべてるネ。相変わらず、こんなの何処からとってくるアル。
(喋りつつ、がらくたを選別していく)
石と草は置いといてー、髑髏は……銅ネ。造形はイイから磨けばこましになりそうある(ぱらぱら)石版はー、もうちょい揃ってたらナー……おっ、なにアルか、そのボロっちい本。小説?
オラァァァァ!!!シーイーはいるかテメェコラ!!!!!
(どーん!とでっかい狼頭の女がめっちゃ怒ってる感じで怒鳴り込んでくる)
いるな!?いる、よし、逃げんじゃねェぞコラ。お前、ほんとマジで今度という今度は許さねェからなほんとマジで、いやマジで。
こないだ買ったアレ、あの、飲んでも中身が無くならないっつー杯、普通に無くなったじゃねェか。くいーって飲んでそれで終いだよ。一口だよ。どういう事だよ、おい。くっそ高い金で売りつけやがって金返せよオイ!!!!
んふふ~。言うたら商売にならなかろうよ~。
(曖昧に濁し、選別していくのを眺める。)
ん~?オレぁ本は読まんから知らんよ~。小説?っちゅうんは、おはなしの本かえ~?
あっ。その草な、鹿鍋に入れるとうまい。
つまり薬味ネ。へー、じゃあちょっくらこっちで読んで(本を取落す)
アイヤー、ヴェロニカの姉御、相変わらず今日も元気ネ。いいことアル。いやー、まさかあの呑んでも呑んでもなくならない杯を一息に飲み干すとは、流石姉御の飲みっぷりは伝説を超えてるヨ。たまげたネー。どうせだから、次に注ぐお酒も買っていくアル。濃いやつ入ってるヨー。(へらへら笑う)
(ガシャコンガシャコンと鎧が鳴り、長物を引きずる音が響く)
……む、なんで3人もいる。店主はどれだ……? というか、喧嘩中か……? いやどうでもいい、とにかくなあ、貴君らの中の誰でも良い。ちょっと買い物をしないか。買い取って欲しいものがあるんだ。(革袋をどさりと置く
あん?先客がいんのか。こいつはいけないね。みっともないとこ見せちまった全部コイツが悪いんだけど。(とシーイーの方を目線をやる)
伝説を越えてるヨ。じゃねェよ。ほんとに。(へらへら笑いに勢いが削がれ)
一回吊るか。足を紐で括って窓から吊るか。
それかとりあえず吹っ掛けた分返せ。角杯の意匠が気に入って買ったのはアタシだからね、全額返せたぁ言わないよ。どんだけ吹っ掛けたかは知らねェが、さすがに一月の飲食代と同じは高いだろうよ。あれ自体が伝説の獣の角で作られた伝説の海賊の愛用の角杯ってんなら知らないが。あと、その酒は試飲させな。
(鎧の音に振り返り、)
ああ、店主はそこの狐の女じゃが、取込中のようじゃのぅ。
オレぁ此処の店のもんではなくてな、
オマエさんとおんなじ、売り付けに来たんじゃよ~。
して、何を持って来たのかえ~?良さそうなもんがあれば買わせてもらおうかのぅ。
ふむ、見てくれ(革袋の中身をがらがらとその場にひっくり返す)
えぇとだな、これが多分……錆が良い感じになったアンティークの銀食器で、こちらは、うーん……軽くて身につけやすいゴールドのピアスだな、うん! この箱は(カチャカチャと引っかき回して明けようとする)……アレだ、良い箱だ! 私なら書類の上に置くね。
(ふん、ふん、ふんと、出てくる品々を眺め)
ふ~む、悪いがオレには興味のないもんばかりじゃのぅ。
こりゃあやはりシーイーに目利きしてもろうた方がよさそうじゃな~。
そやつは目はええぞ、目は~。根性は悪いがな~。ふふふ。
(小柄なゴブリンが宝石箱を抱えて近寄ってくる)
ようよう、ここって買い取りも………っと、店主は留守かぁ?
まあいいや、邪魔にならねぇところで待たせて貰うぜ。

(アンナが取り出した箱に気がつき)
おう、面白そうな箱だな。文鎮もいいがよぉ、箱ってのは開けてナンボだぜ?
(と言いつつ、意味ありげに右手をわきわきと動かして見せた)
いや目利きは良くない方が……こほん、失敬、なんでもない。では店主頼むぞ……うわっ! なんだ、小さいなお前……(さっと店主の後ろに隠れる)
……欲しければお前が買い取ってくれても良いぞ。ただし、このままだ。そら、良いものが入ってるかもしれないぞ。宝石かもなー、真珠かもなー。土地の権利書かもなー。
あぁ、店主に用なのかい?こいつだ、こいつ。このニヤけ面した狐の女。(と顎でくいっとシーイーを示す)アンタらこいつと商談かい?なら先に済ませとくれ。アタシの用事はちぃと長くなりそうなんでね。なんなら、このままコイツがこの世とおさらばする可能性もある。そしたら商談どころじゃないだろ?できるだけ高く買い取ってもらいなよ。
おうおう、鎧のお嬢ちゃん。小さいのは事実だからいいが、隠れるこたぁねぇだろ?
とって喰いやしねぇよ。……多分なぁ?(にぃと笑って、わざとらしく鋭い歯を見せつけてみせた)
だがまあ、そうだなぁ?今は持ち合わせがねぇから、こっちの宝石箱と交換でどうだい?ただし、鍵は別売りだ。(宝石箱の側面の鍵穴をトントンとつついてみせた)

……おう、狼のお嬢ちゃんはやけに物騒だな…。
なにをしたんだい、ここの店主は……
(つまらなそうな顔になる)現金じゃないのか……じゃあダメだ……。せめて食糧……あるいは上等な服が良い……。
そうかいそうかい。ま、そりゃそうだわな。現ナマに優るものはない……っと(宝石箱を抱え直すと、丁度良い場所を見つけてそこへ腰を下ろした)
(煙管に火をつける)アイヤー、千客万来ねー。ヴェロニカの姉御、毛皮を剥ぐのは勘弁してほしいアル。返金云々一旦置いといて、好きそうな紹興酒の濃いやつ入ったから景気づけに飲むといいヨ。肴に鮭とばもあるアル。はいはい。ぐぐっと飲むネ。前後不覚になるぐらい煽るといいヨ。サービスある(杯をすすめる)
壺中天店主のシーイーアル。旦那様、どぞお見知りおきのほどヲ(わざとらしく深々と頭を垂れる)ちゅーか、誰が性根が腐りきってるアルか。えー、お二人とも買い取りネ。騎士様の銀食器とピアスはー、ちと古いけど、溶かしたら使えそうヨ……むしろ、食うに困ってるなら、その帯剣とか鎧のほうが値がつきそうヨー?(装備を値踏みをするように眺める) ちっこいお兄ちゃんのほうは、装飾付きの箱ネ。意匠は悪くないけど、確かに箱は開けてこそヨー。鍵はないアルか?
だ、ダメに決まってるだろ! これは我が家に伝わる家宝だ、売れるわけが無い!というか、安く見積もっても農園の一つや二つは立つ値段になるわ!
(ふー、ふー……)ま、まあとにかく買ってくれるなら文句は無い。あ、あー、溶かしたりは、あんまりしない方が良いかなーなんて私は思うけど、ま、まあ個人の自由だしな……うん……。代金はこの袋に詰めてくれ。
こんにちは。
アルエット探検してたらここに着いちゃた。
ここは雑貨屋さんなのかな?
(膝に頬杖ついてやり取りを面白そうに眺めていたが、ふと少女に気付き)
お~やアルエット、奇遇じゃの~。またお散歩かえ~?
こ~んな場末にひとりで、危ないぞぅ。
此処はのぅ……うーん、何じゃろうなぁ?
……詐欺師がいんちき商売しとる店、かのぅ?(と、にやにや。)
たま~に掘り出しもんも置いとるがな。
騙されんようによう気ぃ付けるんじゃぞ~。
ちっ、田舎者の騎士なら適当にお宝安く買い叩こうかと思たけどアテが外れたアル(小声)
ハイハイ、大事なものなら質入れにしとくネ。懐具合に余裕できたら買い戻せばヨロシ。それまで、大切に保管しとくヨ。ついでに綺麗に磨いとくアル(代金を詰める)
おんや、お嬢ちゃん、リザシェの旦那のお知り合いアルか。
そんな綺麗なおべべ着て歩いてると危ないヨ。
そうヨー、雑貨屋みたいなもんヨ。誰が詐欺師のインチキ商売ネ。
例えば先程命懸けで仕入れたこの、『古びた銀食器』
一見、ただのガラクタにしか見えないけど、とある高名な騎士が愛用してた曰く付きの逸品ねー。お嬢ちゃんのお小遣いぐらいの値段にしとくヨー。値打ちモノヨー。
やあどうもどうも感謝する。貴殿が屋敷持ちの豪商になった時は質入れの方も考えてみよう。(近くに腰を下ろして貨幣を数え出す) ……ま、銀食器があんな風に錆びるわけ、無いんだが(小声で呟いて取引を見守る)
おっ、紹興酒かい。そいつぁイイ。オマエさん、酒だけはそう悪くないものを入れてくれるからね。(そう言って露店の端に腰を降ろして件の角杯を取り出す)
おいおい、随分可愛らしい嬢ちゃんがきたもんだ。こんな可愛い子の前で昼間から飲んだくれるのはちぃと罪悪感を感じるね、飲むけどね。
おおっと悪ぃな、外してた。
どうもよろしく、俺はキドーだ。ただのしがない小鬼だよ。

鍵かい?抜かりねぇよ、一緒に盗っ…………手に入れてきた。
どうだ?良い品だと思うんだがなぁ?
リザシェさん、こんにちはなの。
(見たことのある顔が居て安堵の表情を浮かべるアルエット。そっと、リザシェの隣に立つ)

古びた銀食器? お小遣いで買える値段にしてくれるの? 優しいのね。
『曰くつき』ってどういう意味なのかな? 絵本には出てこないの。
凄いって事かな?
はー、屋敷持ちの豪商ネー。憧れるアルなー。仕事はテキトーに部下に任せて毎日毎日朝から美男美女侍らせつつお酒飲み放題ネー(夢見る乙女の瞳)ヤー、それはよかたヨ。ヴエロニカの姉御は酒さえ飲ませとけばご機嫌だからやりやすいネー。
おー、リザシェの旦那、モテるアルねー。
曰く付きいうのは、ソウネー、凄くいいってことヨー。
お嬢ちゃん、いいとこの子っぽいからお小遣いも多そうだしネー(偽物の銀食器を少女に売りつけようとする狐)

ゴブリンの兄ちゃん、別にウチは盗品でも文句ないヨー。
鍵あるなら話早いヨ。箱は中身が大事だし、開けてみるネー。
それとも内緒アルか?
そうそ、ここは盗品でも代々伝わる家宝でも子供の玩具でも買い取ってくれる露店だからねぇ。アタシも、昔は随分世話になったもんさ(楽しそうに酒を煽りながら)
あん?酔わせて返金の話をうやむやにしようたってそうはいかないよ。今日こそは絶対に返してもらうよ。あの金でどんだけいい酒飲めると思ってんだい。
ちょいと邪魔するぜ~
何やらいろいろ面白そうなモン扱ってるな!
武具なんかもそろってるのかな?
そうネー。いやー、前にここら一帯をシメてるヤクザからの盗品と気が付かずに買い取った時はひどい目みたネ。全身ばらばらになるかと思たヨ。ちぃ、酒がまだたりなかたカ。姉御、とりあえずもっと飲むアル。


いらはい、旦那。大体のものはなんでもアルよー。
武具ネ?どんな武器お求めアルか。
このインクがいっぱい出てくる水鉄砲とか最近流行ってるおすすめのヤツよ。
はははっ!!あん時ァ傑作だったね!オマエさんが埠頭で吊るされててさ、あわやサメの餌ってとこでアタシが助けに入って。まぁ、普段アコギな商売してんだ、ちったぁあれで懲りた―ら今こんな事してないってか!(がははは!っと豪快に笑う。大分酔ってきてるようだ)
へぇ、盗品でもお構い無しかい。ろくでもねぇなあ。(と、言いつつケケケと笑う。)
ま、こっちとしちゃあ好都合だ。

箱の中身かぁ?
装身具が幾つか。少しデザインが古くさくて、俺の好みじゃねぇけどなあ。
でも、造りは悪くねぇと思うぜ。
……お。
(通行人が1人、通り過ぎかけてから足を止め、近づいて来た)
ほー。面白そうなもん売ってるなあ。
何、商談中見たいだし、その邪魔はしないさ。隅っこでちょっと見せて貰うぜ。
(咥えていたシケモクの先を握り潰し、懐から出した小袋にねじ込んでから、露店の隅にしゃがんで商品を眺めようとする)
(うーむ、と顎を掻き。他人のする事にあまり興味は無いが、
 このままシーイーに儲けさせるのも面白くない。
 どうせならちょっとからかってやろうかな――と、)
おやシーイー、いくらええとこのお嬢ちゃん相手と言っても、
子供の小遣い程度の値段でそれを売っ払っちまってええのかえ?
オレぁ遺跡も墓も掘るが、どこの遺跡だったか、
その食器と似た遺物が出たことあるのぅ。
――ほれ、ここのとこ、ここの彫り方がよう似ておる。
たしかこういう柄はナントカ様式じゃと
以前此処で花瓶を買った身なりのええ男が熱弁奮いよったの覚えとらんか?
(偽の銀食器の彫りを指し、
 いつもとは打って変わって真剣な面持ちで、適当な事を言い募る。
 だって、その方が面白いのだ!)

それよか、そっちの兄ちゃんの持ってきた箱の中身の方が
娘っ子の買い物には誂え向きと違うかえ?
ちと古いようじゃが、それこそ絵本とかいうやつに出てきそうじゃのぅ。
むぅ、しけてる……(貨幣を数え終える)……うん? ああ、そうだそうだ。さぞや名のある名工の手によるものだと私の審美眼も言っているな。火急的速やかな金銭の必要性がなければ子の代まで残すに値しただろう。……なにも子供に売る必要は、ないかもしれないな……色々な意味で(ぼそっ
いやー、あん時は九死に一生、ヴェロニカの姉御が神か仏に見えたヨー。
盗品はちゃんとウラとらないとだめネー。
お、結構酔ってきたヨ。いつものパターン入ったね。後はもう適当に誤魔化すアル(小声)

捨てる神あれば拾う神ありヨー、ゴブリンの兄ちゃん。
ほほー、宝石箱アルか。じゃあ、これぐらいでどうヨ。帰りに水商売で遊んでイけるぐらいにはなるヨ(そろばんを弾く)
(煙管をくわえる)
お、旦那。ゆっくり見ていくといいヨー。
気になるものがあったら説明するアル。
なんだったら財布が空っぽになるぐらい買っていくといいネー。

(リザシェの言葉に怪訝そうな顔になる)
え、そうだタか。
こんな安価で買い叩けそうな胡散臭い錆びてる銀食器とか密度軽そうな金のピアスがお宝ァ?いや、でも旦那がここまで言うてるカラ……(リザぇの真剣な顔を見て思案する)
――アー、よくよく見ると、異世界のマニエリスム美術とよく似てた気がするアル。
あれ?ほんとに値打ちモノ?……(懐に大事そうにしまう)
じゃあ、お嬢ちゃん、悪いけど、こいつはお小遣い程度じゃ売れないアル。
このクラシックなネックレスで我慢しとくネ。
はは、財布が空っぽになるまでとは確かに剛毅で男が上がりそうじゃあるがね。残念ながら流石に宵越しの金は持たねえってほど粋にはなれないんだよなあ。
具体的に言うと家賃がだな……コホン
(首を振って肩を竦め)

いや、そんなしみったれた事より商品だな。
(続く売買の交渉をBGMに聞きながら、商品を漁る)
こういう街ではこう言う賑やかさも風情ってもんだな。
雰囲気に押されてついつい無駄遣いをしちまうのが厄介じゃあるが……お。
(商品の一つを手に取り)
これは小物入れか?
掠れてるが随分と豪奢な紋様な気も……ううーん……

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM