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森の洋館

【5人RP】ある日の談話室

【クウハ、ファニー、武器商人、ルミエール・ローズブレイド、斉賀・京司のみ発言可】

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うーん……それが本当に心底わからないのだよなぁ
僕にとっても商人は大切な人で愛情はあるけれど、恋人や家族との事を優先するほど?
なんか僕の目には、

だって商人は言うなれば願望の写し鏡だ
望んだものを臨んだ形で出そうとしてくれる
それが自身を御神体とする神様なら、そのように振る舞うだらう?
普通なら
でも、クウハは欲しかったのじゃない、神様が。商人が。
……神?
慈雨を神だと思った事はないぞ。
普通なら家族や恋人を優先するが、俺はそうじゃないってだけだな……。

つーか、慈雨とファニーが会うことを制限した覚えはねェし、あの後にも依頼以外で会ってるんじゃないのか?
「会いたきゃ会いたいだけ会えばいい」って言ったろ?
俺はてっきり二人で会ってるもんだと……。
家、つまりい橋なんだろうがそれで良いなら商人が誰を愛でても良いじゃないか
僕、商人が番として選ぶのがヨタカだけだって知っているよ。
知っているから、冥夜の事を愛でてても別に良い
冥夜にとって商人は師匠で、商人にとって冥夜は弟子で所有物だ。
なのになんで、それを嫉妬して制限したいって、なんでなるの?
ただ存在が近いだけの、眷属なのに?恋人はファニーの方なのに
商人がファニーにとっても、居場所になっちゃ駄目な理由が僕には理解できない。
……グラオ・クローネに、一度、会ってチョコの手渡しをした。
その日以外は本当に会ってない。手紙のやり取りは割と頻繁だが。
でも、全部欲しいのでしょ?全部あげたくて。
変なの。そんなの恋人に思うことで商人には思わなくない?
むしろ、キミが恋人にそこまで重きを……いや、恋人をしてる方が意外だね。
そうだったのか……。

改めて言われると…んー…。
…その辺りは慈雨の影響を受けてるせいかもな。
眷属になった影響で引っ張られてんだよ。
…………いいだろ、もう。
クウハが特殊事例だったってだけだ。
それはどうしようもないことで、どうしようもないから、オレはそれを飲み込むしかない。
そして飲み込み切れないから、別れるつもりで話し合いに来ている。
商人とも、もう関わるつもりはないよ。
おまえたちはいままで通り、愛情と執着を向け合いながら穏やかにくらしたらいい。
…そうさな。
努力をする事はできる。
だが、完璧にとはいかないだろう。
俺は元々気紛れで不誠実な男だから。
愛想を尽かすのも当然だ。
別れたいと思うのも仕方のない話だとも。

だが、慈雨との関係まで切る必要はないよ。
もうオマエを憎んじゃいないし、嫉妬に狂う事もない。
といっても、信じられないだろうが……。
……それは、いまの状態だからそう言えるだけじゃないのか?
オレと商人の関係性が変わっても同じことが言えるのか?
たとえば、口付けを交わしたとしても?
たとえば、体を繋げたとしても?
たとえば、同じ眷属になったとしても?
それでもおまえは、嫉妬をしないと断言できるのか?
……オレは不甲斐ない恋人だが、おまえが魂を擦り減らすことは望んでいない。
他人の犠牲の上に成り立つ幸福なんて真っ平だ。

……商人、悪いがおまえとは白紙だ。
振り回してすまなかった。どうかすべて無かったことにしてくれ。
まあ待て。少しは聞く耳を持てよ。
そういうところだ、オマエの悪い所は。
一人で勝手に結論を出すな。

確かに俺は自分でも呆れる程に慈雨に対して執着してるからな。
多少のやきもち程度は焼くかもしれんが、魂を擦り減らすレベルじゃないさ。
そもそもよく考えてみればあれは「慈雨を苦しめることの無いオマエが羨ましかった」と。
ただそういう話だったんだよ。
…………僕も今こうして口に出すまで恋人をそう見てたって初めて気付いた。良くない気がするから改めようと思う。
ということは置いておいて
(小声で商人に返す。そしてメープルシロップ入り紅茶を飲んだ)
……………
(何かしら思う所がありそうだが、何も言わなくても平気そうだと判断している顔をした)
…………羨ましかった? オレが?
(その方がいいとトキに頷きつつ、ひとまず様子を見ている)
ショックだったぜー?
慈雨とオマエが親しくなって、それを隠してたと聞かされた時は。
俺はどっちからも信用されてねェんだな、と。
だがまあ、別にそれはいい。
元より俺は悪霊な上、他人に信用される様な聖人君子様でもねーからよ。
ゴチャゴチャ文句言う方がめんどくせェ……。

俺は慈雨を散々苦しめて泣かせてるからなあ。
オマエは俺と違ってそういう事はない筈だ。
挙句、俺はオマエにも辛い思いばかりをさせてた。
オマエらの平穏な時間を邪魔する訳にはいかないと考える内に、俺は消えるべきじゃねーかと思えてきてな。
まあ、要するにただの八つ当たりだ。
悩ませて悪かったな。
もう気にしちゃいねーから、慈雨と寝るでも眷属になるでも好きにしろ。
(己への呆れから半端ヤケクソで言葉を吐くと、カップを手に紅茶を口にする)
クウハ、クウハ。
ごめんね、内緒って言われたとはいえ口を閉ざしてたのは謝るけど。
骸骨のコはちゃんと愛していて、その上で好きにしろって言ってるって解釈で大丈夫?
(彼が自分自身に呆れてることは承知している上で優しい声で)
……そうか、傷付けまいと思って秘密にしていたことが、余計におまえを傷付けたんだな。
諸々のことに関しても、オレは自分の価値観をおまえに押し付けていただけだった。
認識の摺合わせを怠って……オレとおまえの持つ『常識』が、同じものだと勝手に思い込んで……
……負担を、掛けた。……ごめん。

……でも、そうか。本当に憎まれていたと思ってたが……
八つ当たりか、そうか………………かわいいな、おまえ。
(ふ、と表情を崩して)
るせーな。可愛くねーよ。
つーか、碌に構ってやらなかった俺だって悪い。

…で、どうすんだ?
言っとくが、俺は最初からこういう奴だ。
気紛れで不誠実。常にオマエ中心には振る舞ってやれん。
出来る限り努力はするが…まあ、オマエから何も言われなきゃ気づいてやれない事の方が多いだろうな。
それが気にいらねーなら別れといた方がいいぜ?
元々俺の方針は「来るもの拒まず去る者追わず」だ。
好きなところへいくがいい。
……かわいいよ。愛してる。

擦れ違いは、きっとこれからも起こるだろう。
でも、今度は立ち止まって、ちゃんとおまえを待つよ。
たくさん話をしよう。たくさん考えよう。それでもダメだったら周りの力を借りよう。
一緒に地獄に落ちるためにではなく―――――一緒に倖せになるために。

……なぁ、クウハ。
負担を掛けて、傷付けて、大事にしてやれなくて、ごめん。
オレは甘ったれで頼りにならない情けない男だけど、これからは歩み寄る努力をするよ。
だから…………もう一度『恋人』として、やり直してくれないか?

(席を立ち、クウハの前に跪いて、そっとその手を取ろうと)
やめろよ、恥ずかしい……。
(悪態を吐くも手を振り払う事はなく)

…まぁ、オマエがそう望んでくれるなら………。
(それ以上の心配は無さそうなので、スコーンに舌鼓を打ち始める)
……ありがとう。
…………今度こそ、大事にする。
(手の甲にそっと口付けて)
……いい話でまとまりかけている所悪いけど、私はまだ納得してないわよ。
貴方本当に紫苑の月が好きなの?
見た目が綺麗で自分を甘やかしてくれそうな相手なら、誰でもいいんじゃないかしら。
というか何?
父様と口付けを交わすとか体を繋げるとか。
私だってそんな事したことないのよ。
穢らわしい。死んで頂戴。
別に見た目で惚れたわけじゃないし、そもそもクウハに対してはオレは甘え下手だ。だからこそ今回の件に発展したとも言える。
商人だって偶々仲良くなったその延長だし、甘やかされるのは心地好いが自分自身のことに無頓着すぎて逆に甘やかしたくなる。

……それはオレに言われてもな。
商人が拒否するならオレだって無理強いはしないさ。

というか、契約云々の件はどうする?
実際のところ、寿命を延ばす必要がないオレに眷属契約をするのは意味がないんだろう?
(ルミエールの罵倒を軽くスルーし、商人のほうに話し掛け)
……ン?ああ。
原因と解決の糸口は見えたのだし。
そうなると、アタシと無理して何か契約を結ぶ必要も無いんじゃない?
(のんびりスコーンを食べながら骸骨のコに視線を向ける)
や……それは、まぁ、そうなんだけど……
それはそれとして……おまえのこともあいしてるのは事実だし……
なにか繋がりは欲しいというか…………『所有』されたいというか……(ごにょごにょ)
(割ったスコーンにジャム、砂糖、クロテッドクリーム、メープルシロップをかけて食べはじめる)
サイテー。浮気者。骨粉になればいいのよ。
ねぇ、猫ちゃん。
父様と白亜の星が嫌になったらいつでも私のモノになっていいのよ?
私やフルールちゃんと一緒に楽しく暮らしましょ。

「僕もいるよ、ルミエール」

そう、ルクスもいるわ。
いや、オマエな……。
浮気者っつったら俺の方こそだろ。
つーか、俺はいいのか?
俺の方が慈雨に色々と……。

(コイツ滅茶苦茶甘ったるくして食うなって顔で京司を見ながら)
『所有』……『所有』かァ……、してもいいなら、するけど…。
(そろそろ塩が欲しいなァ…とか考えつつ、クウハに視線を遣って)
…おかきでも食うか?
(主人の視線に気が付き、そちらを見て)
(ふるふると首を横に振って)
お塩。お塩ちょうだい、クウハ。
ああ、塩そのままな。
ちょっと待ってな。

(パチンと指を鳴らし、分かりやすく大きな字で「SALT」と書かれた陶器の入れ物をテーブルに出す)
ん、ありがとぉ…。……美味し。
(スコーンにクロテッドクリームをたっぷり塗ってから塩を少量その上にかけて幸せそうに食べている)
…そうかい。良かったな。
(暖かな幸福を感じながら静かに微笑み)

ファニーも食えよ?
まだ御茶会気分じゃないってんなら別だけどな。
……ごめん。
ヨリ戻した途端にこんな話するのは不誠実だって分かってる。
クウハが嫌なら無かったことにするよ。
もともとそのつもりだったし……
……うん、あとで頂くよ。
(床に正座しながら)
紫苑の月はいいのよ。あ、やっぱりダメだわ。
死んで頂戴。私と一緒に。
(クウハの腕にぎゅーっと抱きつこうと)
あ?
浮気された時点でオマエに誠実さなんて期待してねーんだよ、馬鹿野郎が。
辛気臭ェ顔で座り込んでんじゃねーぞ。
茶が不味くなんだろうがよ。
(ずっと気にさせているのも可哀想だろうと、ファニーを見下ろし敢えて口汚く)

一緒に死ねと来たか……。
あー…慈雨の許可が降りたらな?
(腕を任せて好きにさせている)
出すわけなかろ、アタシの猫なんだから。
(行儀悪く指についたクリームを舐め取りつつ)
……そ、そうだよな、うん。ごめんな、ほんとに……。
(おずおずと立ち上がって自分の席へ戻る)
(その姿たるや、おそらく混沌に招かれて以来一番情けない姿だったことだろう)
…だってよ。
諦めな、ルミエール。

いいって。何時迄も謝ってんなよ。
慈雨との契約もしたいなら好きにすりゃいいさ。
…で、慈雨から貰った愛称ってなんだ?
俺はそれで呼んじゃいけねーのか?
……えぁ、えと……『カンタベリー・ベル』って……
普段は短く『カティー』って呼ばれてる……

いや、うーん……
おまえが商人を慈雨って呼ぶのと似たようなものだと思うから……
クウハにはいつも通りファニーか、また別の名前を付けて貰えたら嬉しい、かな……
(そわそわと視線を彷徨わせながら)
んー、別の名前か………。
そうだな…、カストル……。
いや、神話が不吉か……?
(ブツブツと悩んでいる)
いい愛称であろ。

(ふふー、と得意げに、脳裏に由来となった美しい陶磁器ボーンチャイナを思い浮かべる。ソレ本人は隣人の恋人であるクウハが望むなら…と一瞬よぎったものの、己が『そう』されると確かに自分自身が嫌だなと感じるタチなので口は挟まないことにする)
カンタベリー・ベル。
ふん、贅沢な名前ね。
逆にカストルはいいんじゃない?だって死ぬもの!
死んじゃえ死んじゃえ!ざぁこざぁこ♡
(これ見よがしにクウハに抱き着いて煽ろうと)
オレを馬鹿にするのはいいがカストルを馬鹿にするなよ。
人の身でありながら勇敢に戦ったんだぞ。名誉の戦死だろうが。(至極真面目な表情で)
そうだぞ、ルミエール。
それと俺に対して言うのはいいが、ファニーにそう軽々しく死ねとか言うな。
仲直りしたんだからもういいだろ。
それ以上俺の為に悪者になろうとしなくていい。
(抱き着いてくるルミエールをよしよしと撫でてあやしつつ)

で、どうする?
別の名前がいいならまた考え直すが。

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