PandoraPartyProject

ギルドスレッド

アビス財団収容施設

【低速雑談】エリア−◼️◼️−D

+.━━━━━━

[ 説明 ]
On-5111(以降は「影の女」と呼称)はサイト◼️4-2に存在する特別施設エリア-◼️◼️のDブロックに収容されています。
「影の女」は人間種が扱うものと同様の居住部屋と娯楽品を要求、これを定期監視と一日一回の健康診断を条件で容認しています。

[ On-5111「影の女」の収容手順 ]
「影の女」は20㎡×20㎡の本棚と必要最低限の家具が置かれた正方形の部屋に収容されています。
担当されたβクラス以上の財団職員はDブロックを摂氏23℃、湿度47%に保ちつつ1日に2度の食事(要望があれば1度のみ栄養食の譲渡)、13冊の種類を問わない書物、コーヒーサーバーの点検且つ追加を行なってください。
Dブロックに存在する光源は特殊な材質が使用されており、部屋一帯に「影」は存在しません。
室内は消灯まで灯りが常に点いている状態を保ってください。照明の不良、破損が起きた場合は武装した隊員と共に担当の財団職員が迅速な対応を行なってください。

[ ルービック博士からの補遺 ]
監視レベル1の対象は申請書に記入すれば特異運命座標は同室が可能です。
万が一無認可で忍び込み入室しても「影の女」への危害、または収容施設の破壊を行わなければ特別許可します。
最低限のマナーを守って行動してください。


         ━━━━━━.+

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嫌だ。もう一度言うぞ、絶対に嫌だ。何なのだあの青臭い甘味の緑黄色野菜は。育成の際に砂糖を蒔け、砂糖を!
おやおや世界くん、僕との会話に有益な結果が常にあるわけないじゃあないか。

そうだねぇ、食事しながら睡眠を摂るなんて効率的じゃないかな。
言いたい事は分かるしもっともだが…何故レオンくんの下着はそれほどの価値があるんだろうね。実に興味深い。

人参を魔除けの道具にするんじゃあないよ。まあ君の希望する添い寝は難しいが、寝るまでの話し相手になってあげてもいいよ。感謝したまえ。
ふっ、今日はやめておこう。此処で問題を起こしたら僕とてタダでは済まない。運が良かったね世界くん。
その結果、無事甘さの際立つ人参が出来ましたとさ、なんて。実際砂糖を蒔いたらどうなるんだろうな。
俺との会話は君にとって千金に値するというのにこれは不平等では?その分の代金を是非とも頂きたいものだ。

嘘かどうかは知らないが横になると消化が良くなるって言うしな。体も大きく成長することだろうよ。(横にな……と小声で付け足す)
世の中にも変わり者はいるという事だろう。一部の女性貴族が狙ってるんじゃないか?

添い寝を希望した覚えはないが……もし本当にそんな日が来たのなら咽び泣きながら感謝してやるさ。
じゃあ表へでるか?なんてな。俺も喧嘩は御免だし、しょうがないから口論と言う君の土俵で戦ってやるとするか。
普通に枯れるだろう。夢想とは儚いものだ。
いつにも増して金の亡者が際立っているね世界くん。ヒモかい?売れないホストかい?

本当かね!この理想が完成した暁には僕も大人の女性の仲間入りか…ふふふのふ、まいったね。(ドヤ顔で目を輝かせる)
なるほど、理解した。「そういう」例を時折見かけるから、あながち君の推測も間違いではないのだろうね。

今日の世界くんは失言が多くて助かるよ。もう訂正は出来ないよ、号泣させてやる。
君が譲ったような言い方が気になるが…まあいい。不毛な事は無駄に疲れるだけだ。珈琲でも飲んで落ち着きたまえよ世界くん。
この目で見ないと信じられないな。ちょっと深緑まで行って来て各地で塩を蒔いてみてくれないか?なお俺は責任を一切取らないものとする。
損をするのが嫌なだけだよ。仮にホストだとして、接客しながら貢ぐホストが何処にいる。

ああ……まあ、うん。頑張ってくれ。てかやっぱり子供なんだな。
もっとも体型がいくら大人に近づこうか性格がな……。
そういう例がどういう例なのかは具体的には聞かないでおこう。

言っておくがその状況になってる時点で君は死んでるからな。そして訂正こそしないがその時に泣くかどうかは保証しかねる。
俺が譲ってあげたんだろう。事実は認めるべきだぞ。……ところで珈琲以外の選択肢はないのか?
分かったよ、君は責任を負わなくていい。代わりに君を生贄として差し出すから、手錠とずた袋を装着しておきたまえ。なぁに、君は責任を感じず静かにしていればいいから。
言ってみただけさ。それに君の性格では相手を怒らせるのがオチ…おっと口が滑ってしまった。(わざとらしく口元を手で抑える)

………イヤ、大人ダカラ。じょ、女性という生物は常に自分を磨くものなのだよ。あと君に性格をとやかく言われたくないね。へっ。
賢い人間だ。その謙虚さが君を長生きさせるだろう。

安心したまえ、第二第三の僕がその光景を録画するから。
なんだいなんだい、世界くんは珈琲を拒絶する気かね。それとも僕の珈琲が飲めないって言うのかい?
ああ、一時的な身代わりならなってやるよ。大方死ぬ前に妹の結婚式に出たいとか事情があるんだろう。ちなみにそのまま戻って来なかったら深緑と結託して君を捕縛するのでそのつもりで。
言っておくが何処かの誰かさんとは違って俺は好んで他人を怒らせるような真似はしないぞ。メリットが無いからな。何処かの誰かさんとは違って!

ふーん、へぇー、そうかそうか。なら次にローレットでお祭りごとでも会った時に酒でも飲んでみるか?子供の飲酒は禁じられてるが大人だったら問題ないよなぁ?
そして俺も君に性格についてとやかく言われたくないとか言われたくないぞ。

なんだ複数存在するのか。じゃあ泣かないでおこう。第一の君を綺麗サッパリ忘れてしまっても問題なさそうだし。
一か全かみたいな極端な結論を出すのはやめたまえ。たまにはデフォルトで甘い飲み物も欲しくなるだけだ。
あのお堅い連中(偏見)と共同戦線を組めるとは思えないけどね。まあ頑張りたまえ。ふっ。
心外だなあ、まるで僕が常に人を怒らせているような口振りじゃあないか。思い出してみたまえよ、僕が君を怒らせてた事があるかい?

ぼかぁ宗教上的なアレがアレで人前でお酒を飲むのはダメなのだよ。君に見せられなくて残念だ、実に残念だよ。
これが「どんぐりの背比べ」という状況か。その主張には物申したいところだが、終着点が見当たらなくなるから僕が引いておこう。

僕を捨てる気かい?君は簡単に別の女に鞍変えするような、そんなに酷い男だったのか。面白半分にローレットで広めてやる。
ふぅむ…一理無くもない。たとえば何を欲するのかね?
どんなにお堅ろうが何だろうが共通の敵がいればある程度人は纏まるもんさ。不可能ではないと思うがね。まあそもそも塩撒くなんてことしなけりゃいいだけなんだが。
そうだな……色々思い出し、精査してみたが俺の発言は撤回しよう。
他人を常に怒らせることないな。単体狙い撃ちだなお前。

宗教上の理由なら仕方ない。これ以上ツッコんでも反撃の台詞が容易に思い浮かぶし追求しないでおこう。藪は突かず、危うきには近寄らずが長生きのコツだ。
そちらが手を引くのならばこちらも引こう。不毛な議論は悲惨な結果しか招かないのは俺もよく知るところだ。

やってみるがいい。おそらく大した効果は期待できないはずだ。
そして君の笑いのタネがまあ一つ増える事だろうな。
まあ割と何でもいいのだが、それを言うと本当に(俺の喜ばないものを)何でも持ってきそうなのでココアにしておくか。
ふーーむ、ならばこの草案は白紙だね。君の逆襲を恐れてるなど勘違いはしないように。
酷いなぁ世界くん、僕の優しさを煽りと勘違いするなんて…お母さん悲しいぜ。

それが得策さ。
深く追求せず、行き過ぎたら後ろに下がる。君のそういう所は嫌いじゃあない。

君が思うほど世間は温かくないぞ。悪い情報というものは死んだ以降も残り続けるのだよ。まるで毒だ、それとも呪いというべきかな?
我儘な客人だよまったく…ココアに砂糖とミルクをたっぷり入れてやる。
元々予定なんて無かったろ……。すべては机上での話だ。
俺にはどこをどう取っても優しさには思えないがな。そうだと言うならば何処が優しさか具体的に父さん教えてくれると有難いもんだね。ほら、怒らないから正直に。

お褒めの言葉をどうも。しかし飲んだらどうなるかは少し興味があるな。
宗教は派生したりして戒律が変わることもある。何かの拍子に飲めるようになったら飲んでみてくれ。

それならそれでいいぞ別に。真実を知ってる人間が一握りいれば後はどう思われようが構いはしない。毒や呪いで参るほど俺はヤワじゃないさ。
たっぷりとは嬉しいねぇ。吐きたくなるほど甘ったるいヤツをよろしく頼むぜ。
そうでもないさ、可能性とは何処にでも潜んでいるからね。
そこは言葉にする前に察してこその父母だろう。家族は大切にしたまえよ世界パパ。

宗教云々の言い訳を本当に信じる者は初めてみたよ…(小声)
まあ機会があればお見せしよう。機会があるとは言ってないがね。

見た目に反して君の精神は頑丈のようだ…しかしそんな風に意地を張っていいのかい?
将来君にバディが出来たとして、たとえ嘘でもその悪評で僕が常にチラつく。つまりは精神攻撃だ。
ほら持ってきたよ、残さず飲むんだ。
(嫌がらせな程に砂糖とミルク、ついでにハチミツを入れたココアを持ってくる)
父さんだって年頃の娘相手には手こずるんです知らんけど。
……この茶番、もうやめていい?こんな娘なんていたら育児放棄したくて堪らないんだが。

待ちたまえ、こう言う時だけ素直に受け取るんじゃない。
余程の阿呆でもない限り降って湧いたような話を信じるなんてことあるはずないだろ。

おっとエクレア君。バディの話を持ち出すなんてそれはひょっとしてアレかい?戦争がしたいのかい?命が惜しくないならそう言ってくれたらいいのに。……ハハハハハッ(乾いた笑い)
…(一気に飲み干す)…ふむ、甘さは悪く無いが個人的にはハチミツが無い方が好みかな。
次は普通に砂糖とミルクだけでいいぞ。
君の方が音を上げちゃうのかい。
わかったよ、ひとつの家庭崩壊の未来を防ぐためにこのジョークは止めておこう。

確かに世界くんは女心の分からない糖類の亡者だが、余程の阿呆ではないからね。

え〜?エクレアちゃん分からな〜い、世界くんこわ〜い☆
飲み干したよ、しかも一気に。冗談で「こわ〜い☆」と言ったけど、君のほんのり香る狂気は本当に恐ろしいよ。君に浮ついた噂が無いわけだ。
(そう告げる彼女は、眉間に皺を寄せながら珈琲を啜る)
賢明な判断だ。君の聡明さには頭が下がるよ。
男手一つで娘の世話を見るのがどれだけ大変が疑似体験できたぜ。

はぁー??女心くらい余裕で少しくらいはわかるし。
というか女性に限らず心中を察することならそこそこできるぞ……多分だが。
現に今も目の前の人物から悪意をひしひしと感じ取っているんだが?

まじかー、エクレアちゃん分かんないかー。
……って余計なお世話だ。俺程度の狂気で伴侶ができねぇんなら混沌の過半数を占める人間に伴侶が出来たりしないはずだ。
なあに、感謝する事はないさ。
次のシミュレーションは娘がバイトで蓄えた貯金を勝手に賭博に使う父親でもやるかね?

余裕で少しに自信の無さが滲み出てるよ世界くん。
しかし心外だ。ぼかぁね、君に善意しか送ってないつもりなんだが。だから訂正するんだ、エクレアお姉さんマジ天使と。

なるほど、確かに一理あるね。
目には目を、歯には歯を、狂気には狂気をということか。道理で特異運命座標には恋仲が多い訳だ。
また別の家庭崩壊の未来を創り出すのは止めてくれませんかね。
というかシチュエーションがニッチ過ぎないか?

うるせー。予防線を張ってるだけだよ。
エクレアお姉さんマジ悪魔。俺の為にならない善意なんて求めてないから態度を改めてくれませんかねえ?

つまり逆説的に俺はマトモだと言えるわけだが、そんなことを証明したところで伴侶が出来ない事に代わりが無いんだよな......。
いっそ魔種に狂気でも授けてもらうべきか。
はて…可笑しいな。
高度演算機能装置をも上回る僕の頭脳が、これが世界くんの性癖だと導き出したのだが…。

いい加減、照れ隠しをやめたまえ世界くん。そういうのも嫌いじゃあないが、ぼかぁ素直に褒めてくれる方が嬉しいな。
しかし悪魔か。ふーーむ、悪くないね。次は小悪魔な方面に手を伸ばしてみよう。

それは困る。君がいなくなったら僕の話し相手は誰がするってのさ。
その頭脳にインプットしてる俺に関する情報が、君の偏見から来てるのが原因だろう。
前提が間違っている以上結果が間違ってることなんて自明の理だ。

何でも照れ隠しに受け取るのは止めてくれないか!!俺は素直に言ってるんだよ!!
それと今がもう悪魔だからな。小悪魔はむしろスケールダウンしてるから。

居なくなった時の為に話し相手くらいもっと作っておけ。
それか君が魔種になればまた味方同士…………なんてならないな。そんな状況なら真っ先に殺しに行くわ。
偏見などと言い捨てるのは早計だぞ世界くん。
ならば万が一に、億が一にも僕のミスだとして君は僕にどう思われたいんだい?

ふふふふふ、声量タイミング共に良いツッコミだ。切れ味は落ちていないようだね。
なんだって…僕は既にその領域に達していたのか。もう世界くんに「ざぁこ」と言えないのは少し残念だね。

やめたまえ、僕をボッチみたいに言うんじゃあない。
ふぅん、興味深いことを言ってくれるね。それじゃあ財団(ここ)より早く来ておくれよ。
期待しないで待ってるからさ。
(ふふん、と少女は口許を緩ませる)
もっと普通に見てくれるだけで救われるんだがなぁ!
控えめに言って発想が毎回大胆過ぎるんだ!

ボケか本気か分からない事言うのはやめてくれよ……お前の場合マジで見分けがつかん。
言うのは勝手だが「お前に言われたくない」の一言で一蹴するからな。ってか”もう”ってなんだよ”もう”って。

そんなことは言ってないだろう。そう思っていないことも無いが。
なんかちょっといい話的なアレにするんじゃねえ!!普通に手を組みたくないってだけなんだよ!!
普通?君の普通ってなんだい?
それにまさか戦友であり生真面目な青年なんて、そんなつまらない人間と思われたくないだろう?

そうかね、これでも冗談らしい言い方と砕けた表情を行ったつもりなのだがね。
おっと失言だった。今からでも遅くないから言っておこう…ざぁこ♡
どうだい、昂ってきたかい?

そこはちゃんと否定したまえ、拗ねるぞう?
ダウト。君はそう言いつつも僕の前に駆けつけるだろう。さながら愛犬の如く。
そうだな、普通と言っても色々あるもんな。
ってわかってんじゃねえか!生真面目じゃないが大体そんな感じのつまらない人間でいいから。
少なくとも君の発言から想像できる変態的人間像よりかは幾分マシだよ。

普段から冗談らしい言い方と砕けた表情しかしてないからわからねえんだよ。メリハリを付けろ。
それくらいで昂る訳ないだろ。ってかお前に言われたくないぞ。

エクレアチャントモダチオオイヤッター(棒)
ダウトじゃねーんだよ。そりゃなんかあったら駆けつけない事もないがそういう話じゃなかっただろうが。
…………というか誰が愛犬やねん。
こ と わ る(断固拒否の構え)
君がつまらない人間に位置付けされるなんて僕が許すものか。
世界くんは僕の記憶の中で永遠に面白い変態として生きていくのだよ。

それは君の観察眼が霞んでいる証拠メリ。ちゃんと依頼に行って鍛えたまえハリ。
それは世界くんと比較して、僕は圧倒的弱者でありクソザコチビカッスとでも言いたいのかね?

気持ちがこもってないね、それじゃあエクレアポイントはやれないぞ?
ふむ…確かにそうだな、今の君を愛犬と呼ぶのは失礼だったか。では次の機会までに犬耳カチューシャと尻尾を用意しておこう。
(名案だろう、と嬉々として少女は続ける)
さいですか。
じゃあくれぐれも君の記憶の中だけに秘めておいてくれよな。
外には一生ださないでくれよなぁ!!

語尾に付けるな自分に付けろ。そういうキャラで行くのなら止めはしないがな。
あと少なくともお前よりかは依頼に行って鍛えてるからな。
そこまで行ってないけど否定はしないのでさっさと頑張って強くなるんだな。

使い道の少ねえポイントとかいらないんだよなぁ。
君の犬になる位なら俺は野良犬になる道を選ぶよ。ってか自分的には器質的に猫の方が近い気がするんだがな。
……これは猫耳カチューシャを用意してくれと言う意味じゃない事を改めて釘を刺しておくぜ。
さて……いつの間にか外も暗くなっちまったし、そろそろ帰るか。
なんかすっかり長居しちまったな。まるで1年位ずっと話してた気さえしてくるぜ。
また暇な時にくるからそん時はよろしく頼むぜ。
それはまた別問題さ。
そうだねぇ、次に来た時に両手いっぱいのキャンディを持ってきたら考えなくもないかな。

行くわけないだろう、何を言ってるんだ君は…(理不尽の訝しげな表情)
新事実だ、それを言われると意外と腹が立つね。
まあ指を咥えて待っていたまえ、すぐに追いついてみせるからさ。

そんな事はないぞ。1億エクレアポイントを貯めれば、僕が可愛くウインクしてあげよう。
ふーーむ、そうかい…猫耳を生やす薬を作れって事だね。全く相変わらず注文が多いニャンちゃんだこと。
おや、奇遇だね。僕もそれくらいの時の流れを感じたよ。
ともかく気をつけて帰りたまえ、君ならいつでも歓迎しよう。
(ぬぞ、り――)
(黒い、黒い、真っ黒いものが貌(にく)を揺らし、内側(なか)を覗き込む)
(浮かぶ三日月が愉しそうに、ゆっくりと過ぎていく。見るならば今だろうか)

(これも収容するべきではないか?)
おや、何やら興味深い気配と未知の予感(かおり)。唆られるねぇ。
少しは正気の維持を思惟し給えよ、貴様。
強烈な目玉の輝きは時に布(がい)と化す。
(影、覆うかのように)
私は幾多の猫を観察してきた。己も含めてな。
Nyahahahaha!!!
その声…やはり君だったか、オラボナくん。
いやなに、ぼかぁ常に正気で━━━



 《.━━━侵入者発生━━━》

 《.━━━侵入者発生━━━》



《On-5111収容エリアにて、侵入者を確認。敵性反応不明。βクラス以上のエージェントは直ちに鎮圧に━━━━》


(少女が『彼女』を視認したと同時、会話を遮る程に室内のスピーカーから聞こえるけたたましく響く警報音。情報を察するに、あと数分もしない内に侵入者の捕縛のため財団エージェントが集まってくるのだろう。
高まる緊張感、続く騒音。そんな中、少女は静かに手を挙げた)





警報を止めたまえ、ドクター。
彼女は僕の知人だ。危険性が皆無とは言えないが、大事な特異運命座標(どうりょう)なのだよ。
その意味が分かるかい、客人だよ客人。

(普段とは違う少し棘のある声色で虚空…おそらく監視カメラの位置を睨む少女。すると警報音は途端に静まりかえり平穏な空間が戻ってくる。刹那の騒動は、最初から何事もなく過ぎ去ったのだった)

煩くしてすまなかったね、オラボナくん。
財団(ここ)はどうも神経質で困っちゃうよ、まったく。
(喧しさに触手(にく)が歪む、カラー・ページに記されたのは絵姿なのか文字なのか。後者であれば残念、何もかもが無意味だ。弧を描くかのように微笑する)
貴様、此処の連中は大丈夫なのか。
冥王星(スペクター)を活性化(も)たぬ私が潜入(はい)り込めた。
少し警備を強化(つよ)くし給えよ。
ふざけた蛸面の信者が涌いても知らん、Nyahahahaha!!!
神経質でなければ務まらない筈だ、油断が酷くはないか?

兎も角。
此度の訪問は行き場のない戯れ、連続性を思惟していない脚本に過ぎない。制御(コントロール)し難い展開が期待される、さて、上位存在(やつ)は何を望んでいる。
おや、随分と綺麗なボンボンだと思わないか。
甘くて頬を撫でる、実に美しい輪郭なのだよ。
構わない構わない、君が遊びに来れるくらいが丁度良いのさ。
おかげでオラボナくんに遭遇できた、油断も悪くないだろう?

僕は君の存在自体がある意味美しく感じるよ。未知の神秘、枠外の魅力。ふふふふふ。興味が尽きないね。
おっと三流のナンパ師みたいな事を言ってしまった、ともかくコーヒーでも如何かな?
(ちらり、と室内に備えられたコーヒーサーバーを横目に向ける)
角砂糖を十個蜂蜜をスプーン三杯、練乳を一本だ。
牛乳を多量で珈琲は一滴。泥状のものが特に悦ばしい。
無い脳と無い舌を浸透させる、まるで振盪に似た感覚だ。
NYA-HAHAHA!

私を未知と見做すのは危うい。我等に好奇心(め)をやるのは危うい。されど貴様等は確実に『猫の道』を辿るのだよ。彼等を我等は常に眺めていた、我等を彼等が紐解いたが如く。狂わされた明滅(リズム)に跨った精神の心地は如何だ、たらふく喰える肉だろうよ。
一流も三流も成す事は同じだ、好き好んで近付く輩は皆々我等よ。

覗き込むのは自由だ。捲るのも自由だ。自由にし給え。
――壊される感覚は成程、嫌いではない。
やけに糖分を欲するね、きみぃ。
それにもうそれはコーヒーじゃあないよ、砂糖の底なし沼だよ。
だが面白い。手配しておくから少々待ちたまえオラボナくん。

オラボナくんは難しい物言いをするね。
生まれもった癖なのか、それとも何か隠すための防衛本能なのか。ともかく君の忠告は有り難く受け取っておくよ。
ただひとつ言えることは「僕は君を知りたい」という本音(こと)。きっと肉どころか骨まで齧らないと気が済まないぜ、ぼかぁ。
なのでさっそく自由にさせてもらうよ、これも君の言う『猫の道』を辿る為さ。
(そんな言い訳を盾にして、少女は好奇心のままオラボナの身体に触れてみる)
重要なのは設定(キャラクター)だ。
脳と臓に塗りたくった、莫迦げた膨張性こそ人を惹く。
惹かせに々かせて捕食するのが地獄のマナーだ。
最も、カトラリーは塵箱の底だがな!
Nyahahahaha!!!
(触れた部位はこの際『置いておこう』か。指先から手首までずぶりと擬音(おと)が包む。描写するならば――ひどく柔らかな挽肉と絵具、インクの混合物。目玉をじっと寄せた場合、細かな『文字』の集合体とも理解出来るだろうか。うねうねと生きている原稿用紙、凝視を続けると少しだけくらりとするかもしれない)
猫も犬も人も結局は『生き物』だ。
生きとし生ける貴様等は勝手に奈落へと墜落するものよ。
違うな、虚空へと勝手に墜落するのだ。
神の貌を拝んだところで偃月が造れねば意味など無い。
頭に響く独特な笑い声だね、それも君の設定(キャラクター)という事か。
ふーーむ、そう考えると僕の笑い方は薄味もいいところ。調整(きゃくしょく)する為に口調や一人称を変えてみるのも面白いかもねぇ。
オラボナくんから見て僕は正常(じみ)かね、それとも異常(はで)かね。
(そう問いかける少女の目は爛々と輝いてオラボナの目…は分からないので口を見つめる)

同感だね、生物は種族で分類されるだけで上下なんて存在しない。そして同様に僕たちは怠惰で強欲な存在な事も否定はしないよ。
だからこそ僕は学習して理解して応用する、それが知性を得た生物の宿命さ。
それに今回は無意味ではなかった…これが何よりの証拠さ。
あぁ、これが未知。オラボナくんの温もりが伝わってくるよぉ!
(抜き取れた文字列の肉塊を一度持ち上げて眺めると、ふらりと立ちくらみながらもそれを強く抱き締める少女。精神が犯されての蛮行か、知性が前のめりゆえに常識が欠けているのか。誰も知らない、少女すらも知らない)
人類は――上位存在は不愉快と愉快をキャラクターの性質と成す。莫迦らしい事柄がガラリと反転し喜ばしさを演出するのだ。貴様は――随分と人らしい。人らしさを詰め込んだ代物だ。その面が総てを表現している。
しかし肉体の反応は真面だ。休む事なく突き進む性質は正に鉄の塊。自らを省みぬ病的なまでの異常性に対する異常性、ふむ、毟るには少し脆弱だったか。やはり肉の強度を整えねば成らない――無意識の怪物め。
(抱き締められた肉片が蠢き、勢いよくアナタの『口』へ――止める事は容易いだろう――これはホイップクリームなのだから)
人らしい、か。ふふふふふ。
いや失敬。馬鹿馬鹿しくて笑った訳じゃあないんだ。人として認識される事なんてあまり無かったからね、つい面白くて笑ってしまったよ。
だが、まあ、そうだとも。君の言う通り、僕の精神(こころ)は異常だ。腕が捥げて脚が折れてもぼかぁ這ってでも自分の無知を殺すだろう。
それが追究者(エクレア)の矜持というもっ、こ゛、むげぁ゛!?
(瞬間、流れ込む肉片。驚愕と窒息で嗚咽を漏らしながら目や鼻や口から体液を垂れ流す。この異様な光景、第三者からすれば「襲われている」ようにしか見えないだろう。
ならば監視者が取る行動はひとつ。『影の女』担当のルービック博士は、即座に緊急アラートのスイッチを━━━━押さなかった)



いやぁ、驚いたよオラボナくん!
なんだいこれ、デザートみたいに甘いじゃあないか!どうなってるんだい!?
(挙手による静止。厳戒態勢を敷こうとする彼女の動きを止めた少女はソレを噛みちぎり、咀嚼し、飲み込んで、目を輝かせた。
普段から甘味を嗜む少女からすれば、未知に甘さがデコレーションされると興味に拍車がかかるというもの。
肉片の詳細な説明、欲を言えばもう一口を追求せんと駄々っ子のごとくオラボナの身体を引っ張る)
成程――初手(さいしょ)の反応が『これ』では改めねば成らぬ。人らしさを抱きつつも怪物じみた知的好奇心、自らで味わい、啜らねば満足も出来ない面構え。
嗚呼――食材云々が無くても『甘く感じる』とは、いあ、随分と愉快な目玉だろうよ――アミノ酸の海とやらは果てしない魔障に過ぎない。輝かしいアンハッピーだ。
(ホイップクリームは蠢動を止めない。止めるのは誰かの胃袋で消化される寸前か)
好きにし給えよ。適度な傷は活性化を促し門と鍵の関係性を深める。しかし――半端な攻撃(ナイフ)では呑んでしまう。
(腹部――と思われる――場所を素手で抉り『地面(さら)』に盛った。行儀よくはねるホイップクリームは食べて食べてと騒々しい)
僕を甘く見ていたようだねオラボナくん。
しかし君は本当に神秘的な存在だねぇ、攻撃を呑むなんて表現は特異運命座標多かれど君しか出来ないだろう。
さて…食糧と情報は鮮度が命。腐る前に堪能(しらべ)させてもらうよっ、と…ほっ!よいしょ。
(蠢くホイップクリームに刃が折れた剣を突き刺す少女。そこからゴリゴリと不細工に抉り斬った一部を、自分のバッグに入れていた保護容器に入れて扉の前に置いておく)
私など趣味嗜好で固められた肉塊だ、虚の絵具、インクを拭う事は容易い。燃やし、裂き、侵せば好いのだ。脆弱性を隠す事など何者にも出来ない。故に仰々しさは不可欠なのだよ、我等は恐れや畏れを糧とする神意でしかない。
(びちびちと騒がしいホイップクリームが文句を散らかしている。食べないならどうして加工したのか、ぶぅぶぅと膨らみ、破裂した)
生が一番だ。活きた儘、含み、流すのが一番なのだよ。
炙るのも悪くはないが、それは従者(メイド)に訊いてくれ。
あいにくだが僕にそれが出来る手段を持ち合わせてないのでね。君の弱みを抉れないのが惜しいよ。
ならばと保護対象(ともだち)の君を恐れる事もできない。
すまないオラボナくん、不甲斐ない僕を許しておくれ。
(両手で顔を覆い、わざとらしく嘘泣きを演じる少女)

そして僕の部屋を甘さいっぱいにするのは止めたまえ。ヘンゼルとグレーテルでも誘き寄せる気かね。
残った箇所は余さず食べるとも…それよりオラボナくんに従者がいたとは驚きだよ。
君って育ちが良かったりするのかい?
(少女は破裂で飛んだ肉片を指で掬い、ぺろりと舐めながら彼女に問いかける)
貴様は何か。道化を演じるのが好きなのか。もしくは自分を隠したいのか。いあ、他者を覗き込む事で忘れたがっているのか。何にせよ『よくない』な。
(ホイップクリームの塊がおとなしくなった。甘さ増し増しビタミンあり)
我等イレギュラーズ、名声が響き、金銭を費やせば領地を貰える筈だ。それ繋がりでの諸々だとも。ついでに奴隷(たしなみ)も幾つか。ふむ、在の凝視は実に愉快だった。想像以上に我等だったのだよ。
NYA――HAHAHA!!!
悲しいなあ、オラボナくんに嫌悪されてしまった。この財団を嫌いになっても僕の事は嫌いにならないでおくれよ。
ともかくだ、その答えは君に任せるとしよう。

ふふふふふ、良い趣味をお持ちで。領地開拓(しんりゃく)奴隷制度(ままごと)大いに結構、度を越えれば反感も盲信に裏返るからね。君の領地は実に面白そうだ。
あぁそうだ、オラボナくんにはこれを渡しておこう。これで本当のお友達さ。
(笑う彼女の手に折り畳んだ紙を握らせる)
皮と肉を繋げるのに針や糸が必要なのか、貴様。
我等に不可欠なのは意図なのだよ。不安定な代物でも、いあ、不安定な代物こそが人を惹き寄せる。貴様に意識が在るのか、無意識なのか、選択(ふたつ)に意味などない。
(渡された『紙』を体内におさめる)
握手の代わりとしては上出来だ。
私の頭蓋(なか)に保管(い)いれたと為(す)る。
Nyahahahahahahahaha!!!
僕が人形や布製の玩具に見えるのなら嬉しい限りだよ。ふふふふふ、あまりの精巧さに惚れちまったかい?(ドヤ顔少女)
意識の有無は考えた事はないが、君に惹かれる者の気持ちも分からなくはない。
そして不安定な狂気(きみ)に僕が惹かれたと…それとも今回は君が不安定な魅力(ぼく)に惹かれたのだろうか。しかし君の頭にそんなスペースがあるとはね、まるで収納上手な主婦のポケットのようだ…間違えて消化させないでおくれよ?
特殊生命体(わたし)は鯨飲を得意とするが、嗚呼、クリームと紙面を如何様にして違えるのか。友からの贈り物を何故、喰い散らかすと想う。貴様はやはり感受性が豊かなのだよ。魅力的な、蠱惑的な黄金色だ。美しい――何処かのグロテスクとは月と鼈よ!
叩いたビスケットは増殖する、それに疑問を抱くのは残念(かわいそう)な証だ。もっと貌(つら)を晒し給え、星辰じみた瞳(もの)を失くしてはならない。Nyahahahahahahahaha――噛み付いた首を殺すなど勿体ない!
人には泥が不可欠だ、巧く『やる』のは人形だけで十分よ。
いやあ、そんなに褒められると照れるじゃあないか。しかし月に例えるのは流石に相手に悪いね、せいぜい星さ。それもきらりと輝く一等星。
まあ君は我が身に対しては杜撰だが、与えられたものには執着しそうだし心配は不要かね。
安心したまえ。僕はいずれ好奇心に殺されるだろう、それまでは君の歪んだ三日月(くち)のように僕の欲望は煌めき続けるだろうさ。
汚泥(にごり)塗れの僕には人形にはなれないと…否定は出来ないが遠回しにオラボナくんに釘を刺された気分だ。惚れた云々と調子に乗った僕が恥ずかしいよ…。
贈るべきは鏡面(カオス)だ、突き付けるべきは姿見(カオス)だ、貴様、随分と『善い表情』なのだよ。局外者(アウトサイダー)も裸足(うごめ)き逃げ出す化粧(もの)だ。化生と書き換えても問題はない。悪趣味(ステキ)な現実(こと)に善悪など不要だがな。
砕け、壊れたラングドシャに擬音を塗り憑け給え、煌々と謳う貴様(ぞうふ)が馥郁(にお)い立つのだ。まったくお互いに度し難い笑みよ、崩す事が難しい。
切り離すには惜しい肢だ、縫合(ぬ)うにも神経(いと)が短い。
Nyahahahahahahahaha!!!

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