シナリオ詳細
<被象の正義>混ざり歪むは浸食都市
オープニング
●浸食都市ガルギア
歪む。
混ざる。
正常と異常が混ざり合う。
正常が異常へ。異常が正常へ。
歪む都市の光景は、今まさに異言都市(リンバス・シティ)へと変化しようとしている最中のものだ。
「逃げろー!」
「何処に逃げろってんだ! もう町は半分以上……!」
「それでも逃げるんだ! ああなりたいのか!」
逃げる人々は「それ」を見る。
先程までは確かに都市の仲間だったはずの人々。
「■■■ーーーーー■!」
理解できぬ『異言(ゼノグロシア)』を話すを話す隣人、家族、友人……だったはずのもの。
今となっては敵となってしまった、そんな人々。そして、何よりも。
「う、うわあああああ!」
聖遺物を取り込んで生まれた、真っ黒な乙女の像にも似たバケモノ。
これを倒せなければ、この都市は戻ることはないのだ……!
そして、その状況をすでに変異した都市の聖堂の上から1人の機械じみた人型が見ていた。
遂行者エクス。そう呼ばれるモノであるが……変異していく都市の様子を見ながら、無感情な声をあげる。
「……浸食率67%。此処がリンバス・シティとなるまで、然程時間はかかるまい」
何か邪魔でも入らなければ、此処は新たなる異言都市(リンバス・シティ)となるだろう。
そう、邪魔が入らなければ。
「……」
恐らく邪魔は来るだろうと、そうエクスは予感していた。
「とはいえ、今更どうにか出来るか? もう間もなく、この町の穢れは消えて失せるのだ」
●浸食を止めよ
「テセラ・ニバスの件についてはもう聞いていると思うです」
【旅するグルメ辞典】チーサ・ナコック (p3n000201)は集まった面々にそう切り出した。
『異言都市(リンバス・シティ)』となったその場所を取り戻すための戦いはすでに幾つかその号令が上がってはいるが、まさに手が全く足りていないのが現状だ。
そして、問題はテセラ・ニバスだけではない。
天義の巨大都市テセラ・ニバスを侵食したワールドイーターと影の軍勢たちは、天義のあちこちにその魔の手を伸ばし始めている。
各地の村や町に『帳』をおろし、侵食し、その場所を『絶対正義圏(オリジナル・ジャスティス)』のうちに引き込もうとしているのだ。完全に侵食が終わってしまえば、第二の『異言都市(リンバス・シティ)』が誕生してしまうだろう。
「ガルギアの町。この場所でもまた浸食が始まり、聖遺物がワールドイーターに飲み込まれているです」
浸食の途中のガルギアは、おかしな状況になっている。
普通の町であるガルギアと、猛吹雪の中凍り付いた「異言ガルギア」が同時に存在している状況になっているのだ。
異言ガルギアの視界は非常に悪く、目の前に何かがいたとしても気付くのが一瞬遅れそうな、そんな状況になっている。寒さも厳しく、探索には相応の準備が必要になるだろう。
……そしてワールドイーターの核となってしまった聖遺物は「浄化の乙女アリア像」と呼ばれるものだ。
それを核として誕生したワールドイーターは乙女像を模すかのような姿をしており、浸食されたガルギアの中を移動しているようだ。
仮に名前を「ブラックアリア」とするが……これを倒し聖遺物を取り戻すことで浸食は止まり、都市を取り戻すことができるだろう。
「とはいえ、危険は非常に多いです。今この瞬間も浸食は続いているです……気を付けて行くですよ」
- <被象の正義>混ざり歪むは浸食都市完了
- GM名天野ハザマ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2023年03月05日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●いざ浸食都市へ
「元が普通の街なのに『寒さが異常に厳しい』のが正しい姿なわけないだろ! ワールドイーターぼこって街を開放しないと……!」
そんなことを言う『【星空の友達】/不完全な願望器』ヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン(p3p000916)は、かなりの重装備だった。
スノーゴーグル、マスク、フード付きの防寒着。スノーブーツにかんじき。
一体どんな場所に向かうのかというような服装だが、このガルギアを呑み込みつつある異言ガルギアの様子を見る限りではそれも当然といったところだろうか?
そう、このガルギアは今豪雪地帯の「異言ガルギア」に飲み込まれつつある。
まるでそこに壁があるかのように2つの全く違う「ガルギア」が存在する様子は、明らかに異常そのものであった。
完全に雪で閉ざされた異言ガルギアを進むため、『独立島の司令』マルク・シリング(p3p001309)がヴァイスヴォルフを3台持ち込んでいる。
1台あたり最大で2人くらいで乗ることになるが、鉄帝国軍用スノーモービルであるヴァイスヴォルフがあるだけで大分違ってくるのは間違いないだろう。勿論、全員で乗るわけではなく他の手段もあるが、この辺りのマルクの準備の良さは素晴らしいものだろう。
「鉄帝では良く使うけど、こんな所で役に立つとは思わなかったよ」
まあ、それはそうだろう。冬に閉ざされた鉄帝はともかく、天義で使うことになるなど誰にも想像ができないだろう。
「ワールドイーターがついに街にまで手を伸ばしたかぁ。街を汚染して何がしたいんだろうね。単純に生存圏を増やしたいってだけでもないでしょう? 言葉が通じない以上、私にはあいつらの考えは判らない。それでもろくでもない企みなのは何となく理解してる」
『月夜の蒼』ルーキス・グリムゲルデ(p3p002535)もプルイーナを連れてきているが、普通に飛ぶわけにもいかず低空飛行で挑むつもりだ。
「何処にいても力を喰らうとは、とんだ食いしん坊だな。まあいい。それなら、地力でどうにかすればいいだけの話……数多の困難に打ち勝ってきた私達の力を、存分に発揮してやろう」
『陰陽式』仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)もヴァイスヴォルフを持ち込んでおり、実際見ればそれが必要であろうとよく分かる。
地球外ばーがーによる効果がどの程度あるかは不明だが、打てる手は打っておくべきなのは確かだろう。
「なるほど、侵食とはよくいったものだね。まったく違う世界が重なり合っているみたいだ」
「見た目が変わるのも恐ろしい事だけど、こんなにも環境を激変させる事も可能なんだね、本当の神託なんていうのは眉唾の話だけど、それに匹敵する恐ろしい力の持ち主っていうのは間違いなさそうだね」
「一体今何が起きているのか、詳しいことはまだ分からないけれど、まずは取り返すことを第一に考えるのも一手だと思う。かなり過酷そうな状況だけれどやれることをやらせてもらうよ」
『桜舞の暉剣』ヴェルグリーズ(p3p008566)と『聖奠聖騎士』サクラ(p3p005004)もマルクとヴァイスヴォルフの最終チェックをしながらそう呟く。
ヴェルグリーズは低空飛行するつもりだが、妖精印の林檎ジュースでしっかりと準備しておくことも忘れない。
「……地理的にこのあたりがこんなに寒くなるはずがない。してみるとこの現象は『世界』を丸ごと上書きまたは書き換えをしている、というわけか……?」
「元の街に戻ったときに、少しでも被害が残らないようにしたいですけど……」
『特異運命座標』エーレン・キリエ(p3p009844)は太陽石(偽)を、『陽だまりに佇んで』ニル(p3p009185)は《ゲルダの涙》を持ち込んでいる。
しっかりとした準備が異言ガルギアへと飛び込めば生死を分ける。だからこそ全員が準備が出来たのを確かめてマルクが号令をかける。
「よし、皆行こう!」
飛び込む先は寒冷地獄。されど、怯むことはない。
●異言ベルギア、切除
寒い。あまりにも寒すぎる。それが異言ガルギアという場所に最初に感じる感情だった。
強すぎる吹雪と、埋もれてしまいそうなほどに積もっている雪。
一寸先すら見通せない吹雪は、人の住む場所とは思えない有様だ。
しっかりと準備をしていなければ、まともに進めていたかどうかすら怪しい。
だからこそ、ヨゾラたちはしっかり準備したことの正しさを強く感じていた。
そして、この異言ガルギアを放置してはいけないということも、強く。
「これはひどい……!」
「まるで、鉄帝みたいな雪と寒さだ」
ヨゾラとマルクはそう呟く。そう、この状況は鉄帝を襲う厳しい冬を……あるいはそれを超えるような極限を体現するかのようだ。
ヨゾラは自分のゴーグルに容赦なく当たる吹雪を感じながら、聖堂を仲間と共に目指していた。
聖堂周辺を探索しその後は聖堂を中心・起点にして周囲に探索範囲を広げていくというやり方だ。
視界が当てにならない分、ハイセンスや捜索も用いて探索・警戒していたが……そんな中でも『異言を話すもの(ゼノグロシアン)』たちは襲ってくる。
ギフト「興味への道しるべ」もあまり頼り過ぎないようにしつつ、しかし『ワールドイーター』ブラックマリアの飲み込んだ聖遺物が引っかかる可能性を僅かであっても捨ててはいない。
「聖堂を起点に捜索しよう。闇雲に探すよりは良いからね。目標は浮遊移動しているようだけど、建物に積もる雪に痕跡が残るかもしれない」
だからこそマルクも仲間たちにそう呼びかける。
この雪は確かに脅威ではあるが、だからこそ分かることもある。
扉が動いた痕跡や、何かが触れて落雪したような痕跡などを手がかりに、ブラックマリアの位置を特定していこうというのだ。
勿論ゼノグラシアンやスノーモービルの跡でそうしたものは消えてしまうが、行く手にそういったものが見つかれば儲けものだ。
とはいえ視界は非常に悪い。建物の角や扉などは普段よりも注視し、出会い頭での奇襲を警戒するべくマルクは普段以上に気を張っていた。
だからこそ今のところゼノグラシアンの奇襲も影の天使の攻撃も全てさばけている。
「遂行者エクス。ベルチアの時と同じように、この吹雪の向こうのどこかから、こちらを見ているのだろうか」
マルクはそう考えながら吹雪で見えない聖堂の方角を見通すように視線を向ける。
そう、ベルチアの時も遂行者エクスは此方を見ていた。この先にもエクスがもし居たとしたら。
考えるマルクだが……一瞬だけ、自分を射抜く視線のようなものを感じた。
すぐに消えたそれは、確かに此処にエクスがいたことを感じさせる。
「キミ達はお呼びじゃないんだよねぇ」
家の中から飛び出てきたゼノグラシアンをルーキスが見つけ、汰磨羈が不殺の効果を得た妖刀『愛染童子餓慈郎』で斬りかかる。
「幸いにもコレの効果は喰われとらんようだな」
温度視覚でゼノグラシアンを判別できているのは本当に救いであった。
「少なくとも、ゼノグロシアンの体温が外気と同じという事はあるまい。そうだったら死んでいるからな」
「住民達は、ワールドイーターさえ倒せば元に戻る事は分かっている。絶対に死なせずに助けよう」
そう、マルクの言う通りだ。ゼノグラシアンとなった人々には何1つ罪はありはしない。
だからこそ、此処に放置していくわけにもいかない。ゼノグラシアンが出てきた家に放り込むと、汰磨羈は抑えきれない寒さに震える。
「対策ありでこれか。長引けば危険……迅速に片付けるぞ」
「寒さと、この状況……実質都市一つが敵みたいなものか」
ルーキスもそう呟くが、ガルギアが呑み込まれつつあるこの状況では、確かにそうであるといえるだろう。
「敵意をあちこちから感じる……ゼノグラシアンだらけだね」
サクラもエネミーサーチを発動させながら、ヴァイスヴォルフを動かしていく。
迅速な移動と、いざという時の足場にもなる。移動時に余計な時間をとられないというのは素晴らしく、こんなこともあろうかと持ってきたカイロを使って手を暖めるのも忘れない。
「街の人たち……ニルは、傷つけたくないのです。とはいえ、こんな寒い場所で倒れちゃったら、大変ですよね? 早く街を取り戻さなくちゃ」
ニルもハイセンスと温度視覚で周りを確認しているが、よくよく耳を澄ませて人の気配や温度が違う場所を見つけていく。
ヴェルグリーズの透視も相手がそこにいれば見えるという点では、警戒の役にたつ。そう、少なくともこれだけの警戒の手があれば奇襲を受けはしない。
そうして辿り着いた聖堂は当然のように雪に閉ざされており、足跡などありはしなかった……が、全員が一斉に上を向く。
そこにはケラケラと笑いながら浮遊するブラックマリアと、それを護衛するように飛ぶ影の天使たちの姿があったのだ……!
「鳴神抜刀流、霧江詠蓮だ。『正しさ』を押し付けられた側が無抵抗なままでいると思うなよ」
エーレンが放つのはモード・スレイプニルからの鳴神抜刀流・太刀之事始『一閃』。
(ゼノグロシアンは元はこちらの世界の民だ……彼らが凍死する前にカタを付けねばならんな)
エーレンは一閃を放ちながら、いつもと何か感覚が違うことを肌で感じていた。その理由は、恐らく。
「普段と攻撃の効き方が違うのが厄介ですけどニルたちがブラックマリアをやっつけるの、邪魔はさせないのです!」
そうしてニルの展開したケイオスタイドが影の天使へと広がっていくが、やはりブラックマリアが「何か」を食べているのが見える。それが何であるか、ニルはエーレン同様に分かっていた。
「ニルたちのちからがブラックマリアの「おいしい」になってしまうのですね。動きを鈍らせることができないのならおしきるしかない、のですよね」
「でもそれならそれで、いくらでもやりようはある……!」
ヴェルグリーズの斬影千手が近づいてきたブラックマリアに叩き込まれ、そこにブラックマリアの断罪の歌が響き渡る。
「ははっ……そちらも力尽くか!」
「つまり純粋な力押し勝負になる。なら私達の力を減らさないように全力で戦える工夫は怠るわけにはいかないからね、油断なく全力でこの街を取り戻すよ!」
威力は高いが、ただそれだけ。その事実をヴェルグリーズは再度確認し……サクラも桜花流を披露するべく聖刀『禍斬・華』を煌かせる。
「聖奠聖騎士、サクラ・ロウライト。推して参る!」
放つのは竜墜閃。天空の竜を地へと墜とす居合術は当然ブラックマリアをも地へと墜とすべく閃いて。
汰磨羈は絶界・白旺圏を発動させることで長くなった髪をそよがせながら絶照・勦牙無極を放つ。
「道は私が開く……! 行け!」
そう、ヴェルグリーズの言ったように、あるいはサクラの言ったように……これは力押しの勝負だ。
故に敵はブラックマリアというよりは、この異言ガルギアという環境そのものだった。
そしてそれは知恵によって見事にクリアした。だからこそ……これは、その集大成といえた。
「悪食も此処まで進むと呆れを通り越して感心するよ」
ルーキスは高純度の魔力を凝縮。宝石を核として仮初の剣へ凝華させる。禍剣エダークス……汰磨羈の開いた道を進み、ブラックマリアへとその一撃を叩き込む。
「よし、この調子で行こう!」
マルクのケイオスタイドが発動し、影の天使たちもその数を減らし……ヨゾラの星の破撃がブラックマリアに致命的な一撃を与える。そうして何度かの攻防のあと、ついにサクラがトドメの一撃を放つ。
「輝け禍斬! 邪を切り裂き、清らかなる乙女を取り戻す!」
そして……ブラックマリアの姿が消えていくと同時に、異言ガルギアの姿が霧散するように消えていき「浄化の乙女アリア像」がその場にゴトリと落ちる。
浄化の乙女。ブラックマリアの能力もあるいは「そういうもの」だったのかもしれないが……サクラは「なんだか誰かに見られてたような……」と周囲を見回す。
「エクスという呼ばれる存在かもしれない。いずれまた会うこともあるかもしれないしね」
ヴェルグリーズもそう言う中、ニルは周辺を見回す。
異言ガルギアは消え失せて、暖かなガルギアが戻ってきてはいる。しかし今まで冷えた身体が急に温まるわけではない。
「街のみなさまに回復を。さむいさむいところにいたなら、ニルたちもそうですけど、きっと冷え切っているはず……大丈夫だった方の街であたたかいスープとか、何か用意できないでしょうか?」
「この寒さの中で倒れていたからな。体が冷え切っている可能性がある。正気を取り戻した住民の協力を得られるなら、迅速に焚火や温かい料理を用意して貰おう」
「ああ、見回りをするとしよう。吹雪が止んだとはいえ、早春の夜はまだ冷える。俺達が不殺で倒した民たちを起こして回ってきちんと家に帰れるようにアフターケアしておかなければば」
「ですよね!」
「ついでにゼノグロシアンであった時のことを何か覚えていないか情報収集しておこう」
「なら、ニルはあっちに行きます!」
「私はそうなると向こうだな……いやしかし。こうも寒いと、炬燵が恋しくなるな。早く帰って、ぬくぬくしながら丸くなりたいものだ」
エーレンと汰磨羈、ニルでそうして分担して見回りを始めるが、もう雪はないので普通に走れる。
そして……ヨゾラはアナザーアナライズを浄化の乙女アリア像にかけていた。
「万一聖遺物が黒く侵食される場合は破壊もやむなし。貴重な聖遺物、できれば残したいけどね……」
そうして確認できる限りでは、特におかしな場所もない。つまり……これで異言ガルギアの切除は完了した。そういうことだ。
「ふぅやれやれ。ただの一都市を此処まで悪環境にするとか嫌がらせかな? 寒かったし、アルコールが恋しくなってくるね」
そんなルーキスの冗談に誰かが笑う。何はともあれ、最悪は防いだ。その達成感が、知らずの内に体を暖めているのを「感じていた。
成否
大成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
完璧な対策でした! 皆さまの知恵が異言ガルギアに打ち勝ったのです。
ご参加ありがとうございました!
GMコメント
ワールドイーター『ブラックマリア』を倒し、ガルギアを取り戻しましょう!
ガルギアはなんということもない一般的な天義の都市ですが、異言ガルギアはまるで極寒の都市か氷河期かといった状況になっています。
【視界が非常に悪く、足元が深い雪で覆われ、寒さが異常なレベルで厳しい】状態になっているのが異言ガルギアです。
具体的には物理的に視界が塞がれ、移動が困難であり、微弱なダメージを受け続ける状況になっています。
これ等の状況は、なんらかの工夫により軽減も可能です。
●出てくる敵
・『ワールドイーター』ブラックマリア
黒い聖女像のような姿をしたワールドイーター。浮遊移動しています。
敵味方問わず、あらゆる「一時的な効果」を好んで食べるため、あらゆる付与効果、あらゆるBSは町の何処に居ても自動的にブラックマリアのご飯になって消えてしまいます。
なお、パッシブ効果や装備に付与された能力はこの対象にはなりません。
攻撃方法は周囲の敵に特殊な音波でダメージを与える「断罪の歌」です。
・『異言を話すもの(ゼノグロシアン)』×不明
住民が狂気に陥り、『異言(ゼノグロシア)』を話すようになってしまった状態です。
生かしたまま倒すことで正気に戻すこともできます。
建物の中にいたり、ボートに乗っていたりします。
攻撃方法は黒いエネルギー球を放つ『異言怪弾」です。
・影の天使×10
羽の生えた鎧の兵士の姿をしており、倒す事で消滅をするようです。
剣を掲げ、何かに祈り続けるかのような仕草を見せる事が多いようです。
武器は剣による近距離攻撃と、剣から放つ波動による中~遠距離攻撃です。
・『遂行者』エクス
運が良ければ異言ガルギアの何処かの屋根の上にその姿を見ることが出来るかもしれません。
すぐに居なくなるので、今回は対応を考えなくて大丈夫です。
●情報精度
このシナリオの情報精度はCです。
情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。
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