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シナリオ詳細

<咬首六天>雪夜の雪原に並び立つ十字架

完了

参加者 : 10 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●エカチェリーナ隊の蠢動
「エカチェリーナ隊の一部が、サングロウブルクに向かっているとの情報がありました」
 銀の森のローレット支部で、『真昼のランタン』羽田羅 勘蔵(p3n000126)が『浮遊島の大使』マルク・シリング(p3p001309)に告げた。
 ゲヴィド・ウェスタンを巡る攻防戦の際、マルク達は魔種エカチェリーナに瀕死の重傷を負わせ、退けることに成功していた。その後マルクは、エカチェリーナの部隊を急襲撃破してその士気を挫かんと、勘蔵にその所在の調査を依頼している。
 勘蔵はエカチェリーナ隊の拠点こそ把握出来なかったが、そのうちの一部隊がサングロウブルクへと進んでいると言う情報は掴むことが出来たのだ。
「サングロウブルクに、一体何が?」
「うーん、それは私にもわからないですね……」
 マルクの疑問に、勘蔵も首を捻る。エカチェリーナはこれまで、対ザーバ派でしか動いていない。それが急に帝政派の拠点であるサングロウブルクに向かうとは、矛先を変えでもしたのだろうか? だが、ザーバ派相手に失敗続きであるから帝政派に矛先を変えたと言うのであれば浅はかとしか言えず、また憤怒の魔種であるにも関わらず冷徹な判断を下せるエカチェリーナがその程度の判断を下すとも思えなかった。ザーバ派に与するイレギュラーズ同様、帝政派に与するイレギュラーズも多いのだ。
 実際のところ、勘蔵がこの部隊の目的を掴めなかったのは、無理からぬところであろう。
 その目的は、先の戦いで重傷を負ったエカチェリーナを治療させる医師を確保することにあった。その医師に、サングロウブルクの帝政派軍医ニフリート・リエースが選ばれ、エカチェリーナの元に連行しようとしているというわけだ。
 如何に勘蔵が情報屋であるとは言え、そこまでは見抜けるはずがなかった。
「ありがとう。とにかく、サングロウブルクに向かってみるよ」
「わかりました。どうかお気を付けて」
 ともかく、マルクは勘蔵に礼を述べてサングロウブルクに向かうこととし、勘蔵はマルクを見送った。この時点では、マルク自身も、見送った勘蔵も、ニフリートを連行するためにエカチェリーナ隊が採った所業を知る由はなかった。

●サングロウブルク郊外にて
 雪の降る夜の平原に、二十の十字架が立っている。十字架は一点を中心として乱雑に立てられているが、結果として傍目からは円であるかのように見えた。
 十字架の一つ一つに、それぞれ老人や女子供、まれに男が磔にされており、遠くから見えるようにでもするためか磔にされた者達は高い位置に掲げられ、さらにはライトで照らし出されていた。磔にされた者達は雪さえ降る寒気に曝され続けたせいか、衰弱が見るからに著しく、その生命は風前の灯火のように思える。
「軍医、ニフリート・リエースに告げる。こいつらの命が惜しければ、我らと同行せよ。
 大人しく我らの元に来れば、こいつらには危害を加えることなく解放すると約束しよう」
 十字架の前に立つ新皇帝派軍人が、拡声器を手にサングロウブルクの中へと呼びかける。その声に、サングロウブルクの中の帝政派軍人や民衆は騒然となった。
「――どうしても、行くのか?」
「はい。私のために彼らが殺されるなど、とても耐えられません」
「そうだろうなァ……だが、ちょっと待ってくれ。みすみす連れて行かれるのも、癪なんでなァ」
 渦中の人物であるニフリートは呼びかけに応じ、サングロウブルクの外に出て、新皇帝派軍人らの元へと赴かんとする。そのニフリートを、『祝呪反魂』レイチェル=ヨハンナ=ベルンシュタイン(p3p000394)が呼び止め、問うた。
 ニフリートからの返答は、レイチェルの予想どおりだった。ニフリートが故郷を喪った時に、自分だけ生き残ってしまった罪の意識――サバイバーズギルトを抱いたことを、レイチェルは知っている。ならばこそ、人質を死なせて自らが生き延びることをニフリートが良しとしないことも容易に予想できた。
 だが、ニフリートはレイチェルの『国境(派閥)無き医師団』構想において欠かすべからざる人物である。ここで新皇帝派に連行されるわけには行かなかった。それ以上に、こんな卑劣な手段で知己であるニフリートを連行しようとする連中の思いどおりにさせるのも業腹だ。
「わかりました。ただし、彼らの安否が最優先ですから、待つにも限界はありますよ?」
「ああ、何とか時間を稼いでくれればそれでいい。俺達は、イレギュラーズなんだ。アンタも、彼らも、護り抜いてやるよ」
 自信満々に言うレイチェルに、ニフリートは眩しそうな視線を向けた。

 ニフリートと一度別れたレイチェルは、『夢見る非モテ』ユメーミル・ヒモーテ(p3n000203)の元を訪れ、この事態を打開するためのメンバーを集めて欲しいと訴えた。ユメーミルとしても既視感のあるこの光景には思うところがあり、素早くメンバーを揃える。幸い、サングロウブルクに滞在しているイレギュラーズは多く、その中にはエカチェリーナ隊を追ってきたマルクも含まれていた。
 さらにユメーミルは、元部下達に命じて隠密行動用の装備を貸し出させ、自身も同行を申し出た。

 連行に応じる旨を新皇帝派軍人らに告げてサングロウブルクを出たニフリートは、積雪により歩きづらい風を装いながら、新皇帝派軍人らの方へとゆっくりと歩みを進めていく。
 その間に、準備を整えたレイチェルやマルクらイレギュラーズ達も、密かにサングロウブルクを出て歩みを進めていた。新皇帝軍人らの注目がニフリートに集まっているためか、それとも隠密行動用装備の効果か、新皇帝派軍人らはイレギュラーズに気付く様子はない。
 そうしている間に、彼我の距離が一息に接近できる距離にまで縮まった。これ以上近付けばさすがに気付かれる危険はあるが、上手くやれば一息に人質の周囲の新皇帝派軍人を一掃することも可能であろう。
 ゴクリ。誰かが緊張から唾を飲み込んだ。その音が、灼けに大きく響いたように聞こえる。人質達を救出し、ニフリートを守れるか。その結果は、もうすぐ明らかになる。

GMコメント

 こんにちは、緑城雄山です。
 <大乱のヴィルベルヴィント>で瀕死の重傷を負った魔種エカチェリーナを回復させるべく、エカチェリーナ隊が動き出しました。結果、ニフリートを連行するために無辜の市民が人質に取られていると言う状況となっています。
 市民達を救出しつつ、エカチェリーナ隊を退け、ニフリートの連行を阻止して下さい。なお、ニフリートの連行阻止に成功すれば、エカチェリーナ自身の戦線復帰が遅くなり、またその間エカチェリーナ隊の活動も鈍ります(ので、これを以てアフターアクションの採用としています)。
 なお、敵の戦力的に難易度をNormalとしていますが、成功/失敗に関わるポイントが多い点についてはご注意下さい。

●成功条件
 以下全ての達成
 ・エカチェリーナ隊の撃破もしくは撃退
 ・ニフリートの連行阻止
 ・人質11人以上の救出

●失敗条件
 以下の何れかの発生
 ・ニフリートが死亡するor連行される
 ・人質10人以上の死亡

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

●ロケーション
 サングロウブルク郊外の平原。時間は夜、天候は雪。
 人質の存在をはっきりと示すために人質周辺はライトアップされているため、暗視やそれに類するスキルが無くても人質の周辺では戦闘に関するペナルティーは発生せず、そこから離れても若干の命中・回避へのペナルティーを受けるのみとします。
 足場の悪さについては、大半が同条件となりますので判定にペナルティーを付けるのではなく、飛行しているか特に入念に対策して足場の悪さが影響しないと考えられる場合にボーナスを付ける形で判定します。

●戦場MAP(戦闘判定開始時点)
 至スチールグラード
▢▢▢▢▢F▢▢▢▢▢
▢▢▢▢▢E▢▢▢▢▢
▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢
▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢
▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢
B▢▢▢▢▢▢▢▢▢C
▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢
▢▢▢▢▢D▢▢▢▢▢
▢▢▢▢▢A▢▢▢▢▢
 至サングロウブルク

ABC:イレギュラーズ配置可能地点
D:ニフリート
E:強化新皇帝派軍人&天衝種
F:人質&新皇帝派軍人

※1マスおよそ5メートルです。
 BF、CF間は共に40メートルとします。
※この時点では、皆さんの存在は敵に気付かれていないものとします。
 ただし、それなりに警戒はしているため、奇襲は不可です。
 皆さんが動けば、敵も相応に動こうとします。

●強化新皇帝派軍人 ✕10
 様々な武装によって強化された新皇帝派の軍人達です。
 強化武装により、通常の帝政派軍人では太刀打ち出来なくなっています。
 市民達が磔にされた十字架の前に陣取っています。

・攻撃能力など
 剣 物至単 【出血】【流血】
 銃 物遠単 【邪道】

●鉄帝軍人 ✕20
 強化されていない新皇帝派の軍人達です。
 1人ずつ槍を持ち、市民達が磔にされた十字架の横で待機し、何かあればいつでも人質を突き殺せます。
 戦闘に入れば、戦闘よりもまず人質の殺害を優先しようとします。そのため、それを阻止するためには、皆さんの1ターン目の動きがポイントとなることでしょう。

・攻撃能力など
 槍 物近単 【出血】
 剣 物至単 【出血】
 銃 物遠単

●スノー・グルゥイグダロス ✕5
 巨大な狼のような姿の天衝種です。氷雪の環境に適応したためか、全身真っ白です。
 回避、反応、EXAに優れている上、攻撃力も高く、全ての攻撃に【凍結】系BSが乗ります。
 氷雪の環境に適応しているため、足場の悪さの影響は受けません。

・攻撃能力など
 牙 物至単 【出血】【流血】【凍結】【氷結】
 爪 物至単 【出血】【凍結】
 体当たり 【移】【邪道】【凍結】【氷結】

●ヘァズ・フィラン ✕5
 バルナバスに従うカラスのような天衝種で、このシナリオでは強化鉄帝軍人達によって統率されています。
 弱者と判断した者を集団で嬲る習性を持ちます。反応、機動力、EXAに優れています。
 飛行しているため、足場の悪さの影響は受けません。

・攻撃能力など
 牙 物超単 【移】【毒】【猛毒】
 体当たり 【移】【弱点】
 飛行

●ニフリート・リエース
 レイチェルさんの関係者です。帝政派の軍医。
 <大乱のヴィルベルヴィント>で重傷を追った魔種エカチェリーナを治療する医者として選ばれ、人質達の命と引き換えに連行されようとしています。
 故郷を喪った時に自分だけが生き残ってしまったと言うサバイバーズギルトを持ってしまったため、人質達が殺されるぐらいなら自分が犠牲になってでもその命を救おうとします。
 このシナリオの特別ルールとして、ニフリートへの「かばう」が成立している限り、敵側がニフリートを連れ去ろうとする試みは失敗するものとします。また、初期位置をAとする場合に限り、反応の値の如何に関わらず、戦闘判定開始と同時にニフリートを「かばう」ことが出来るものとします。
 なお、敵はニフリートを連行するのが目的のため直接的な危害を加えるつもりはありませんが、範囲攻撃の巻き添えになることはあり得ます。ニフリートは精霊達に愛されており、精霊達がニフリートを護ろうとするため、戦闘不能になっただけでは死亡することはありませんが、範囲攻撃の巻き添えも含めて止めを刺された場合は死亡します。
 バルバナス即位による混乱から、ニフリートの心身は憔悴の極みにありますが、ニフリートはそれを誤魔化して活動を続けています。そのような状態であるため、今回の人質の死者数やそこに至る状況次第では、ニフリートの心は大きく魔に傾く可能性があります。 

 ニフリートについての詳細は、以下の設定委託をご覧下さい。
 『故郷のない軍医』
 https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4174

●十字架に磔にされた民達
 ニフリートに対する人質として、道中の街や村から連れて来られた民達です。老人、女子供が7割以上です。
 雪さえ降る寒い中を連行された上に磔とされたため、その体力と生命力はほぼ限界に至り、衰弱しきっています。
 新皇帝派軍人が槍を突き刺すだけでなく、【無】や【不殺】のない範囲攻撃の巻き添えを受けただけでも、死亡します。
 戦場から離脱させサングロウブルクに収容させられれば、サングロウブルクでスタンバイしている帝政派軍人やユメーミルの元部下達による救護・治療を受けられるため、救出後の低体温症や凍傷などによる被害は考えなくてよいものとします。

●ユメーミル・ヒモーテ
 イレギュラーズほどでは無いとは言え、そこそこ戦えるローレットの情報屋。
 武装によって物理アタッカー(遠近は武装による)、タンクの何れかをこなすことが出来ます。
 誰かのプレイングで指定があればそのとおりの役割をこなします。
 特に指示がなければタンク装備で参戦します。

●サポート参加について
 今回、サポート参加を可としています。
 シナリオ趣旨・公序良俗等に合致するサポート参加者のみが描写対象となります。
 極力の描写を努めますが、条件を満たしている場合でも、サポート参加者が非常に多人数になった場合、描写対象から除外される場合があります。

●特殊ドロップ『闘争信望』
 当シナリオでは参加者全員にアイテム『闘争信望』がドロップします。
 闘争信望は特定の勢力ギルドに所属していると使用でき、該当勢力の『勢力傾向』に影響を与える事が出来ます。
 https://rev1.reversion.jp/page/tetteidouran

●エカチェリーナ関連シナリオ(経緯を詳しく知りたい方向けです。基本的に読む必要はありません)
 『 <総軍鏖殺>雪の街に立つ、無数の柱』
 https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/8438
 『<総軍鏖殺>マキーホ平原会戦<トリグラフ作戦>』
 https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/8563
 『<大乱のヴィルベルヴィント>氷雪の魔種 白き武装を纏いて』
 https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/8752

 それでは、皆さんのご参加をお待ちしております。

  • <咬首六天>雪夜の雪原に並び立つ十字架完了
  • GM名緑城雄山
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2023年01月11日 22時05分
  • 参加人数10/10人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 10 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

(サポートPC4人)参加者一覧(10人)

ヨハンナ=ベルンシュタイン(p3p000394)
祝呪反魂
ウェール=ナイトボート(p3p000561)
永炎勇狼
スティア・エイル・ヴァークライト(p3p001034)
天義の聖女
マルク・シリング(p3p001309)
軍師
イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)
黒撃
オリーブ・ローレル(p3p004352)
鋼鉄の冒険者
ルチア・アフラニア・水月(p3p006865)
鏡花の癒し
鏡禍・A・水月(p3p008354)
鏡花の盾
イズマ・トーティス(p3p009471)
青き鋼の音色
イルマ・クリムヒルト・リヒテンベルガー(p3p010125)
生来必殺

リプレイ

●十字架の住民達と、故郷のない軍医
「また磔かよ! ふざけるなよ……!!」
「シンデンの街の時に懲りたと思っていたが……」
 『青き鋼の音色』イズマ・トーティス(p3p009471)の激昂に、『永炎勇狼』ウェール=ナイトボート(p3p000561)が呆れたようにつぶやく。
 サングロウブルクの城壁の外で、無辜の民二十人ほどが十字架に磔にされて、ライトアップされている。似たような光景を、二人は見たことがあった。魔種エカチェリーナがザーバ派の戦力を測るためだけに、シンデンの街一つの住民全てを磔にした際、住民達を救出する依頼に参加したことがあったのだ。
 そして、今回住民達を磔にしてここまで連れてきたのも、エカチェリーナ自身は不在であるがエカチェリーナの隊であると言う。
「そっちが繰り返すならまた止めるだけだ」
 寒気はシンデンの時より厳しく、しかも磔にされているのは老人や子供など体力に劣る者が大半である。だが、彼らは酷寒に体力を奪われながらも、なお生き存えんと、微かながらもその生命の火を消すことなく耐えている。そして、人質達にはその無事を願う家族や友人がいるはずだ。
 ならば、こんな手段を選ばない連中に命を奪わせるわけにはいかなかった。
「ああ、住民は誰一人殺させない。許容される犠牲なんて一つも無い」
 ウェールの言葉に、イズマも頷きながら自身の感情を落ち着かせる。
 イズマのエカチェリーナ隊への憤りは激しいもので、それはイズマを奮起させるエネルギーにはなる。だが、この状況を打破するためにはその憤激は胸に秘め、冷静に、確実に動かねばならないのだ。

 サングロウブルクの城外で民達を磔にしているエカチェリーナ隊は、城内にいる軍医ニフリート・リエースの同行を要求している。
「……糞ったれが。卑劣な事をしやがって」
 その要求に、『祝呪反魂』レイチェル=ヨハンナ=ベルンシュタイン(p3p000394)はギリッと歯ぎしりをした。レイチェルにとって、ニフリートは友人とさえ言える知己である。酒を酌み交わした時に、泥酔した彼から家族を目の前で失った話を聞き、レイチェルは自身と重ねていた。それだけではない。レイチェルが構想している『国境(派閥)無き医師団』に大いに共感し、助力を約してくれている。
 そんな相手を、こんな手段で奪っていこうとは!
 新皇帝派軍人共は、全員食い殺してやりたいとさえレイチェルは思う。だが、ニフリートの前でそんな姿を見せるわけにはいかなかった。何より、新皇帝バルナバスの即位以来、ニフリートの様子はおかしかった。医師として患者を心配させないよう平静を装ってはいるが、同じ医者であるレイチェルはその奥にある心身の憔悴を見抜いていた。
 一歩間違えれば魔に堕ちかねない危うさを、レイチェルはニフリートに感じている。ならば、ニフリートの精神を護るためにも、磔の民達から誰一人犠牲を出すわけにはいかなかった。

「罪もない人達を人質にするだけでは飽き足らず、この寒さの中で磔にするなんて、人の心が無いとしか思えない!」
 『聖女頌歌』スティア・エイル・ヴァークライト(p3p001034)も、エカチェリーナ隊の非道さに憤りを露わにする。
「こんな手段を使うような人達に、ニフリートさんを渡す訳にはいかないよね。
 それに、巻き込まれただけの無辜の民達も守り切らないといけないね」
「うん。二フリートさんは助ける。人質は救出する」
 スティアの言に、『浮遊島の大使』マルク・シリング(p3p001309)も同調した。ニフリートを連行させず、民達からも誰一人犠牲を出さず、全員の笑顔を護りたいと言うスティアの想いは、マルクとしても賛同するところである。
 それに加えて、マルクには今回の依頼に参加する別の目的があった。エカチェリーナ隊の作戦を失敗させて、エカチェリーナの回復を遅らせることだ。
 マルクは、先のゲヴィド・ウェスタン北方の戦いで魔種エカチェリーナに重傷を負わせ、撤退に追い込んだ。その後、エカチェリーナ隊に追撃して打撃を与えようとしていたところ、情報屋からエカチェリーナ隊がサングロウブルクに向かっていると言う報を聞き、この場に出くわしたのだ。
 指揮官であるエカチェリーナの回復が遅れれば、その分エカチェリーナ隊の活動は鈍る。それは、エカチェリーナ隊にとっての打撃となるはずだ。
「同じ人間に対して、自分の目的のためにこんなことができるんですね……。
 人の恐れから妖怪は生まれますが、よほど人間の方が恐ろしい生き物だと思いますよ」
「無力な市民を人質にするなんて、まともな軍のすることじゃないのよ。
 武装して力を持つならば、彼らを守るのが本来の責務でしょうに……」
 エカチェリーナ隊の所業に、『君の盾』水月・鏡禍(p3p008354)が呆れたように独り言ちれば、傍らの『高貴な責務』ルチア・アフラニア(p3p006865)が、人間が皆ああ言うものと思わないでと言わんばかりに続けた。
(そうでした。立ち向かうのもまた、人なんですよね)
 恋人の言に、鏡禍はそうだと思い直す。暴虐とも言える所業を行うエカチェリーナ隊らが人なら、それを止めんとするルチアらイレギュラーズ達もまた人なのだ。
(ならば僕は貴女の盾として、誰かの……貴女の騎士として、貴女の望む全ての民を護ってみせましょうとも)
 愛しい人の横顔を見ながら、鏡禍はそう誓った。
「何だか色々とあるようですけれど――自分はただ依頼達成を前提として、その中で最善を目指して尽力するだけです」
「そうそう。ショウブを仕掛けるなら、勝つことだけ考えて最善手と信じてショウブに出るもんさ!」
 エカチェリーナ隊への憤りを露わにする仲間達とは違い、『鋼鉄の冒険者』オリーブ・ローレル(p3p004352)は感情を露わにはせず、淡々としていた。だが、その心の奥には鉄帝のために戦うと言う強い意志と、鉄帝の敵たる者への嫌悪がある。故に、実際に鉄帝に関連する数多くの依頼に馳せ参じ、尽力してきた。
 そのオリーブの肩を、『業壊掌』イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)が元気よくバンバンと叩く。イグナートにとって、誰かを犠牲にするとか言う話は、最善を尽くしてもダメだった時に、最後の手段としてするものだ。もちろん、その最後の手段に至らないよう、イグナートもまた全力を尽くして、人質達やニフリートを守りきる気でいる。
(人質を取ったところで、我々がたじろぐと思っているのか――)
 『含牙戴角』イルマ・クリムヒルト・リヒテンベルガー(p3p010125)は、住民達を人質としてニフリートの身柄を要求するエカチェリーナ隊を、冷ややかな視線で眺めた。
(ならば、それが貴様らの敗因だと教えてやらねばなるまい)
 イルマは冷静であるように見えて、その実非常に好戦的かつ嗜虐的である。エカチェリーナ隊に敗因を教示する瞬間を想像すると、イルマは微かに唇の端を吊り上げて笑った。

●一気呵成
 馬車が、駆ける――否、馬車は駆けているのではない。地面よりわずかに上を飛んでいるのだ。それも、時速百二十キロにならんとするスピードで。
 この馬車には、情報屋からの依頼を受けたのとは別に、人質達を救うべく協力せんとするイレギュラーズ達が乗っている。御者は、ウェールだ。
 そして、馬車がニフリートやその周囲に潜伏しているイレギュラーズ達の元に到着した瞬間、イレギュラーズ達は動き出した。
「人質の救出、頼んだ!」
 ウェールが、馬車の中にいるイレギュラーズ達に声をかける。それを受けて、中のイレギュラーズ達は馬車から飛び出した。
 その間に、側方に潜伏していた鏡禍とイグナートが、人質達の方へと駆け出している。
「人間の考える汚く狡い手は、妖怪には通じませんよ!」
 鏡禍は、磔にされている人質達を全員範囲内に入れられるように、鏡の結界を展開した。この結界の中では、例え新皇帝派軍人達が人質を攻撃したとしても、それは全て鏡禍へと向かうことになる。
「さぁ、オレがアイテするよ!」
 イグナートは、限界まで昂ぶらせた自身の戦意を解き放ち、人質周辺の新皇帝派軍人へと叩き付けた。新皇帝派軍人達は、何かあれば人質達を攻撃するのが役目であったが、それを忘れたかのように戦意に満ちた視線をイグナートに向けた。
 同時に、ニフリートの側からスティアもまた駆け出している。
「神の福音を、聴きなさい!」
 人質達の前に立ちはだかる新皇帝派軍人や天衝種に対し、スティアは自身の魔力を福音の如き旋律に換えて響かせ、その視線を自身へと釘付けにする。一度では人質達の前の新皇帝派軍人や天衝種全ての視線を集めることは出来なかったが、二度目の旋律によってそのほぼ全ての視線を自身に集めることに成功した。
「……すまねぇ。実は、前呑んだ時に色々聞いちまったンだ。故郷や家族の事。
 もう、そんな悲劇は繰り返させない。絶対に――だから、ニフリート、俺達を信じてくれ」
 そうニフリートに声をかけたレイチェルは、すぐさま新皇帝派軍人らの方へと駆け出した。ニフリートの表情は気になるが、今は確認している余裕は無い。
(俺は――この一手に懸ける!)
 レイチェルの一手とは、右半身の術式の制限解除と、それに続く連続攻撃だ。
「……さぁ。てめぇら、全員堕ちろ。卑劣な手段を使った罰を受けるンだなァ」
 人質達とその側にいる新皇帝派軍人達の中へ飛び込むと、レイチェルは縦横無尽に暴れ回った。術式の制限を解除したことで、レイチェルの戦闘力は大きく跳ね上がっている。新皇帝派軍人達の中でも、人質達の側にいる者達は実力で劣る。そんな彼らがレイチェルの相手など出来ようはずがなく、次々と叩きのめされて雪の上に崩れ落ちていく。
 人質の側の新皇帝派軍人がほぼ壊滅したのを確認した『灰雪に舞う翼』アクセル・ソート・エクシル(p3p000649)は、人質達の救出にかかった。
(大変なことになってるけど……今、できることをするだけだね。願わくば、誰も死なせずに助けられるように!)
 そう願いながら、アクセルは立ちはだかる新皇帝派軍人達や天衝種を飛び越え、人質達の一人の側に降り立ち、十字架から解放しにかかった。
「貴様らの親分は回復させんぞ。ここで塵となるがいい」
 イルマもまた、ニフリートの側から前方へと駆け出していく。そして、天衝種――その中でも、主にスノー・グルゥイグダロスに向けて、鋼の雨を降らせた。スノー・グルゥイグダロス達の白い毛皮に紅が滲み、その周辺にいた新皇帝派軍人達もまた傷を負う。
 鏡禍とイグナートが飛び出してきたのとは逆の側方から、イズマもまた飛び出してきた。
「重傷程度で引っ込んで? 一般人を使って医者を呼びつける? エカチェリーナは随分軟弱な奴だな!
 あぁそうか、俺の事を散々煽ったのも虚勢ってわけか。はっ、女々しい新皇帝派に差し出す医療なんて無いな」
 元々は新皇帝派軍人達の敵意を煽るべく用意していた言葉を吐き出しながら、イズマは人質達への近くへと駆け寄り、その周囲にいる残りの新皇帝派軍人達を次々と細剣『メロディア・コンダクター』で突き刺した。無数の刺突を受けて、人質達の周囲の新皇帝派軍人達は次々と倒れていき、誰一人としていなくなる。
(後は、こちらを片付けるだけですね)
 残るは、人質達の前の新皇帝派軍人達や天衝種だけだ。オリーブは鉛を奏でる楽団を召喚すると、銃弾の掃射を新皇帝派軍人達や天衝種達に浴びせていく。一度目の「演奏」が終わったかと思えば、再度の「演奏」が新皇帝派軍人達や天衝種達を襲う。天衝種は二度の「演奏」を受けてもまだ余力があるようだったが、新皇帝派軍人達の傷は深い。
「ぐっ!?」
「がっ!?」
 その新皇帝派軍人達が、悶え苦しみ倒れ伏していった。幻影によって周囲の光景に紛れたマルクが、新皇帝派軍人達の周囲の根源たる力を穢れた泥へと変えたのだ。穢れた泥は、新皇帝派軍人達の運命を漆黒に塗りつぶし、その生命力を蝕んだ。結果、新皇帝派軍人達の大半が何が起きたかもわからないままに力尽きた。
(新皇帝派軍人さん達は、自身の事を正義だから何をしてもいいと思ってるっきゅ……?
 人質取るのが正義だっていうなら、レーさんは悪で構わないっきゅ。
 今度も絶対に! 誰も死なせてたまるかっきゅ!)
 以前もエカチェリーナ隊から磔にされた住民達を救い出した『希うアザラシ』レーゲン・グリュック・フルフトバー(p3p001744)が、残る新皇帝派軍人達や天衝種を闇夜の帳で包み込む。天衝種は未だ耐えきっているが、新皇帝派軍人達は残らず倒れていった。
「誰かに言うことを聞かせるためにこんなことをするなんて、許せねえよな……。
 こういう奴らは、目的を失敗させるのが有効なんだぜ!」
「ああ。二度あることは三度あるなんてならないよう、人質作戦は失敗するって事を思い知らせるか」
 そう言葉を交わし合いながら馬車を出た『ウォーシャーク』リック・ウィッド(p3p007033)と『散らぬ桃花』節樹 トウカ(p3p008730)だったが、既にエカチェリーナ隊のこの作戦が失敗に終わっているのは明白となった。新皇帝派軍人達は全滅し、天衝種にニフリートを連れ帰る知能があるとは思えない。
 ならば、後は人質達を残らず無事に救出し、残る天衝種を撃破するまでだ。リックは人質達のもとへと進み、そのうちの一人を十字架から解放する。そして、トウカは天衝種に鋼の雨を降らせていった。既にイルマ、オリーブ、レーゲンに攻撃されたこともあって、天衝種達の負っている傷もさすがに深いものになりつつある。
 天衝種達は、神の福音を響かせたスティアを牙で、爪で、体当たりで攻撃していく。だが。
「いくらやっても、無駄よ」
 ルチアが、天より光輪を喚び、スティアへと降ろす。その光輪に包まれたスティアの傷は、瞬く間に癒えていった。

●それぞれの、その後
 新皇帝派軍人達は全滅したが、天衝種達は離脱しなかった――否、出来なかった。スティアの福音によって、離脱するだけの判断力を奪われていからだ。結果、ルチアの言うように「無駄」な攻撃を行い続ける間に、イレギュラーズ達に残らず殲滅される。
 残る敵がいなくなると、イレギュラーズ達は手分けして人質の救出に当たった。救出はスムーズに終わり、ウェールの馬車と鏡禍の知己であるドリームベルのソリによって、サングロウブルク城内へと運ばれ収容される。
 人質達は相当衰弱していたが、マルク、スティア、ルチア、アクセル、レーゲンらの癒やしによって命に別状のないところまでは回復した。また、ウェールの要請で城門すぐに待機していた帝政派の軍医達により即座に介抱されたため、あとは体力の回復を待つばかりとなった。もちろん、人質達の介抱にはニフリートも加わっている。
 その甲斐あって、人質達は誰一人命を落とすことはなかった。後に、彼らは無事に元の住所へ帰っていくことになる。

(最善の結果をもたらせて、良かったです)
 介抱される人質達の姿を見て、オリーブは胸を撫で下ろす。鉄帝の民達を、無事に守りきることが出来たのだ。
(さて、と――)
 人質達の命に別状がないと聞いたオリーブは、人質達に背を向けてその場を去った。もうここまで来れば、この依頼でオリーブに出来ることはない。しかし、鉄帝はまだ新皇帝派の脅威によって蝕まれており、鉄帝のためにオリーブが為すべき事、出来る事はいくらでもあるのだ。「次」に向けて、オリーブは歩み出していた。

「やったな!」
「ヤッタネ!」
 ウェールはイグナート、そして協力してくれた仲間達とハイタッチをして、人質から一人も死者が出なかったと言う結果を喜び合った。
「さすがに、奴らも今回で懲りるといいんだが」
「そうだね。ムダをサトってくれるといいね」
 ウェールの言に、イグナートは深く頷く。エカチェリーナ隊が何回人質を取ろうとも、彼らとしては必ず救い出すまでだ。だが願わくば、人質を取り、ましてやそれを寒気の中で曝すような所業はこれっきりであって欲しかった。

(……随分と、呆気なかったものだ)
 エカチェリーナ隊があっさりと壊滅したことに、イルマは拍子抜けしていた。
(やはり、人質を取ったから敗れたのか。それとも、ああも容易く敗れるほど弱いから人質を取ったのか……)
 卵が先か、鶏が先か――それに似た思考に、イルマは耽る。だが、結論など出ようはずもない。一つだけ言えることは、今回の戦いはイルマにとってやや物足りないものであった。
「不完全燃焼、みたいだね」
 そのイルマに、マルクが声をかけた。
「確かに、少々物足りなかったな」
「僕はこれから、エカチェリーナ隊の本隊を探し出して叩くつもりだけど、一緒に来ないか?」
「本隊……本隊がいるのか。多少は、楽しめそうだな。いいだろう、行こう」
 マルクの誘いに、イルマは乗った。かくして、二人はエカチェリーナ隊の本隊を捜索するべく、サングロウブルクを後にした。

(みんなが少しでも早く回復して、笑顔を取り戻せるように――)
 そう願いながら、スティアは人質だった住民達の看護を手伝っていた。こう言う時に働かなければ、何のために聖職者の道へと進んだのかわからなくなってしまう。住民達が回復するまでは忙しなかったが、一人、一人と体力を取り戻して起き上がり、サングロウブルクから笑顔で元の住所へと帰っていく姿を見れば、苦労が報われる思いだった。

「ねぇ、ルチアさん――僕、頑張れましたか?」
「ええ。よく頑張ったわ」
 戦闘後に取った宿の部屋の中で、鏡禍はルチアの瞳をジッと見つめて、問うた。ルチアは、鏡禍の問いに皇帝の答えを返して、ぎゅっとその身体を抱きしめる。そして、鏡禍の髪を優しく撫でた。
 結果だけで言えば、鏡禍が攻撃されることはなかった。だが、それはあくまで結果論でしかない。ルチアは、識っている。鏡禍が我先に敵の中へと飛び込み、人質達の盾となったことを。一歩間違えれば人質の命がいくつか消える事態になっていたところだが、鏡禍の結界はそれを確実に阻止する盾であったことを。
(――これは、ルチアさんなりの、ご褒美なのかな?) 
 速くなった鼓動と、紅潮する頬を意識しながら、鏡禍はそんなことを考えた。

 サングロウブルクのとある酒場では、レイチェル、ニフリート、イズマが祝杯を挙げていた。新皇帝の即位までは賑やかであったろう店内は閑散としていたが、三人が語らうにはかえってその方がよかった。ニフリートは住民達から離れることを渋っていたが、同じく医者であるレイチェルから「医者の不養生だ。息抜きも休息も必要だろう」とキッパリと言われれば、返す言葉もなく素直に従った。
 最初は単純に、人質達を無事に救えて良かったなど、当たり障りのない話をしていた。だが、酒がそこそこ進んで来た時。
「それにしても――いつの間にかレイチェルさんに私の過去を話していたとは、思いもよりませんでしたねぇ。あの時ですか」
 レイチェルから打ち明けられた、自身の過去を知っていると言う話に、ニフリートが触れた。
「ああ、あの時だ」
「もしかして、イズマさんも――」
「ああ、レイチェルさんから聞いている。そんな過去を持つニフリートさんに、エカチェリーナ隊は最悪の手段を用いてきたと。
 ――だから、ニフリートさんの心を護って欲しいと」
「ちょっ! おい!」
 さすがに本人にそれを知られるのは照れくさいのか、レイチェルが慌てる。
「そう――なんですね」
 だが、ニフリートは何処か嬉しそうな笑みを浮かべながら、しみじみとつぶやく。しばらく続いた沈黙の末、イズマが口を開いた。
「……貴方が生き残ったのは、罪でも恥でもない。そのお陰で救われた人々の事を、忘れないでほしい。
 生きればその先全ての未来を選び取れるが、死ねば終わりだ。だから……生きて、貴方がこれから救う全ての人を選んでくれ」
「これから救う、全ての人ですか――」
 イズマの言を、ニフリートはじっと噛みしめる。ふと、レイチェルは感じた。何処か、張り詰めているようだったニフリートの雰囲気が柔らかくなったと。
 ――やがて、ニフリートとイズマは酔い潰れた。やれやれ、とレイチェルはぼやく。ニフリートはわかるが、まさかイズマまで酔い潰れるとは。二人を如何したものか、とレイチェルが思案しているその時、精霊達が姿を見せた。ニフリートの故郷が滅びる前から、ニフリートを愛しその側にいる精霊達だ。
「ニフリートの心を護ってくれて、ありがとう。
 ぼくらの声はまだニフリートには聞こえないみたいだけど、ニフリートのこと、よろしくお願いするね」
「ああ、任せておいてくれ――いつかきっと、アンタ達の声をもう一度聞けるようにしてやるから」
 精霊達は、レイチェルに頭を下げて礼を述べ、ニフリートの今後を頼んだ。そして、レイチェルからの確たる意志の籠もった返事に、精霊達は嬉しそうに微笑んだのだった。

成否

成功

MVP

鏡禍・A・水月(p3p008354)
鏡花の盾

状態異常

なし

あとがき

 シナリオへのご参加、ありがとうございました。皆さんの活躍によって、人質達は誰一人死亡することなく無事救出され、ニフリートも連行されることなく済みました。
 MVPは、最初の1ターンの間、戦況が如何推移しても絶対に人質達が攻撃されないと言う状況を作った鏡禍さんにお贈りします。

 それでは、お疲れ様でした!

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