シナリオ詳細
<深海メーディウム>今日のVDMランドは20禁
オープニング
●100連回したいだけじゃねーか!
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●これってフェデリアでも使えるんですか?
「拙者が何をしたっていうのですか?! この間は家を吹き飛ばして今度は闇市代金をせしめようって話ですか!」
「アタシは別にVDMランドに行きたいとは言ってないし、永久無料でも元が取れないよ!」
「わたしはこれ絶対巻き込まれたやつですよね? 明らかにルル家さんを狙ったやつですもんね?」
「出てこいヴァレーリヤ! エッダ! アーリア! あとついでにマリア! あたしが巻き込まれた理由についてとっとと吐け!」
夢見 ルル家 (p3p000016)とジェック・アーロン (p3p004755)は、つい先日20歳を迎えたばかりである。恐らくは小粋な誕生日プレゼントなのだろう――とはふたりとも思わなかった。タイム (p3p007854)とリア・クォーツ (p3p004937)はとっくに成人済みなので完全にとばっちり感がすごい。むしろこの被害者枠にリアが収まっているのが(交友的には)わかるけど(アルハラ的には)まったくわからない。
「よくぞこのVDMランド・フェデリアを選択的に襲撃できたな。褒めてやろう」
「エッダ殿はなんで軍人モードなんです?」
唐突になんか高いところから現れたエッダ・フロールリジ (p3p006270)に、ルル家はツッコミを入れる。いや、本家は鉄帝だけどリトル・ゼシュテルでキャラ作る意味ある?
「今日この日は皆様の貸し切りとなっておりますわー! というわけできっちり20万G耳を揃えて置いていってもらいますわよ!」
「そうだねヴァリューシャ! このフェデリア支部を貸し切りにするのは手間だったからね!」
「マリア涙拭けよ。絶対損してるだろ」
「……20万は4人で等分?」
次いで現れたヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ (p3p001837)とマリア・レイシス (p3p006685)の軽妙な掛け合いに、しかしリアはマリアの損失分を想起し頭を抱えた(まあ頭抱えてるの別の理由かもしんないけど)。かきいれ時の超好立地でこれか……。彼女が納得しているのならセーフなのか? ジェックの問に、「チチチ」とヴァレーリヤは指を振った。絶妙に腹が立つ。
「もらった分は私が総取――」
「自分が企画立案なので自分に決まってるであります」
「ヴァリューシャ、私も少しは……」
「見苦しぃわよぉ、取らぬ狸の皮算用なんて! ここはお姉さんが責任を持って『管理』してあげるわ! 絶対に減らさないから! ちょっとだけ! 10回連続で回すだけだから!」
「アーリアさんはなんでそんなに必死な顔してるんですか……?」
取り分で醜い争いを繰り広げる3名をよそに現れたのはアーリア・スピリッツ (p3p004400)。絶対に儲かるビジネスがあります! みたいな事言い始めた。タイムも流石にそれは不味いなと感じ始めるレベル。
「ともかく、あんな怪しい連絡で呼びつけた理由はなんなんですか? 拙者も忙しいのですが!」
「…………だろ」
「え?」
ルル家の抗議を受け、エッダは僅かに顔を伏せた。不味いこといったか? と首をひねったルル家は、そのときの情緒を忘れたいとすら思った。
「ハッピーバースデートゥーユーに決まってんだろ! 20になったジェックとルル家はとっとと酒を飲むでありますよ!」
「お酒の味を知らないなんて人生損してるわぁ。早く飲みましょ?」
ということらしい。だから主賓はルル家とジェックに違いない。だが、限度ってもんがある。
「アタシは誘ってもらって嬉しいけどお酒をいきなりたらふく飲まされるのは嫌だよ!」
「グラス1杯だけ、ううん、一升瓶だけ……」
「増えてる増えてる」
「こんなところにいられるか! あたしはさっさとVDMランドを回って帰らせてもらう!」
(((満喫はしていくんだ……)))
泣きそうなマリアの要求がエスカレートしているのでもう呑んでるのかもしれない。そう思ったジェックのツッコミにカブる勢いでリアが告げる。遊びはするらしい。被害者枠3名はジト目を向けた。
「そんな事言っていいでありますかァ~~~~? このVDMランド・フェデリアは本家同様、マスコットを呼びつけているのでありますよ?」
「え゛」
エッダの言葉に劇的な反応を示したのは誰あろうタイム。そう、彼女はとらぁ君にひどい目に遭わされていたのである。
「しかも、貸し切りにしたのにも理由がありましてよ! なんとこのVDMランド・フェデリアに――竜宮幣が眠っているとの噂ですわー!」
「それを早く言えよ!」
「拙者達が賠償請求を受ける謂れが益々無くなったではありませんか!」
そんなわけで皆さんは、VDMランド内を探索しつつ竜宮幣を探し出し、その間アルハラから逃げねばなりません。
- <深海メーディウム>今日のVDMランドは20禁完了
- GM名ふみの
- 種別リクエスト
- 難易度-
- 冒険終了日時2022年09月08日 22時35分
- 参加人数8/8人
- 相談8日
- 参加費---RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●
「はぁいジェックちゃんルル家ちゃんお誕生日おめでとう、ところで最近どぉ? VDMランドって知ってる? どんなイメージ? 怖い? 実際に見たことあるの? えぇ、実は最近元手50000Gから始められるビジネスがあってね、やっぱり大人になったら効率的に稼いでいかなきゃいけないじゃない、あっこちらは先輩会員のタイムちゃんよ」
「わたしこういうときどうすればいいかしってる!!!!! いちばんさきによっぱらっちゃえばいいの!!!!!!!」
「タイムちゃんは偉いわねぇ~シルバー会員にしてマージンの比率上げるからね!」
「おうちかえる!!!!!!!!!!!」
ドチャクソ怪しいDMに分かっていても呼びつけられた『神翼の勇者』ジェック・アーロン(p3p004755)と『離れぬ意思』夢見 ルル家(p3p000016)の前で、『キールで乾杯』アーリア・スピリッツ(p3p004400)はそんな話を切り出した。なお、余談だが俺こういうの宗教で2回ビジネスで1回勧誘かけられたから知ってる。「お金に困らないで生活したくない?」って続くのがワンセットだ。そして飯も奢らなきゃうちにも帰してくれねえんだよな。ほんとナメてるわあいつら……おっと。なお先輩会員(?)の『揺れずの聖域』タイム(p3p007854)は既にべろべろだから使いもんになりそうもない。最強の人選じゃん?
「VDMランドって名前が出た時点で恐怖しかなかったんだけど、誕生日とか結構前に過ぎたんだけど、お酒って楽しく飲むものだと聞いたんだけど!!」
「えっ、もう随分前に過ぎた? そんな事はございませんわ。だって、今日が新しいお誕生日ですもの。アル中の新たな一員としての……」
「キレそう」
「わー! ジェック君にルル家君! 二人共成人したんだってね! 本当におめでとう! ということは……もう分かるね? さ……飲もうか!☆ 楽しいパーリナイの始まりだよ!」
「みんな正気に戻って下さい!! 探しものするのに最初にするのがベロベロに酔う事っておかしくないですか!?」
「キレそう!!!!」
ジェックの混乱など素知らぬ顔で新しい誕生日を捏造しようとする『祈りの先』ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ(p3p001837)、成長したジェックとルル家を純粋に祝いたいはずなのに恋人の習性に引っ張られてアルハラをかまそうとする『雷光殲姫』マリア・レイシス(p3p006685)、そして皆がわちゃわちゃしている中で巻き添えを喰らってただキレそうBOTに成り下がった『玲瓏の旋律』リア・クォーツ(p3p004937)の色々と末期な状況など見ていてハラハラするのでもっとやれ。
「争え……もっと争え……自分はそれを高みで見ぶtおっとこんなところにかわいこちゃん!!」
『鋼の咆哮作戦総司令官』エッダ・フロールリジ(p3p006270)は目の前の狂乱に愉悦の表情を浮かべ、己一人は高みの見物だとばかりにノリノリだった。調子ン乗ってんなこいつ。だが、次の瞬間には目の前に転がってきた酒に飛びついて転がっていく。策士策に溺れるって言葉知ってる?
「大体でありますね、なんでお酒を飲めるのに被害者とか加害者とか最初に言い出したのは誰なのかしら?」
「つーかよ、おねーちゃんとエッダとヴァレーリヤで既に役満……厄満なんだよ!」
エッダは酒瓶を抱きしめて転がりながらぶーたれたような顔して語る。全く説得力らしきものが感じられないので、さしものリアも突っ込まざるを得ない。
「……ルル家とジェックは成人おめでとうね。たのしい せいじんしきに なりそうね おめでとう」
「ええい! こんなところにいられますか! 拙者は逃げ……じゃなくて真面目に竜宮幣を探しますよ!! まったく、遮那くんと一緒のシレンツィオ依頼がなければこの海域を焼き払うところですよ!!」
「タイムとか既に呑まれちゃってるんだけど……様子を見るのは任せたよリア! アタシは一人で探しますそれじゃさよならばいばいアデュー!」
リアの噛んで含めるような祝いの言葉を受けつつ、ルル家とジェックは本来の目的……竜宮幣を集めるべくアップを始めた。安心しろルル家、流石に国家の重要人物(おえらいひとのおかかえ)をサラっと登場させる気概はないので。というかこの二人いい感じに言い訳して逃げようとしてるな?
「竜宮幣も探さないといけないし、ついでにアトラクションも楽しんじゃおう!」
「そうでありますよ! 一人で歩き回るだけでこの広大なVDMランドから竜宮幣を見つけられるわけがないであります! つまり集団行動!」
「ところで皆様、北風と太陽のお話を知っていまして? 無理に飲ませようとしても抵抗されるだけ。ここは水分を摂りたくなるよう仕向けるべきではないかしら」
「竜宮幣を探すのに重要そうな話ねぇヴァレーリヤちゃぁん。つまりどういうことかお姉さんに教えて?」
「つまり私のインテリジェンスが〇ー〇ー黒光りってことですわ~~~~! この石炭のように!」
アルハラ4人組が口々に好き勝手ぶっこいているが、ヴァレーリヤが一番やばい。脱水症状にさせて酒は追い脱水症状不可避なんだよ! いけない!
「え~? ルル家さんとジェックさん逃げまわってるの? しょうがないなぁ~。ここゎわたしもお手伝するわ!」
「もうタイム殿はダメです! 捨て置きましょう!」
「ルル家、アタシは左に行くからキミは右に」
「合点承知!」
「皆ー! ルル家がメリーゴーランドの方に向かってます!!」
「裏切り者ォ!!」
タイムは色々と手遅れなのは今更だとして、ルル家とジェックが裏切りの連鎖に手を染めている時点で色々と察してしまう。この二人、本当にそういうところは息ピッタリだな。
●
「あっそーだ、あたしジェットコースターとか楽しみに来たんだった~あはは~……あたし、ちょっと遊んできますわ~」
「ほろ酔いで気持ちい~くなってきたし平和なメリーゴーランドに乗っちゃお~~、ルル家さんも乗ってるから平和だよねぇ~~」
ぽん。
一人逃げようとしたリアは兎も角、タイムがメリーゴーランドに向かおうとしたのを止める影があった。……誰あろう、とらぁ君である。
「あ! とらぁ君 !何だい? ふむふむ……タイム君をジェットコースターに乗せたい? わかった! じゃあ頼んだよ!」
何故か喋らなくても通じ合うマリア。とらぁ君はサムズアップするとタイムを掴んで引きずって行こうとする。タイムは嫌なものを感じ取ったのか、すかさずリアにしがみつく。
「何で! どこに連れてくの! やだ! そっち行かない!! リアさん助けて!!!」
「香草女ァ! てめぇマジでそう言うトコだぞ!!! クソ猫! あたしは一人でジェットコースターたのしめるから!!!」
「来るんじゃねぇ、とらぁ君! ……う、うわああああ!!」
ヨシ!
「ヨシじゃねえが?!」
まあランドの長がヨシつったんだから大体ヨシなんすよ。ほらそこの手すりにストローがあるでしょう? みんな大好き強いサワーだぞ。飲めよ。
「ってちょっと、燃え盛る何かが追いかけてくるの怖すぎでしょ! 逃げるよ、当たり前だよ!」
「ねーえ、ジェック。助かりたくありませんこと?」
ジェックは燃え盛るヴァレーリヤから必死に逃げようとしていた。だが、何のカラクリか、無理な荷物を持っている彼女のほうが速い……違う! これは動く歩道が何故かヴァレーリヤに有利な配置で置いてあるだけだ! そのノリでジェックに近づいたヴァレーリヤは、思わず耳を疑う一言に硬直する。助かりたいか、だと? そうに決まっている。だが、提案者はより多くの犠牲を求めておいでなのだ。
「私達にこっそり協力してくれたら、貴女だけは見逃して差し上げますわ」
「えっ (自主規制)ればアタシだけは見逃して……?」
悪魔の提案だった。ジェックは目の前に垂らされた蜘蛛の糸に、二つ返事ですがってしまったのである――。
「ジェック殿、リア殿! 水上コースターでかるく水を、ってどうしたのですか?」
「もう終わりだよこの施設」
「うぷ……ぅ……うぅぅ゛おぉ゛え゛っ」
メリーゴーランドの馬の背を飛び移りながらトラコフスカヤちゃんのビール攻勢から逃げ切った(これだけでリプレイ1本書き上がるらしい)ルル家は、ジェットコースターからふらふらと降りてきたタイムとリアにかち合う。飲んだ状態で右に左に振り回されて無事でいられるはずも無く、二人共限界いっている。だからという話でもないが、水上コースターに誘ったわけだが。
「あっ、ジェック殿はこういうの苦手でしたっけ? へぇ、ふーん……?」
「水上コースターって落ちそうでちょっと怖いね……いや別に? まぁ? 余裕で乗れるけど?」
ルル家はジェットコースターとか絶対無理そうな顔してジェックを煽る煽る。こいつら本当に仲いいよな。20歳同士で煽り合うんじゃないですよ。
「アーリア君! 水上コースターは確か不具合が出てて点検ちゅ……行っちゃった……」
「どうしたのマリィ? なにか心配事?」
「そうなんだよヴァリューシャ! さけさけがぶがぶで」
「そんなの問題ありませんわー! 不具合は気付かれなければ不具合ではありませんわ!」
「そうだねヴァリューシャ! ヨシ!」
水上コースターに向かう面々に敬礼するこのバカップルどうにかなんねえかな。もうお酒でどうにかなってんのか、クソァ!
「……なんか水の匂いがアルコール、いや、充満してるせい?気のせいかな………いやちょっ待っガbbbb」
「ふふーん、拙者は宇宙警察忍者ですからこういうのにはめっぽう強いガボボボボ、いやこれ全部お酒じゃないです!! なんで!?」
「ちょーっと流れてるのが全部お酒でものすごい角度で入水して全身で浴びてなんなら途中水中を進むだけだからごぼbbbb」
タイムとリアを押し込んで攻め攻めの姿勢なのでは? と思っていたルル家とアーリア、そしてノリに乗ってたジェックはしかし、策士策に溺れるを地で行く展開に陥っていた。水上コースターに張り巡らされた度数低めだが大量のお酒を全身に浴びる形で飲んでしまい、かつ水上コースターの不安定な軌道でふりまわされたと思ったらその先にとらぁ君が! コースターを跳ね上げた!
う っ ぷ す。
全員は胃液を飲み込みながら着水し全員散り散りに酒のプールへダイブだ!
「全然気のせいじゃないじゃんアタシの嗅覚は正しいもっと自分を信じて!!! ほらもうアーリアの髪元の色残ってないし!」
「ふふ、皆楽しんでいるでありますね。自分も黒幕として鼻が高……はて」
エッダは一同の状況を見守りながら、しかし自分がなにもしていないどころか何もされてないし、アプローチかけてないうちに恋人共のピンクな空気や、仲良し連中のくんずほぐれつの状態を見守り、自分が貧乏くじを引いている事に気づいてしまった。まあ黒幕気取りで後方腕組面してると一番冷静で居なきゃいけないもんな。
「よく考えたらこのポジション自分はぜんぜんお酒飲めないじゃないでありますか!! やめだやめだ!! 貴様らよこせ!! うおーーこの酒は自分の酒であります!!」
「どうしたのエッダちゃん、のみ足りないって顔ね」
「うぷ……びちゃびちゃだし気持ち悪……誰かお水を……」
「はいであります」
「ありがとエッダさブゥーッ」
「勿体ないでありますなぁ」
エッダ……お前は本当にそれでいいのか……?
「ルル家。貴女、蟹が好きでしたわよね? 実はお誕生日プレゼントを用意していますの。シレンツィオで獲れる高級蟹。こんな時だけれど、受け取って下さいまし」
「蟹……はぁはぁ……何故かその魅力に抗えない……どうして……」
その頃、ルル家は唐突に差し出されたヴァレーリヤからの誕プレに戸惑っていた。間違いなく罠である。なのだが、何故かその魅力に抗えない。
「警戒しなくても大丈夫、貴女は忍者ですもの。受け取ってすぐ逃げれば安全でしょう?」
「大丈夫よぉ、折角の誕生日に陥れるなんてそんなそんな」
「うんうん、わたし達そんなに酷いことしないよ!」
ヴァレーリヤの口車にアーリアと、何故かタイムも乗っかっていく。ルル家も、そしてジェックやリアもちょっとだけ心惹かれながら付かず離れずの位置を確保している……なんで君らお互いに飲み物持って渡そうと構えてんのさ。
だが、彼女らは互いに謀略を向け合おうとして気付いていなかった。このランドの主、マリアが一番のワイルドカードであるという事実に。
そして、VDMランドには『奴』がいることに。
「あ! アルチュウがいるね! ランドの様子はどうかな?」
「殿、お戯ゥゥゥゥップ」
マリアが肩ポンした衝撃で、アルチュウのクチからエネルギー(虹色)が一気に溢れ出し、あたり一面を飲み込んでしまったのである!
「って言うかお前ら、竜宮幣はどうしたよ!」
リアは叫ぶが、その飛沫に虹が混じっている。さしもの彼女も限界なのだがアルチュウのエネルギーに巻き込まれては立つ瀬がない。
「うぅっぷ……ここは、お化け屋敷……?」
ルル家は顔を上げ、目の前のいかにもな白扉に目をやり
「Here's Edda~~!」
「ギャーッ!?」
手斧で粉砕した扉の隙間からガンギマリの顔で覗くエッダの姿が! もう怒られろよ!
「ヴァレーリヤさんが困ってる人に飲ませてあげてって素敵な笑顔で言ってた」
「まったくもぉ、ヴァレーリヤちゃんってば酷いわねぇ」
「あたしも買ってきたわよ、はい水(大嘘」
「ありがたい話でありますなぁ、全員水の準備は万全のようで」
「「「「酒じゃねーか(であります)(よ)(わ)!!!!」」」」
互いに騙し騙されは仲良すぎなんだよ。
「何かガリってしたし! なんか混ざってる! あ、これ、なんでしたっけこれ。あの、アレ、あのなんか メダル 海の」
「えっ」
「あっ」
「そんなバカな」
「やぁねぇ……本当だわ……」
そんなわけで全員が竜宮幣を酒の中から発見し、修理が完了した水上コースターに「水目当てで」飛び込み事なきを得た一同なのでした。
ルル家はそのあとジェットコースターに3回乗せられた。ハピバースデー!
成否
成功
MVP
状態異常
あとがき
……プレイング以上のことはしてないはずなのに、酷いことにしかならなかったよ。
GMコメント
リクエストありがとうございます。絶妙な額だよな5万G。
●成功条件
(共通)VDMランド・フェデリアから竜宮幣を見つけ出す
(アルハラ組)主にルル家とジェックに酒を飲ませる。同士討ちをしない
(被害枠4名)酒を飲んでも呑まれない
●VDMランド・フェデリア(シナリオ仕様)
リトル・ゼシュテル内に設けられた遊園地です。本家同様、マリアさんの関係者がいたりいなかったりします。
アトラクションは一般的な遊園地のものがありますが、迂闊に楽しんでいるとおもむろに酒を供され呑んでしまいそうになります。
(ウォータースライダーとかで「息継ぎにこのパイプ口に含んでくださいね」って渡されたのが酒樽につながっていた。など)
酒の強さは自己申告ですが、極端に悪いようにはしません。
普通に遊んでもらって全然大丈夫です。ふとしたきっかけで見つかるかもしれませんしね。
●アルハラとかなんとか
一応双方に成功条件を設けておりますが、PvPとか闘えとかそういう話でもないので、ある程度裁量として自由というだけです。
ただ地の利はあきらかにアルハラサイドにあるので、押し付け過ぎはよろしくありません。ついうっかり酒の方に往くでしょうから。
被害に合う皆さんは「わーい丁度喉が乾いて……ハッ!?」みたいなRPをお楽しみください。
----用語説明----
●特殊ルール『竜宮の波紋・改』
この海域では乙姫メーア・ディーネ―の力をうけ、PCは戦闘力を向上させることができます。
竜宮城の聖防具に近い水着姿にのみ適用していましたが、竜宮幣が一定数集まったことでどんな服装でも加護を得ることができるようになりました。
●特殊ドロップ『竜宮幣』
当シナリオでは参加者全員にアイテム『竜宮幣』がドロップします。
このアイテムは使用することで『海洋・鉄帝・ラサ・豊穣』のうちいずれかに投票でき、その後も手元にアイテムが残ります。
投票結果が集計された後は当シリーズ内で使える携行品アイテムとの引換券となります。
※期限内に投票されなかった場合でも同じくアイテム引換券となります
●シレンツィオ・リゾート
かつて絶望の青と呼ばれた海域において、決戦の場となった島です。
現在は豊穣・海洋の貿易拠点として急速に発展し、半ばリゾート地の姿を見せています。
多くの海洋・豊穣の富裕層や商人がバカンスに利用しています。また、二国の貿易に強くかかわる鉄帝国人や、幻想の裕福な貴族なども、様々な思惑でこの地に姿を現すことがあります。
住民同士のささやかなトラブルこそあれど、大きな事件は発生しておらず、平和なリゾート地として、今は多くの金を生み出す重要都市となっています。
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●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
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