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シナリオ詳細

<潮騒のヴェンタータ>海底遺跡のその奥に

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●海底遺跡にて
 ダカヌ海域の海底に、不可思議な遺跡があった。
 白い石を積んで作られた、神殿のようにも見える遺跡。
 何者がどうやって作ったのか綺麗に積まれた石はしっかりと計算されて積まれており、出来てからかなりの時間がたっていると思われるのに未だその威容を現世に伝えるに到っていた。
 しかしながら、それを作った者達は何処の誰で、どういう経緯でこの神殿は海底遺跡となるに到ったのか?
 それは分からない。
 語る神官もおらず、語る住人も此処には居ない。
 海底というだけでは説明のつかない寒々しさ。
 白く美しい石を積んでいるのに感じる気味の悪さ。
 それらはこの神殿が「ただの遺跡」ではないことを明確に伝えてくる。
 海洋の学者などが知れば最新の潜水服を用いて調査に来たがるかもしれないが……彼等が今来るのは、やめたほうがいいだろう。
 何故なら……何故ならば。
 首から上に魚がまるごと乗っているような造形をしている、半魚人型の深怪魔(ディープ・テラーズ)と名付けられた連中が神殿から出てきたからだ。
 この神殿を根城にしているのだろう。まあ、奴らの根城にするには充分すぎる程の条件を備えているから当然ではあるだろうか?
 しかし、しかしだ。
 どうもそれだけではないように思えるのは……気のせいだろうか?
 他に何かが潜んでいるような……そんな気が、してならないのだ。

●海底遺跡へ向かえ
「竜宮幣(ドラグチップ)については皆聞いてると思うです」
 『旅するグルメ辞典』チーサ・ナコック(p3n000201)は、集まった面々にそう切り出した。
 竜宮幣(ドラグチップ)。それを語るにはまず、これまでの経緯を語る必要があるだろう。
 地上の楽園ことシレンツィオリゾートは開拓二周年の時を迎え、各国の威信をかけたクルーズツアーが始まろうとしていた。
 しかしクルーズ最初のルートにしてフェデリア南島に広がるダカヌ海域には未知なる『深怪魔(ディープ・テラーズ)』が出現し、その危険を取り去ることができなかった。
 そんな折に深海の『都』なる場所からある少女がやってきた。
 彼女の都もまた深怪魔に脅かされており、都に伝わる神器『玉匣(たまくしげ)』をもってすれば深怪魔を追い払うことができるという。
 しかし玉匣は破壊され、その力がコイン状の竜宮幣(ドラグチップ)となって周辺の海底や一部の島へと散ってしまったのだった。
 竜宮城からの願いはこの竜宮幣を集め、再び玉匣を完成させること。
 そして同時にシレンツィオリゾートに関わる各国代表の願いもまた、その神器によって深怪魔を追い払うことであった。
 こうして利害の一致した中、二周年記念のサマーフェスティバルが開幕する。
 シレンツィオリゾート各国代表者たちはイレギュラーズたちにチップの回収を依頼すると共に、『どの代表者が最もチップを集めるか』の勝負を始めたのだった。それも、愉快なマニフェシュトと共に。
 霞帝は「かむいぐらが優勝したらここに銅像を立てよう!! 瑞の!!!!」と。
 ラサは「なら我々は大使館を得ましょう」と。
 鉄帝は「リトル・ゼシュテルに自治権を!」と。なんか物騒である。愉快は愉快でも愉悦じゃないかな。
 ソルベは「海洋が勝利した暁には、ふふん。私が入っていた卵の殻をお見せしましょう」と。ちょっとかわいい。
 こうして、海底を廻るチップ探しの大冒険が一斉に始まったのだ。
「……とまあ、そんなわけで竜宮幣(ドラグチップ)の行方について検討がついたので依頼になったですが」
 目的地は、かのダガヌ海域のエリアの1つ、シピシュの咆哮。
 突如襲い来る嵐により、天候が読めないエリアとして知られるダガヌ海域のエリアの1つである。
 そこに存在する新規に発見された海底神殿の奥底に潜む深怪魔が竜宮幣(ドラグチップ)を飲み込んでいる。
 そういう予測なのだ。
「というわけで、行ってぶっ倒してくるですよ」
 倒せば竜宮幣(ドラグチップ)が手に入る。実に明快な話と言えるだろう。
 場所と相手が面倒でなければの話だが……!

GMコメント

ダガヌ海域のエリアの1つ、シピシュの咆哮に存在する海底神殿に挑み、深怪魔(ディープ・テラーズ)をぶっ飛ばして竜宮幣(ドラグチップ)を手に入れましょう。
現場近くまでは船を借りるか、あるいは皆さんがアイテムとして所持する船で行くことが出来ます。
いざ海底神殿に挑む際には最新型の潜水用装備を借りる事もできますが、水中行動を自前で用意していると有利に働きます。
また、以下のような特殊ルールもございます。

●特殊ルール『竜宮の波紋』
 この海域では乙姫メーア・ディーネ―による竜宮の加護をうけ、水着姿のPCは戦闘力を向上させることができます。
 また防具に何をつけていても、イラストかプレイングで指定されていれば水着姿であると判定するものとします。

●特殊ドロップ『竜宮幣』
 当シナリオでは参加者全員にアイテム『竜宮幣』がドロップします。
 このアイテムは使用することで『海洋・鉄帝・ラサ・豊穣』のうちいずれかに投票でき、その後も手元にアイテムが残ります。
 投票結果が集計された後は当シリーズ内で使える携行品アイテムとの引換券となります。
 ※期限内に投票されなかった場合でも同じくアイテム引換券となります

といったような感じとなっております。
さて、今回登場する敵はディープ・テラーズの中でも固有名を持つ連中です。

●フォアレスター×20
半魚人型深怪魔です。首から上に魚がまるごと乗っているような造形をしており、人間と同じく武器をもって戦います。他のネームドのような特殊な個性をもちませんが、武器の持ち替えなどによって様々な状況に対応します。
具体的には槍や水中用の魔法の銃などを所持しています。これらの武器には【麻痺】の力が付与されているようです。
神殿の中をウロウロとしているでしょう。

●メリディアン
巨大な白い鯨型深怪魔です。高いHPとAP、そして魔法の力を持っています。水を固めて槍のようにして放ったり、ジグザグに曲がる青白いビームを放ったり、ビームを拡散させ雨のように降らしたりと隙の無い魔法攻撃を行います。これらの魔法には【感電】【麻痺】【呪い】といったBSがあります。
神殿の奥、巨大な礼拝堂をスイスイと泳いでいるようです。
倒すと死体が消えるので、竜宮幣(ドラグチップ)も自然と手に入ります。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はDです。
 多くの情報は断片的であるか、あてにならないものです。
 様々な情報を疑い、不測の事態に備えて下さい。

●名声に関する備考
<潮騒のヴェンタータ>では成功時に獲得できる名声が『海洋』と『豊穣』の二つに分割されて取得されます。

  • <潮騒のヴェンタータ>海底遺跡のその奥に完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2022年08月04日 22時10分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

咲花・百合子(p3p001385)
白百合清楚殺戮拳
ゴリョウ・クートン(p3p002081)
黒豚系オーク
イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)
業壊掌
フラン・ヴィラネル(p3p006816)
ノームの愛娘
ルチア・アフラニア(p3p006865)
高貴な責務
イズマ・トーティス(p3p009471)
青き鋼の音色
リエル(p3p010702)
カルラ・ティアドロップ(p3p010744)
奇術師

リプレイ

●海底遺跡へ
「フハハハ! 竜宮幣を求めて海底神殿に挑まんとする我等がイレギュラーズ! その先導を務めるは「奇術師」の我よ! どうかな? 我のマリーゴールド号の乗り心地は! さあて、お宝を求めて冒険といこうじゃないか!」
 『奇術師』カルラ・ティアドロップ(p3p010744)が小型船を運転しながら、そんな声をあげる。
 ダガヌ海域のエリアの1つ、シピシュの咆哮。難所であるそのエリアをカルラは海洋の民の技術でしっかりと操船していく。
 お宝を求めて冒険、とカルラは言ったが、あながち間違ってはいない。
 今回の目的は竜宮幣(ドラグチップ)の回収。
 それは竜宮城からの願いである「竜宮幣を集め、再び玉匣を完成させること」を叶える為の手段であり、それがある場所に向かっているのが、まさに今というわけだ。
 その為に頼りになる仲間たちがカルラの小型船に乗っている……わけ……なのだが。
 この小型船に乗っている仲間たちだが、ちょっと変わった……しかしこの仕事では真面目に普通である点が1つ。
 全員、水着姿なのである。たとえば半透明のパレオを風になびかせるリエル(p3p010702)もそうだ。
「海底遺跡……地上や零下の過酷な北国、果ては空の上にだって遺跡があるのだから、今更海底に遺跡があっても驚かないわ。あくまでそこにかつて知能ある誰かが住んでいた、そしてそれは種のルーツに至る学術的価値が高い史料ってことだものね」
「元々海底に造られたのか、陸上に造られた後に沈んだのか。いずれにせよ、長らく絶望の青だった海域に、色んな建造物を造るような文化を持つ存在がいたという事だ。興味が沸くよ!」
 『青き鋼の音色』イズマ・トーティス(p3p009471)も水着姿だが……それも全部『竜宮の波紋』と呼ばれる竜宮の加護を受ける為のものだ。
「海底遺跡というと、百年前に水没したアレクサンドリアの街を思い出すわ。何が出るかは分からないけれど……とりあえず、警戒しながらチップを回収したいところよね」
 『決死行の立役者』ルチア・アフラニア(p3p006865)もシックさとトロピカルさを併せ持つ水着を纏っているが、つまりはそういうことなのだ。
「海の中が竜宮城でお金が必要でえーとつまり殴ればいいんだね!?!? おめめぐるぐる、本当は泳ぐのも苦手だけど気合でごー!」
 ゴーグルもろもろばっちり装備した『ノームの愛娘』フラン・ヴィラネル(p3p006816)も、水の精霊に「何か変な気配がしたら教えてね」と頼んでいる。
「吾も水着で来たのである!」
 叫ぶ『白百合清楚殺戮拳』咲花・百合子(p3p001385)は白スクール水着だ。
「生徒会長の水着とは白スクと決まっておる。これは吾の世界で乙姫と呼ばれておった存在の皮をなめして作ったものなのであるぞ!」
 こっち側と違って、乙姫の見た目はああいうのであったが、と深怪魔の絵姿を指差す百合子だが、言ってる事が超怖い。
「ぶはははっ! まあ、気合入れていくとしようか! 何しろ相手は未知の場所と怪物どもだ!」
 『黒豚系オーク』ゴリョウ・クートン(p3p002081)も水着……何やら色々と料理人仕様な気もするが、とにかく水着を着ている。
「深怪魔なんてメンドウなヤツらが幅を利かせてるんじゃリゾートを楽しむことも出来ないからね! 悪いけれどこの辺から退いてもらわないとね!」
 シンプルな赤いトランクスタイプの水着を着た『業壊掌』イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)も、そう叫んで。
「よし、着いたぞ! この下のはずだ!」
 カルラの言葉と同時に、ルチアのAve MarisStellaが発動する。そうして潜っていけば……そこには確かに神殿らしき遺跡があった。
 扉も開かれており、侵入に苦労しそうもないが……確かに不可思議な場所だ。
「見た事のない様式の建物であるなぁ。地上と水中ではそもそも条件が違うからこういう形になるのであろうか」
 既知ではなく、未知の文化による様式であるからなのか、あるいは別の理由か……分からないが、百合子の言う通りに不可思議な「見た事のない」ものであることだけは確かだった。
「今回の方針は、『周囲の小物を倒しつつ奥を目指し、最終的にメリディアンの撃破を目指す』だ。長期戦にはなるが、フランの『芽吹の種』のおかげで低燃費で動けるからこそ出来る方針だ。それにこの方針は不測の事態への対応もしやすいしな」
 ゴリョウの作戦確認が行われて、全員が一気に海底神殿へと侵入していく……!

●海底神殿、その奥へ
 百合子の奇襲じみたコンボで半魚人型深怪魔……フォアレスターを撃破する。
「うむ、丁寧に雑魚を掃除しながら進んでいきたい所よ。この調子で、こちらに気づいてない様子の敵を見つけたら奇襲してやるのである!」
「だね。可能であれば奇襲を仕掛けて敵を片付けて行きたいね!」
 百合子にイグナートもそう頷く。しかし、これで数体目だが……見事に奇襲をかけることが出来てはいた。
 それは此方の動きが迅速というのもあるが、どうやらそれだけではないようだ。
 どうやらフォアレスターは連携している様子ではなく、どちらかというと気を抜いている様子すら感じられた。
 この海底神殿がどういう経緯で出来たのかは不明だが、こうして海底にあってもなお劣化の度合いは酷くはない。
 どういう経緯で、どういう建築技術で、どういう様式で。
 気になることは多くあるし、調べる価値もあるいはあるのかもしれない。
 しかし今一番やらなければならないことはソレではない。
 そんなことは分かっている。分かっていても気になるのは、この場があまりにも不気味だからなのだろう。
「一体何がこの遺跡に潜んでいるのであろう……ぶん殴ってなんとかなる代物であればよいのだが!」
「どんな状況になっても対応できるように十全を保っておきてえところではあるな」
 百合子にゴリョウもそう応え、エコーロケーションを活用して周囲の生物及び地形を皆と共有していく。
 ルチアもAve MarisStellaの効果が切れないように気をつけつつ、広域俯瞰スキルを使用し、不意打ちや想定外の敵を警戒。
 同時に精霊操作によって周囲の精霊に異変があれば知らせてくれるようお願いするといったことも行っていた。
 未知の領域で相手のフィールドである水中ともなれば警戒はし過ぎるということはない。
 イズマも2体の小動物のファミリアーを使役し、先行偵察させるていた。
 これは分岐があれば2体を分けて向かわせ、先の構造を把握してから進み方を決めるためのものだが、実際神殿という場所の探索では必須スキルとも言えるだろう。何も分からずに進むよりも、何かしらの情報があればある程度正しい判断もできようというものだ。
 勿論、超聴力で敵対存在等を察知しようともしていた。
「敵がいたら先制攻撃を仕掛け、有利に戦いたいとは思っていたが……此処は文字通り、あのモンスターたちの住み家、というわけか」
「竜宮城に海底遺跡、絶海を踏破した海洋も、まだまだ謎はのこっているということね。いえ、むしろ絶海の踏破に集中していたからこそ、周囲に目が向いて発見されてるのかしら……?」
 リエルもそう呟くが……そういった可能性も、あるいはあるかもしれない。
 あるいは深怪魔……ディープテラーズが蠢き始めたことが、今回の謎を露見させた原因であるのかもしれない。
「目下の謎は、遺跡よりも竜宮と敵対する者の事情だけども」
 それに関しては「分からない」という他ない。ディープテラーズという存在については、まだまだ謎が多すぎるのだ。
 そう、どうであるにせよ今はこの場にいるディープテラーズを倒し、竜宮幣(ドラグチップ)を回収するのが優先ではある。
「まあ、索敵に我が最愛の守護霊:カルラ・マリーゴールドに逐一索敵してもらっているが。いつもありがとう、カルラ。愛してますよ」
 カルラもそんなことを言いながら索敵を怠ってはいない。
 ……となれば連携がとれていないフォアレスターの撃破に然程苦労するはずもなく、次々に撃破して奥へ向かっていく。
「ふっふーん! 絶対絶対、みんな元気に海底遺跡の一番奥に行くんだから!」
 あたしの役目は回復で皆を支えながら、十全に皆が全力を出せるようにすること、と。そう宣言していたフランのサポートも的確で、ズンズンと進んでいくことが出来ていた。
「確かにこの場所は半魚人にとっては住みやすそうだが……よくここを見つけたな」
 イズマの提案で神殿内部では水の流れを感じながら進み、水の流れを感じる方向に道や空間があると推測していた。
 その推測は当たっていたし、フォアレスターたちがどういう経緯で此処にいるのかは不明のままだ。
 まさか彼等が日誌をつけているわけでもない。だが……気になる事ではあった。
 そうして進んだその先。そこには、巨大な空間があった。
「此処って……礼拝堂、よね……?」
 ルチアにイズマも「ああ、そうだな」と応え周囲を見回す。
(此処が礼拝堂なら例えば、祀った何かの像や遺物があるのではないか?)
 そう考え周囲を軽く確かめていくが……それらしきものはない。
 此処が礼拝堂らしき空間であるのは確かだ。だが像らしきものは何処にもなく。
 広大な礼拝堂の空間には白い鯨型深怪魔、メリディアンが悠々と泳いでいた。
「アレが例のモンを持ってるってわけだな」
 ゴリョウはそう判断すると、『発光』も併用して『招惹誘導』を発動させる。
 攻性防禦守護獣術・『性』の一。力強く響く声、鋭く刺さる眼光、重みを感じさせる動き等によって全体的な存在感を増し、『こいつを倒さねば』と相手に感じさせるヘイト管理技術である、のだが。
「水中を華麗に舞い泳ぐ海パンイチシャイニングオーク相手に果たして視線を向けずに居られるかな! まぁそれで視線固定できて俺が攻撃受けるなら、むしろタンクとして望むところだ!」
 言ってる事がちょっと面白いのはさておこう。本人曰く「障害物があっても視界は確保できるし、アンデッド系列が湧いても走光性による引き寄せを期待できるしな。ネタだけでシャイニングオークやってるわけじゃねぇのよ?」とのことであるらしい。
 ともかく、ゴリョウが無事に注意を引き付ければイズマが動き出す。
「先手必勝!」
 まずは『ケイオスタイド』、次に味方を巻き込まないようにして『タイダルウェイヴ』を発動させる。
「巨体に相応しきその生命力、吹き飛ばしてみせよう。ここからが本番だ!」
「うむ、SSSガジェット3.0bも使用し、フルスロットルでゆくぞ!」
 佐伯製作所の開発したチートコードを用い一時的に自身の限界を突破させた百合子は瞬天三段を挨拶代わりに繰り出していく。
「イッキに攻めるよ!」
 イグナートの覇竜穿撃が叩き込まれ、ルチアも聖王封魔を発動させていく。
「今年出来たばかりの水着よ。まさか戦いに使うなんてね」
 リエルもそんなことを言いながらも戦いに手は抜かない。封魔剣『真紅』を振るう手には、一切の遠慮も加減もない。
 放つ魔力撃は、まさにその証明だろう。
「でもやっぱり水着限定の加護って魔術的にどうなのかしら?」
 まあ、それに関してはそういうものだから仕方ない。
「どうかな? 我のこのメドゥーサの髪の威力は? 少しは効いてきただろう? 我が生体兵器の力、甘く見ないでもらおう!」
 カルラも生体兵器『メデゥーサの髪』を操り攻撃していく。
 それでもメリディアンは倒れない。まだまだ戦いはこれから、といったところだろうか?
 だが、負けるつもりは微塵もない。
「あたしには攻撃の手段はない。でも、皆を守って支える、それも戦い方だってわかってる。だから、一歩も退かないよ! 麻痺だとか呪いだとか、そんなの全部ぜーんぶ! 跳ね返してみせるんだからー!!」
 フランの決意にも似た叫びが響いて、仲間たちはその通りだと心の中で頷きながらも気合を入れる。
 そうして戦った果てにメリディアンはついに倒れ、消失するその身体の中から8枚の竜宮幣(ドラグチップ)が現れる。
「っと、これが竜宮幣か。きちんと回収して帰らないとな」
 イズマが竜宮幣を回収に向かえば、全員がそれぞれの竜宮幣をしっかりと掴み取る。
「是にて一件落着! フハハハ! いやはや何ともめでたい!」
 カルラが笑えば、フランが「……ところでゴリョウせんぱーい! 動いたらおなかすいた! お魚たべたーい!」と平和な声をあげる。
「可能なら神殿の探索をしておきたいな! オレには専門のスキルがないけれど、神殿の石碑や祭具を持ち帰って専門家に調べてもらいたいね!」
 イグナートもそんな声をあげるが……この礼拝堂。良く分からないが、どうにも不気味だ。
 此処にはもう何もない。それは間違いない。そのはずなのに、どうにもこの場にいると酷く冒涜的な何かを感じるというか……一刻も早く戻りたいような、そんな気分になってしまうのだ。
 それはディープテラーズという謎の存在への恐怖ではない事は確かだが……この不気味な神殿を軽く捜索すると、全員で海上へと上がっていくのだった。

成否

成功

MVP

フラン・ヴィラネル(p3p006816)
ノームの愛娘

状態異常

なし

あとがき

ご参加ありがとうございました!
いあ、いあ!

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