シナリオ詳細
熱波ガーゴイル、逃走につき
オープニング
●こんな遺跡は覚えていません。帰ります
嘗て、『ファルベライズ遺跡群』のなかにひとつの遺跡が存在した。
誰が呼んだか『サウナ遺跡』。内部で熱波と寒冷状態が交互に続くことで肉体の自律神経に働きかけ、擬似的な錯乱状態を引き起こし、戦闘において不利を作り出す……そして守護者のガーゴイルがボコるという、『相手が強いなら弱らせてたたけ』を地で行くなんというかとてもアレな遺跡である。
色宝の加護を失ったこと、そしてラダ・ジグリ(p3p000271)が目をつけたことにより、往時の脅威性は大幅に薄まり、結果として一部の好事家にとってレジャー施設同然の扱いを受けている……というか実際、それくらいまで制御されているのが現状なのだとか、なんとか。
そんな感じなので、温冷交代浴を求めて世間の荒波に揉まれまくって疲れた人々が足を向けているとかなんとか。
「本当にゆったりしてリラックスできるのねぇ? 私、最近色々ありすぎてすっかり疲れちゃってぇ……」
「大丈夫だ、私も先日行ったが変わらず平和に運用されていたし……ダンジョンアタックの時と比べれば安全にすっきりできた」
ここ暫くROO、ジャバーウォック襲来、亜竜集落トライアル、あと本筋と関係ないけどシュプレヒコール事件と、ローレットでは日々ひっきりなしに依頼が届いている。アーリア・スピリッツ(p3p004400)のように活動的な者にとって緊張感で凝り固まった肉体というのはそれだけでパフォーマンスの低下を招くわけで、休みたいなと思う気持ちは当然であろう。
ラダはそんな、なんかこう人生に疲れてるなって連中を遺跡に連れていくために先導する役割を担っていた。で、そろそろ現着という頃なのだが。
「グェェェェェェ!!」
「大変だ! サウナガーゴイルが何故か一体逃げ出しちまった! 誰か捕まえてくれェー!」
「……あそこが遺跡ですよね? 目的地の」
エルシア・クレンオータ(p3p008209)が指差した先では、今まさにガーゴイルが逃げ出したところだった。夜になろうとしていた砂漠での出来事である。
「まずいな」
「ラダちゃん、なにが不味いのぉ? ちょっとお姉さんに言ってみて?」
ラダが口元を抑えて冷や汗を流した時点で、アーリアはヤバ目な事態に巻き込まれたんちゃうかという閃きを得た。こんな天啓要らなかったなー。
「ガーゴイル達は遺跡にいる限りはただ熱波をかきまぜ、仰ぐだけの魔法生物だ。だが、それが外に出たとなれば……」
「「なれば?」」
「恐らく外に滞留している『熱』をかき集め強引に熱波を生み出す筈だ。ここは砂漠、今は夜」
つまり、皆わかってると思うけど現状とっても気温が低い。その状況下で『熱を奪う』だと?
「つまり――熱波と周辺の冷気との温度差で幻覚を見るかもしれない。それも非常に自分に都合が悪かったりとってもキツめだったりするものを。それが終わってから所謂『ととのう』、温冷交代浴に伴う恍惚状態が」
「待って待ってその状態でガーゴイルと闘うのぉ!?」
「多分熱波に伴い砂からゴーレムが生成される」
「この敵を遺跡に放っといた人莫迦なのではないですか?」
まあ私なんだけどさ。
- 熱波ガーゴイル、逃走につき完了
- GM名ふみの
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2022年02月20日 22時21分
- 参加人数8/8人
- 相談5日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●サウナに来たらなんか戦闘になったしこれが依頼なんだって。ちょーウケる
スパバッグに水の入ったマイボトル、マイマットとタオルとヘアゴムを用意して、それとは別にラサの夜風でキンキンに冷えたエールを持って来た。
『キールで乾杯』アーリア・スピリッツ(p3p004400)の準備は完璧だったはずだ。おじさんサウナハットがあると完璧だったと思うな。ナンチャッテ。
(ニルはサウナ、はじめてなのです。どんな感じなのかなって、とってもとってもそわそわしてたのです)
なのになんで……『おかえりを言う為に』ニル(p3p009185)の心中に舞い踊る疑問符の山は決して晴れないことだろう。少なくとも、全て終わらない限りは。
「日頃の疲れを取りたかっただけなのに、どうしてだ」
「ひゅーーー、酒場帰りのサウナ! ゼシュテル人の理想の休日でございますわーー! ……ってここは夜の砂漠のど真ん中ではありませんの!」
仲間達を連れてきたらそこでは自動人形であるはずのガーゴイルが反乱を起こしていました。しかも前戦った時は環境効果をかき回すだけだったのに自発的に熱波を出しています。何故でしょう? 『天穿つ』ラダ・ジグリ(p3p000271)はとても疑問に思いました。
ですが混乱している場合ではありません。『祈りの先』ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ(p3p001837)はぷりぷりと怒りを放散させてラダやアーリアたちに視線を向けています。今まさに慰謝料として追い酒を要求しますわー! と言い出しても過言ではないだろう。
「こんばんは、ゾンビです。新陳代謝がほぼ働いていない私でもサウナでととのうことができるのか。そんなことを考えていたような気がしますがそれどころじゃないですね。
あはは、ウケる」
「ネクストで戻れなくなってからこっち面倒事続きでサウナを満喫しようと思ってたのに!」
「どういうことですの! 私、サウナの合間に楽しもうと思ってお酒とシャシリクも持って来ま……」
『嗤うしかばね』スノウ・ドロップ(p3p006277)のジョークに思わず突っ込みを入れにいくアーリアとヴァレーリヤであったが、その横っ面をひっぱたくが如くに熱波が押し寄せる。
「あっついですわーーーー!!」
「いきなりだと思わない? お姉さんの肌には刺激が強すぎるわよぉ!」
「とりあえずは……うん、ごめん」
熱波にゴリゴリに正気を削られかけた二人の悲鳴を背景に、ラダは素直に誤った。彼女が悪いわけではないのだが、何もかもが彼女の想定から全力で離れていった結果なのである。にしたって程度問題ってもんがあっただろう。
「モンスターや遺跡を使った娯楽は危険、僕覚えました。せっかくグラオ・クローネ前でドタバタしたからゆっくりしたいなって思ってたのに……」
「ガーゴイルさんを倒さないと、サウナ、できないのですよね?」
「……ソウデスネ」
『鏡越しの世界』水月・鏡禍(p3p008354)はここ暫く色々ありすぎた混沌の現状を思い出し、なんでこんな状況に巻き込まれたのかと死んだ魚の眼で頭を抱えた。思考の切り替えが早いニルの姿に余計に混乱が深まっている彼の不憫さは推し量るにあまりある。
「ガイガイガイガイガイアードニーッス♪ 素敵で無敵なおねーさん~♪」
「熱が奪われる事で寒暖差が生まれてしまうというのであれば、こちらも熱を生み出せば良いだけの事。単純な話ですね?」
ところで、守りに関して圧倒的な安心感を持って現れた『超合金おねーさん』ガイアドニス(p3p010327)はその長身でもって仲間達を見下ろし、任せなさいとばかりに胸を張った。新人イレギュラーズだと思ったらトップクラスの不沈艦ぶりだった。何だこの人。
他方、『自然を想う心』エルシア・クレンオータ(p3p008209)は単純な熱保存則に則って新しい熱を出せばいいじゃないか的なノリなのがもう怖い。あとこんなジョークじみた状況で『母(イルシア)の人生の意味』を見出すのは凄まじい死体蹴りだとおもうが、いいのだろうか……?
「いいわけないじゃないですかぶっ飛ばしますよ」
「エルシア先輩は何を言ってるの?」
おー怖。ガイアドニスが怯えてんじゃん先輩らしくしとけよ。
「寒さや熱さで心身むちゃくちゃになっちゃうだなんて! なんて可愛い(か弱い)生き物なの! 先輩達はおねーさんが守らなきゃ!」
「あ、ああ。期待しているぞ。……ひとまずゴーレムが増えすぎないようにガーゴイルを倒さなければ! あれを取り逃したら(私が社会的に)死ぬ!」
ガイアドニスは完膚なきまでに堅固な肉体を持っている為、状況によってはひどく不利になる仲間達、とりわけ倒れたらEXFもままならず轟沈するエルシアをか弱いものとして愛でる気だった。なお、ラダがガーゴイルを取り逃したら死ぬと聞いて目の輝きがいっそう増したのはもう色々とアレである。
「これがサウナ! アトラクション付きとは、気が利いていますわね!」
「まぁ、私の今までの扱いに対してこの後大量に詫び酒がある予感がするし、その前に思いっきりサウナを満喫!」
この酒クズども、酒が入って無くてもいい感じにポジティブ側にラリっててすげー扱い楽だな。
●
「寒さだか暑さだか知りませんけど、やれるもんならやってみろですぅ!」
鏡禍は叫び、突っ込んできたゴーレム達に対して高らかに名乗り上げた。ゴリゴリのストロングスタイルな彼らは抵抗らしい抵抗もなく、素直に鏡禍目掛けて巨大な拳を振り下ろす。
卓越した防御、それに加え守り偏重の構えを見せた彼に襲いかかる猛攻は、生半可な守りではあっという間に削り殺されていたに違いない。それを正面から、しかも堂々と耐えきる姿は只者ではない。背後からガーゴイルの熱波が襲いかかるが、そもそもゴーレムの表面積が広すぎて彼に大して影響を与えられない本末転倒なオチにすらなっている。運も実力の内とはいうが、そこまで極端な例があるだろうか?
「ガイアドニス殿は射手にとって非常に助かる存在だな。ただ前に出て受け止めるだけ、というのがこれほど頼もしいとは……」
「ラダ先輩もエルシア先輩も、熱波を受けただけで倒れちゃうなんてとっても可愛いっ♪」
「いや、その『可愛い』の基準はわからんが……」
ラダはガイアドニスの動きに合わせて背後に回り、その守りを受けつつ鏡禍に群がるゴーレム達に銃弾を打ち込んでいく。まずゴーレムの数を減らさないとガーゴイルへの射線が通らない。だけど放置しておくと熱波をブン回されてイレギュラーズが混乱に陥る。どちらもやらないといけない状況は、普通ならかなり難度の高いものなのだ。
「火線砲の熱量と射程を考えれば、この状況に一番合っている気がします。でも……相手の位置取り次第では、嘆きの祈りを捧げた方がレッドキャップ達を減らし易いかもしれませんね」
「「「レッドキャップ……?」」」
火線砲を一発ブチこんで周囲に熱をばらまいたエルシアは、鏡禍が既存のゴーレムを一手に引き受けている状況を見て直線的な火線砲よりも広範に影響を及ぼす祈りが有利ではないか、と考えた。考えたのだが、続く言葉にラダとガイアドニス、エルシア本人すらも理解を放棄したように鸚鵡返しをしてしまう。
「はっいけません、寒暖差とガーゴイルの生み出す激しい炎の光景のせいで、ゴーレム達を母と戦った時にいたレッドキャップ達と取り違えてしまったようです……」
「それはもう浴びていないのに被害被ってる状況ではないかエルシア殿? というかこの寒さ事態が虚無感をもたらすものだから……」
「えっ、あー……」
ラダはよくよく考えた。この寒さは虚無なる不調を呼び起こすほどの過酷さだ。魔力が潤沢なエルシアなら軽減できるだろうが、1から何を引いても0以下にしかならないのである。よって、エルシアは(その虚無感がどんなメカニズムでヒットしているかは置いといて)夜の砂漠に立ってるだけで根性補正がなければ早晩倒れる予定に変わりない。
「まあ、守ってあげても倒れちゃうなんて……! とっても可愛い!」
「言ってる場合かー! エルシア殿ォー!?」
あわれエルシア。君はこれから起きるであろうあれやこれやの情緒ジェットコースターの前に戦場の過酷さにすり潰されたのである。
「……なんて展開にさせるわけが無いのですわどっせぇーい!」
以上、ガーゴイルの人工的な知性に浮かんだイレギュラーズ最悪の想定でした。そんな想像する間もなく横合いからヴァレーリヤに一発イイのを貰っていたわけですね。
「火は効かなくても毒は通るんですかね。砂の塊のくせに毒に冒されて弱るんですか? ウケる」
「鏡禍くんが引きつけてきた分は無駄にしないわぁ、石像にも不調くらい通じるわよね!」
スノウは弱っているゴーレムに対してガンガン毒やらなんやらを浴びせかけるわ、アーリアは熱波に身を投じすぎたときの苦痛をそのまま返すが如き状態異常のフルコースである。何か恨みでもあるのか? って感じの勢いのよさ。
「痛いのは殴られ慣れたので大丈夫です、どんどん来……あれ……?」
鏡禍はまだまだ倒れそうにないとばかりに身構え、治癒術もあるからまず問題ないと仁王立ちを見せた。見せたのだが、傷が癒えない。どころか、目の前が眩む。正面から襲いかかった拳の威力が先程よりも強烈でなんとか起き上がれたが、視界の隅で大切な誰かが酷い負傷と共に倒れ込むのが見えた。そんな馬鹿な。
「心も体も痛いのにととのうとはこれ一体……」
目眩でふらついているのにいくら殴られても立ってくる、この謎。アンバランスさに意識が飛びそうで飛ばない。
(ここにいるはずがない人達、ともだちなんかが消えていくのは……ニルは、とてもつらいです。だからしゃっきりしたいのに……ふわふわ……)
ニルの脳裏にも、いつか訪れかねない状況がちらつく。それを振り払おうと心を強く持とうとするが、思考にもやが掛かったような気分になる。これが『ととのう』か?
「にしてもほんと寒いな。今の時期の鉄帝かよ。ここに一気に熱波が来ると――あー来た。この感じちょっと苦手……水月ー生きてるかー! 必殺持ってたらすまん!」
ラダも物理的な損耗はないにせよ熱と冷気のコントラストを受け『ととのう』感覚に陥っていた。頭がすっきりするカタルシスがいいのだが、その前の山が一番高いのである。虚ろな意識で鏡禍に語りかける彼女の姿は常の冷静な雰囲気が微塵も感じられない。大丈夫か本当に。
「あのゴレーム……じゃなかったゴーレムを倒さなければならないのですわ! ……うっぷ。ごめんなさい、ガイアドニス。目の前がぐるぐるしているので、ちょっとの間、お願いしてしまっても構わないかしら?」
「すっかり小さくなっちゃったエルシア先輩の分が空いてるから、おねーさんに任せて!」
思わずろれつが回らなくなってきたことを自覚したヴァレーリヤは、ガイアドニスの背に回り込む。既にぐったりとして動かないエルシアは置いといて、守られた背から見える空間はピンクの象が闊歩していた。
「忘れたかった肩こりと腰痛が増してきた悲しき身体……硝子の心……あっひび割れ」
他方、アーリアも度重なる熱波と冷気のコントラストで自らの身体の根本的な不調を思い出し、悪化する未来を幻視した。そして何かがひび割れているのを見た。これは今まさに来ているヘアピンカーブの象徴だろうか。そんな思考の隅で、ぱちんと弾ける音がした。
「――そう、わかったわ。これが『ととのう』。これが宇宙、これが真理ね!」
「みなさん命大事に。私は死んでるんですが。あははウケる」
己の運命に抗いつつ立ち上がったアーリアの姿に、スノウは流石にやばいのではと感じた。でも自分の言葉に感じる浅薄さというか死んでるのに命大事にとか逝っちゃってええんか? みたいな疑問符。『ウケる』で流したけどなんか命とか絆より大事なものを失ったかもしれない現実問題として。幻覚ではなく。ウケる。
「やはり二日酔いには迎え酒なのでございますわーーーー!! でえええい、これでも喰らいなさい!」
今まさに酒が抜けそうだったのに、一番至っちゃいけない真理に到達したヴァレーリヤである。もうなんていうか、もう……あと少しで楽になる赤い子がいたのに……。
「ギギャアアアアア」
「逃さんぞ、逃さんからな! 私の社会的地位のためにも!」
……というわけで、ガーゴイルはラダの必死な足止めでなんとか完膚なきまでにブチ砕きました。
ゴーレムも倒れ一件落着、なのですが。
●うおおおおお危ない! 熱波をその身に!
「迎え酒は身体に毒……ふふ、さらに宇宙に真理に一歩近づいてしまいましたわ……ごめんなさいラダ、ちょっと載せて帰ってもらっても構わないかしら?このままだと朝には凍死しそう……」
「ラダちゃあん、私もいいかしヴッ」
「ふたりとも吐くなよ!? 私の背で吐くんじゃないぞ!?」
「みんなすごく小さいわ! 可愛いのね!」
ヴァレーリヤとアーリアは酒が抜けるどころか更に飲んでしまったらしい。そのせいで、サウナで濃くなった血のアルコール濃度が激増したことで不調具合が劇的に上がってしまったのである。ラダは今日は長時間のシャワーが必須になりそうだ。そんな一同を可愛いものを見る目で観察するガイアドニスはもうなんていうか、もう、ね!
「汗すらかけないゾンビの勇姿が今ここに。あははウケる」
「正しいサウナの入り方は、とっても気持ちいいのですね。さっきよりはきもちよくてよかったです」
スノウとニルはサウナを思う存分堪能してきたらしく、ほくほくした顔だった。いや、スノウは表情どころか汗腺ひとつ動きがないのだが楽しそうに見えた。ニルは先程の熱波よりも気分が良くなかったらどうしようという心配しきりだったが、結局何事もなかったかのように楽しんだらしい。
なお、そんな二人の足元で目を回しながらあらぬ妄想を直浴びしていたのが鏡禍なのだが……何も言うまい。
成否
成功
MVP
状態異常
あとがき
ととのうのは決して佳いわけではないと聞いたときの私の顔ね、暫く表情筋が戻らなかったんですよ。
GMコメント
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
情緒がグッチャグチャになーれ☆
●成功条件
・脱走熱波ガーゴイルの破壊
●脱走熱波ガーゴイル
ガーゴイルでも石像でも好きに呼んだらええんや。
遺跡から脱走して指向性の熱波を撒き散らしてくる。
熱波は『神超扇、【業炎】【泥沼】【窒息】』を伴い、同時に周囲の気温を低下させます(後述)。
●湿気ブロック・ゴーレム(初期数5、増える)
ゴーレムでいいとおもう。
湿気った砂が固まって生成される神秘生物で、熱波発生部周辺から生成。
特に凝った特性やBS持ちではないが、【火炎無効】でそこそこ固く攻撃力が高いストロングスタイルだ!
なおガーゴイルが壊れると魔力供給が途絶えて崩れて消える。
●戦場:夜の砂漠(特殊)
遺跡周辺の砂漠です。普通の寒さ程度ならイレギュラーズだったら平気だったのかもしれませんが、ガーゴイルが熱を奪います。そのため
・戦闘開始後は【凍結】【ロスト小】【虚無5】のBSが常時発生している状態になります(無効対象)
・ターン経過に伴いBSが上位のものに、ロストや虚無値が徐々に上がっていきます
・熱波を浴びた次ターンのみ、【恍惚】【混乱】【致命】に差し替わります。
・なお、BSが差し替わってるターン時は「大切なものを失う幻覚(過去の出来事無効)」「五感喪失」「痛覚の拡張(大)」などが発生します。
情緒を左右に揺さぶりたい。
ご参加お待ちしております。
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